雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

語学留学でセブに行く64 バケーション4 文化的な島

2020-11-14 15:32:41 | Weblog
ボホール島のホテルのプライベートビーチは、なめらかな白砂だった。

【巨人と小文字】
今回は完全なるリゾートです。お金をかけました。
行きのフェリーは、ビジネスシートのようなちょっと特別な席です。船長席の後ろ側にあって、見晴らしがいいように船の上方にあります。階段を登ると、そこは外国人客ばかり。景色はすべてガラス越し。ハリウッド映画がズーっと流れて、しかもそれがゲームの世界で戦ってばかりの話なので、とにかくうるさい。

 なにより冷房が効きすぎてひたすら寒い。思い余って抜け出そうと考えたのですが、一般席は人が多くて、もはや動くこともできません。

ただ、目線がアイランドホッピングの時よりも上になるので通り過ぎる島の様子がよくわかりました。青い海には、時折、ゴミの集積場のような島も見えました。

午後2時にボホール島に到着。船を降りるとたくさんの客引きが待っていました。あらかじめホテルまでの迎車を800ペソ(約1600円)を払って頼んでいたので、それらしき人を探したのですがなかなか見つかりません。
 人がまばらになったころようやく見つけたその人は、だれよりも巨人で目立っていたのに、持っていた手書きの案内の字が小さく、A4の紙の隅のほうに控えめに私の名前が書かれていたので、かえって気づくことができなかったのでした。
(アイランドホッピングが一日たっぷり遊んで二人で1800ペソだったので、送迎はかなりのリゾート価格です)

 送迎用のバンに乗り、車のほとんど通らない車窓を眺めていると、あふれんばかりの緑。戸建ての家もゆったりと建っていて、落ち着きがあります。

鶏一羽一羽にまで個別に家を作ってあって、動物へのやさしさを感じます。牛もやぎもいっぱい。豚もいました。教会もそこら中にあります。豊かで文化的な雰囲気が立ち込めていました。英語の先生方にボホール島出身者が多いのも納得。それにここならお散歩も心ゆくまでできそうです。

 午後3時にべルビューホテルに到着しました。白いサンゴの岩でできた明るくお城のような雰囲気の建物に入ると、いきなり骨格標本のような等身大死神のオブジェなど、ハロウィーンの飾りがおどろおどろしく出迎えてくれました。
建物は風情があって立派なのに、ホテル名を掲げた看板がベニヤ板にペンキで書かれていて、なんだか急ごしらえの文化祭に来たよう。いろいろとちぐはぐなものを見つけては、なんだか笑いがこみあげてしまいます。

フロントマンは、流ちょうな日本語で応対してくれました。浅黒い丸っこい顔をした若い男性に思わず
「日本人ですか?」
と聞くと、にっこり。
今までセブで日本人のホテルスタッフに出会ったことがなかったので驚きました。このホテルだけで日本人スタッフが2名常駐しているとのこと。

「マニラの系列ホテルから1か月前に異動になったばかりですが、ここは落ち着いています」
 とやわらかい笑顔のままテキパキとチェックインの作業を進めながら答えてくれました。リゾートってこうなんだ、と、はじめての経験に気分が盛り上がります。

目の前が海なのは、セブの宿舎と同じですが、真っ白でキメの細かい砂浜が緩いカーブを描いて海と溶け合っていて砂浜がのびのびとしているのがまるで違います。空気もきれいで、肺がほっと息をついているのがわかるほど。日本にいるときに思い描いていたリゾート・セブはここにあったのでした。
(つづく)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 語学留学でセブに行く63 バ... | トップ | 語学留学でセブに行く65 バ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事