株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(10.26.06)

2006-10-25 21:18:39 | 明日のモニタリング銘柄
後場は更に下げ幅を拡大して新興市場は終了。予想通りの調整です。
OSCはマザーズ指数が-5%の53%、ヘラクレス指数が-6%の62%、日経ジャスダック平均も-6%の61%です。いずれも昨日の安値水準を下回っており、まだ下げ調整の継続中。

マザーズ指数で言えば、前回7月27日の1076ポイントからの反転は、6日連続して一旦途切れました。2日の調整の後再度の上げに転じております。その際もOSCは40%台には突入はしております。今回はまだ53%です。40%の前半まで戻しての切り返しというのが大体のいパターンです。

ちょっと気になるのは、新興市場の反発力が段々と弱くなっていることです。そして、底値もジリジリと下げ続けております。言ってみれば、バッテリーが完全に放電する前に再度充電(中途半端な上げ)を繰り返すと、段々とバッテリーの寿命が尽きていきますが、そうした様にどうも新興市場は似ているようです。

これは市場そのものが衰退に向かっている兆候かも知れません。ライブドア事件に象徴される信頼できない開示情報、IPOは上場時だけの活況での使い捨て、そして、あっという間の凋落が理由で短期売買を余儀なくされるトレード。皆さん、こうした隘路に嵌っているかのようです。

従って自己防衛のためにも、市場の動きがないときは、ほどほどに横目で眺めながら数少ないチャンスが到来するまで待つといった姿勢がいいのではないでしょうか。

そこで、明日の注目銘柄もあえて面白いポジションにある銘柄だけに絞っての寸評に留めます。基本はチャンスがくるまで様子見です。

1.4809パラカ
 OSC+3%の46%で+4Kと健闘。しかし出来高細く、誰かの独り相撲のよう。288Kあたりまでの上昇狙いか。

2.2450一休
 JPモルガンのレーティング引き下げ、目標価格140Kは10月12日に129Kをつけてクリヤー。この下げ基調でも前日比ゼロ終了でOSCも+2%の47%は評価出来るかも知れません、。乖離幅も-4Kと拡大。

3.6158和井田製作所
 もう1日注目。今日の+10円での踏ん張りは売りがれの予兆のよう。但し、OSCが33%と直近の最低値をマークしているので、ここから2000円近辺まで落ちるかどうかそれともこのところの膠着を突破するのか、出来高に注目。動きがないときは手出し無用かと。

4.2438アスカネット
 ついに指数値は昨日底を付けました。今日は一応+1Kでの反発。死んだような株ですので、出来高がないと全くの無視で結構です。1Qの若干の上方修正でバッタの大群のように皆さんが群がったのが嘘のよう。そのバッタの2世が群がるまでは完全無視。

5.2496アルク
 この株も徐々に人気が沈静化しつつあることに留意しつつ、後2Kほどの下落でOSCが現在36%のところ33%で踏ん張れば、間歇温泉のような最後のあがき上昇があるかも知れません。よいポジションまで落としつつあります。

6.2929ファーマフーズ
 10月6日の164Kを意識して、そこらあたりまで押せば買いが入るかと思われます。このところ死んだふりですが、指数値は既に臨戦態勢です。

7.4305IMJ
 元顧問のインサイダー容疑で大きく下落するも、今日は一応沈静化。これにより130K台突入からのテクニカル妙味あり。

8.4565そーせい
 180K台への突入あれば、一波乱あるかも知れません。一応監視体制に入っておいてもいいのでは。急に買い板が湧いてくるが騙もあり気を付けておくこと。

9.2792ハニーズ
 7月18日以来の指数値の低さ。今日は寄り天でのじり貧でした。OSCも下げております。明日はセオリー通りに下げるてから反発するか?もし控えめに始まってそこが安値となるようだと、戻すかも知れません。

10.4822ハドソン
 引け後に上方修正を発表。売上は伸びていないのに利益だけ16億から22億へ。これがこのところの伸びの理由だったかと。しかしOSCは既に77%にも達しております。この決算が織り込み済みの上昇であれば、明日あたりは意外と売られるかも知れません。
ちなみに昨年上方修正した11月5日の翌11月7日は100円高とストップ高まで行きましたが、それまでの1ヶ月間の上昇率は10.4%、今回は38%もの上昇率です。これは織り込みすぎかも知れません。売上高は四季報を下回っております。こうしたことが明日どう出るか注目。

11.9436沖縄セルラー電話
 決算発表後少し上げるも、そこからはチョイと下げすぎ。理由不明。

12.6868東京カソード研究所
 順張り。OSCは+1%の69%なので注意。2020円の直近高値を目指すか。折から半導体設備関連は注目されております。

13.4666パーク24
 指数値がこのところの底値つマーク。明日の押し目でOSCにして4%ほど低下すれば買いか。3500円前後。2分割したようです。

14.9130共栄タンカー
 今日は不発。OSCも+1%のコンバージェンス。明日の押し目こそ。

以上です。
 
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まだ下落調整中

2006-10-25 11:40:04 | 株に出会う
新興市場は、朝方の日経の外人買い越しでの上昇に引っ張られるように、買いが先行したものの、トレンドを覆すような買いのエネルギーは続かず。

結局、前場終了までにほぼ昨日の終値と同等の水準まで調整しました。

マザーズ指数のOSCは-2%の54%へ、ヘラクレス指数も-5%の63%へと続落です。日経ジャスダック平均は-4%の63%です。

日経平均も+22円ですが、OSCは-1%の59%と23日の66%を頂点に下落基調です。

このように下落基調でのトレンドでの朝一番の上昇で掴むことはタブーです。かといっていきなり売りを仕掛けるようなこともできず、いくつか指しておきましたが、前場では様子見となりました。

中途半端なところで入ってもたいした戦果は望めませんが、1つだけ失敗は3343チップワンストップです。富士通の子会社との提携で電子部品の検証作業からの一貫したサービス体制を作るとの日経の記事で、今日はいきなり特買いから始まりました。そこで思い切って成り買いに入れば良かったのですが、なんとなく様子を窺っているうちに、スルスルと大口の買いでストップ高。一度解けるも再度ストップ高。

後場は更に下げ基調が続くと思いますが、あまり無理をしないで潮目が変わるのを見定める程度にしたいと思っております。
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