デスカルサス・レアレス修道院の受付で売られていたスカーフ。イタリア製。肩にかけると二つ折りにしても膝までくる大判(70㎝×2m)でビスコース(日本で表示するときはレーヨンと書かれるもの)で10ユーロ(1000円ほど)。軽くて暖かい。この旅行ではほぼ毎日、巻いていた。日本では、同程度のものは通常10000円ほどする。
【デスカルサス・レアレス修道院1】
さて、サン・イシドロ教会の次に行ったのはデスカルサス・レアレス修道院です。マヨール広場を抜けた先にある石造りの重厚な建物群で、旧市街の裏手のように感じるほど、他に店などのない静かな一角にありました。
道路脇の開け放した分厚い木の扉から入ると、すぐに受付です。
解説によると15世紀末から16世紀にかけて建てられたもの。レコンキスタを完成したカルロス1世とイザベラの娘フアナ王女(かなり悲劇的な王女)の子・カール5世(スペイン王としてはカルロス1世)の子供のフアナ王女により1559年に修道院として創設された王室ゆかりの場所。
(カール5世をはさんで母親と娘に同じ名前の王女がいるのでネットでの解説がかなり混乱していました。)
いまも修道女の祈りの場としてその時間になると使われているということですが、私が行ったときは修道女には出会いませんでした。
建物の中に入るには修道院内のツアーに申し込まなければなりません。多くはスペイン語のツアーなのですが、15分後に英語のツアーがある、というのでラッキーでした。一人6ユーロ。学生割引なし。
内部の写真撮影は一切禁止。待合室の重苦しい空気の中、雨傘の乾燥機だけがその空間から浮いていて可笑しい。
ツアーが始まるまで(受付前にちょっぴりあるだけですが)グッズを見ていました。質のよいスカーフが近所の土産物屋や百貨店よりずいぶんと安い値段で売っていたので、おもわず買ってしまいました。ほかにも厳選した趣味のよいものが売られていて意外と穴場です。
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