マルク・ブレー、セバスティアン・ステイエ/著 森 健人/監修 遠藤 ゆかり/翻訳 「驚異の未来生物: 人類が消えた1000万年後の世界」読了
今から1000万年後の世界では現代の生物がどんな形に進化しているかということを考察した本だ。好き勝手に想像しているのかと思いきや、思弁生物学という学問があって、将来の気候変動や現代の生物の分布状況からこんな世界が繰り広げらているかもしれないと科学的な仮説を打ち出しているらしい。
立ち読みで2億年くらい先の生物の本というのを見たことがあるが、それはあまりにも先のことすぎて、出てくる生物もオウムのような魚が空を飛んでいるというようなこれはSF以下ではないのかと思うようなものだったが、1000万年先だというとなんだか身近な感じがする。といっても1000万年ってどんな時間なのかは想像できない。
この世界では40メートルのオタマジャクシが海を泳ぎ、鳥に代わってコウモリが空を支配している。科学的な考察の結果とはいえ、それでもホンマかいな?と思えるような生物ばかりが登場する。まあ、こんな未来に誰も生きていないのだから何を言ってもだれも迷惑を被らない。まったく罪のない本だ。
雨が降ってどこにも行けない午後にちょっとだけ酔っ払いながら読むにはちょうどよい本である。
今から1000万年後の世界では現代の生物がどんな形に進化しているかということを考察した本だ。好き勝手に想像しているのかと思いきや、思弁生物学という学問があって、将来の気候変動や現代の生物の分布状況からこんな世界が繰り広げらているかもしれないと科学的な仮説を打ち出しているらしい。
立ち読みで2億年くらい先の生物の本というのを見たことがあるが、それはあまりにも先のことすぎて、出てくる生物もオウムのような魚が空を飛んでいるというようなこれはSF以下ではないのかと思うようなものだったが、1000万年先だというとなんだか身近な感じがする。といっても1000万年ってどんな時間なのかは想像できない。
この世界では40メートルのオタマジャクシが海を泳ぎ、鳥に代わってコウモリが空を支配している。科学的な考察の結果とはいえ、それでもホンマかいな?と思えるような生物ばかりが登場する。まあ、こんな未来に誰も生きていないのだから何を言ってもだれも迷惑を被らない。まったく罪のない本だ。
雨が降ってどこにも行けない午後にちょっとだけ酔っ払いながら読むにはちょうどよい本である。