イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

船底塗装

2024年10月20日 | Weblog
昨日とは打って変わって、今日は北からの爆風だ。



気温もかなり低くなった。この風では釣りにも行けないので延ばし延ばしにしていた小船の塗装をする。当初の予定ではこの週末はこれだけをやるつもりであったのだ。
渡船屋も休業していて好都合だ。風が強くて休業しているのかと思っていたら、こんな日は変な客が来るので休みにしたという。なんとも強気な商売だなと羨ましくなった。まあ、素人のような釣り人がこんな日にやってくると事故の危険もあるからこれはこれで賢明な判断なのかもしれない。

満潮時刻の午前8時に港にやってきたが198センチの潮位ではスロープは海水が押し寄せてしまっている。叔父さんのところで1時間、円卓会議に出席して午前9時から上架の作業を開始。風が強くて船を安定させるのに難儀しながらようやく船体の半分ほどを引き上げる。これ以上はスペースがないので潮が引くのを待つしかない。



その間に少しずつフジツボを掻き落とすが、大きい船と同様、例年以上にいっぱい付いている。

船体がほぼ露出しコンクリートブロックの上に乗せることができた頃には午前10時を回っていた。前回は作業を急ぎ過ぎて生乾きのままで塗装を始めたが今回はしっかり乾燥させようとその間、シラスを買いに和歌浦へ向かった。店番のおばさんに話を聞くと、例の魚は遊漁船でもたくさん釣れているらしい。いったいどれくらいの量の魚がやってきたのだろう。アマダイもそうだが、不思議な現象だ。

スロープに戻って一気に塗装を始める。もう少し塗面を乾かしたいけれども潮が引き切る前に海に戻した。
毎度のことで雑な作業だったがこれで秋を迎える準備ができた。

新たな獲物も嬉しいが、僕はそれほどの変化を好まない。普通に毎年釣れる獲物が普通に釣れる方が嬉しいのである。
コメント
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