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上下水道決算審議、第5次中期計画で耐震化、老朽化の目標数値も大きく変わり尚かつ黒字!
全体像把握に相当な時間費やし質問、自民党委員から「議案にない質問おかしい」再三の動議!
批判に「常任委員会質疑のlive中継が必要だ、議会の実態を知ってもらう必要がある」と抗議!
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議案にないというのは、当局からは決算会計資料、事務事業総点検表さらに監査委員からの意見書、第三者機関としての上下水道局協議会公表資料、そして過去の資料、これらの中から質問を組み立てています。
決算審査とは何でしょうか。
市民の声を公の場で発言するのは議員の務めです。
2019年から2030年の第4次中継計画、2023年から2034年の第5次中期計画に変わる過程での老朽化、耐震化の数値目標がどのように変わったのかについての質問をしました。2023年度事業が決算審査の対象です。この質問がどうして決算審査に関係ないのか、理解できませんでした。
なぜ、この質問をしているかというと、第4次においては、2020年に15%料金引き上げ、4年後にも15%、8年後にも15%の料金引き上げが示されていました。9月27日の本会議では企業管理者から純利益が17%もあり留保財源は75億になっているため料金引き上げは先送りするとの答弁がありました。第4次で示された計画が第5次に行くことでどのように赤字が黒字になっているのか、これは確認しないといけませんでした。
更に2022年の事務事業総点検表にはあった自然エネルギー、省エネの報告が2023年度には消えていましたのでその理由を質問しました。気候変動のこの時代になぜ、この報告を亡くしているのか、納得できません。2022年度の事務事業総点検表では、非常に詳しくB評価について説明をしています。
例えば「降雨状況によっては下水処理に必要なエネルギー量が増加し、目標の達成(脱炭素)が困難となる。降雨が原因で目標達成できない場合には、降雨量と雨水ポンプ等のデータを収集・分析した客観的な資料を作成し設営責任を果たしていく」とあります。データについて議会に提供するとの答弁を得ました。
そして、PFASと水道水汚染について質問しました。実は、4月17日付で静岡新聞の坂本記者が、三井ケマーズの汚染は地下水からだけでなく煙突からの拡散の原因ではないか、と指摘しています。
この記事を取り上げ、この拡散が2023年の興津川河口の9ng/ℓ、基準は50ng/ℓですが他は大半5ng/ℓ、微量ですがなぜ高いのか。2024年の8月調査でも、興津川から取水した水道水、三保広場で11ng/ℓ、この点についてどう考えるか。環境局と協議するとの答弁を得ました。
実は2022年台風15号の断水で42000㎥の代替水源について研究会が解されておりその中で興津川周辺の民間企業井戸から12000㎥を確保する案が昨年報告されています。こうした井戸を確保するときにPFAS濃度検査を行う必要があることを指摘しました。
つい興奮して大人げない言葉も投げかけてしまっていますが反省しながら、1年間の税金の使い道を審査するための議会、議会改革が必要だということを強く感じました。