イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2016年04月16日 | 2016釣り
場所:加太沖
条件:長潮3:12満潮 9:38干潮
潮流:5:55転流 8:55下り最強 1.8ノット
釣:ガシラ 6匹

今日は昼から南風が強く吹くらしい。潮も午前9時ごろが最強なので朝の時合だけを狙っての釣行だ。しかし、おとといの夜からの地震も気になる。朝起きてテレビをつけると深夜テレビが全部ニュースに変わってしまっている。2時間ほど前も震度6弱の地震が発生したらしい。海上で揺れられるのも困るがそんなことを言っていては釣りに行けない。その時はその時、因果と思って諦めるのだ。でも一応心配なので緊急地震速報を確実にキャッチするため携帯電話はシャツの胸ポケットにしのばせて出港だ。

転流時刻に加太に到着したので潮が動き始めるまではいつものポイントで保険のガシラを狙いだ。海底に潜んでいる魚だから地震の影響はないだろうかと心配したが少しだけアタリがある。どんどん当たってこないのは潮があまりにも動いていないからだろう。
そうこうしているうちにコイヅキに船が集まりはじめた。
しかし今日は船の数が少ない。
結果として想像すると、今日は潮がイマイチで世間では地震の報道ばかりなのでほとんどの人は釣行しなかったということなのだろう。

潮は流れず相当深いところでも底を取ることができて、前回追い立てられまくった場所ももぬけの殻だ。誰もいないということは釣れないのだろうが、どんなところなのだろうかと思って前の航跡を頼りに行ってみるとやはり魚が付きそうなポイントだ。
沖からは80メートル以上の水深から一気に65メートルまで駆け上がっているというよりほとんど壁のような状態になっている。そこから東に向かってまた75メートルくらいまでゆっくり深くなってゆく。崖の上に塀が乗っかっているような感じになっているのだ。ここ数日よく聞く言葉で表すと、まさしく断層のようになっているという感じだ。下りの潮だとこの壁に沿って真鯛が移動するのだろう。帝国軍が必死になってこの場所を守る意味がよくわかった。



そして船団は友ヶ島のすぐ際のところにできている。ロスタイムをここで過ごしたがまったくアタリはなく、今日は最初に入った場所でごくわずかなアタリがあっただけで終わってしまい、午前9時半に終了。



この時間までまったく春の趣きで強い南風が吹くという予報が信じられない感じであったが帰港するころには本当に南風が強くなり午後からはバイクで走るのが怖いくらいの風が吹いていた。
明日も荒れるらしいが、春の天気はあなどってはいけないという教訓を身に染みて感じた。

コメント
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