大英図書館内のショップには、オリジナルグッズが豊富に売られている。上の写真のものはその一つ。「BRITHISH LIBLARY」(大英図書館)と焼き印が押されたUSBメモリ。8ギガバイトで12.75ユーロ(当時のレートで約1555円)だった。
外側の木質は高級家具によく使われいるメープル材。滑らかでやわらかな手触りだ。高級感もある。蓋にはひもがつけられる金属の輪が付いており、しかも強力な磁石が内臓されている。蓋が簡単に閉められ、なめらかに開けられるように工夫されているようだが、磁力を帯びていると、いろいろと不都合も出そうで若干不安。今のところピン止めがくっついているくらいで実害はない。
【貴重な展示が無料・バッハからビートルズまで】
半地下の入口で荷物検査を受けた後、入館。なかは吹き抜けで明るい。日本の国立国会図書館のようなシーンと静まり返った特殊な雰囲気はなく開放的です。入場無料で基本的には誰でも入れます。
常設展示の部屋が結構なボリュームです。ガラスケースに恭しく飾られているのは世界史の教科書に出てきた『マグナカルタ』の1215年発行の10年後の改訂版です。これは日本の鎌倉時代頃に作成され、いまのイギリス国でも一部、効力を発揮している法典です。古くて大きくて、いかめしい感じです。
ほかに貴重な書物が痛まないように光を落とした部屋には『不思議の国のアリス』の作者の書いた直筆イラスト、ビートルズのレコードや手紙、バッハをはじめとした有名作曲家の直筆楽譜、大航海時代に作成された世界地図、日本の古書や江戸時代の絵画もありました。
展示室内は貴重書の保存のために17度から19度に保たれていたので、夏で薄着の私にはえらく寒かった。でも見ごたえ十分で、これらが無料! と大興奮でした。
展示は定期的に替わるとのことなので、同じものが並んでいるわけではないでしょうがおすすめです。
【優雅で趣のある吹き抜けのラウンジ】
吹き抜けの壁際にはガラス張りの書棚が1階から階上までどん、とそびえていて気分が上がります。それを囲んだそれぞれの階ごとの廊下というかテラスには誰でも利用可能な机とイス、それにフリーWi-Fiと電源もあり、コーヒーなどの持ち込みも可能。喫茶店より便利です。それほど混むことなく、勉強したい人、憩いたい人が自分の持ち物を拡げて書斎替わりに利用していました。ここも無料。
各所にカフェもあり、さらにオリジナルグッズが置かれたショップもあって、ちょっとお高めですがオリジナルの文房具はなんともおしゃれ。私も「BRITISH LIBRARY」と焼き印が押されたUSBメモリスティックと、館内の蔵書の閲覧室では鉛筆しか使えないので、鉛筆と鉛筆削りを買いました。いい記念です。
(つづく)
※前回の二度目のロンドンの副題を大英図書館と書くところを、大英博物館と書いておりました。1月22日に訂正いたしました。
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