まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

木魂庵でのお茶会、音楽のセッションに通じる感動

2007年06月10日 | その他
 足久保にある木魂庵、里山の間伐材の活用含め木造建築の伝統文化を継承したいとして建てられました。今日は、昨年に引き続き、この庵での大内田先生のお茶会が開催され、13人の方々が参加されました。

 畳の部屋で繰り広げられた表千家流のお茶の作法。堅苦しさは抜きで柔軟な感覚でお茶を楽しんで、とのお誘いにまたまた参加。お茶の歴史や作法や参加者同士お喋りセッションに緊張感とゆとりを感じます。

 きのう、NHKで偶然に観た「世界音楽遺産」の番組、前半はベトナムのビワ、後半はカナダの独自な奏法で注目されるギターリスト―エリック・モングレインさんを訪ねる企画でした。突然の訪問ですが、ウクレレ、ギターにあわせた演奏が始まりました。

 その画面を見ながら、ギターと言う道具を活用しながら見知らぬ人が音と音を噛み合わせるセッションに、政治を巡る言葉と言葉のセッションの同質性を感じました。政治もこれだ、そして、お茶の作法を通じての空間、肉体、言葉のセッションも同質。

 午後からのFASの総会で中途での退席。人間、大病をしたあとに感じる生きていることのすばらしさ、あのハートの震え。落選後に感じる、側にいてくれる人たちの息遣いへの感動、人間同士の魂と魂のセッション、忘れてはならない原点です。

つばさフェスタで太鼓

2007年06月09日 | 福祉・医療・障害者
 あいにくの雨でしたが、私の住む城北町内にある障害者施設「つばさ」でフェスタが開催されました。太鼓サークル「座・鼓竜」にオープニングでの出演依頼があり、叩きに行ってきました。写真、本当は私たちの所を撮ってもらえばよかったのですが・・・。

 22日は特養「カリタス」で夏祭り。どの曲目かで、メンバーから私の演奏技術に厳しい「ムチ」、練習を強めねばの激しい「圧力」。ウーム。気晴らしに授産所「ウイン」で手作り「焼肉のたれ」、富士見作業所の国産大豆豆腐を購入。

 午後は、参議院選挙で社民党から出馬予定の沖縄・元読谷村長の山内徳心さんの講演会に参加。やや人数は寂しかったのですが、沖縄からの熱いメッセージ。72歳とは思えないパワーに政治を目指す者、ああでなくてはいけないと、自分に言い聞かせました。

サミットに怒る若者のエネルギー! 来年の日本は?

2007年06月08日 | その他
 先進国首脳会議(G8サミット)が終わり、地球温暖化問題にガス排出量を「2050年までに少なくとも半減させることを含むEU、カナダ及び日本の決定真剣に検討する」などの宣言をまとめました。安倍首相のはじめてのサミット、外交成果になるのでしょうか。

 それにしても、開催地となったドイツ・ハイリゲンダムでは、欧州のみならず全世界からグローバル化に対抗して集まった1万人規模の抗議行動が展開されたとのことです。集まった人々が何を目指しているのか、安倍首相が何を見たか、大いに関心が湧きます。

 国内では、グローバル化による格差社会が進行し、世界の安全保障にコミットしようと集団的自衛権行使が可能となる憲法9条改正の動きがあわただしくなっています。年金問題で揺れる日本ですが、安倍首相にだけ世界との連繋を任せておくわけにいきません。

 来年のサミットは北海道・洞爺湖で開催されます。果たして日本国内の人々がヨーロッパのような声をあげる事が出来るのか。現地の行動に参加している市民グループの方があるメーリングリストに投稿した文章の一部を紹介します。ちょっと長めです。

※※
「この日G8サミット会場となるロストック郊外の町ハイリンゲンダムで抗議行動を開始した。警察が指定した立ち入り制限区域に突入し、NATOが設置した金網のゲート前で、サミット・スタッフの出入りを阻止しようというのである。

 午前中、ロストック市内やハイリゲンダム近辺から出発した抗議団は各所の検問を突破した。その数は一万人の規模となり、ハイリンゲンダムの町を囲む警察の設置した金網にまで到達した。ドイツ警察は、これに対して放水車でデモ隊を排除しようとした。同日午後には、行動に参加していたATTACドイツのSvenGiegoldが「平和的デモに対して警察は不当な暴力を加えている」と非難した。これを受けてか、7日夕方以降、金網近辺から機動隊は撤退し、抗議団が金網前で座り込みを継続している模様である。

 ベルリンとロストックを結ぶ高速道路では、一部活動家がメルケル首相の自動車での移動を阻止しようと、封鎖を試みた模様である。現地の報道によれば、こちらは警察と軍によって排除され、80人が拘束されたとの情報がある。また、ロストック・キャンプ場には、同日夕方警察による大規模な捜索があったが、これは現地にいた法律問題スタッフの説得によって撤退した。

 しかし、この日の抗議行動は、ドイツのメディアを含め大きな反響を与えた。非暴力的な不服従行動が決行され、もはや2日のような「暴動」は見られなかった。マスコミによるネガティブ・キャンペーンが展開される中、一万人が集まった会場を包囲した事実は大きい。現地の活動家からの報告によれば、警察内部でも動揺が起きており、民衆の平和的抗議活動に心打たれてか、一部の検問は抗議団のために道をあけ、ハイリンゲンダム周辺の町では市民も連帯を示すため、抗議団に水などをさしいれたとのことである。

 オルタナティブ・サミットの各ワークショップ・パネルでは、以上のような報告が逐次伝えられた。オルタナティブ・サミットの企画者・参加者を問わず、会場の人々は「Block! G8」に加わっている知り合いと連絡を取り合い、何か新たな情報があると即座に報告した。ロストックの地で「もうひとつの世界」について討議している2000人の多くが、「Block! G8」の非暴力的行動に心から連帯しており、その情報が会場に入るたび
に万雷の拍手が鳴った。スーザン・ジョージ氏は、パネル討論会の席上、「2003年のイラク反戦世界同時行動以来の感動を覚え、私は喜びのあまり、涙しています。自分はもう老齢のため、そこに行けないが、オルタナティブ・サミットにいる人も、ハイリンゲンダムを封鎖している人と同じ気持ちでつながっているのです。」と述べ、聴衆の惜しみない拍手を受けた。 

●7日のデモ禁止令に抗して
 7日には、オルタナティブ・サミットも閉幕し、ハイリゲンダム周辺の町四箇所から「Star March」と名づけられた抗議デモが行われる予定である。ドイツの憲法裁判所はこの日のデモ禁止令を「合憲」との判断を下しており、ドイツ警察はこのデモに強硬姿勢を示す可能性がある。だが、ドイツの運動体も抗議デモの決行を撤回していない。情勢は緊迫している。
 しかし、6日の行動を見る限り、G8対抗行動は、ドイツ世論に対して決定的な問いかけを果たした可能性がある。この一万人の包囲は、「もうひとつの世界は可能だ」というスローガンのもと、新自由主義的グローバリゼーションと戦争の進行に改めて異議をつきつけた。」

多文化共生社会実現に向けてのNGOの課題

2007年06月07日 | その他
 6月10日のアジアを考える静岡フォーラム総会で「これまでの20年間を振り返り今後のFASの活動を考える」とのテーマで講師を依頼されています。FAS自身は、ある意味大変長い活動を続けて来ていますが、ちょっと壁にぶつかっています。

 静岡市の駒形で餓死したフィリピン女性のマリア・クルスデスさんを繰り返してはいけないと市民のニューカマーへの相談活動を軸にしたNGOでした。10年目にニューカマーの定住化のはじまりの中で無料健康相談検診会に着手しました。

 そして10年、新たな課題の模索です。昨年9月には静岡県で多文化共生推進会議が設置され、今年の3月「多文化共生社会実現に向けて」という提言が県に出されました。1990年の改正出入国管理法施行後の新たな社会的摩擦に直面しているとの問題意識です。

 テーマとしては、労働、教育、地域共生、言葉とコミュニケーション、費用負担のあり方をあげ、県民(日本人、外国人)ー行政(国、県、市町)―民間(企業、NGO等)の役割を明かにしています。県としての具体的施策も提言されています。

 推進会議メンバーには、昨年のFASの総会で講師をお願いした橋本誠一静岡大学教授も入っています。戦争により定住を余儀なくされたオールドカマーと経済のグローバル化の中で日本へやってきたニューカマーが今、同質な形で交わり始めました。

今日、報告を準備していたら、民団のキム事務局長から「なぜ再入国許可が必要なの?永住韓国人の再入国許可制度の適用免除を求めます」のFAXが届きました。さて、どんな議論が闘わせられるのか。関心のある方はご参加下さい。

 

障害者と自治体議員の会

2007年06月06日 | その他
 久しぶりに「障害者自立支援法を考える障害者と自治体議員の会」の会合が開催されました。参加者は、浜松市、藤枝市、伊豆の国市、静岡市の障害者団体の関係者と磐田市、三島市の議員、そして私でした。

 昨年の12月に集まって以来ですが、政府の3年分、1200億円の補正予算で実質的には自立支援法は骨抜きになりましたが、法律は生きています。3年ごともいわれた介護保険制度との統合問題は、更に3年後に延びました。

 こうした中で、各自治体の現状に関しての報告がなされましたが、サービス内容は本当にまちまちで「自治体間格差」が広がっている事を再確認しました。今後としては、とにかく、42自治体の現状を情報収集する事から活動を再開していこうという大まかな合意。

 この法律の廃止が大きな目標になりますが、久方ぶりの再会に何か元気がもらえそうです。

久しぶりに地方自治専門誌『ガバナンス6月号』を読む

2007年06月05日 | その他
 私のホームページ表紙に参議院選挙東京地方区で立候補緒予定の川田龍平さんのホームページをリンクしました。知人・友人の方々に川田龍平さんをご紹介下さい。環境政党を目指す川田さんです。ご支援を。

 このところ、本業の地方政治の理論的課題について頭がまわらず目の前の問題解決にドタバタの毎日が続いていました。久しぶりに地方自治専門誌『ガバナンス6月号』に目を通しました。

 特集テーマが”財政自立への自治体戦略”、「自治体の役割増大で三つの危機を救え」(神野直彦 東京大学教授)、「動き出した新しい地方財政の仕組み」(澤井 勝 奈良女子大学名誉教授)。

 選挙戦準備で、どう静岡県政の財政問題をわかりやすく伝えられるか、必死で考えていた時期に、いろいろな自治体財政の大きな方向が作られていた事を再確認させられました。

 地方分権改革推進委員会のスタート、新型交付税制度を使っての全自治体の基準財政需要額の変動額試算の公表、新財政健全化法の閣議決定など、ちゃんと現状把握していかないと、大変だ!

 

どんな内容?SBSニュース「与党ばかり!?県議会の役割は」

2007年06月04日 | その他
 静岡県は本当に大丈夫か!と嘆くYさん、「そういえば、先週、SBSテレビで与党ばっかり県議会、というようなニュースをやっていたよ。ホントに腹がたつよね、静岡県政には」と。さっそく、事務所に戻ってSBSのニュースライブラリーを覗きました。

 何と今日の特集企画での標題でした。「与党ばかり!?県議会の役割は 月曜シリーズ企画「コレってどうなの?」で県議会の役割について考えます。先日の選挙で知事に明確に反対する議員は1人だけとなり、県議会はほとんどが与党となりました。県議会の仕事は行政のチェックですが、与党ばかりで果たしてその役割は果たせるのでしょうか?」。

 どんな内容かな?チャンネルをSBSに。「反対する議員一人」とは、共産党の花井議員です。企画の中で、知事は「有権者の判断の結果」と悠然。花井議員は無投票当選でしたが、それにしても、本当に県議会のチェック機能はどうなるのでしょうか?




母の生命力の強さ

2007年06月03日 | その他
母の回復ぶりには驚きました。右手が全然動かなかったのに右腕が上がるようになり、次は指を動かせるようになろうと絶えず何かしら右手に刺激を与え続けています。土・日曜日はリハビリの時間がないことを残念がっています。

 車椅子も介護者に来てもらいますが、自分でベッドの支えを使って座る事が出来るようになっています。右足も動かなかったのですが何とかしています。車椅子にのれるますので、トイレも介護者についてもらっていけるようになりました。

 福祉施設に働く姪に言わせると「施設に変るとこんな病院みたいに親切じゃないから、自己主張をしてサービスを要求しないと生きてていけないよ。おばあちゃん、心配だったけどスゴイね、どんどん言うようになったからね」。

 1年前の大動脈乖離の時の奇跡的な回復ぶりもすごかったのですが「最後がこんげんことになってもうしわっけねーけど」というものの、母の生命力の強さは人一倍のようです。知人の医師曰く「医療のすごさとか奇跡的というより、もともとお母さんは丈夫な人なんだ」。

「愛」が求められているが

2007年06月02日 | その他
映画『博士が愛した数式』を思い起こしながら帰ってきました。昨日の夕方に病院に到着し介護体制に入りました。最初は至って普通、記憶も確か、静岡の事もいろいろ聞いてきます。消灯移行に姉たちから言われていた譫妄現象に一晩付き合いました。

 右足の骨折が治っていないのに動き出そうとします。動き出して足に影響があっては困ります。立ってトイレにもいけないので紙オムツ状態です。紙オムツもとろうとします。結局、辛い事でしたが「抑制」と言う形の拘束に頼ってしまいました。

 朝、弟も仕事に行く前に病院によってくれアドバイス、姉も来てくれました。夜中の動きが疲れとなっているのか、朝食もほとんどとらず「半眠状態」。姉から「オムツにさわるのはオムツの薬疹で痒いんだよ」。オムツにさわる理由の一つがわかりました。

 実は、昨晩、同じ病院でリハビリ中の母が妹の介護で車椅子で父を訪ねていました。帰った後に、父から何回も車椅子に乗せるように要求されました。しかし、足の状態が気になることと言っている意味がよくわからず無視していました。

 そこで、朝の巡回の看護師さんに車椅子に乗せられるのか聞くと、自分たちでやるから連絡してくれとのこと。つまりは乗せる事が出来たのでした。そうだったのか、と。年配の看護師さんが難無くベッドから車椅子に乗せてくれました。

 まずは、1階のリハビリ室、外にでて花壇、水田風景をみながら散歩、そして、食堂で昼食、母の病室での団欒、午後2時までほとんどを車椅子、疲れたと思います。病室に戻って、今度は私が「みようみまね」で車椅子からベッドに移動する介護をやりました。

 「そうだろ、車椅子乗れるだろう。昨日は、おまえは怖がって乗せなかったどもできるんだであ」。今晩はどうなるのか、妹が介護当番です。私は、昨晩は当然ですがほとんど眠れませんでした。たった1日だけ父の姿を見る事ができました。

 姉が「痴呆の人が言う事の一つ一つはみんな理由があることは知っているけど、どうしたら、いいんだろうね」に返す言葉がありません。みんな、毎日、父・母とつきあっているのです。「また来るね」と父に言うと「もう来なくていいど」。

 映画『博士が愛した数式』に勿論感激し涙がこぼれ続きましたが、介護しながら「眠りたい」この気持ちも湧いていた事も事実です。博士が愛した数式は、オイラーの公式「eのiπ乗+1=0」で、映画のテーマは「愛」。答えは見つかりません。

急遽、父の介護で病院に泊まりこみ

2007年06月01日 | その他
捻挫から大腿骨の骨折で手術、成功したものの譫妄状態に陥り、姉・弟・妹の毎日交代での介護・泊まり体制が始まっていました。相当な症状のようです。極度な疲れで1日だけでもとSOS、まず父の現状の理解と親孝行、家族の助け、と柏崎に行ってきます。

 国会では、社会保険庁改革法、年金時効救済法をめぐり大混乱、深夜の衆議院本会議での可決。5000万件の年金記録の喪失、25万件の時効対象者の表面化に「ふざけるな!いいかげんにしろ!」と国民の極限的怒り。「ねじれて」社会保険庁民営化への圧力。

 14日の15:30からは、静岡県民の怒りの対象=「防災船・希望」についての学習会を開催します。柏崎に行く中で問題意識の整理と行きたいところですが、病院での父、母の状態はそんな余裕を与えてくれるのか、甘い考えかと思います。