写真は昆明の海硬公園内に設置されている環境を考えたトイレ「緑色トイレ」。昆明市環境科学研究所、日本の筑波大学、北京大学環境学院、滇池国家旅遊度暇区管理委員会、中国水利水電科学院の共同で設置されたバイオで有機物を分解する仕組みのトイレである。もっと低予算で同様の仕組みのスイス製のトイレは周辺の農村部でも設置されている。
【アヒルの避難が優先事項に】
日本でも中国関連では、だいたい中国の環境汚染もここに極まれり、という状況が報道されていますが、中国3大汚染湖の滇池だけでなく、その近くの陽宗海にも、開発の結果、さまざまな悪影響がでてきました。
目に見えて一番大きかったのが、化学肥料工場の煙によって雲南特産の煙草の葉が黒ずみ、お金にならなくなったことです。
またヒ素汚染の根源は、とくに燐酸肥料製造工場のフッ素除去用の排煙装置を洗浄した廃水に含まれるヒ素が、静かに池を汚染していったことがわかりました。(同様の問題はアメリカフロリダ州ポーク郡でも起こっています。参考http://members.jcom.home.ne.jp/emura/newpage9.arsenic.htm)
もはやアヒルの汚染など、たいしたことではない。むしろ、アヒルを避難させる必要が出て、現在ではアヒルも住まない池となったのです。
ちなみに2009年6月よりアヒルの養殖業の取り締まりとともに、水辺の草や700畝の樹木の緑化を観光局は演出。そのおかげなのか昨年には4類と呼ばれる水質にまで改善し、今年5月の検査では3類にまで改善したということです。(2011年5月3日、春城晩報)
水質は努力すれば改善する。少し勇気づけられます。日本の水系も数十年前と今とでは、大きな改善が見られます。
この日本の技術が雲南ではだいぶ、活用されています。
たとえば滇池の畔、海硬公園には、筑波大学チームが提供、助言したというバイオトイレ(緑色トイレ)という、じつに名前を聞くだけですがすがしい気持ちになるようなきれいなトイレが設置されています。そのトイレ1個だけでは、どうにもならないとしても、他に下水処理施設の分野などでも日本は縁の下の力持ちのような仕事を請け負っていることもあり(スイスなどに敗れることもありますが)、見かけるとうれしくなります。
【アヒルの避難が優先事項に】
日本でも中国関連では、だいたい中国の環境汚染もここに極まれり、という状況が報道されていますが、中国3大汚染湖の滇池だけでなく、その近くの陽宗海にも、開発の結果、さまざまな悪影響がでてきました。
目に見えて一番大きかったのが、化学肥料工場の煙によって雲南特産の煙草の葉が黒ずみ、お金にならなくなったことです。
またヒ素汚染の根源は、とくに燐酸肥料製造工場のフッ素除去用の排煙装置を洗浄した廃水に含まれるヒ素が、静かに池を汚染していったことがわかりました。(同様の問題はアメリカフロリダ州ポーク郡でも起こっています。参考http://members.jcom.home.ne.jp/emura/newpage9.arsenic.htm)
もはやアヒルの汚染など、たいしたことではない。むしろ、アヒルを避難させる必要が出て、現在ではアヒルも住まない池となったのです。
ちなみに2009年6月よりアヒルの養殖業の取り締まりとともに、水辺の草や700畝の樹木の緑化を観光局は演出。そのおかげなのか昨年には4類と呼ばれる水質にまで改善し、今年5月の検査では3類にまで改善したということです。(2011年5月3日、春城晩報)
水質は努力すれば改善する。少し勇気づけられます。日本の水系も数十年前と今とでは、大きな改善が見られます。
この日本の技術が雲南ではだいぶ、活用されています。
たとえば滇池の畔、海硬公園には、筑波大学チームが提供、助言したというバイオトイレ(緑色トイレ)という、じつに名前を聞くだけですがすがしい気持ちになるようなきれいなトイレが設置されています。そのトイレ1個だけでは、どうにもならないとしても、他に下水処理施設の分野などでも日本は縁の下の力持ちのような仕事を請け負っていることもあり(スイスなどに敗れることもありますが)、見かけるとうれしくなります。
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