(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0557OilMajor2021.pdf
IV. 8カ年(2014-2021年)業績推移の比較(続き)
4.設備投資[1]
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-23.pdf 参照)
2014年の設備投資額はChevronが403億ドルで最も多く、次いでExxonMobil(385億ドル)、Shell(317億ドル)、TotalEnergies(241億ドル)でbpが最も少ない238億ドルであった。2015年、16年の2年間は各社とも連続して減少している。その後ExxonMobilは増加に転じたが、他社は横ばいまたは減少を続けた結果、2019年の設備投資額はExxonMobilが311億ドルと2015年の水準に戻ったが、他社は2016年以降ほぼ横ばいの状態にとどまった。
2020年は業績悪化の影響を受けてExxonMobilが前年より100億ドル近く設備投資を削り、その他各社も軒並み削減している。2021年の設備投資は各社によって対応が異なり、ExxonMobil、bp、Chevronが前年よりさらに削減した一方、Shell及びTotalEnergiesは増加している。
以上
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前田 高行
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[1] 「設備投資」は各社決算資料から下記項目を抽出している。
ExxonMobil: Capital and Exploration Expenditures
Shell: Capital expenditure, Consolidated Statement of Cash Flow
bp: Capital expenditure
TotalEnergies: 12. Net investments
Chevron: Capital & Exploratory Expenditure, Worldwide