イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

山菜採り 2回目

2021年04月15日 | Weblog
今日は今年初めての生石山での山菜採りだ。

森に暮らすひまじんさんの話ではまだワラビは小さいが少し山を下ったところにあるコシアブラはいいんじゃないでしょうかとのことであった。例年ならあと1週間は採りに行く時期が遅いのだが今年の春は暖かいので僕としてはもう待ってはいられないという気持ちがあったのでダメ元で生石山に登ってみた。コシアブラも去年の状況を勘案すると確かに今が採りどころなのではないかとふんでいる。

しかし、ここ数日はまた寒くなった。今朝の生石山の気温は摂氏1℃。

 

北風も強くて体感温度は多分氷点下じゃなかろうかと思うほど寒い。手袋をした指先の感覚は完全にマヒしている。
地面にもところどころ霜が降りたところが見える。



まずは一番生えはじめが早い南の斜面に入ってみた。ワラビは生えていることは生えているがかなり小さい。とりあえずいくらかでも確保しようと摘んでいく。そのまま斜面を登ってコシアブラのポイントへ。ここはまだまだまだ小さくて摘める芽はまったくない。もう少し日数が経たないとダメなようだ。

 

このエリアには大きなヤマウドの株があるのだが、見つけることができない。ススキが刈り取られているので去年のカラも一緒に刈られてしまっているのか目印になるものがない。
ひまじんさんが教えてくれたエリアですこし大きなワラビを見つけたのち、今度は王家の谷へ。



ここもワラビは早いのかまったく姿が見えない。そしてここにもヤマウドの株があり、見つけることができたことはできたがこの寒さのせいで霜にやられたか芽の先端が腐ってしまっている。もったいない・・。



ただ、もうひとつの株はなんとかいい状態を保っていてくれていた。



そしてこの付近には太いタラノメの木が数本生えている。いつも先を越されていて盗られた跡を見ながら悔しい思いをするのだが、なんと今年は無傷のまま残っている!
こんなサイズだ。



今まで見たことのないような太さである。摂氏1℃の中を歩いていた甲斐があったというものだ。今年、このエリアへの一番乗りは僕だったようだ。
すべての木の芽を摘んでこんどは第2駐車場のそばにあるスポットへ。ここには大きいワラビが生えていた。ここも一番乗りだったようで、踏み荒らされた跡がないし、ワラビも摘まれた跡がない。
だれも入っていない場所で山菜を採れるというのはなんと気持ちのいいことか・・。

このあと、ひまじんさんと合流。ヤマウドポイントに入った。ここもどうも人が入った様子がなく、去年のカラもそのまま残っている。だから地面の下のヤマウドも見つけることができる。そしてそんなヤマウドは真っ白で値打ちものだ。



次々に見つかるのでこれで十分と途中で切り上げコシアブラのポイントへ、ここは生石山から少し下ったところにあるので芽はすでに大きくなっていた。車で10分も走らないところだが山の上とはえらい違いだ。
大きいものはあきらめて小さいものだけを採ったがそれでもスーパーのポリ袋に一杯のコシアブラが採れた。

時期は少し早いかもしれないと思いながら行ってみたけれども十分すぎる収穫があった。
今年の教訓は、他人より先んじて山に入れということだった。


コメント (2)
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