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0556GasFromRussia.pdf (maeda1.jp)
(域内で4割を調達、ロシアに3分の1を依存!)
3.西欧諸国の天然ガス輸入相手国
ロシアの西欧向け輸出に対し、一方、西欧諸国の輸入動向(2020年)は以下のとおりである。
(1)パイプラインによる輸入(図http://bpdatabase.maeda1.jp/5-2-G04.pdf 参照)
オランダでは古くから天然ガスを産出しており、また最近ではノルウェーの海底油田から石油・ガスが産出されている。かつてはこれらの天然ガスで域内の需要を全量賄っていたが、消費拡大により域外のロシア或いは北アフリカ(アルジェリア及びリビア)からパイプラインで不足量を調達しているのが現状である。
2020年のパイプラインによる輸入量は欧州域内産出分が53%を占めているが、これに次いでロシアからの輸入が37%に達しておりロシアの存在感は大きい。欧州域内、ロシアに次ぐ供給先はアルジェリアの5%である。
(2) LNGによる輸入(図http://bpdatabase.maeda1.jp/5-1-G05.pdf参照)
欧州のLNG輸入量は1,148億㎥であり、最も多いカタールからの輸入が全体の21%を占め、次いで米国のシェアが18%である。ロシアはこれら2カ国に次ぐ第3位でそのシェアは12%である。さらにナイジェリア(10%)、アルジェリア(10%)と続き、その他各国が29%を占めている。ロシアのLNGシェア(12%)はパイプラインのシェア(37%)に比べて小さい。
(3) パイプラインとLNG合計輸入量(図http://bpdatabase.maeda1.jp/5-3-G07.pdf参照)
パイプラインとLNGを合計した輸入量は5,619億㎥であるが、このうち欧州域内が41%を占めている。域外ではロシアが32%であり、カタールは5%、米国4%である。域外ではロシアのシェアが際立って大きい。
(続く)
以上
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