韓国のインターネットと政治については『韓国のデジタル・デモクラシー』(集英社出版 玄武岩)の一読をお勧めしますが、「オーマイニュース」が群を抜いてきた事はつとに知られています。
その「オーマイニュース」が鳥越俊太郎氏を編集長に日本上陸、8月28日に発刊される事になっています。既に開店準備中とブログサイトが開設されており、市民記者の募集が始っています。先人としてのJANJANとの比較で注目を集めています。
そうした中、昨日、東京文京区民センターで「アジア記者クラブ」主催の「我々の挑戦はこれから始まる オーマイニュース日本上陸」というテーマで定例会シンポが開催され、参加してきました。60人くらいの参加者だったでしょうか。
パネリストは、オーマイニュース副編集長の青木理さん、ビデオプレスの松原明さん、ピープルズ・パワー研究所の小倉利丸さん、レーバーネットの安田幸弘さんで司会を「アジア記者クラブ」事務局長の森広泰平さんが担当していました。
パネリストの自己紹介、主賓の青木さんの発題、それにパネリストがコメントすると言う形で進行するもので短い時間の中でのやりとりで「オーマイニュース」の現状や課題、インターネトメディア事情がそれなりに理解できました。
議論になっていた事は
1、「オーマイニュース」の政治的スタンスはどこにおくのかー靖国神社参拝、天皇制などが具体例であがり、青木さんの「単にいれもの、投稿されるニュースは、左右問わず全部のせる」を巡っての議論でした。
2、「オーマイニュース」と広告収入の関係はどうあるべきかーソフトバンクの孫氏が「お金は出すが口はださない」と「2年くらいは現在のスタッフが自由に事業展開が出来る」との青木さんの発言を巡ってのシビアな議論でした。
3、市民記者のレベルをどうみるかー投稿された記事は編集部で手直しするという方針を巡って、筆力のレベルをどう保つのか、保たないのか。編集部と市民記者との関係やブログ的文化との違いは、などを巡っての議論でした。
4、韓国でインターネットメディアを育てた政治的土壌と日本との違いをどうみるかーグローバリズムに対抗や反戦など市民運動、社会運動が世界では興隆しているが、日本では衰退しており「オーマイニュース」の基盤を巡っての議論でした。
インターネットメディアが、大手メディアとどう対抗できるのか。韓国での民主闘争やアメリカ9・11における独立系インターネットメディアが果たしたような役割は、日本でどのように展開されて行くのか。メディアが先か運動が先か。
静岡県でも、1997年の衆議院選挙における「落選運動」が展開されましたが、その後の運動に継続しませんでした。県知事選挙でもインターネット活用をといくつも試みをしましたが、うまくいったとは言いがたい状況でした。
大いなる期待を持って参加したのですが、前途多難の船出という印象です。静岡での空港や原発、県政改革、ひいては地方政治にどう活用出来るか。市民記者になるという形の主体性を持って参加するのか、結論を持てぬまま帰静しました。
その「オーマイニュース」が鳥越俊太郎氏を編集長に日本上陸、8月28日に発刊される事になっています。既に開店準備中とブログサイトが開設されており、市民記者の募集が始っています。先人としてのJANJANとの比較で注目を集めています。
そうした中、昨日、東京文京区民センターで「アジア記者クラブ」主催の「我々の挑戦はこれから始まる オーマイニュース日本上陸」というテーマで定例会シンポが開催され、参加してきました。60人くらいの参加者だったでしょうか。
パネリストは、オーマイニュース副編集長の青木理さん、ビデオプレスの松原明さん、ピープルズ・パワー研究所の小倉利丸さん、レーバーネットの安田幸弘さんで司会を「アジア記者クラブ」事務局長の森広泰平さんが担当していました。
パネリストの自己紹介、主賓の青木さんの発題、それにパネリストがコメントすると言う形で進行するもので短い時間の中でのやりとりで「オーマイニュース」の現状や課題、インターネトメディア事情がそれなりに理解できました。
議論になっていた事は
1、「オーマイニュース」の政治的スタンスはどこにおくのかー靖国神社参拝、天皇制などが具体例であがり、青木さんの「単にいれもの、投稿されるニュースは、左右問わず全部のせる」を巡っての議論でした。
2、「オーマイニュース」と広告収入の関係はどうあるべきかーソフトバンクの孫氏が「お金は出すが口はださない」と「2年くらいは現在のスタッフが自由に事業展開が出来る」との青木さんの発言を巡ってのシビアな議論でした。
3、市民記者のレベルをどうみるかー投稿された記事は編集部で手直しするという方針を巡って、筆力のレベルをどう保つのか、保たないのか。編集部と市民記者との関係やブログ的文化との違いは、などを巡っての議論でした。
4、韓国でインターネットメディアを育てた政治的土壌と日本との違いをどうみるかーグローバリズムに対抗や反戦など市民運動、社会運動が世界では興隆しているが、日本では衰退しており「オーマイニュース」の基盤を巡っての議論でした。
インターネットメディアが、大手メディアとどう対抗できるのか。韓国での民主闘争やアメリカ9・11における独立系インターネットメディアが果たしたような役割は、日本でどのように展開されて行くのか。メディアが先か運動が先か。
静岡県でも、1997年の衆議院選挙における「落選運動」が展開されましたが、その後の運動に継続しませんでした。県知事選挙でもインターネット活用をといくつも試みをしましたが、うまくいったとは言いがたい状況でした。
大いなる期待を持って参加したのですが、前途多難の船出という印象です。静岡での空港や原発、県政改革、ひいては地方政治にどう活用出来るか。市民記者になるという形の主体性を持って参加するのか、結論を持てぬまま帰静しました。