まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

東国原宮崎県知事入閣せず、報道の中、何が変わったのか静岡市議会10年

2009年07月02日 | ニュース・関心事
市議会議員の議席をいただいて早3ヶ月、本会議総括質問、厚生委員会での質疑の機会を得ています。しかし、議会のチェック機能の実情と古い議会文化に落胆しています。これは、宮沢議員も同様です。

いわゆる市民派議員は二つの課題をもっていました。一つは、古い議会体質からの脱却派、市民の声を代弁という意味でも保守も革新変わらないわけですが、調べる、審議する、議会文化の改革派、の側面です。す。

二つ目は、イデオロギーの部分、特に成長主義から環境主義、中央集権主義から分権主義など政党的な対立軸です。これらがダブって市民派と呼んでいますが、前者は、ある意味、前進してきたと思っていました。

ところが、現実には、二つの常任委員会で「議案に関わらないものは、質問すべきではない」「事前に聞けるものはこうした場では質問しないように」と、と、まつや・宮沢議員の質問を封殺しようとしてきます。

66億円の追加景気対策予算含め80億円近い税金の使い道について、審議があまりに少なすぎます。何のための議員、議会なんでしょうか。政令市どころではありません。これは、大きな問題です。

10年前に、改革したつもりでしたが、逆戻りというか、何も変わっていなかった、という実感。議案に関わるもの、という議会自身のチェック機能を自ら放棄するなどというのは、議会の自殺行為です。

少なくとも、県議会では、常任委員会質疑は「所管に関わるもの」ということで、範囲は限定されていません。質的に言えば、残念ながら、県議会の方々の方が政党の違いは関係なく、活発な議論です。

国会では、常任委員会の枠組みを超えて、他常任委員会の副大臣まで呼んで答弁させることが出来ます。宮沢議員の新鮮な驚きや、怒り、私も20年前に感じましたが、ここから出発するしかありません。