株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.21.05)

2005-09-20 16:46:38 | 明日のモニタリング銘柄
2351アドミラルは、後場の寄りから筆者と同じ危険を感じた方々が、一斉に避難を始めました。しばらく見ていても、ますます危機は高まる一方でしたので、やむなく227Kで下りました。-6Kでしたが、枚数が多かったので軽傷とは言えない傷を負ってしまいました。

手負いとなってから意識が朦朧となり、上り坂の4776サイボウズを239Kでちょっと早めに売ってしまいました。しかし、これでアドミラルの損失を半分カバーしました。

残りの3338九九プラスは、テクニカル面での弱さから今日も下げましたが、さすがにここまでくると下げ渋り、昨日と違って引けにかけての勢いがあったので、そのままホールドです。RSIは15%で、前回の底の6月9日の14%とほぼ並びました。このあたりが皆さん反発点だと見ているようです。OSCは過去最低の27%です。

さて、このような道草は御免こうむるために、明日の注目銘柄を吟味したいと思います。
しかし、ご覧のように新興市場は銘柄毎の濃淡が激しく、意外に注目すべき銘柄は少なくなりました。

1.4743IT4 △

 この株、今日からの子株環流でここまで売り込まれました。分割前が682円でしたので、7月15日くらいまでに買った方は利益確定、それ以降の方は、急な資金がいるのでしょうか、損切りとなっているはずです。しかし、これほど露骨に売り込まれるものでしょうか。投資家の意見に従い、健気にも株式分割を発表した、まれに見る善良なる老舗のITソリューション会社です。今日で乖離幅が何と-22円。OSCは32%まで落ちました。RSIも24%です。明日も容赦ない子株売りに多少は晒されるでしょうが、そこからめげずに這い上がってくるこの株を是非応援したいものです。この会社、むかし千代田情報機器と言っていたのをHPで初めて知りました。どうりで地味な訳ですね。

2.4819デジタルガレージ ○

 業績急拡大を受けて乱高下しておりますが、今日で乖離幅-2K、OSCは29%と売り込まれました。指数値も8月25日よりも下げております。まともなら明日反発するはずですが、そのように素直にテクニカルに反応するかどうか要注目です。

3.6041ボッシュ ○

 8月26日の好決算も織り込み済みということで売られてきました。一時550円まで下げましたが、今日はOSCも46%と上昇に転じ再度600円を目指す動きが期待出来ます。この会社はクルマ好きの方はどなたもご存じの、ディーゼル用噴射ポンプの会社です。欧州ではガソリン車より、コモンレール方式のディーゼルがガソリン車よりもスポーティで環境にも良いというのは定説です。日本では石原都知事のせいでディーゼルは悪者にされておりますが、世界的に見ると全く異なります。また、中期的には円安も進む環境からこの会社の将来性は結構明るいと見ておりますが、筆者は1年以上も前に、まだ400円台であったこの株がじりじりと下げるところを買って、痛い目に遭っております。しかし、この「ボッシュ」という社名の響き、何とも言えません。ディーゼルにふさわしい重厚で信頼感のある響きです。なお、ボッシュの筆頭株主は、1964年設立の非営利のロバート・ボッシュ財団です。この非営利というのが、またたまらなくいいですね。ついでに好学のため、この会社の起源は、1886年ロバート・ボッシュが設立した、「精密機械と電機技術のためのワークショップ」だそうです。

4.2738バルス △

 最後に、中高年にとっては、目くらめくような銘柄を取り上げましょう。HPのトップページを見ただけでお父さんは既に「異邦人」です。この株、9月12日に好業績を発表した前後から、にわかに脚光を浴びております。フランフラン(Franc franc)という、ネグリジェのような名前のブランドを中心に、AGITOとか、J.とかのブランドを展開しております。なぜ、こんなに外国かぶれの名前が付いているのか、その秘密の一旦をかいま見ることができました。この会社平成2年に、福井県今立郡今立町というところに設立の、輸入家具、インテリアの販売をする会社なのです。この発祥の地のイメージを払拭するための「目くらまし」だったのかも知れません。このイメージ確立戦略においては、ユニクロより凄いではありませんか。しかし、英語に日本語混じりのHPは頂けません。輸入家具の販売の相手は外人さんではない筈です。何故、日本人向けのHPに英語が跋扈しているのですか?いくら、英語が不得意なお父さん方を排除するためとはいっても、若いお嬢さん方の真のスポンサーは、そのお父さん方であることを忘れてはいけませんぞ。

OSCが今日上げても50%と+3%です。本来なら今日買うべきところですが、12日の安値をきれいに抜いているので、明日の上昇が期待できそうです。しかし、過大な期待は禁物です。「ボッシュ」のような信頼感のある商品では、この「Franc franc」はないものと、筆者は勝手に、ひがみ根性から断定しております故。

【OSCコンバージェンス銘柄】

 8939大和システム、4314ダヴィンチ、2337アセットM、4779ソフトブレーン、

【順張り銘柄】

 3771システムリサーチ、6423アビリット、4295フェイス、4792TFPコンサルティング、5446北越メタル、6379新興プランテック、5713住友鉱山。
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アドミラルの本当の意味は?

2005-09-20 11:38:16 | 株に出会う
どういう訳か、2351アドミラルと3338九九プラスという訳ありの癖株を持ち越してしまったのですが、それはなんとかオシュレーターが踏ん張っていたためです。今日はそのOSCも前場に限っては崩れてしまいました。

アドミラルはRSIも今日で27%と急落しており、16日のつかの間の上げの勢いで買った方々が、投げ売りをしているという悪循環に陥っているようです。何とかここ数日の安値228Kについては死守しておりますが、これもどこまで持つかという崖っぷちです。もうきれいさっぱり杉田かおるの仇を返すことは諦めます。ところで、アドミラルを語感のイメージから「貴公子」などと言い、御曹司と結婚した杉田かおるをもじってきましたが、うかつでした。英語の正式の意味は、海軍提督とのことです。つまり軍人です。これはこれは、また浅学非才を露呈してしまいました。手負いの提督から大砲をズドーンと撃たれては、ひとたまりもありません。後場は、早めに防空壕に逃げ込むこととしたいのですが、海の上にはそれはありません。さて困りました。

その点、九九プラスの方が、445Kから切り返しの様子が見えており、若干の希望が持てます。アドミラルのように陰で悪さを働きながら(MSCB)、貴公子然とするずうずうしさは、もとよりこの株にはありません。99円という値段で、生活に汲々とする高齢者や貧乏人の手助けを志す、「清い心」を持ったお方ですので、もう少しだけ見守って上げようと思います。

前場に買ったのは注目銘柄の4776サイボウズです。朝、乗り遅れましたので、そこから這い上がってきた230Kで買ったのですが、前場に少し戻されております。こちらの方が上げても下げてもすがすがしい動きです。233Kを抜くようだとまた盛り返すでしょう。そうでない場合は、OSCを見ながら引けまでに判断をしたいと思っております。
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