9月14日(水)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 下に14日の海外市況
◆日経先物:8460円(-110円)OSC36%(+-0%)9月1日のOSC54%、終値9060円から下落に転じる。RSIは44%(+-0%)
◆日経平均:8519円(-98円)OSC36%(-1%)9月2日のOSC53%、終値8951円から下落に転じる。RSIは41%(-8%)
◆TOPIX:742(-8)OSC39%(-1%)9月2日のOSC52%、終値770ポイントから下落に転じる。RSIは46%(-7%)
◆マザーズ指数:405(-17)OSC28%(-7%)9月2日のOSC59%、終値446ポイントから下落に転じる。RSIは34%(-11%)
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:99.08%(-10.8%)-9月14日現在。
マザーズ:86.04%(-10.77%)-9月14日現在。
◆10日高値移動平均値超の銘柄比率13%(-5%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比69%(+12%)
後場はあからさまな先物主導での下げでしたね。前場は揉み合っていただけに、一瞬半信半疑。前場から持ち越した某仕手株は板が薄く、その時点での最安値で売ってしまいました。その後売り値から5円戻し、そして売り値から6円下げて底打ち。タイミングがすべてでしたね。
6954ファナックだけを見ていれば、もっとうまく立ち回れたのにと思いました。この株、後場に10600円まで急落しておりますね。そこから立ち上がって10640円を下から抜く時が買いでした。その10640円という値段は、この株の9日の安値です。この節目の値段を下から抜く時に買いというのが1つのセオリーです。
出来高の多い3632グリーを見てみましょうか。この株の分足を見ると2400円前後が昨日からの下値抵抗線になっていたのが分かります。午後1時から2時近くまでは、このライン以下に落とされても、しぶとく切りかえしておりました。ところが、2時を過ぎて、ついに力尽きました。S1は2381円ですが、1時半頃一度そこまで落とされます。2時頃までは2400円を再度奪還したりして、底値抵抗線として機能はしておりました。ところが、それ以降はさすがに反撃できず。ジリジリと綺麗に5本移動平均の下で下落の一途。
途中、2361円で買ってかろうじて2370円で売りましたが、これはやったはいけないトレードですね。ところが、人間の心理としては、ここまで押されたからもう一度反発はあるだろうと思いがちです。今日はたまたま1回だけ反発があったから、勝てましたが、普通は下に下に持って行かれて損切りがいいところでした。
こうして、結果論としてはいくらでも書けるのですが、現実に値段が猛スピードで動いていると、こうした冷静な分析がおろそかになりますね。これは、やはり相当な集中力で、1点銘柄勝負でかからねばならないことを、再再再度(数十回の反省かも知れません。)認識を改めた次第です。いざとなれば、つい値動きにやられてしまうんですね。明日はあまり板を見ないようにしてみよう。
後場は、2371カカクコムに一杯食わされました。後場の急落曲面で2901円の下値抵抗で待っていたのが運の尽き。2874円で損切り。その後、グリーとは対照的に一旦買値の20円高ぐらいまで反転します。そこから落とされはしましたが、引けはほぼ買値水準です。ならば、最初の反転をもっと早くしろよ、と言いたくなりますが、それがこの株の特徴ということを肝に銘じておく必要があります。
本日つい、コメントを頂いたりしたものですから、ちょっと長く書きすぎましたが、持ち越しはありません。やはり久しぶりにコメントを頂くとそれなりに力が入りますね。今、個人投資家の皆さんはドンドンと相場から離脱している気配を感じます。少しでも、うまくこの相場と付き合えるように、私自身もまだ諦めずに時間を割いております。しかし、今年はプラス終了できるかどうか、チョイと危うい状態。あのリーマン・ショックの時でも、売りはほとんどなしでもプラスで切り抜けてこれたのに、もしトータル終始で今年末にマイナスなら、一旦株から手を引くつもりでいます。まだマイナスには陥っておりませんが、今日のトレードのように、どうしてもデイトレのテクニックが身についていないため苦戦中。これから年末までの間に何とか切りかえしたいと思っております。
【以下は14日の海外市況】
◆ドル・円:76.64円(-27銭)OSC56%(-5%)9月12日のOSC65%、終値77.23円から円高方向へと切り返し中。RSIは40%(-9%)
◆ユーロ・ドル:1.375ドル(+0.008ドル)OSC39%(+5%)9月9日のOSC23%、終値1.365ドルからユーロ高に転じる。RSIは26%(+5%)
◆USドルインデックス:76.92(-0.66)50MA(74.74)を下から抜き急伸中。(13日現在)
◆10年債利回り:2.03%(+0.03%)50MA(2.5%)を大きく割り込み、再度下落中。
◆米3ヶ月国債:0.01%(+-0.0%)対10年債スプレッド:2.02%(+0.03)3%切ると要注意。
◆NYダウ:11247ドル(+141ドル)OSC58%(+5%)RSIは48%(+-0%)9月9日のOSC43%、終値10992ドルから反発に転じる。
◆Nasdaq:2573(+40)OSC64%(+5%)RSIは59%(+1%)9月9日のOSC48%、終値2468から反発に転じる。
◆上海総合:2485(+14)OSC48%(+9%)RSIは41%(+4%)9月6日のOSC31%、終値2471から切り返しに転じる。
◆VIX指数:34.6(-2.31)200MA(20.87)を遙かに超えて2度天井つけ下限に達する。
◆WTI原油先物:88.54ドル(-1.25ドル)200MA(95.53ドル)を下回るも再度接近中。
◆CRB指数:334(-2)200MA(341)を挟んで揉み合い中。
◆NY金:1824ドル(-13ドル)50MA(1716ドル)を回復して、乱高下するも結局は上げた分を下げながら高値圏浮遊中。
◆バルチックドライ指数:1927(+26)200MA(1484)を抜き急上昇中。
◆セミコンダクターインデックス:376(+10)50MA(369)をついに下から抜く。
◆シカゴCME(円建て):8585円(+125円)
NY株は、小売売上高が弱く下げて始まるも、独仏首脳がギリシャがユーロ圏に留まることを確信しているとの声明や、ユーロ共同債構想がまたぞろ検討されていることなどで、欧州債務危機が一旦遠のいたことで、引けにかけて大きくプラ転して終了。
VIX指数もこのところの乱高下の最下位レベルまで下落しております。
但し、円高が進行。どのクロス円も円が強含み。にもかかわらず、日経先物は+125円で返って来ております。これは昨日日本市場が下げすぎた分の調整分も含まれていると推定。
今日は先物が8660円レベルをきちんと抜けるかどうか、ここからの反落も予想される展開と見ます。