まつや清の日記 マツキヨ通信

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小泉「骨太の方針2006」の総括なき財政出動の麻生「閣議決定09予算」

2008年12月04日 | ニュース・関心事
予測されたとはいえ、小泉構造改革路線の総括なき財政出動路線は今日の2009予算編成方針として閣議決定されました。世界中が財政出動なんだから、日本も国際公約に準ずるべき論がまかり通りました。

リーマンブラザーズの破綻時「日本は90年代のその経験をし乗り切ってきた。その手法をアメリカに伝授せよ」の大合唱だった、はずの与党政権。実体経済にまで影響が出てきた、とばかりの民意の代弁を強弁。

道路特定財源一般財源化で、麻生首相の1兆円を地方には、臨時交付金7000億円に3000億円の積み増しで1兆円。これは今までの道路中心に電線地中化など幅広で使うのが筋と一般財源化の事実上の否定。

公共事業の3%削減は地方をつぶしてきた、だから復活だ論でいいのでしょうか。仮に復活としても、自然エネルギーなど化石燃料依存脱却の自然エネルギー分野への投資であるならまだ理解できます。

そもそも、その財源はどこから捻出されるのでしょう。タバコ税の増税が担保されるならの条件付き。たばこ税自体賛成ですが、このような形の活用論ではとても納得できません。既に1000兆の借金大国日本。

選挙目当ての財政出動路線は、いずれ破綻します。死に体内閣となった麻生政権、倒れるのは時間の問題。地方議会の側にとって、3月政令市議会議員選挙での政治争点作りがますます難しい状況に入っています。