まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

県監査委員、静岡空港開港延期で異例の監査

2008年12月11日 | ニュース・関心事
驚くような展開です。県監査委員が空港の開港延期に監査を実施すると。静岡新聞夕刊によると「事態の公表時期を含め、一連の事務事業が法に則り、効率的、経済的、効果的に行われてきたか」が理由との事。

この理屈で行くと、開港後に赤字が連続した場合、「法に則り、効率的、経済的、効果的に行われてきたか」と建設自体を問い返す作業が監査事務として行われる可能性も示唆するものであるのか。

この監査の政治的意図が、地権者の大井さんが当時の収用委員会の指揮権に今日の大失態が予測されていたとして謝罪を求めたことへの対抗措置であるのか、即座には判断しがたいものがあります。

今日の新潟県人会の役員会の議事終了後の話題がこの開港延期問題となり大いに盛り上がりました。私含め5人の口角泡をとばすでしたが、大井さんの対応に2対2と賛否が分かれました。

大井さんの対応が1億1000万円の余分の支出を生み出しているのか、知事の失敗がかで意見対立です。世論はこの問題で伯仲状況にあることを実感しました。今後どのような展開になるのか、緊張の連続。

静岡市政はこの静岡空港問題の大失態に何を学ぶべきか。この問題は、知事だけでなく議会の監視機能の脆弱さの裏返し。市議会に挑戦することを決断した今、自分自身でその経験をどう活かすことができるか。


静岡市の情報公開レベルは政令市中で一番ってホント?

2008年12月11日 | ニュース・関心事
静岡市の情報公開は政令市でNO1というオンブズマンの評価があります。しかし、これは本当に実態を表しているのでしょうか。私は、大いに疑問を感じています。

まず第1に、情報公開公開コーナーを1階にあったものを8階にまで移動し、極めて狭い片隅に追いやりました。とにかく、情報提供と言う基本的な姿勢が弱すぎます。一例は、市長の記者会見録です。

静岡県はまがりなりにも、記者会見発言、記者の質問がきちんとホームページにアップされています。しかも、市は記者会見資料や市政記者会見で提供される資料が乱雑整理で、読む側を配慮していません。

第2に、職員自身の公開姿勢が極めて消極的だということです。先日、駅前再開発ビルに建設される美術館、税金の無駄遣いと批判を受けています。この工事費は全体でどれくらいか、担当部署に質問しました。

その時の答えが「現在、設計中で具体的契約額等は再開発ビル側と交渉中で決まっていない」「設計中ということは全体の工事費は設定されていなければおかしいが」「しばらくお待ちください」。

と電話切られ、30分後くらいに電話あり。「議会資料等みても金額については議論されていないのでお答えできません」。あきれました。先日の行革審で総合計画第2期事業のパンフがありました。

その美術館のところをみると、工事費約28億円とかかれています。この数字を答えないと言うのですから、ちょっと驚きです。市政から離れて10年ですが、情報公開レベルは後退しています。