イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「午後の愉しみ」読了

2012年11月09日 | Weblog
開高健対談集 「午後の愉しみ」読了

開高健の対談集だ。
釣り、食、文学、戦争・・・、師の人生のテーマのすべてが盛り込まれているような気がする。

対談の相手の作家は半分は知らない人だし、カミュもラブレーも読んだことがないのでほとんど理解できないが、こんな知的な会話ができるような人間になりたいと思う一冊だ。

この世代の作家は、やっぱり戦争というものが大きな影を落としているらしい。
極限状態で現れる本当の人間の本性を見てみたいと思うのが作家なのだろう。
僕の父親は師と同じ年の生まれだがやはり同じことを思っていたのだろうか。それとも、田舎では戦争を実感することなく終戦を迎えたのだろうか。確かに田舎では飢えも死の恐怖というものも薄いだろうから、人間の本性を見たいというところまでは届かなかったのかもしれない。
父親とはそんな会話をしたことがなかったが一度聞いてみたかったものだ。
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加太沖釣行

2012年11月09日 | Weblog
場所:加太沖
条件:若潮7:59干潮
潮流:6:12転流 9:26下り2.0ノット最強 12:16転流
釣果:なし


今日は若潮だけれども加太へ向かった。釣りをしている時間帯はずっと流れているからいいかもしれない。
しかし、田倉崎へ到着してみると、船が全然出ていない。下りの時間なので田倉崎の南から始めようとおもったが、いつものテッパンポイントへ向かった。
当然ここにも誰もいない・・・。



不安がよぎるがとりあえずはじめてみるがやっぱりアタリはない。
潮も思ったより流れていないし、これもシルトというのだろうか、仕掛けにゴミがまとわりつく。



何度か流してもアタリはないが、チョクリの大型船ベテランバリバリやるぞ風がやってきて仕掛けを下ろし始めたのでこれは釣れるのかな?と思いきや、すぐに何処かに行ってしまった。
風も少し強くなってきたので午前10時で終了。
結局、夜明けのスーパー残り物半額惣菜天ぷら詰め合わせ148円を食べに行ったようなものだった。

エンジンの冷却系は完全に治ったようだ、2400回転の継続運転でも警報は鳴らなかった。出向前にサブタンクを見てみたらえらくクーラントが減ってしまっていたのが気になるが、これは最初にタンクが満タンになっていなかったということで理解しておこう。
しかし、海水の流れがよくなったら、今度は水が流れるマフラー兼排水管がその水圧に耐えられなくったらしく、水漏れが激しくなってきた。今まではチョロチョロ漏れていたのをウエスで受けているだけで何とかなっていたのが、港に戻ってきたらウエスはベトベトで排気管の上には塩が浮き出ていた。
再び修理では奥さんが激怒しそうなので応急処置としてコーキング剤で埋めてみたがどうなるだろう。作業をしている最中に燃料の流れるホースにも亀裂を見つけてしまった。
中古の悲しさ、今までの宿痾が一気に出てきた感じだ。
ここが正念場のような気がするが、財布と天秤にかけてみると、たじたじとなってしまうのだ。
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