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http://mylibrary.maeda1.jp/0569ImfOct2022.pdf
4. 2020年~2024年のGDP成長率
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-11.pdf 参照)
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-B-2-05.pdf 参照)
今年を挟む2020年から2024年までの前後5年間の主要経済圏と国のGDP成長率の推移を見ると、2020年は全世界の成長率は▲3.0%のマイナスであり、EU及びASEAN5か国の経済圏もそれぞれ▲5.6%、▲3.4%であった。国別では米国(▲3.4%)、日本(▲4.6%)、ドイツ(▲3.7%)、サウジアラビア(▲4.1%)など大半の国がマイナス成長であり、中国(2.2%)、エジプト(3.5%)など一部の国だけがプラス成長を記録した。
コロナ禍が下火となった2021年は、前年の反動もありほぼすべての国でプラス成長であった。そして今年(2022年)はウクライナ紛争とエネルギー価格の高騰により産油国のサウジアラビア等一部の国を除き、大半の国では前年を下回る成長率を余儀なくされている。2023年及び2024年の成長率は経済の先行きに不透明感が濃いため、多くの国で成長率が横ばいになると予測されている。
主な地域、国の5年間の成長率推移は以下のとおりである。
2020年(実績) 2021年(実績) 2022年(見込) 2023年(予測) 2024年(予測)
全世界 ▲3.0% 6.0% 3.2% 2.7% 3.2%
EU圏 ▲5.6% 5.4% 3.2% 0.7% 2.1%
ASEAN5カ国 ▲3.4% 3.4% 5.3% 4.9% 5.3%
米国 ▲3.4% 5.7% 1.6% 1.0% 1.2%
日本 ▲4.6% 1.7% 1.7% 1.6% 1.3%
中国 2.2% 8.1% 3.2% 4.4% 4.5%
(続く)
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