まつや清の日記 マツキヨ通信

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田中知事敗れる

2006年08月07日 | その他
 投票率65,98%、前回の73,78%を7,8%を下回った長野県知事選挙、田中知事534,229票、村井氏612,779票、田中知事は敗れました。私含め田中知事の当選を確信していた人間にすると、何故、ということになります。

 信濃毎日はじめマスコミは敗因を田中知事の「理念はいいが手法に問題」という分析です。7月2日の長野県視察の際に、たまたま長野市での個人演説会があると聞き参加しましたが、支持者の方々も同趣旨の発言をしました。

 極論的には「村井さんは眼中になく、田中氏支持だけれどもあの手法についていけない」とやむなく村井さん支持でもないのに投票したとする説がまことしやかに流されています。

 しかし、果たしてそうなんでしょうか。田中知事の手法云々とする主張の説得力は認めます。では誰があの40年以上も続いた官僚知事独裁を当たり前の民主主義レベルに到達するべく県政改革を進めてきたのでしょうか。

 逆にいえば、長野県民が民主主義そのものをどこまで信じてこられたのだろうかと。キャラクター強烈の田中知事一人の力にある意味、よりかかかってきた県民レベルの実力が今回表現されたものと理解できないでしょうか。

 その意味で、田中知事の個性の裏表にばかり目が行きがちですが、問題は、では田中知事に頼らずに県民自身が県政改革をどのようにすすめるか、という大命題が目の前に現れます。

 田中知事にだけ頼ることなく、自らの力で歩んでこられた人々が今回の結果を語り合い、今後の方向性を見つけ出していただきたいものです。その意味、田中知事とは別の県民自身の選挙母体が必要だったのではないでしょうか。