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とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

[エルフィンS(L)]経験豊富ヴーレヴー、2勝馬の意地!

2025-02-10 16:15:37 | JRA G1・重賞戦線

【エルフィンS】ヴーレヴーが2番手から押し切り3勝目!:サンスポZBAT!
2月10日京都10R エルフィンステークス(リステッド、3歳オープン、牝馬、芝・外1600m)は、浜中俊騎手の4番人気ヴーレヴー(栗東・武幸四郎厩舎)が2番手から押し切り3勝目。1番人気のダノンフェアレディはスタート後に外によれる若さを見せて後方2番手追走から、直線で脚を伸ばしたが5着までだった。タイムは1分35秒3(良)。
3/4馬身差の2着には3番手追走のグローリーリンク(2番人気)、さらに3馬身半差遅れた3着に逃げたラージギャラリー(5番人気)が入り、前残りの決着となった。
ヴーレヴーは、父サトノクラウン、母アルギュロス、母の父マンハッタンカフェという血統。戦績は6戦3勝。

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今年のエルフィンステークスを勝ったのは、出走9頭中唯一の2勝馬ヴーレヴーでした。

ヴーレヴーは昨年の6月函館で勝ち上がり、前々走、10月京都のりんどう賞で2勝目、前走ではファンタジーS(G3/芝1400m)に挑戦してダンツエランから0.1秒差の4着でしたから、結果的には実績上位馬の順当勝ちだったかもしれません。

ただ、この時期の牝馬路線の人気はどうしても『数を使っている2勝馬より無敗の1勝馬』という傾向が強く、このレースでも1、2番人気はダノンフェアレディ、グローリーリンクという1戦1勝のキズナ産駒でした。

このあたりの比較は常に難しい話になりますが、オイシイ馬券を取るという観点で言えば一般的な傾向の逆、つまり、経験の浅い無敗の人気馬より経験豊富な馬を狙う…という作戦もアリなんじゃないかと思います。。まあ、結局のところ無敗馬がすごく強かった!みたいなケースもあるので狙ってやるのは難しいんですけれど(^^;)

馬券の話はさて置いて、1番人気に推されたダノンフェアレディはスタート後に大きく外によれる不利。その後も力を出せなかった印象で、経験の浅さがもろに出てしまったように思います。結果が出てから言うのも何ですが、気性面で少し難しいところがあるのかもしれません。(素質は高いと思いますし、まだまだこれからでしょう)

桜花賞に向けてという意味では、これはどうなんでしょうねぇ…

ヴーレヴーの血統を見ると父サトノクラウンで母父がマンハッタンカフェ、母系はSilver Hawk、Niniski、Tylantですから、ズバッと桜花賞を勝つイメージではないものの、グダグダの混戦になった時しぶとく3着に…みたいなことはあり得るかもです(^^ゞ

 

**2025/2/10京都10R エルフィンステークス(L/芝1600m)・良**

エルフィンステークス【2025年2月10日京都10R】:競馬ラボ

 

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[きさらぎ賞(G3)]サトノシャイニング豪快な初重賞勝ち!

2025-02-09 16:46:54 | JRA G1・重賞戦線

【きさらぎ賞】サトノシャイニングが大外一閃!初タイトル獲得で堂々クラシックの舞台へ:サンスポZBAT!
第65回きさらぎ賞(3歳オープン、G3、馬齢、芝・外1800m)は、西村淳也騎手との新コンビで挑んだサトノシャイニング(牡、栗東・杉山晴紀厩舎)が道中は中団で脚をためて勝負どころの3、4コーナーで進出すると、直線で大外から抜け出して圧勝。デビュー2連勝を狙った前走の東京スポーツ杯2歳Sではのちの最優秀2歳牡馬・クロワデュノールの2着に敗れたが、2度目の重賞挑戦で順当に初タイトルを獲得し、クラシック戦線に向けて一歩前進した。タイムは1分47秒0(稍重)。
3馬身差の2着は好位から懸命に脚を伸ばしたリンクスティップ(3番人気)、さらにクビ差の3着には中団から追い上げたランスオブカオス(4番人気)が入った。人気の一角に支持されていたショウヘイ(2番人気)は、好位から伸び切れず4着に敗れた。
サトノシャイニングは、父キズナ、母スウィーティーガール、母の父Star Dabblerという血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬。通算成績は3戦2勝。管理する杉山晴紀調教師、騎乗した西村淳也騎手ともに、きさらぎ賞は初勝利となった。

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いやぁ、やっぱりサトノシャイニングも強いですねぇ…。3ヶ月前の前走、東スポ杯では後にホープフルSを勝つクロワデュノールに0.1秒負けていますが、あの時は逃げて目標にされるカタチでしたから、中団から外を回して豪快に差し切った今日の内容は、『勝負付けはまだ済んでいない』というアピールになったと思います。

スローだった東スポ杯と違って前が流れたこと(1000m通過58.7秒)を差し引いても、朝日杯FS3着のランスオブカオスなどがいるメンバーの中、直線だけで5頭を交わし、さらに3馬身千切っての完勝劇はさすがと言って良いでしょう。

逆に、1勝馬ながら2番人気に推されたショウヘイにとっては、少しほろ苦い現実を見せられた感じでしょうか。もちろん素質がある馬なので、今後の巻き返しは充分考えられますが、直線で全く伸びる素振りがなかったところを見ると、現時点では同世代の一線級とは明らかに差がある印象です。(当たり前と言ってしまえばそうですけれど)

しかし、本当に最近のキズナ産駒は走りますねぇ…。

種付料がグングンと上がったあとの産駒が結果を出す。言い方を変えれば、繁殖牝馬の質が上がればこれぐらいは普通にやれる種牡馬だ…ということかもしれませんが、ダービー馬の血が父系で受け継がれていくのはイイことですし、父キズナの種牡馬が活躍する日がくるのもそう遠くないかもしれません。(バスラットレオンもトルコで頑張って!)

 

**2025/2/9京都11R きさらぎ賞(G3/芝1800m)・稍重**

きさらぎ賞【2025年2月9日京都11R】:競馬ラボ

 

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[セントポーリア賞]エネルジコ、出遅れからの豪脚一閃!

2025-02-02 16:45:58 | JRA G1・重賞戦線

【セントポーリア賞】エネルジコが馬場の真ん中を豪快に突き抜けデビュー2連勝!:サンスポZBAT
東京9Rで行われたセントポーリア賞(3歳1勝クラス、芝1800m)は、池添謙一騎手の1番人気エネルジコ(牡、美浦・高柳瑞樹厩舎)がスタートで出遅れ後方のイン追走から直線で外に持ち出されると、馬場の真ん中を豪快に突き抜け快勝。2015年の同レースを制した父ドゥラメンテとの親子制覇で、デビュー2連勝を決めた。タイムは1分48秒2(良)。
1馬身1/4差の2着にはミッキーマドンナ(2番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にプレシャスデイ(5番人気)が入った。
エネルジコは、父ドゥラメンテ、母エノラ、母の父Noverreという血統。通算成績は2戦2勝。
◆池添謙一騎手(1着 エネルジコ)「2走目でゲートの中でだいぶガタガタしていて、最悪のタイミングでゲートを切って遅れてしまったので、いや~どうしようかな、と。ただ慌てずに、道中は内々をロスなく上手に走れていました。直線に向いた時は前1列が壁だったので外に出したんですけど、ゴーサインを出してから一気にトップギアに入って、反応がすごく早かったので、(残り)150メートルくらいで先頭に立っていました。反応の早さは大きな武器だと思います。我が出てきているので、もう少し落ち着いてほしいですね。体もまだ緩くて余裕のある作りという感じはあるので、そのぶん今後が楽しみになる馬だと思います。いい馬に乗せてもらいました。続けて乗せてもらえたらと思います」

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今日は重賞レースではなく、あえて3歳1勝クラスのセントポーリア賞を取り上げます。(セントポーリア賞と言えば、私にとってはバシレウスが勝った思い出のレース…ということもあって毎年注目しています(^^ゞ)

出世レースを勝ったのは3.0倍の1番人気に推された1戦1勝馬エネルジコ。

エネルジコはドゥラメンテ産駒で、ゲートでガタついて出遅れをかますなど荒削りな部分が残っていますが、それだけに今日の勝利は大きいですし、今後の伸びしろを考えれば、単に3歳春云々以上に楽しみな存在に思えます。

魅力は何と言っても直線での瞬発力とスピード。正直、今日のレースはスローペースに助けられたところもありそうですが、それでもあの出遅れをものともせずに、楽々と差し切った末脚は特筆ものに見えました。

ドゥラメンテは気性に課題がある馬を出すことも多いですが、その一方でこういう能力の高い馬を出すのですから、やはり大したもの。クラブ馬なので、どこかのトライアルレースを使ってくるでしょうが、春のクラシック路線に乗るためには、短期間でどこまで気持ちが落ち着くか…といった精神面の成長がカギになるかもしれません。

高栁瑞樹先生、厩舎の皆さん、まずはおめでとうございます!

そして、初勝利をめざすブルータスのこともよろしくお願い致します!(^^ゞm(_ _)m

 

**2025/2/2東京9R セントポーリア賞(1勝C/芝1800m)・良**

セントポーリア賞【2025年2月2日東京9R】:競馬ラボ

 

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[AJCC(G2)]ダノンデサイル、最後はダービー馬の意地!?

2025-01-26 17:12:27 | JRA G1・重賞戦線

【AJCC】ダノンデサイルが力強く伸びて差し切る!スペシャルウィーク以来26年ぶりダービー馬V:サンスポZBAT!
第66回アメリカジョッキークラブカップ(4歳以上オープン、別定、G2、芝2200m)は、戸崎圭太騎手の1番人気ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)がレーベンスティール(2番人気)と並ぶように中団馬群を追走。3~4コーナーで外々を回って上がっていくと、直線では力強く伸びて前を差し切りV。1999年スペシャルウィーク以来、26年ぶり4頭目のダービー馬Vを果たし、古馬中距離戦線の主役へ好発進を決めた。タイムは2分12秒1(良)。
3/4馬身差の2着にはマテンロウレオ(6番人気)、さらにハナ差遅れた3着にコスモキュランダ(3番人気)が入り、2番人気のレーベンスティールは12着に敗れた。
ダノンデサイルは、父エピファネイア、母トップデサイル、母の父Congratsという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。通算成績は8戦4勝。重賞は2024年京成杯(G3)、日本ダービー(G1)に次いで3勝目。安田翔伍調教師は22年キングオブコージに次いでAJCC2勝目、戸崎圭太騎手は初勝利。

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向こう正面中ほどからコスモキュランダが奇襲気味に上がっていき、淡々としたペースながらもタフな消耗戦となった今年のAJCCを制したのは、昨年のダービー馬ダノンデサイルでした。

それにしても、最後にしぶとくマテンロウレオ、コスモキュランダを差し切ったのは情緒的に言うならダービー馬の意地、血統背景を見ればRoberto系の底力、実績、戦績で考えるなら中山巧者…といった感じになるでしょうか。

実際には様々な要素の総合でしょうから、一概に何が勝因とは言いにくいですが、個人的にはこういうG2戦でダービー馬が簡単に負けなくて良かったかなと。。正直、このメンバーでレーベンスティールと人気があまり変わらないのは少し失礼?と感じていましたので、この勝利をキッカケに、古馬になっても強いダービー馬になって欲しいと思います。

逆に、中山2200m巧者を買われて単勝2.9倍に推されたレーベンスティールは残念でしたが、セントライト記念やオールカマーの時期と冬の中山では芝の条件なども違いますからね。すでに重賞を3勝、天皇賞でもドウデュースから0.5秒差の8着に頑張った馬ですし、休み明けの一戦で負けたからと言って、あまり悲観する必要はないでしょう。

 

**2025/1/26中山11R アメリカジョッキーC(G2/芝2200m)・良**

アメリカジョッキークラブカップ【2025年1月26日中山11R】:競馬ラボ

 

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[シンザン記念(G3)]リラエンブレム2戦2勝で重賞制覇!

2025-01-13 16:52:01 | JRA G1・重賞戦線

【シンザン記念】リラエンブレムが鋭い末脚繰り出し2馬身半差の快勝!:サンスポZBAT!
第59回シンザン記念(3歳G3、芝1600m)は、浜中俊騎手の3番人気リラエンブレム(牡、栗東・武幸四郎厩舎)が中団を追走すると直線で外から鋭い末脚を繰り出し2馬身半差の快勝。デビュー2連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは1分34秒6(良)。
2馬身半差の2着にはアルテヴェローチェ(1番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着にウォーターガーベラ(14番人気)が入った。
リラエンブレムは、父キズナ、母デルフィニア2、母の父Galileoという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。武幸四郎調教師は2023年ライトクオンタムに次いでシンザン記念2勝目、浜中俊騎手は11年レッドデイヴィス、13年エーシントップ、14年ミッキーアイル、16年ロジクライに次いで5勝目。

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いやぁ、またまた強そうなキズナ産駒が出てきましたねぇ…

リラエンブレムはこれで2戦2勝と経験は少ないですが、この出世レースで負かした相手はサウジアラビアRC勝ち、朝日杯FSでも1番人気(5着)に推されたアルテヴェローチェですからね。

内容的には、前半にやや行きたがる素振りを見せたものの、途中で浜中騎手の言うことを聞いて落ち着くことができましたし、いったん中団まで下がってから直線で長い脚を使うあたり、2戦目とは思えないレースセンスを感じました。

さらに、血統表を見るとNijinsky×High Topの母系にDanehill Dancer、Galileoときてディープインパクト×Storm Catのキズナですから、単なるスピード自慢とは思えず、これから経験を積んでいけばいずれ大きな仕事をしそうな印象です。

(それにしても、Sadler’s WellsやDanehillってのは、やっぱり大したものっすねぇ(^^;))

一方、2着に敗れたアロマヴェローチェは1番人気馬の責任でしょうか、川田騎手が正攻法で勝ちいにいった分、結果的にリラエンブレムより先に動かされた感じもあり…。前走の朝日杯FS、そして今日の敗戦でやや評価を下げるかもしれませんが、父モーリスで今後も成長が見込めるだけに、2馬身半の着差がそのまま実力差とは考えないようにしたいです。

本当はこういうレースにも出資馬が出て欲しいのですが、現状、それは簡単にいきそうもありません。。まあ、無いものねだりをしても始まりませんので、私は私で地道に出資馬を応援していきます(^^ゞ

 

**2025/1/13中京11R シンザン記念(G3/芝1600m)・良**

日刊スポシンザン記念【2025年1月13日中京11R】:競馬ラボ

 

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[フェアリーS(G3)]エリカエクスプレス完勝で桜の有力候補に!?

2025-01-12 16:48:08 | JRA G1・重賞戦線

【フェアリーS】エリカエクスプレスが3馬身突き抜けデビュー2連勝!:サンスポZBAT!
第41回フェアリーステークス(3歳オープン、G3、牝、芝・外1600m)は、戸崎圭太騎手の2番人気エリカエクスプレス(栗東・杉山晴紀厩舎)が道中3番手の位置につけると、直線で前をあっさりと交わし突き抜けデビュー2連勝。重賞初制覇で賞金加算に成功し、春の大舞台へ弾みをつけた。戸崎圭太騎手は2010年から16年連続JRA重賞制覇。タイムは1分32秒8(良)のレースレコード。
3馬身差の2着にはティラトーレ(4番人気)、さらにクビ差遅れた3着にエストゥペンダ(9番人気)が入った。
エリカエクスプレスは、父エピファネイア、母エンタイスド、母の父Galileoという血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。杉山晴紀調教師はフェアリーS初勝利、戸崎圭太騎手は2014年オメガハートロック、18年プリモシーンに次いで3勝目。

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例によって、ほとんどが1勝馬というメンバーで行われたフェアリーステークスを勝ったのは、デビュー戦を勝ったばかりのエピファネイア産駒、エリカエクスプレスでした。(1分32秒8のレースレコードは立派!)

内容的には1000m通過が57.3秒の流れを3番手に先行しても折り合いはギリギリ、前半はスピードの塊のようなレースぶりでしたが、4角から直線に入ったあたりで馬ナリで前を交わし、さらに中山の坂を楽々とこなしていったところなどは、単なるスピード馬ではないスタミナ、底力も感じさせてくれました… と思って血統表を見直すと、単にSadler’s Wellsクロスがあるだけでなく、一歩間違うと古めかしいと言われそうな『重厚系』でした(^^ゞ

そうですねぇ、今日の一戦だけでは何とも言えませんが、今後、ハイペースのマイル戦でもギリギリだった折り合い面に進境があれば、桜花賞はもちろん、その先を見据えることだって可能な血統構成じゃないかと思います。

ちなみに三嶋牧場さんはバスラットレオンを筆頭に、現役ではジーベックなどでもお世話になっていますし、杉山晴紀調教師はベルミュール’23、サダムノンノ’24といった募集馬の管理をされています。(両馬ともに非出資ですけれど…)

だから何だと言われるとアレですが、少しでも関連している牧場や調教師、ジョッキーなどの馬が活躍するのは悪い気分ではないですね。。あ、もちろん、それが自分の出資馬であれば言うことなしなのですが、それはなかなか(^^;)

 

**2025/1/12中山11R フェアリーステークス(G3/芝1600m)・良**

フェアリーステークス【2025年1月12日中山11R】:競馬ラボ

 

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[東京大賞典(G1)]フォーエバーヤング、世界への前哨戦完勝!

2024-12-29 16:38:54 | JRA G1・重賞戦線

【東京大賞典】フォーエバーヤングが2番手から抜け出し完勝!ダート界最強を証明し再び世界へ:サンスポZBAT!
第70回東京大賞典(3歳以上オープン、定量、G1、ダート2000m)は、坂井瑠星騎手の1番人気フォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が好スタートから2番手を追走すると、3~4コーナーでは鞍上の手が激しく動き、手応えが怪しく見えたが、直線でグングンと加速して後続の追撃を許さず完勝。2018年オメガパフューム以来、6年ぶり4頭目の3歳馬V(G1に格付けされた1997年以降)で世代交代を告げ、ダート界最強を証明した。国内では5戦5勝と無敗を継続し、再び世界に挑戦する。タイムは2分4秒9(良)。
川田将雅騎手のウィルソンテソーロ(2番人気)が昨年に続き2着、3着に三浦皇成騎手の3歳馬ラムジェット(4番人気)が入り、3連覇を狙った菅原明良騎手のウシュバテソーロ(3番人気)は4着に敗れた。
フォーエバーヤングは、父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング、母の父Congratsという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は9戦7勝(うち地方4戦4勝、海外4戦2勝)。重賞は23年JBC2歳優駿(Jpn3)、全日本2歳優駿(Jpn1)、今年のサウジダービー(G3)、UAEダービー(G2)、ジャパンダートクラシック(Jpn1)に次いで6勝目。矢作芳人調教師、坂井瑠星騎手ともに東京大賞典は初勝利。
◆坂井瑠星騎手(1着・フォーエバーヤング)「前回がすごく良かったので、まだ本調子とはいかない中で八割ぐらいかなというイメージでした。前回、前半行かせる競馬をしたので、それを馬が覚えていたようで飛び出すようなロケットスタートでした。(3コーナーすぎで手を動かしていたが)その辺りが状態が完ぺきではないなと。世界一になるにはあの辺が課題かなと思います。(直線抜け出してから内と外からライバルが迫ってきていたが)負けないとは思いましたけど、今後のことを考えてしっかり追って、よくしのいでくれました。国内では初めて古馬の一線級と戦いましたけど、世界一を目指している馬なので日本では負けられないという気持ちでした。来年、世界のチャンピオンになれるように、この馬と頑張っていきたいです」

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フォーエバーヤング強かった!

好スタートからクラウンプライドの番手をキープ、道中リラックスして走っていましたし、4角を回って早め先頭の横綱相撲でウィルソンテソーロ、ラムジェット、ウシュバテソロといったダート界の猛者を完封したのですから。何と言いますか、3~4角での手応えはさて置き、結果的には1+3/4馬身差以上の強さを感じるレースになりました。

いや、最終追い切りでは2秒先行したジーベックらを全く問題にしない圧巻のパフォーマンスを見せており、海外実績がダテではないことは明らかかだったわけですが、それでも3歳馬がこんな完勝劇を見せるとは…。(坂井騎手は8割程度のデキと仰っていますが、それがマジならどんだけ強いんだ…という話っすねぇ)

当然ながら、フォーエバーヤング陣営は海外のビッグレースを視野に入れているわけですが、これはひょっとするとひょっとしそうな雰囲気ですよね。今後、賞金がバカ高いレースを勝ち進んでいけば、イクイノックスの通算獲得賞金記録を塗り替えることもできそうな。。なんたってこの馬はまだ3歳、これからも強くなれるのですからっ!

しかし、勝ったフォーエバーヤングやドバイワールドカップ勝ちのウシュバテソーロをはじめ、日本のダート競馬、ダート馬たちは普通に世界に通用するという、ある意味すごい時代になりました。逆に言えば、日本でダート界の頂点に立つというのは、以前とは比べ物にならないほどハードルが高いことかもしれず…。私もダート路線で期待をしている出資馬を抱えていますが、あまり高いところを見過ぎずに、地道に応援していくしかないかもしれません(^^;)

最後になりますが、矢作先生、厩舎の皆さん、坂井瑠星騎手、一年を締め括る見事な勝利おめでとうございます。来年のご活躍を祈るとともに、私の出資馬たちをよろしくお願い致しまする!m(_ _)m

 

**2024/12/29大井9R 東京大賞典競走(G1/ダ2000m)・良**

地方競馬ライブ:https://keiba-lv-st.jp/top.html?track_id=ooi

 

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[ホープフルS(G1)]クロワデュノール春の主役へ名乗り!

2024-12-28 16:18:46 | JRA G1・重賞戦線

【ホープフルS】クロワデュノールが末脚炸裂させて快勝!無傷3連勝で来春のクラシック戦線の主役に:サンスポZBAT!
第41回ホープフルステークス(2歳オープン、牡・牝、G1、芝2000m)は、北村友一騎手の1番人気クロワデュノール(牡、栗東・斉藤崇史厩舎)が中団の外めで流れに乗り、早めに動いて前を射程圏に入れると、直線で一気に末脚を炸裂させて新馬戦、東スポ杯2歳Sと無傷の3連勝。2歳中距離王の座に就き、来春のクラシック戦線の主役に躍り出た。北村友一騎手は2020年有馬記念(クロノジェネシス)以来、約4年ぶりのJRA・G1制覇。タイムは2分0秒5(良)。
2馬身差の2着にはジョバンニ(6番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にファウストラーゼン(17番人気)が入った。
クロワデュノールは、父キタサンブラック、母ライジングクロス、母の父Cape Crossという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は3戦3勝。重賞は今年の東スポ杯2歳S(G2)に次いで2勝目。斉藤崇史調教師は21年キラーアビリティに次いでホープフルS2勝目、北村友一騎手は初勝利。

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前半はスロー、1000m地点で一気にペースが上がる難しいレースになりましたが、単勝1.8倍のクロワデュノールは初の右回り&短い直線を難なくこなして無傷の3連勝、ジョバンニに2馬身差をつける完勝劇でG1初制覇を達成しました。

クロワデュノールの母ライジングクロスはブランドフォード×ネアルコ母系で『いかにも』といった背景を持ち、キタサンブラックとの配合は大モノ感満載。タフな馬場もこなせそうですし、府中の2400mもドンとこいに思えますから、今日の完勝劇で来春の主役が確定的になった気がします。(中山の2000mで勝ったのはデカい!)

しかし、これで来年もサンデーRさんの勢いは止まりませんねぇ。。未だ弱小の広尾的には逆らってもイイことはなさそうですが、それでもいつの日にか、どこかで一矢報いたいところです。

そうですねぇ、ハマった時のキタサンブラック産駒は破壊力が半端ないですから、あるとしたら一発長打系の高額マル外で狙っていくしかないのかも…。とりあえず、ダメもとでWildwood’s Beauty’24とBelcaara’24の長打力に期待します(^^ゞ

 

**2024/12/28中山11R ホープフルステークス(G1/芝2000m)・良**

ホープフルステークス【2024年12月28日中山11R】:競馬ラボ

 

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[有馬記念(G1)]レガレイラど根性! ハナ差で有馬記念制覇!!

2024-12-22 17:35:39 | JRA G1・重賞戦線

【有馬記念】レガレイラが壮絶な叩き合いをハナ差制す!64年ぶり3歳牝馬Vの快挙:サンスポZBAT!
第69回有馬記念(3歳以上オープン、G1、芝2500m)は、戸崎圭太騎手の5番人気レガレイラ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)が好位追走から勝負どころの2周目の3~4コーナーをスムーズに回ると、直線ではシャフリヤールとの壮絶な叩き合いになり、最後わずかハナ差制しV。今年未勝利の鬱憤を晴らし、2つ目のGIタイトルを獲得した。3歳牝馬よる有馬記念制覇は、1960年スターロツチ以来、64年ぶり2頭目の快挙。タイムは2分31秒8(良)。
ハナ差の2着にはシャフリヤール(10番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着にダノンデサイル(2番人気)が入り、1番人気のアーバンシックは6着に敗れた。
レガレイラは、父スワーヴリチャード、母ロカ、母の父ハービンジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は8戦3勝。重賞は23年ホープフルS(G1)に次いで2勝目。木村哲也調教師は22年イクイノックス、戸崎圭太騎手は14年ジェンティルドンナに次いで有馬記念2勝目。
◆戸崎圭太騎手(1着 レガレイラ)「寒い中、たくさんの声援をありがとうございました。本当にレガレイラに感謝したいと思います。スタートが鍵だなと思っていて、少し出遅れた感じはあったけど、二の脚がよくて、スムーズなリズムで道中は走ることができました。接戦ということで、気持ちで負けないようにと思って乗っていました。(勝ったかどうかは)全く分からなかったです。(勝ちが分かった瞬間は)心の底から、うれしさが込み上げてきて、乗せていただいたオーナー、スタッフに感謝したいと思います。(2014年にジェンティルドンナで有馬記念を勝ってから)長い年月が経ちましたが、また勝ててうれしいですし、さらに頑張りたいです」

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ドゥデュースの取り消しで一転混戦模様となった今年の有馬記念を制したのは3歳牝馬、スワーヴリチャード産駒のレガレイラでした。(64年ぶりの快挙というのはすごい… 何と私が生まれる前(^^;))

まあ、ドウデュースがいなかったとかペースが遅かったとか中山巧者とか、いろいろな要素が味方した部分はあるのでしょうが、それでも歴戦の雄シャフリヤールと叩きあってのグランプリ制覇はお見事でしたし、牡馬を相手にホープフルSを勝った地力の高さ、勝負根性は間違いなくホンモノだったということでしょう。

ちなみにスワーヴリチャードは2年目から種付料が爆上がり(200→1500万円)しましたが、その意味では、社台SSの皆さんにとっても本当に大きなグランプリ制覇になったと思います。

その他では、大外枠から2着に入ったシャフルヤールはさすがの実力を見せてくれたと思いますが、惜しかったのはスローペースと位置取りに泣いた5着のジャスティンパレスでしょうか。レース前に、穴ならジャスティンパレスかも?と考えていましたし、わざわざテラステラに乗らずに中山に行った坂井瑠星騎手を応援したい気持ちもありましたから…。

あ、テラステラの話をすると口惜しさがこみ上げてきますね(^^;)

とにかくレガレイラが勝ってスワーヴリチャードの可能性がさらに広がった気がしますし、うちのスワーヴリチャード牝馬、エスペシャリーとオピュレンス’23にもこれからドンドン強くなっていって欲しいです!

 

**2024/12/22中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)・良**

有馬記念(グランプリ)【2024年12月22日中山11R】:競馬ラボ

 

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[中山大障害(J・G1)]ニシノデイジー返り咲き!

2024-12-21 17:19:50 | JRA G1・重賞戦線

【中山大障害】ニシノデイジーが5馬身差の圧勝!2年ぶり2度目のVで王者に返り咲く:サンスポZBAT!
第147回中山大障害(3歳以上障害オープン、J・G1、芝4100m)は、五十嵐雄祐騎手の4番人気ニシノデイジー(牡8歳、美浦・高木登厩舎)が好位追走で終始安定した飛越を見せると、外から早めにまくって先頭に立ち、そのまま押し切り5馬身差の圧勝。2022年以来、2年ぶり2度目のVで障害王者に返り咲いた。タイムは4分40秒4(良)。
5馬身差の2着にはエコロデュエル(3番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にネビーイーム(5番人気)が入り、マイネルグロン(2番人気)、ダイシンクローバー(9番人気)、ロードトゥフェイム(8番人気)は落馬で競走中止となった。
中山大障害を勝ったニシノデイジーは、父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオンという血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬で、馬主は西山茂行氏。通算成績は32戦6勝(うち障害12戦3勝)。重賞は18年札幌2歳S(G3)、東スポ杯2歳S(G3)、22年中山大障害(J・G1)に次いで4勝目。高木登調教師は22年ニシノデイジーに次いで中山大障害2勝目、五十嵐雄祐騎手は13年アポロマーベリック、22年ニシノデイジーに次いで3勝目。
◆五十嵐雄祐騎手(1着 ニシノデイジー)「最高です。なかなかG1を勝ってから勝てないレースが続いていたけど、中山を得意としている馬なので、力を十分に出すことができました。ゲートを出てから、内の馬が外に寄れてきてガチャガチャしましたが、好位で折り合いがつきました。馬も成長しています。デイジーはしまい勝負で切れるタイプではないと何度も乗って分かっていたので、最終障害、4コーナーは先頭でと思っていて、そのイメージ通りに乗れました。仕掛けたぶん、脚はあがりましたが、デイジーもひと踏ん張りしてくれました。きょうはデイジーが一番頑張りました」

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出走9頭中完走6頭。激しいレースになった今年の大障害を制したのは2年前のチャンピオン、ニシノデイジーでした。

ニシノデイジーは2年前の大障害制覇以降、なかなか勝てないレースが続いていましたが、五十嵐騎手によれば「馬も成長している」とのこと。障害というのは特殊技能なところがありますから、8歳にして熟練度が増すこともあるでしょうし、気性面が落ち着いて本来のテクニックにモノを言わせることができた…みたいなこともありそうですね。

それにしても、好位置から早め先頭、後続を5馬身千切っての勝利はお見事でした。底力満載の母系にハービンジャーという血統背景も含めて、まだまだ現役で頑張れそうな勝ちっぷりだったと思います。

障害チャンピオンというのは、一口馬主的にはなかなか狙って獲れるものではないですが、チャンスがあれば…。

いやいや、基本的には普通に平地で活躍してもらう方が気が楽ですし、特に大障害のようなレースに出資馬が出ていたら、それはもう絶対に心臓に良くないですからね。やはり障害戦は見るだけにしておきたいです(^^;)

 

**2024/12/21中山10R 中山大障害(J・G1/芝4100m)・良**

中山大障害【2024年12月21日中山10R】:競馬ラボ

 

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