TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

数学用語(多項式の展開で)

2008年06月07日 10時12分05秒 | 数学
 3年数学、多項式の展開の授業をした。
(a+b)(c+d)展開で、教科書は  「c+d=Mとおくと」と言っている。

(このような記事前に書いたかな・・・)

ちょっと待て!「おく」って何ですか?

 数学の教科書を1年生から3年生までめくってみるが、「おく」という言葉が出てきたのはここで初めてだ。なのに・・・。教科書には何の説明書きもない。どういうこと?教える教員は分かってはいるが、生徒は分からないだろうな。

 「おく」とは「置く」ということで「置き換える」ことだよ、と教える。
置き換えるだと分かりにくいので、最近では、

「c+dを計算したら仮にMという数になったと考えることを置くという」と教える。

 いうまでもなく「おく」は英語の「put」の直訳。putそれ自身には「ある状態にする」という意味がある。そこから日本語訳の「置く」になる。

 それにしても「置く」という言葉は固い。もう少し違ったやわらかな表現はないものだろうか。



コメント
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