まつや清の日記 マツキヨ通信

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輸入新型インフルエンザワクチン、静岡県、静岡市では希望なし

2010年02月19日 | ニュース・関心事
今日は厚生委員会の補正予算審議。年度末ゆえの減額補正の事業が多数あり、並大抵ではありません。病院局、保健福祉子ども局(保健衛生部、子ども青少年部、福祉部)プラス、6つの特別会計。

一応すべての事業について質問事項は用意しましたが、新政会の中山議員、共産党の鈴木議員が先に質疑を行っているものは深い追いせず、また早く終わりたい与党系議員ありで、90分くらいの質問。

一番力を入れたのは新型インフルエンザ対策で非課税世帯へのワクチン接種費用6150円公費負担4億3800万、中学生以上は2回が1回接種となったことで1億3700万の減額補正をしたいという提案に対する質疑。

4億3800万の計算は、全国優先接種者5400万人×静岡市人口分0,56×静岡市非課税世帯割合0,3=7万1000人×接種率80%×2回×接種料6150円。この7万1000人のうち2回目2550円の減額です。では実際の申請者は。

7万1000人のうち1528人。ならば、もっと減額補正すべきではないか、と。静岡市で新型ワクチン接種数は、6万6402人。医療機関での購入数は7万6000回分。現段階で余っているワクチンは1万7000回分。

数字が合いませんが、数値集計の時間のずれとのことです。輸入ワクチンは静岡県、静岡市では購入希望医療機関はゼロ。国全体で輸入ワクチンは9000万人分、1126億円。無駄になります。

しかも、季節型と新型が両方で流行、するとしていましたが季節型は流行せず、65歳以上の勧奨ワクチン接種者数は、約17万人のうち9万1000人。この方々のワクチン公費負担分は無駄だったことになります。

これらは、ワクチン接種で効果があることを前提にしていますが、効くかどうか、はまだ疫学調査されていません。副作用についても、国の情報一元管理で、いまだ静岡市の詳細はわからずです。

9月議会での反対の論陣は本当に厳しいものがありました。大流行による社会的損失が少なく、危険な輸入ワクチンが使われず、季節型も流行せず、結果としては市職員の皆さんと喜びたいと思います。

ただ、国は2月9日の感染症予防接種部会で、来年は子どもたちへの新型ワクチンの勧奨接種を決めようとしています。さすがに季節型までは反対論ありで先延ばし、のようです。