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トレドのセルコテル・アルフォンソ6世(Hotel Sercotel Alfonso VI)ホテルの朝食会場。早朝のため、食事をとる人はほとんどいなかった。
【マドリード空港へ】
いよいよ、トレドから帰国の日を迎えました。
朝6時に起床して、ホテルの朝食をいただいていると、「シティトレイン」を教えてくれたおじいさんが隅のテーブルで食事をしていました。お礼をいうと、ホテルのセルフサービスのレモン水を継いでくれました。やさしい。
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中世の騎士の武具などが、置かれていた。
このホテルのあちらこちらに、
さまざまな種類の甲冑があり、
こわい、というより、おかしみのある、
人形のような存在感を放っていた。
さて気分よくホテルを後にして7時半にタクシーでトレド駅へ向かいます。あらかじめスマホで調べておいたマドリード空港直行便は、便そのものがなぜかなかったので、マドリード乗り換えに不安はあったのですが、7時59分のマドリード行に乗りました。
さてあの迷宮ラビリンスのマドリード駅には今回も悩まされました。コルドバからトレド行きに乗り換える時にはうるさいほど見えた、「空港行の電車のりば」の矢印のついた案内板が今回は見えません。マドリード空港に行く人はトレドからはいない、と一方的に想定されているのでしょう。
表示が不親切だと腹を立てている場合ではないので、数日前の記憶を頼って、ひとまず地下に行きました。すると、ようやく案内表示がありました。
ひとまず第一段階クリア。次に空港行の切符を買おうとするとまたも不可解なことが起きました。自動券売機の画面を押してさて、購入というボタンを押そうとすると、なぜか画面が最初の表示に戻ってしまうのです。何度やってもダメ。こんなところで遊んでいる場合ではないと、有人切符売り場へ向かいました。すでに5人が並んでいます。
前の3人ほどが英語で
「トレド、ONE WAY(片道で)」
というと
「ここでは売っていません。あちらへ」
と断られていました。あの人もマドリード駅のラビリンスに飲み込まれているのだ、とひそかな連帯感を覚えてしまう。
自分の順番が来たのでおそるおそる
「空港行のチケット」
と伝えると、あっさりと買え、しかも
「1番へ」
とホームの場所まで教えてくれました。
ようやく波に乗れたと、勇んで1番ホームへ行くと、上に掲げられた電光掲示板の1番ホームの行き先は真っ黒。お隣の2番ホームには、知らない地名が表示されています。あわてちゃいかん、と腹をくくって待つこと10分。ようやく1番ホームの掲示板に空港行きの表示が出ました。こんなときに限ってトイレに行きたくなる私。
◇今日の格言◇
マドリード駅で迷ったら、地下に行こう!
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