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http://mylibrary.maeda1.jp/0422BpOilGas2017.pdf
2017.9.28
前田 高行
(石油、天然ガスともに米国が生産量世界一!)
(2)国別生産量
(表http://bpdatabase.maeda1.jp/3-2-T01.pdf 参照)
生産量を国別に見ると、世界で石油と天然ガスの合計生産量が最も多い国は米国である。内訳は石油が1,235万B/D、天然ガスは7,492億㎥(石油換算1,291万B/D)、合計では2,527万B/Dとなる。同国は石油生産量、天然ガス生産量ともに世界トップである。
米国に次ぐ世界第二位の生産量を誇るのはロシアである。同国は石油は世界3位、天然ガスは世界第2位であり、石油生産量は1,123万B/D、天然ガス生産量は5,794億㎥(石油換算999万B/D)、石油と天然ガスの合計生産量は2,121万B/Dである。2015年と比較すると、米国とロシアの生産量はそれぞれ2,593万B/D及び2,086万B/Dで米国の生産量が減少したのに対しロシアは横ばいであった。
両国が世界全体の生産量1億5,335万B/Dに占める割合は米国17%、ロシア14%であり、2か国で世界の3割を占めている。因みに埋蔵量については(前章参照)ロシアが世界4位であり米国は世界11位である。
生産量第3位はサウジアラビアの1,424万B/Dである。内訳は石油1,235万B/D、天然ガス1,094億㎥(石油換算189万B/D)でありロシア或いは米国に比べて石油の比率が圧倒的に高い。4位から10位までの生産国は、4位イラン809万B/D(内訳:石油460万B/D、石油換算天然ガス349万B/D。以下同じ)、5位カナダ708万B/D(石油446万B/D、天然ガス262万B/D)、6位中国638万B/D(石油400万B/D、天然ガス239万B/D)、7位UAE514万B/D(石油407万B/D、天然ガス107万B/D)、8位カタール502万B/D(石油190万B/D、天然ガス312万B/D)、9位イラク448万B/D(石油447万B/D、天然ガス2万B/D)、10位ノルウェー400万B/D(石油200万B/D、天然ガス201万B/D)となっている。
11位以下20位までの国を列挙すると、クウェイト、メキシコ、アルジェリア、ブラジル、ベネズエラ、ナイジェリア、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、オーストラリアの順である。
(続く)
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