写真は、ポルトのサンジョアン橋からみた夕日。
【パステルカラーの夕日】
1時間ほどの見学を終えて、外に出ると、ちょうど夕暮れ時。車通りもめったにないなか、ゆうげの支度を見ながら歩くのは楽しいものです。道沿いのアパートでは欧米系以外の顔立ちの方をずいぶんと見かけました。
こうして小さな丘を登ったり下りたり、酒蔵の間をくねくねと抜けていくうちに午後6時にちょうど街の東側からドロワ川を差し渡しているサン・ジョアン橋に着きました。ポルトで2度目の夕日です。シルキーな橙色が景色全体を染め、陰影が濃くなった橋の上はまるで舞台照明があたったよう。大型犬の散歩をする人。
小さな子の手を引く若い母親など、のどかに、ゆったりと歩いています。親に買ってもらったであろう、真新しい大きなぬいぐるみを抱えた子のほほえみといったら。しみじみと、平和を感じる光景でした。世界遺産の、少し外れたところに人々の普通の暮らしが営まれているのだな、と実感しました。
それにしてもポルトガルの夕日は日本のものとはまた違ったおだやかな光と白っぽさがあって、異国感倍増で心に沁みます。さすがユーラシア大陸最西端の国!
※次回、ポルトガルの旅編は終了します。
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