イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

船底塗装

2020年04月23日 | Weblog
例年なら5月にやる船底塗装を休日が多い間にやってしまおうと大潮の今日、小船のほうをやってみた。

週休4日となるとほぼ各日に休日がやってくる。その間、釣りに行かない日にはいろいろやっていた。
包丁を研いだり、



ピーナッツの苗の出来具合を観察したり、(僕が栽培しているわけではないが・・)



小船のエンジンオイルを換えたり、



テングサの仕上げをしたり・・。



休みはいくらあっても足りないし、家でじっとなんかしていられない。大体、ひとり屋外にいるだけでは感染なんてまったく気にならない。
ある日の通勤電車はこんな感じ。帰りの電車はけっこう混んでいるがやっぱり感染なんてまったく気にならない。



世間の人はそうとうウイルスに警戒しているようだがあまりにもそれが小さすぎてなんだか実感がわかない。そんなことを思っていると僕も感染してしまうのだろうか。一番の危機はコンビニ店員をしていた頃だろうが、最終日から10日余り、今のところ呼吸器には問題がない。
港の渡船屋さんも今は書き入れ時の土日を休業にしているそうだ。ほとんどが大阪や奈良からの釣り客らしいから相当警戒している。同級生の船頭は奥さん手作りのマスクを船を出すたびに取り替えている。使い捨てのマスクをもう5日間も使いまわしをしている僕から見るとそこまで警戒せんでもいいのじゃないかと思うのだがどっちが正しいのだろうか?待合室にも客を入れてくれていないので進水の時間を待つ間は雑談もさせてもらえず、ひとり護岸の上で本を読んで待っていた。



前回は進水が午後4時頃になってしまったので今日は前回より1メートルほど後退した位置で干潮時刻を待った。スタートは午前8時40分。前回よりも40分遅い時間だ。潮の満ち引きを考えると約80分早く、午後2時ごろには進水できるはずだったが計算違いというかもともと計算能力がないのか、午後3時になってしまった。

確かに今日のタイドグラフを見てみると確かに3時くらいにやっと船のともが海水にひたるくらいの潮位だった。ちゃんとグラフを見ろよというところだ。



午前8時40分の小船はこんな感じ。



それから約2時間、船は完全に陸に揚がり、ちょうど干潮時刻を迎える頃にすべての作業が完了。



その時点の潮位はこんな感じだ。



それから家に帰って道具を片付け、午後2時過ぎに港へ到着。大きい方の船に燃料を給油して本を読みながら待つこと約50分。

しかし、これもコロナの影響というか、おかげというか、安くなった。1月にはリッター95円していた軽油が75円まで下がった。20リットル入れると400円お得だ。



潮位がこれくらいになったら舳先を持ち上げると重力に従って船が海面へと滑り出してゆく。



これで今日の作業は完了。少しだけ早く終わることができたがそれでも1日がかりだ。
この船にはできるだけお金をかけずに維持しようという方針があるのだが、“船をもつことは愛人を持つことと同じだ”という考えからいくと、小船のひとり言はこんな感じだろうか。
「私はいつも便利に扱われている日陰のような女なの・・どうして大きなお船とそんなに差をつけられるのかしら・・それでも私はイレグイ号からは離れることができないの・・」
ああ、可哀想だ・・。
5000円払ってきちんと上架してもらうとおそらく2時間くらいで作業を終えることができて、船体の錆取りもできたりするのだが、10万円もらったらちょっと奮発してあげようかしら。



コメント
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