Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

二種類ノ人間

2010-03-23 18:40:01 | 考えの切れ端
人って公平じゃないよなぁと
思うことってありますよね。
一つ簡単な例を挙げてみます。

夕食時に友人が遊びに来ると言う。
それじゃ、メシでも食っていけや、ということになり、
僕は2人分の食事の用意をする。
おかずの一つに、キャベツを炒めるだけでできる
八宝菜というのがありました。
八宝菜の具とソースが2~3人分となっているので、
パッケージにはうずらの卵が3つ入っていました。

盛り付ける時に、友人の皿にうずらの卵を2つ、
自分の皿には1つ乗せておきました。
友人は、「お、うずらの卵、2つ入ってるじゃん!」と
テンションを上げるのです。
僕は「そりゃ、君は今日のゲストだから」と、
その通りな理由を述べる。

今度は逆に、僕が友人の家へ夕食時に遊びに行くことになる。
「メシでも食ってけや」「おう」という運びに。
それで、彼もまた僕と同じように八宝菜を作る。
で、彼の皿にうずらの卵が2つ、そして僕の皿に1つ。
その理由を彼は、「俺が主人だからな」と言う。

彼はいずれのときも、うずらの卵を2個たべることになります。
そういう人生をずっと送るのでしょう。
こういうのを、生まれたときの星のめぐりによる違いっていうのかな、
それはまた別の意味かな。

「世の中には、うずらの卵をいつも2個食べる人間と、
1つしか食べることができない人間の2種類しか存在しない!」

と、そんな、よくある単純化した物言いに当てはめてみました。

なんとなく、言い得ているような、的外れのような、
微妙な印象の考えになりましたね。
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