開高健対談集 「午後の愉しみ」読了
開高健の対談集だ。
釣り、食、文学、戦争・・・、師の人生のテーマのすべてが盛り込まれているような気がする。
対談の相手の作家は半分は知らない人だし、カミュもラブレーも読んだことがないのでほとんど理解できないが、こんな知的な会話ができるような人間になりたいと思う一冊だ。
この世代の作家は、やっぱり戦争というものが大きな影を落としているらしい。
極限状態で現れる本当の人間の本性を見てみたいと思うのが作家なのだろう。
僕の父親は師と同じ年の生まれだがやはり同じことを思っていたのだろうか。それとも、田舎では戦争を実感することなく終戦を迎えたのだろうか。確かに田舎では飢えも死の恐怖というものも薄いだろうから、人間の本性を見たいというところまでは届かなかったのかもしれない。
父親とはそんな会話をしたことがなかったが一度聞いてみたかったものだ。
開高健の対談集だ。
釣り、食、文学、戦争・・・、師の人生のテーマのすべてが盛り込まれているような気がする。
対談の相手の作家は半分は知らない人だし、カミュもラブレーも読んだことがないのでほとんど理解できないが、こんな知的な会話ができるような人間になりたいと思う一冊だ。
この世代の作家は、やっぱり戦争というものが大きな影を落としているらしい。
極限状態で現れる本当の人間の本性を見てみたいと思うのが作家なのだろう。
僕の父親は師と同じ年の生まれだがやはり同じことを思っていたのだろうか。それとも、田舎では戦争を実感することなく終戦を迎えたのだろうか。確かに田舎では飢えも死の恐怖というものも薄いだろうから、人間の本性を見たいというところまでは届かなかったのかもしれない。
父親とはそんな会話をしたことがなかったが一度聞いてみたかったものだ。