場所:白浜町 綱知不
条件:8:40 干潮
釣果:アイゴ 1匹
今日は年に1回のひとり遠足だ。去年は爆風の中での釣りだったので今年はもう少し条件のいい日をと思い、29日よりも今日のほうが風も穏やかなようなので予定を早めて出発した。
しかし、結局、これが裏目に出てしまったというのが今日の遠足の結果となってしまった。
ここにはイカもいるようだというのが去年の釣行でわかっていたので少し早い目に到着してエギを投げてみたがまあ、そんなに簡単にイカが釣れるわけではない。
これも去年の釣行で釣り座は埋め立て地のベンド付近がいいと考えていたのだが、夜釣りの人たちだろうか数人の釣り人がそこに集まっていた。
ただ、釣り人がいるというのは期待ができる。釣れるからここに集まっているのだろう。
僕も少し離れたところに荷物を下して準備にとりかかった。
今回持ってきたヌカの箱に、新しく回転収納式の足を取り付けてみた。そのまま地べたに置くとかなりうつむいてヌカを取らなければならないのでライフベストなんかを着ているとすごく窮屈になる。コロナショックで休日が増えたのでその間に作っていた。
もう少し改良の余地はあるけれどもこれはなかなか使いやすい。
釣り始めはまだ引き潮の時間帯だったので湾口をむいて潮は流れている。何投かしてみても反応はない。エサもそのままだ。ダンゴの割れも遅い感じだ。すこし握り方を緩くして様子を見る。それでも反応はない。
パンでも食べながらウキを見ていようかと荷物の中からパンを取り出して釣り座に戻ると道糸が走っている。何かが食いついたようだ。あわてて合わせを入れてリールを巻き始めるとちょっとだけ型がよさそうだ。
あがってきたのは30センチにも満たないがアイゴだった。十分食べられるサイズの大きさなのでキープするためすぐに内臓を取り出したら、おなかの中にはものすごい脂が入っている。この魚は臭みがあって敬遠されるけれども、僕は美味しい魚だと思う。これだけ脂が入っていたらなおさらのことだろう。この近辺、田辺市ではこれを狙って釣っているひともかつてはたくさんいた。最近、紀州釣りのために使うイス兼用の物入が“水箱”と呼ばれているが、もとはといえば田辺の磯でアイゴを釣るために使っていた“田辺箱”が原型だ。今はもうアイゴだけを狙って釣る人もいないのだろうが、酒かすを丸めてエサにしていたころが懐かしい。
その後、ウキには反応が出ないけれどもさし餌が秒殺でなくなるようになってきた。
我慢を続けてダンゴを打ち込んでいると、ときたま小さなヘダイやチャリコが釣れてくるが今日ほしいボラの姿がいっこうに見えない。
干潮の時刻になると潮はまったく動かなくなり、それを過ぎてもほとんど潮が動かない。やっと動き出したと思ったら流れは湾口を向いたままだ。それも極ゆっくりと・・。きっと沖から差してきた潮が豆の前の海岸線に当たって湾内を半周してこっちにやって来るからなのだろう。
相変わらず刺し餌は秒殺でなくなり、釣れても小さい魚ばかりなので午前11時ごろには早々に切り上げて白浜観光をしようと思っていたら、これが幸運なのか悪魔のささやきなのかはわからないが、手のひらくらいのカイズが釣れた。
これが釣れてしまうと切り上げるわけにはいかない。最初に練ったヌカを使い切るまで延長戦をやってみようと考えた。
しかし、これはやはり悪魔のささやきだった。状況は何も変わらず午後12時過ぎにヌカがなくなり終了とした。
エギの仕掛けは片付けずに円月島の前くらいでキャストしてやろうと考えたが、沖からの風が強くてそれどころではない。
ここにはヤエンの釣り人が4、5人いたのでけっこうイカが釣れるのだろう。それからは観光だと思ったが、すこぶる天気がよく、気温も上がってきたので温泉に入る気もおこらず、そして期待に反して魚が釣れなかった落胆もあり、田辺湾を一望できる展望台にだけ登りとれとれ市場へ。
いつものソフトクリームを買おうとしたら350円もした。
えらい高くなったなと思ったらすでに去年には350円になっていた。記憶がまったくなくなっていて新鮮な気持ちで値上がりしたと憤慨してしまった。
もう、来年からは食べることができない。
去年は韓国人と中国人が蠢いていたけれども、さすがに今年は観光バスが1台だけという状況だ。僕もバスエリアに駐車をしてしまった。
しかし。GOTOトラベルが奏功しているのか日本人が大量に来ていて、ここはコロナショックとは無縁なところじゃないかと思った。
恒例のマグロのアラを購入して、いつもの酒屋さんに寄り「太平洋」を買って帰途についた。
帰宅してから知ったのだが、夕べ、白浜町ではシークレット花火大会と称して1万発の花火が打ちあがったそうだ。潮が小さいうえに前の晩の花火の光と大音響では魚が釣れなくても仕方がないというところかもしれない。そして、加太に出たフェイスブックのメンバーたちはほぼ入れ食い状態でタチウオを釣り上げたそうだ。
僕もそっちへいったらよかったと思ったが、すでに冷蔵庫の中にはイワシのストックがなく、今日を含めてこの2回の釣行を振り返ると、前回の加太ではタチウオを狙わずに朝から高仕掛け一本で頑張ればもっと真鯛が釣れていただろうし、そこでイワシを使わず、今日加太へ行っておけば僕にもタチウオがそこそこ釣れたかもしれない。そして29日に白浜に行けば潮も少しは大きくなり、花火の悪影響もなかったはずだ。
近くで、なにやらエサをつけてルアーのキャスティングのようなスタイルで釣りをしている人がいたので聞いてみたら、6号くらいの一つテンヤに海エビをつけてキャストしてるそうだ。それで真鯛が食ってくるとのこと。今日は小さいけれどもオウモンハタを釣ったそうだ。
以下の墨跡もたくさんあり、真鯛も釣れるとなると、田辺湾の奥とはいえ、ボラは間違いなくいると確信していただけに情けなくなる。水深は約3ヒロ以上あるので紀州釣りをするには十分な深さのはずだ。だからボラが釣れてもおかしくはないのだ。
作戦はどれもこれも裏目に出てしまったという感じになってしまったが、今回も今年の不調を象徴するような釣行となってしまった。
泣きの1回で、来年、もう一度挑戦してみたいが・・。
条件:8:40 干潮
釣果:アイゴ 1匹
今日は年に1回のひとり遠足だ。去年は爆風の中での釣りだったので今年はもう少し条件のいい日をと思い、29日よりも今日のほうが風も穏やかなようなので予定を早めて出発した。
しかし、結局、これが裏目に出てしまったというのが今日の遠足の結果となってしまった。
ここにはイカもいるようだというのが去年の釣行でわかっていたので少し早い目に到着してエギを投げてみたがまあ、そんなに簡単にイカが釣れるわけではない。
これも去年の釣行で釣り座は埋め立て地のベンド付近がいいと考えていたのだが、夜釣りの人たちだろうか数人の釣り人がそこに集まっていた。
ただ、釣り人がいるというのは期待ができる。釣れるからここに集まっているのだろう。
僕も少し離れたところに荷物を下して準備にとりかかった。
今回持ってきたヌカの箱に、新しく回転収納式の足を取り付けてみた。そのまま地べたに置くとかなりうつむいてヌカを取らなければならないのでライフベストなんかを着ているとすごく窮屈になる。コロナショックで休日が増えたのでその間に作っていた。
もう少し改良の余地はあるけれどもこれはなかなか使いやすい。
釣り始めはまだ引き潮の時間帯だったので湾口をむいて潮は流れている。何投かしてみても反応はない。エサもそのままだ。ダンゴの割れも遅い感じだ。すこし握り方を緩くして様子を見る。それでも反応はない。
パンでも食べながらウキを見ていようかと荷物の中からパンを取り出して釣り座に戻ると道糸が走っている。何かが食いついたようだ。あわてて合わせを入れてリールを巻き始めるとちょっとだけ型がよさそうだ。
あがってきたのは30センチにも満たないがアイゴだった。十分食べられるサイズの大きさなのでキープするためすぐに内臓を取り出したら、おなかの中にはものすごい脂が入っている。この魚は臭みがあって敬遠されるけれども、僕は美味しい魚だと思う。これだけ脂が入っていたらなおさらのことだろう。この近辺、田辺市ではこれを狙って釣っているひともかつてはたくさんいた。最近、紀州釣りのために使うイス兼用の物入が“水箱”と呼ばれているが、もとはといえば田辺の磯でアイゴを釣るために使っていた“田辺箱”が原型だ。今はもうアイゴだけを狙って釣る人もいないのだろうが、酒かすを丸めてエサにしていたころが懐かしい。
その後、ウキには反応が出ないけれどもさし餌が秒殺でなくなるようになってきた。
我慢を続けてダンゴを打ち込んでいると、ときたま小さなヘダイやチャリコが釣れてくるが今日ほしいボラの姿がいっこうに見えない。
干潮の時刻になると潮はまったく動かなくなり、それを過ぎてもほとんど潮が動かない。やっと動き出したと思ったら流れは湾口を向いたままだ。それも極ゆっくりと・・。きっと沖から差してきた潮が豆の前の海岸線に当たって湾内を半周してこっちにやって来るからなのだろう。
相変わらず刺し餌は秒殺でなくなり、釣れても小さい魚ばかりなので午前11時ごろには早々に切り上げて白浜観光をしようと思っていたら、これが幸運なのか悪魔のささやきなのかはわからないが、手のひらくらいのカイズが釣れた。
これが釣れてしまうと切り上げるわけにはいかない。最初に練ったヌカを使い切るまで延長戦をやってみようと考えた。
しかし、これはやはり悪魔のささやきだった。状況は何も変わらず午後12時過ぎにヌカがなくなり終了とした。
エギの仕掛けは片付けずに円月島の前くらいでキャストしてやろうと考えたが、沖からの風が強くてそれどころではない。
ここにはヤエンの釣り人が4、5人いたのでけっこうイカが釣れるのだろう。それからは観光だと思ったが、すこぶる天気がよく、気温も上がってきたので温泉に入る気もおこらず、そして期待に反して魚が釣れなかった落胆もあり、田辺湾を一望できる展望台にだけ登りとれとれ市場へ。
いつものソフトクリームを買おうとしたら350円もした。
えらい高くなったなと思ったらすでに去年には350円になっていた。記憶がまったくなくなっていて新鮮な気持ちで値上がりしたと憤慨してしまった。
もう、来年からは食べることができない。
去年は韓国人と中国人が蠢いていたけれども、さすがに今年は観光バスが1台だけという状況だ。僕もバスエリアに駐車をしてしまった。
しかし。GOTOトラベルが奏功しているのか日本人が大量に来ていて、ここはコロナショックとは無縁なところじゃないかと思った。
恒例のマグロのアラを購入して、いつもの酒屋さんに寄り「太平洋」を買って帰途についた。
帰宅してから知ったのだが、夕べ、白浜町ではシークレット花火大会と称して1万発の花火が打ちあがったそうだ。潮が小さいうえに前の晩の花火の光と大音響では魚が釣れなくても仕方がないというところかもしれない。そして、加太に出たフェイスブックのメンバーたちはほぼ入れ食い状態でタチウオを釣り上げたそうだ。
僕もそっちへいったらよかったと思ったが、すでに冷蔵庫の中にはイワシのストックがなく、今日を含めてこの2回の釣行を振り返ると、前回の加太ではタチウオを狙わずに朝から高仕掛け一本で頑張ればもっと真鯛が釣れていただろうし、そこでイワシを使わず、今日加太へ行っておけば僕にもタチウオがそこそこ釣れたかもしれない。そして29日に白浜に行けば潮も少しは大きくなり、花火の悪影響もなかったはずだ。
近くで、なにやらエサをつけてルアーのキャスティングのようなスタイルで釣りをしている人がいたので聞いてみたら、6号くらいの一つテンヤに海エビをつけてキャストしてるそうだ。それで真鯛が食ってくるとのこと。今日は小さいけれどもオウモンハタを釣ったそうだ。
以下の墨跡もたくさんあり、真鯛も釣れるとなると、田辺湾の奥とはいえ、ボラは間違いなくいると確信していただけに情けなくなる。水深は約3ヒロ以上あるので紀州釣りをするには十分な深さのはずだ。だからボラが釣れてもおかしくはないのだ。
作戦はどれもこれも裏目に出てしまったという感じになってしまったが、今回も今年の不調を象徴するような釣行となってしまった。
泣きの1回で、来年、もう一度挑戦してみたいが・・。