写真はマドリードの中心地のひとつマヨール広場にて。たくさんの演奏家や大道芸人が前に缶を置いて、芸を披露する中、ゆるキャラ? と思わせるキャラ祭りになっていた。茶色いから熊かと思ったが、鼻のあたりがコアラくんはまだしも、このミッキー&ミニーは公認とは思えず。だが完成度は高い。他にもカンカン帽をかぶったカラフルなキャラなど、大きめのものが闊歩していた。いずれも彼らの前には必ず缶がある。観光客らがお金を入れてハグしてもらいながら、写真を撮っていた。キャラは立派な商売なのだ。
【海外でスマホが使えない!】
この旅で悩まされたのがスマホです。じつはマドリードから私のスマホがまったく電波を感知しなくなったのです。Amazonでスペイン・ポルトガル対応の海外製SIMカードを家族3人分購入し、スペイン到着前の香港でスペイン対応用のSIMカードに切り替えました。その時、香港で電波がキャッチできなかったのですが「これはスペインで使うものだ」と割り切っていました。
ところがスペインに着いて電源を入れると、私のものだけが通信できない。娘のSIMカードを入れてみてもダメ。マドリードのホテル内で自由に使えるフリーWi-Fiすら感知できない体たらく。
文句を言おうにも、購入先の会社がSIMカードとともに送ってきた説明書には、日本で動作確認してください、とあるだけ。スペインで使うカードを日本で動作できるわけがない。今までの海外旅行では問題なかったので、ショックでした。
当時、アメリカが中国のファーウェイ批判を始めていました。そのせいでファーウェイのスマホが使えないように電波を妨害していたりして、とSF的発想もしてみたのですが、マドリードのタクシー運転手さんのファーウェイは問題なく経路案内をしています。
原因不明のまま、スマホはカメラ限定で使うことになりました。のちにこれがまた悲劇をもたらすのですが、それはまた後のお話。
とはいえ、もともと電話とメールはドコモのガラケー、ネットのみスマホで対応する2台持ちをしていたため、傷が浅かったのは不幸中の幸いでした。
大手キャリアは決して知らせないのですが、IT雑誌を読んで電卓をたたけば、おのずと導かれる答えはFOMAの携帯電話(俗にいうガラケー。順次停波することが決定されている)とフリーSIM仕様のスマホの2台持ちが一番安いという結論になります。ちょっと面倒くさくはありますが、電話とメールは海外でも無理なくできるし、フリーSIMスマホなら、使いたい国のSIMカードを入れれば、1か月通信し放題でも3千円もかかりません。
(今は、もっと別の方法がありそうです。)
宿泊ホテルや飛行機の搭乗引換券などはすべて印刷しておいたので、その点では困ることはありませんでした。紙に印刷は、旅の大事なポイントでした。
(つづく)
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