石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

G7に格差、格下げ止まらないイスラエル:世界主要国のソブリン格付け(2025年1月現在) (5)

2025-01-21 | 今日のニュース
2. 2022年1月以降の格付け推移(続き)
(台湾、韓国より劣る日本と中国の格付け!)
(3)極東4カ国の格付け推移
               2022年          2023年           2024年         2025年
              1月    7月     1月     7月     1月    7月    1月
台湾            AA→    AA+→   AA+→   AA+→   AA+→   AA+→   AA+
韓国            AA→    AA→    AA→    AA→    AA→    AA→    AA
日本            A+→    A+→    A+→    A+→    A+→    A+→    A+
中国            A+→    A+→    A+→    A+→    A+→    A+→    A+

日本、中国、韓国、台湾の極東4カ国のソブリン格付けを比較すると、最も高い格付けを得ているのは台湾である。2022年1月の同国の格付けは「AA」であったが、同年上半期中に「AA+」に格上げされ、今年1月現在まで4カ国の中で最も高い格付けを維持している。韓国は過去3年間を通じて「AA」格付けである。

 これら2カ国に対して日本と中国は「A+」の格付けである。経済力など規模の面では日本と中国は台湾、韓国を大きくしのいでいるが、格付け面では逆の様相を示している。

 因みに格付け定義では「AA」は「債務者がその金融債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい」、また「A」は「債務者がその金融債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化の影響をやや受けやすい」である。

(続く)

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      前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
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(SF小説) ナクバの東(59)

2025-01-21 | 荒葉一也SF小説

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」(56)

第21章 さまよう3羽の小鳥(2)「マフィア」と「アブダッラー」の場合(2/3)
 
「アブダラー」は二人とは対照的に終始寡黙であった。イラン領空を脱した直後から体に不調を感じ始めていたのである。2週間ばかり前、高熱を出し入院していた姪を見舞いに姉の嫁ぎ先近くの病院を訪れた。その後彼自身も微熱を出したが、幸い寝込むほどのことはなかった。ただそのことは仲間に伏せていた。もし体の不調を訴えればメンバーからはずされたに違いない。彼は3人のパイロットの一人に選ばれた栄誉を失いたくなかった。

アラブのミズラフィム出身である「アブダラー」は「エリート」のようなアシュケナジム出身者たちとは陰に陽に差別されてきた。そのため彼の友人の中には過激組織ハマスに身を投じる者も少なくなかったが、彼自身はイスラエル国民として生きる道を選んだ。「人は国家を選べない以上、国家とともに生きる。」それが彼の信念であった。そして軍隊に志願し忠実に義務を果たした結果、今回国家的使命を帯びたパイロットに選ばれた。そのため何としても今回の任務をやり遂げたかったのである。

(続く)

荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)
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