パンサラッサは昨夕にサウジの厩舎を出発し、空港へ。無事、ドバイの地に到着しています。
バスラットレオンは昨夕にサウジの厩舎を出発し、空港へ。無事、ドバイの地に到着しています。
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思ったよりもアッという間に移動するんですね。
何はともあれレース後も特に問題なく、次なる決戦の地に到着してくれて良かったです(^^)
Best of luck in Dubai, PANTHALASSA パンサラッサ!pic.twitter.com/A8xRyTPQRM
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 28, 2023
矢作厩舎におけるパンサラッサ、バスラットレオンたちの先輩、ラヴズオンリーユーさんに初仔が生まれたそうです。
生まれたのはエピファネイアの牡馬で、順調ならDMMさんで募集され、矢作厩舎からデビューすることが既定路線になっているようです… と、ここまでは『まあそういうことだろうな』な話なのですが、私が気になったのは、「今年はレイデオロを…」の部分でありまして、ラヴズオンリーユーほどの馬に配合されるレイデオロは、産駒未デビューでも馬産地での評価が高いんでしょうね。
ラヴズオンリーユーに初子誕生 矢作師「サウジC優勝直後に産まれてきたことに強い運気を感じる」:デイリースポーツ online
21年アメリカのブリーダーズCフィリー&メアターフなどG1を4勝し、日本調教馬初となるエクリプス賞最優秀芝牝馬を受賞したラヴズオンリーユー(牝7歳、父ディープインパクト)が27日朝、初子となる父エピファネイアの牡馬を出産した。オーナーのDMMバヌーシーがツイッターなどで発表した。母子ともに健康で、順調であれば今年の夏にDMMバヌーシーで募集し、母と同じ栗東・矢作芳人厩舎からデビューする予定となっている。
矢作師は「無事に男の子が産まれたと聞き、とても嬉しいです。まずはとにかく元気に育ってほしい。サウジC優勝直後に産まれてきたことに強い運気を感じます。来週見に行く予定です」と、初対面を心待ちにした。
DMMドリームクラブの椎名竜大代表代行は「クラブのみならず日本競馬の宝とも言える血統ですので、無事に産まれたと聞いて安堵しております。丁重に管理していただいた牧場の皆様に心より感謝を申し上げます。名牝の初仔への期待は高まるばかりですが、まずは健康に育ってくれることを願っております。今年はレイデオロを種付けする予定です」とコメントした。
ところで広尾TCのレイデオロ産駒といえば、21年産馬としてはステラリード’21、まだ募集前の22年産馬にはミスペンバリー’22(牡)、ハイアーラヴ’22(牝)が控えているわけです…。
レイデオロ産駒の評判が良いことはステラリード’21のお値段から想像していたものの、先日、パンサラッサがあのカントリーグラマーを抑えてサウジカップを勝ってしまった所為で、(ミスペンバリー’21を我慢してまで)密かに狙っていたミスペンバリー’22の募集価格高騰が避けられそうもなく…。いや、パンサラッサの勝利はこの上ない喜びだったわけですが、父カナロアでパンサラッサに血統構成相似のディメンシオン’22も含め、今後のことを考えると頭が痛い部分もあったりします(^^ゞ
まあ、そんなの贅沢な悩みでしかないのでしょうし、ミスペンバリー’22とディメンシオン’22、この2頭については雨が降ろうと槍が降ろうと目を瞑って行くだけ行くしかないんですよね。。いつも勇気をもらっているパンサラッサ&吉田豊コンビのように(^^;)
パンサラッサがサウジカップを鮮やかに逃げ切った! 確かにその通りなのですが、何故日米のダートの猛者たちが最後までパンサラッサを捉まえられなかったのか、その理由をごく大雑把に考えてみたいと思います。まあ、内容的には何となく今さら感もあるでしょうが、改めてやっておくと気持ちがスッキリしますので(^^ゞ
整理するネタは例によって400mごとのラップタイムになります。JRAのように主催者が200mごとのタイムを整理してくれるわけではないのでアレですが、400m刻みでも大体の傾向はつかめるので問題ないでしょう。
では早速ですが、こちらが2023サウジカップでパンサラッサが刻んだタイムです。
2023 サウジカップ(G1/ダ1800m)
0-0400m 23.77
0-0800m 45.85
0-1200m 71.17(1.11.17)
0-1600m 96.66(1.36.66)
0-1800m 110.80(1.50.80)
パッと見ただけで気がつくのは、0-800mが45秒台ってムチャクチャ速いよなぁ?ということです。日本のダート中距離戦だと(1800mで1.50.8秒だけならまだしも)0-800mが45秒台ってのは聞いたことがないですよね(^^;) (もちろん、サウジのダート1800mはスタート地点からずっと直線を走るので、コーナーでの減速がない分だけ速くなることは考慮すべきですが、一方、日本では助走区間・スタートから約5mのタイムを計測しないので、0.5~1秒程度の下駄をはいていたりしますので…)
その上で、1600-1800mのタイムが極端に落ちて14.14秒となっていて、さすがのパンサラッサもゴール前は一杯一杯、ギリギリの状態で粘り込んだことが窺えます。日本式に上り3F(1200-1800m)で言うと39.63秒なのですが、勝手な想定で1200-1600を200mごとに分割すると、12.30-13.19-14.14秒みたいなラップになっていたのでは?と考えられます。
となると、常識的には『終いで失速した逃げ馬を差し馬が捉える…』というカタチになるはずなのに、今年のサウジカップはそうならず…。理由は単純でありまして、前半の0-800mが極端に速かったため、直線に入った時には後続勢にパンサラッサを交わすだけの余力がなかった、パンサラッサが失速し始めた時には、後続勢も一緒に失速していったからだと思われます。
そうなんです、これぞまさにパンサラッサの真骨頂、安カツさんが、分かっていても捕まえられない『魔性の逃げ』と形容したとおり、後続勢が『気付いたら、まんまと消耗戦の沼にハマっていた』ってことなんじゃないでしょうか。
でも、実際に追い掛ける立場になったら難しいですよね。あまり離れないようについていけばコチラもバテてしまう、かと言って離れてしまえばセーフティリードを作られてしまう恐怖があるわけで。。これが(日本の)芝コースであれば、どんなに離れてしまっても、イクイノックスのように3F32秒台の脚で追いつく可能性はありますが、そもそもダート戦で上り32秒台なんてありえないわけで、そりゃあ『ある程度はついていきたい』という気持ちになってしまいますよね。
ちなみに、今年のサウジカップがどんなペースだったかを理解するために、比較対象として米国最強スプリンター・エリートパワーが勝ったリヤドダートスプリントのレースラップと、地元サウジのコミッショナーキングが勝ったサウジダービーのレースラップを見てみます。エンブレムロードが勝ち、カントリーグラマーが2着だった昨年のサウジカップも載せましたが、今年のトラックは(チップの量が減って)米国やドバイのダートに近い仕様に変わっているらしく、単純タイム比較はしない方が良いでしょう。
2023 リヤドダートスプリント(G3/ダ1200m)
0-0400m 22.59
0-0800m 46.20
0-1200m 71.01(1.11.01)
2023 サウジダービー(G3/ダ1600m)
0-0400m 21.83
0-0800m 44.98
0-1200m 70.23(1.10.23)
0-1600m 98.38(1.38.38)
2022 サウジカップ(G1/ダ1800m)
0-0400m 24.80
0-0800m 47.86
0-1200m 72.80(1.12.80)
0-1600m 97.83(1.37.83)
0-1800m 110.53(1.50.53)
これを見ると一目瞭然、パンサラッサはスプリント戦でエリートパワーがマークしたタイム、1.11.01に遜色ないラップで1200mを通過していたんですよね。サウジダービーはコミッショナーキングとハヴナメルトダウンがテンからビッシリ競り合い、さらに前傾ラップが顕著でした。そのため前半が極端に速い代わりに終いは両馬ともバテバテ、上り3Fはおそらく40秒を超えているのではないでしょうか。当然のようにパンサラッサはこのレースより1.7秒ほど速いラップで1600mを駆け抜けています。
一方、昨年のサウジカップは0-800mが47.86秒と落ち着いた分、1600-1800mは12.7秒とあまり失速しておらず、いわゆる平均ペースに近いラップになっています。全く違うラップになった昨年と今年を連続2着したカントリーグラマーはやっぱりスゴイという話は別にして、とにかく、今年のサウジカップが常識外れのハイペースだったことは確かじゃないでしょうか。
サウジのダート戦におけるテンの速さをさらに実感するために、昨年パンサラッサが勝った(同じワンターン1800mの)ドバイターフのレースラップと、日本のレースからもうひとつ、ジュンライトボルトが勝ったチャンピオンズC(こちらはコーナー四つの競馬なのを考慮する必要があります)のラップも載せておきます。
2022 ドバイターフ(G1/芝1800m)
0-0400m 24.29
0-0800m 47.06
0-1200m 69.60(1.09.60)
0-1600m 92.68(1.32.68)
0-1800m 105.77(1.45.77)
2022 チャンピオンズカップ(G1/ダ1800m)
0-0400m 23.9
0-0800m 49.8
0-1200m 75.0(1.15.0)
0-1600m 99.6(1.39.6)
0-1800m 111.9(1.51.9)
なんと、パンサラッサ自身がドバイターフで刻んだ0-800m:47.06秒よりも、今回のサウジカップの0-800mは1.2秒も速いんですね。。確かに、本来ハイペースに慣れているはずの米国馬も追走に苦労していましたし、地元サウジ勢が、後方にいたままスタミナを削られてしまったのも仕方がないかもしれません。(1400mのG1を勝つようなテイバですら大変そうでしたから…)
また、チャンピオンズカップのレースラップを見るにつけ、今回のサウジカップで一番割りを食ったのはジュンライトボルトじゃないかと思えてきます。何しろチャンピオンズCでは、0-800mが49.8秒、0-1200mが1.15.0秒という、ゆったりした流れを4角10番手から差し切ったわけで、そんな競馬が得意な馬に、いきなり0-800m45秒台のレースに対応しろというのはさすがに無理があるかもなと…。(ジュンライトボルトが走った芝のレースもザッと見ましたが、0-800mが46秒を切るレースは見当たらず(^^;))
話が発散しそうなのでこの辺にしますが、要するに今年のサウジカップは、パンサラッサが作りだしたハイペースの罠に後続がハマり、まんまと消耗戦の沼に引き込まれてしまった結果、終い200mが14秒台の流れを誰も差し切れなかったレース…ということだと思います。これはもう良いとか悪いの話ではなく、パンサラッサが出るレースには今までの常識が通用しないということであり、おそらく今後もパンサラッサの対戦相手たちは頭を悩ませることになるでしょう。
次走がもしもドバイワールドカップだとしたら、1Fの距離延長がどう影響することになるのか…。1800mで終いが14秒台なら、2000m戦ではもっと歩いちゃうはず…というほど競馬は単純でないだけに、いろいろ想像するのがとても楽しいですね。(メイダンの2000mにはコーナーが四つあり、絶対に0-800mが45秒台になったりはしませんが、その分、コーナリングが大好きなパンサラッサには有利かもしれず。。それに、どうせいつでもどこでもやることは決まっていますし、あとは楽しく妄想するだけ!)
一方、ライバル陣営にとっては、今年のキングアブドゥルアジーズとメイダンのダートはどの程度違うのか、絡み合う相手関係とペース読み、パンサラッサがさらに状態を上げてくるのかなど、考えることがたくさんあって大変そうです。果たして矢作先生はそのあたりをどうお考えになるのか、次走の決定・発表がいつなのか、再びワクワクしながら見守りたいと思いますm(_ _)m
最後に、あえてドバイワールドカップでの強敵を挙げろと言われたら、カントリーグラマーは文句なしの強敵、どの程度強いか分からないながらも、一応、敬意を表してアルジールス、あとはパンサラッサのペースに楽々ついてきたうえに、それほど失速しなかったジオグリフでしょうか。。もちろん他の日本勢も強敵ですが、そこは何とかしちゃうしかありません(^^ゞ
下は、主催者さんが上げてくれた、常識はずれの暴走(?)を終えたパンサラッサと池田さんの写真です。やはり、こういう絵面は本当に良いですし、リラックスできているようでホッとしました。
PANTHALASSA's been hungry! 🌱 😋#TheSaudiCup🏆 #サウジカップ🎌 #パンサラッサ pic.twitter.com/I3ZK0hJvuO
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 27, 2023
PANTHALASSA パンサラッサ!!!
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 25, 2023
Japan have their winner of #TheSaudiCup🏆 #サウジカップ🎌 pic.twitter.com/OpUu5S4itc
パンサラッサのサウジカップ制覇から一夜(二夜?)明けても、何となく世間(競馬界隈)のざわつきは続いています。サウジカップは歴史の浅いレースですが、やはり、ケタ外れの世界最高賞金レースのインパクトはスゴイです。
そんな中、引き続き競馬メディアが様々な情報を記事にしてくれていますので、読んでいて気になるところがあった記事について、いくつかピックアップしてみたいと思います。
【サウジカップ】苦労人・矢作芳人調教師の競馬人生とタブる遅咲きパンサラッサの軌跡 : スポーツ報知
日本馬初の快挙だ! 25日に行われたサウジカップ・G1(キングアブドゥルアジーズ競馬場)をパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作厩舎)が制し、世界最高の1賞賞金1000万ドル(約13億6000万円)を手に入れた。日本勢3勝のうち2勝した“チーム矢作”を山本武志デスクが「見てきた」。
パンサラッサは史上3頭目の無敗3冠馬、コントレイルと同世代の6歳馬だ。2歳秋の初勝利こそ不良馬場で大差勝ちと派手だったが、オープン初勝利は4歳秋。キャリア16戦目のオクトーバーSで「コントレイルに手も足も出なかったのにね。どちらかと言えば、道悪要員だと思っていました」と矢作調教師は苦笑いで振り返ったことがある。
開業時から目指してきたのは「世界一ファンに愛される厩舎」。理想像を体現するかのような大逃げでファンを魅了するパンサラッサへの思いは強い。今年の箱根駅伝。関東学生連合の1区だった新田颯選手が2位以下を大きく引き離す快走を見せると、ツイッターで「パンサラッサ」がトレンドワード入りした。伝えると返ってきたのは「パンサラッサ、アイドルだよな」という言葉。競馬の枠を超えた注目を集める愛馬の姿が、何よりもうれしかった。
もう一つ開業時から目指してきたのは「よく遊び、よく稼げ」。その究極と言える世界最高の13億円を獲得した。14回目の調教師試験で合格した苦労人。遅咲きの花を咲かせたパンサラッサの軌跡は、今や日本競馬の中心に立つ矢作師のホースマン人生をたどっているように感じた。(山本武志)
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矢作先生が苦労人というのは、今のイメージからは想像できませんが、そりゃあ人生いろいろあるのが当たり前でしょう。矢作先生がパンサラッサの競争生活をご自分の人生に重ねているかどうかは別にして、若い頃、同期のコントレイルに全く歯が立たず、しばらくの間はレース前の雨乞いが定番化していたのは確かにそうでしたし、本当に『パンサラッサはよくここまで強くなったよなぁ』と思います。そして、明け6歳にして進化し続けているのではとも…。いずれにしても、まだまだ夢は続きます!
パンサラッサ通算賞金18億円超 1口馬主大喜び 2万5000円が36倍の”90万円”に!?:極ウマ・プレミアム
サウジカップを制して世界最高の1着賞金1000万ドルを獲得したパンサラッサ(牡6、矢作)が、日本馬歴代獲得賞金1位の座を視界に捉えた。
サウジカップ前までのパンサラッサの獲得賞金は5億2601万3500円。今回の1着賞金は約13億円(1ドル130円換算※換算レートは未確定)で、通算獲得賞金は18億円を突破した。日本勢の獲得賞金歴代1位はアーモンドアイの19億1526万3900円。そこに、手の届くところまで来た。ちなみに歴代2位はキタサンブラックで18億7684万3000円、歴代3位はテイエムオペラオーで18億3518万9000円だ。換算レートによっては、パンサラッサがキタサンブラックを超えて歴代2位に浮上する可能性がある。
パンサラッサは、広尾レースの所有馬で、広尾サラブレッド倶楽部が、総額5000万円(1口2万5000円×2000口)で1口会員を募集した“クラブ馬”だ。今回の快挙で獲得賞金は18億円になったと仮定すると、“元値”の5000万円が36倍に大幅アップしたことになる。1口で計算すると2万5000円が90万円になった計算だ。10口持っていれば25万円の“初期投資”が900万円になったことになる。1口馬主の会員は、諸経費も引かれるため“純増”というわけではないが、大幅リターンになったのは、間違いない。
募集当時、パンサラッサに白羽の矢を立てた競馬ファンの「相馬眼」には感服するしかない。中東の地で“アラビアンドリーム”を達成したパンサラッサ。1口馬主の会員にとっても、春を前にビッグドリーム実現となったことだろう。
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極ウマさんが懐具合を記事にしてくれたのはありがたいのですが、実際に一口馬主をやっている皆さんならお分かりの通り、そんな大雑把な計算ではないですし、濡れ手で粟みたいな美味しい話じゃないですからね。でも、こういうカタチで一口馬主が注目され、遊びのひとつとして認知されるのは嬉しいこと。このブログも一口馬主の楽しさを伝えるのが目的の一つですし、『やったやった!大儲けーー!!』みたいな騒ぎ方をした方が良いのかな?などと考えてしまいました(^^ゞ (絶対やめた方がイイっすね)
【サウジC】パンサラッサ会心の逃げ切り 日本歴代3位の賞金獲得馬に:サンスポZBAT!
【リヤド(サウジアラビア)25日=川端亮平】サウジアラビア国際競走がキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、重賞5レースに日本調教馬20頭が出走した。世界最高賞金額のサウジカップ(G1、ダート1800メートル)は、キャリア2度目のダートだったパンサラッサが逃げ切った。吉田豊騎手(47)=美浦・フリー=の好リードで、昨年のドバイターフに続く〝二刀流〟での海外G1・2勝目だ。
◇サウジアラビアの夜風を切り、世界の強豪相手に再び逃走劇を演じ切った。令和の快速パンサラッサが、日本調教馬として初めてサウジCを制覇。名誉とともに世界最高額の優勝賞金1000万ドルをつかみ取り、公式会見に臨んだ吉田豊騎手の声は少し震えていた。
「信じられません。パンサラッサの競馬をしようと思いました。最後は後ろから何か来ているのは分かっていましたが、そこから二枚腰を使えるので信じて乗りました。騎手をやっていてよかったと思います」
最大の勝因はスタートだった。近走は出脚、二の脚がつかず、逃げの形に持ち込むまでに脚を使わされていた。だが、鞍上は返し馬で吉兆を感じ取っていた。「テンションが高くて、ピリピリした感じがあった。ゲートの中さえおとなしくしてくれれば…と思った」。
最内枠からポンと飛び出すと、行き脚がついてすんなりと先手を奪う。最後の直線で2番手追走のジオグリフを振り切り、昨年のドバイワールドカップの勝ち馬カントリーグラマーの猛追を3/4馬身差でしのいだ。2020年の師走S11着以来、2度目のダートで、昨年のドバイターフに続くG1・2勝目。主戦は「気持ち良さそうに走っていた。切れる馬じゃないので、ダートでみんなが最後の直線までに脚を使っていたのもよかったと思う」と振り返った。
矢作調教師は「サウジのダートは合う、と思った僕のフィーリングがすごかったというところですね」とニヤリ。この日は21年に米ブリーダーズカップ競走でG1・2勝(フィリー&メアターフ=ラヴズオンリーユー、ディスタフ=マルシュロレーヌ)を挙げたときと同じ紫のハットを着用。ドバイ、オーストラリア、香港、アメリカに続く5カ国目のG1制覇で〝世界のYAHAGI〟をアピールした。また1351ターフスプリントをバスラットレオンで制し、異国の地で日本人騎手とのコンビで2勝をマーク。「トライ&エラーを繰り返して経験を積んで、チームが熟成して完成形に近づいている。馬とスタッフを誇りに思います」と胸を張った。
連覇が懸かるドバイターフ(3月25日、メイダン、G1、芝1800メートル)の選出を受諾しているが、1着賞金696万ドルのドバイワールドC(同、ダート2000メートル)参戦も視野に入るところ。パンサラッサは貪欲にビッグタイトルとマネーを狙い続ける。
■パンサラッサ 父ロードカナロア、母ミスペンバリー、母の父モンジュー。鹿毛の牡6歳。栗東・矢作芳人厩舎所属。北海道新ひだか町・木村秀則氏の生産馬。馬主は広尾レース(株)。戦績25戦7勝(うち海外3戦2勝)。獲得賞金18億4466万3500円(うち海外15億4449万3500円)。重賞は2021年G3福島記念、22年G2中山記念、G1ドバイターフに次いで4勝目。馬名は「かつての地球に存在した唯一の海。父名(海の神)より連想」。
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やはり、吉田豊騎手の継続騎乗、今まで様々な試行錯誤をしてきたチームそのままで勝ったことには価値がありますね… ということに加えて。。パンサラッサは『スタートが上手くない』『一完歩目が遅い』との話が最近定説のように言われますが、それは決して確定した事実ではない、ということを改めて考えさせられました。実際、サウジカップではポンとゲートを出てすんなりハナに立ちましたし、それが『テンションの高さ、ピリピリしたムード』とつながっているのだとしたら、ジャックドールに負けた札幌記念や大敗した香港カップの時は、精神面を含めた状態そのものに課題があった可能性もあるワケです。つまり、今後のレースでも、状態さえ万全なら簡単に出負けはしないんじゃないのかなぁ…です。(もちろん希望的観測込みで(^^))
サウジC覇者パンサラッサ ドバイWC3番人気の8倍 スウェーデンのブックメーカーが設定:スポニチ Sponichi Annex
25日のサウジアラビア国際競走の結果を受け、欧州の大手ブックメーカーは26日、ドバイ国際競走(3月25日、メイダン)のオッズを更新した。
サウジカップを制したパンサラッサ(牡6=矢作、父ロードカナロア)は既に選出され、受諾済みのドバイターフ(芝1800メートル)に加え、ドバイワールドカップ(ダート2000メートル)が次走の選択肢となった。スウェーデンのユニベット社はドバイワールドカップでパンサラッサを3番人気の8倍に設定している。
1番人気は年明けからメイダンでアルマクトゥームチャレンジ・ラウンド1(ダート1600メートル)、ラウンド2(ダート1900メートル)と連勝中のアルジールス(セン6=S・クリスフォード、父シャマーダル)で3・75倍。ドバイワールドカップのオッズは以下の通り。
アルジールス 3.75
カントリーグラマー 4.0
パンサラッサ 8.0
テイバ 9.0
ウシュバテソーロ 10.0
ヴェラアズール 13.0
ジオグリフ 13.0
リッチストライク 13.0
カフェファラオ 15.0
ディファンデッド 15.0
テーオーケインズ 15.0
ホームブリュー 15.0
アートコレクター 17.0
プロキシ 17.0
クラウンプライド 21.0
エンブレムロード 26.0
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スウェーデンのブックメーカーさんは気が早いですね。。いや、今や世界から注目される存在となったパンサラッサですから、ドバイワールドカップ出走と果敢な逃げを期待されるのも致し方なしでしょう。しかし、サウジカップ前もそうでしたが、アルジールスって本当にカントリーグラマーより強いんですかね?? 結局、サウジカップ1番人気のテイバには何もさせずに勝てましたし、逆に、その中でパンサラッサを追い掛けてきたカントリーグラマーには相当に強いと思わされまして。。まあ、アルジールスがどの程度強いかは、実際にやればわかるのでイイんですけれど、とにかくドバイワールドカップで3番人気なんて夢のようです(^^ゞ
武豊騎手もパンサラッサ逃走劇に興奮「本当にすごい」3・25ドバイターフへ「僕もいい結果を」:極ウマ・プレミアム
武豊騎手(53)がサウジカップデーでの日本馬の活躍に刺激を受けた。
レースはテレビ観戦し「すごいなと思いました。季節、気温、調整の施設など日本馬にとって条件が合うのだろうと思いますが、改めて日本馬の実力を再認識しました」と感想を口にした。特に世界最高賞金額のサウジCを逃げきったパンサラッサ(牡6、矢作)の激走に興奮した様子で「強敵を相手にあれだけ走れるのは、本当にすごいですね」と熱を込めた。
自身も3月には3年ぶりのドバイ遠征が控える。京都記念を圧勝したダービー馬ドウデュースではドバイターフ(G1、芝1800メートル)に挑む。「僕もいい結果を出したいですね」と寒空の中山で力を込めた。
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パンサラッサはドバイターフに行く可能性もありますから、その場合はドウデュース&武豊騎手と戦うことになります。このコンビの強さは京都記念で嫌というほど見せられましたし、間違いなく強敵なわけですが、天皇賞・秋でイクイノックスをあと一歩のところまで追い詰めたことを考えると、何もできずに負けるとも考えていません。と言いますか、シーマクラシックに出走予定のイクイノックスも含めて、みんなでワールドカップに出て9億円をかけて最強決定戦をやりませんか? …みたいな勝手なことを言うと、矢作先生は喜んじゃうかもしれません。そういう企画モノ、お歳の割りには好きそうだもんなぁ(^^;) (でも、武さんにはあっさり断られそう(。・_・。))
海外メディアも衝撃!パンサラッサのサウジC制覇に「ジャパンカップの中東版」「言葉では言い表せない」 : スポーツ報知
◆サウジカップ・G1(2月25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル=13頭立て)
世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億6000万円)を誇るG1に日本馬6頭が挑み、吉田豊騎手とコンビを組んだパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)がスタートを決めて逃げ切り、昨年3月のドバイ・ターフに続くG1・2勝目の大金星を挙げた。レース創設4年目にして日本馬初勝利の快挙となった。
海外メディアも驚きをもって報じている。英国「レーシングポスト」電子版は「言葉では言い表せない。パンサラッサがサウジカップを制し、日本が栄光を手にする」とのタイトルで速報。「日本からの参加者は喜びの涙を流し、大きな歓声に包まれた」と歓喜に包まれるパンサラッサ陣営の様子を描写した。
また、米国の競馬専門メディア「ブラッドホース」は「日本のパンサラッサがサウジカップでカントリーグラマーを撃退」との見出しで速報をアップ。このメインレースで日本馬が5着以内に4頭も入ったことから、「4回目の開催となる2000万ドルのサウジカップは、事実上、ジャパンカップの中東版と化していた」と見解を示した。また、矢作調教師のコメントも紹介。「パンサラッサがダートをこなせるという私の感覚は正しかったと思う。これは簡単なことではありません。日本の競馬は、向上と発展のためにあらゆることを試みている。日本の競馬は、より国際的になってきている」と談話を掲載している。
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確かにアメリカ競馬界からすると、芝だけならまだしもダートは止めとけ、生意気だぞコノヤロー!なのかもしれません。サウジカップは中東開催なのでまだいいですが、これが万が一BCクラシックだったら大変なことになるのかも。。と考えると、逆に怖いもの見たさでBCクラシックを勝ってみたくなりますが、もちろんそんな生半可な気持ちで勝てるレースじゃないんですよねぇ…。欧州競馬においては凱旋門賞が頑なに日本馬を跳ね返し続けていますが、米国競馬においてはおそらくBCクラシックが同様の存在。でも、今年のBCは西海岸開催だったと思いますし、今後の動向次第では歴史的チャレンジが見られるのかもしれません。
ということで、様々な記事につられて勝手なことを書いてしまいました。書いた内容には本音と冗談と妄想が絡み合っていますので、あまり本気で受け取らぬようお願い致しますm(_ _)m(^^ゞ
いずれにしても、こんな遊びができるのもバスラットレオンとパンサラッサが頑張ってくれたお陰ですね!
ちなみにパンサラッサの生産者・木村さんは、サウジカップを厩舎の中で観戦したのだそうです。確かに今は出産シーズン真っ只中、将来、大きな夢を与えてくれるかもしれない仔馬のために、牧場の皆さんは頑張っておられます。
いつの日か、木村さんに直接感謝を伝える機会があると良いのですが、牧場見学解禁はいつになるのかなぁ…。それとも会員さんが増えすぎて、このまま『基本的には見学不可』にしちゃうのかな(^^;)
北海道・新ひだか産馬のパンサラッサ、世界最高賞金1千万ドル サウジG1制覇 生産者ら「信じられない」と喜び(北海道新聞):Yahoo!ニュース
【新ひだか】25日(日本時間26日)にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた高額賞金のG1レース「サウジカップ」(ダート1800メートル)で、町静内駒場の木村秀則さん(56)が生産したパンサラッサ(牡6歳)が勝利し、牧場関係者らは喜びに沸いた。
最内枠で出走して好スタートを切り、先頭を譲らずに最後まで逃げきった。昨年3月にアラブ首長国連邦で行われたG1「ドバイターフ」(芝1800メートル)以来のG1・2勝目を挙げ、世界最高の賞金額1千万ドル(日本円で約13億6千万円)を獲得した。
牧場の厩舎(きゅうしゃ)で、携帯でレースを見ていた木村さんは「こんな展開になるとは思っていなかったので信じられず、少しの間実感が湧かなかった。本当にうれしいです」と振り返った。
25日深夜から26日未明にかけて行われたサウジカップ開催において、1351ターフスプリント(G3/芝1351m)に出走したバスラットレオン、メインのサウジカップ(G1/ダ1800m)に出走したパンサラッサ、この2頭がともに鮮やかな逃げ切りで勝利するという、世界の競馬ファンをアッと言わせる結果を残すことができました。(何度もレース見ちゃってます(^^))
出資者である私が言うのも何ですが、パンサラッサもバスラットレオンも勝つ可能性がある、勝つ力が充分にあると信じてはいても、世の中そんなに甘くないぞ… 甘いはずないよなぁ… という気持ちがあったのも事実でして。。それが、まさか2頭とも一度もハナを譲らず勝ち切ってしまうとは、余ほど普段の行いが良かったとしか考えられません(^^ゞ
いや、そんな話はどうでも良くて、とにかくサウジでの競馬を最高の結果で終えることができてホッとしました。これからレース後のチェックをした上で、2頭は予定どおりドバイに進撃することになりますが、きっとドバイでも積極的なレース、バスラットレオン&パンサラッサコンビらしいレースで盛り上げてくれると思います!
ちなみにゴドルフィンマイル出走が確定的なバスラットレオンに対し、パンサラッサはドバイターフかワールドカップか未定の状況です。どちらのレースにも選ぶ理由、魅力がありますし、矢作先生の総合的判断を待つしかないわけですが、すでにパンサラッサの次走情報は世界の競馬サークルの関心事であり、その状況がとても誇らしいと感じています。
ということで、まだ何となく気持ちがフワフワしていたりするわけですが、その一方で、今週末はセントアイヴスが3歳未勝利戦に出走予定となっています。ターゲットは3/4中山3Rまたは3/5中山1or3Rとのことで、サウジカップと同じダート1800m戦ながら、海外G1とは全く違った意味で重要なチャレンジになるでしょう。
もちろん3歳未勝利戦には全く派手さはなく、世間様の注目を集めることもないのですが、将来、大きく羽ばたくためにも最初の1勝はどうしても乗り越えなけれないけない壁ですし、まだ掲示板に載ったことがないセントアイヴスの場合、少しずつでも前進することが何より大切です。未勝利馬にとっては『浮かれてる場合じゃないぞ!』という気持ちも必要でしょうし、フレグモーネ明けであっても、今までより少しでも進歩した姿を見たいと思いますm(_ _)m
その他注目ポイントとしては、先週無かった競走馬名発表が今週末にはあるのかなと。。名前は競争能力には関係ないですが、もしかしたら将来、世界の競馬ファンの目に触れるかもしれず、できるだけ良い名前がついて欲しいです(^^ゞ
そう言えば、2023年総合成績において、既に年間の獲得賞金目標を大きくオーバーしてしまいました。こんなことが普通だと勘違いをしないように、あくまで謙虚な姿勢で出資馬応援を続けたいのですが。。3月は3月でテラステラのファルコンSもありますし、月末にはアッという間にドバイミーティングですから、謙虚になる暇ありますかねぇ(^^;)
**出資馬の状況**
**2023年総合成績**
*サウジカップ、1351ターフスプリントの賞金は1ドル=131.865円で仮計算
なお、当たり前のようにミスペンバリー’21が満口になりました。もともと残口数が少なくなっていましたし、あんなサウジカップを見せられては…ですよね。ちなみに私は『最後のひと悩み』をするヒマもありませんでした(^^;)
ミスペンバリー'21が「満口」となりました (02/26 13:00現在)#hirootchttps://t.co/49E4DQu7YU
— 広尾サラブレッド倶楽部 (@HirooTC) February 26, 2023
たくさんのお申込みありがとうございました。
【中山記念】ヒシイグアスが直線鋭く伸びて21年以来2度目のV!:サンスポZBAT!
第97回中山記念(4歳以上、G2、芝・右1800m)は、松山弘平騎手の5番人気ヒシイグアス(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)がG1馬3頭を蹴散らし重賞3勝目。スローペースの中、中団のインで脚をためると、直線では一旦、進路がふさがるも外に持ち出すと鋭く伸びて先頭でゴール。昨年の宝塚記念2着以来、8カ月ぶりの出走で21年以来となる2度目の勝利を飾った。タイムは1分47秒1(良)。
3/4馬身差の2着には直線で大外から伸びたラーグルフ(8番人気)、さらにクビ差遅れた3着に逃げ粘ったドーブネ(7番人気)が入った。なお、1番人気のソーヴァリアントは直線で馬群に沈み9着に敗れた。
◆松山弘平騎手(1着 ヒシイグアス)「すごく強い馬がそろった中で勝ち切ってくれましたし、強かったと思います。きょうは風がすごく強かったので馬群の中で収めたいと思っていました。ヒシイグアスは本当に能力のある馬ですし、(道中は)ポジションやほかの馬を意識せず、馬のリズムを大事に進めました。厩舎の方でうまく仕上げていただけましたし、返し馬では状態の良さを感じました。まだまだやれる馬ですし、次もやってくれると思います」
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昨年はパンサラッサが勝ち、ドバイターフでの初G1制覇に繋がった思い出のレース、中山記念を制したのはヒシイグアスでした。(あれから1年しか経っていないのに、その間に海外G1を2勝もするパンサラッサって素敵♪)
ヒシイグアスは21年の中山記念を勝ち、その後は天皇賞・秋5着、香港C2着、22年は大阪杯4着、宝塚記念では2着するなど、G1でも安定して上位に入る非常に強い馬です。何となく『たまにしか出てこない』イメージがあり、実力の割りに評価されていない気もしますが、G1馬が3頭いるこの中入って上り最速を叩き出し、完勝するのですから大したものです。
逆に、期待されたG1馬たち、シュネルマイスター、スタニングローズ、ダノンザキッドはそれぞれ4、5、11着という結果に終わりました。まあ、G1馬にとって『G2のここが目標ではない…』というのは分かるのですが、さすがにダノンザキッドの11着は負け過ぎですし、一体どうしちゃったの?と心配になりますね。
うーむ。。何と言いますか、今後のG1路線を占う大事な重賞を見ていても、何となく燃え尽き感があるのは寝不足の所為ですかね(^^;) こんな時に無理をしてもロクなことになりませんから、サッサと晩酌でもして早めに寝たいと思いますm(_ _)m
**2023/2/26中山11R 中山記念(G2/芝1800m)・良**
中山記念【2023年2月26日中山11R】出馬表、予想:競馬ラボ
パンサラッサの優勝記者会見に米山さんが出ています。矢作先生と吉田豊ジョッキーについては全然そう感じないのに、米山さんの番になると妙に緊張してしまう自分がいてビックリです(^^;) それはさて置き、クラブにとっても米山代表にとってもまさに晴れ舞台、忘れられないとても大きなイベントになりました。
会見の質疑応答で気になったやり取りとしては…
外国の記者さん:次はターフですか?それともワールドカップに行きますか?
矢作先生:これからオーナーと相談ですが、その(ワールドカップの)可能性もあると思っています。
(では、オーナーどうですか?的な流れになって)米山さん:全て矢作先生にお任せします!
あんなところで急に聞かれ、堂々と『矢作先生にお任せ!』と言えるなんて、さすが我らの米山代表です。。じゃなくて、決定までにはまだいくつかのプロセスが必要なはずですが、雰囲気的には8割方ワールドカップという感じがしますね。
このところすっかりモノにした感のある『ワンターン1800m』というターフの条件は魅力ながら、ワールドカップはサウジカップに次ぐ高額賞金レースですし、(サウジカップを見た限りでは)ドバイのダートはサウジのダートよりパンサラッサに向いている気もしますので、この際もう一発狙ってみても面白いかなと…。(あくまでフィーリングですけれど(^^ゞ)
相手関係について言えば、ワールドカップにはサウジカップをパスしたアルジールスが出てくるはずで、この馬はテイバやカントリーグラマーより上位の評価をされています。ただし、サウジカップの前に私がテイバについて感じたように『本当にカントリーグラマーより強いの?』という疑問がないワケではなく、ドウデュースやセリフォスとやりあうターフの方が楽とも思えません。
いや、ターフでドウデュース&武豊騎手と対戦してみたい気もするので微妙なのですが、そもそもこんな話で悩めるだけ幸せかもしれず、やはり、全ては矢作先生のご判断に任せるのが良さそうです… あ、これじゃ米山さんと同じジャン!(^^ゞ
このレースで10%はデカい。JAPAN6でも唯一の日本人ジョッキーやったし、1分50秒で彼の人生がどれだけ華やかになることか。人の繋がりの快挙やね。
— 安藤勝己(アンカツ) (@andokatsumi) February 26, 2023
【サウジカップ】吉田豊は1分50秒で1億3500万円ゲット!!パンサラッサで歴史的逃走V(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース https://t.co/Wx7aiuYCDu
パンサラッサ。1000万ドルの逃げ切りやからね。獲得賞金でアーモンドアイが射程圏や…。ダートでも行っちゃえば砂を被らんわけやけど、それを実行して一発回答させる陣営の手腕たるや。ジオグリフの適性も相当で、ルメールは展開を読んでたけどな。分かってても捕まえられない魔性の逃げ、恐るべし。
— 安藤勝己(アンカツ) (@andokatsumi) February 25, 2023
1着賞金約13億円のサウジカップ(G I)を制したパンサラッサの裏話。
— Satoshi Hiramatsu 平松さとし (@3to4hiramatsu) February 25, 2023
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サウジカップ(G1/ダ1800m)で優勝したパンサラッサの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「今までの中でも一番良いスタートが切れましたので、すごくいい形でこの馬の競馬ができました。最後も二枚腰で凌いでくれましたからね。本当に素晴らしい馬です。一生忘れられないレースになりました。これまで騎手をやってきて本当に良かったと思います」
◇矢作調教師のコメント 「自分のフィーリングではやれてもおかしくないとの思いでしたが、それにしても驚かされました。思いが現実になるんだなと。これまで数々の経験を積み重ね、ようやくここまで辿り着くことができました。今日は馬に結構気が入っていましたが、スムーズに競馬をしてくれましたよね。ここのダートも合っていたということでしょう。遅い時間まで応援していただき、本当にありがとうございました」
◆クラブのコメント 「最内枠を味方につける抜群のスタートとダッシュで先頭へ。昨年のドバイワールドCの覇者カントリーグラマーの強襲にも屈することなく見事に逃げ切り、世界最高賞金レースであるサウジカップ制覇の快挙を成し遂げてくれました。なお、このあとは、「上がりの状態を確認したうえで、3月25日(土)のドバイミーティングに転戦予定。出走レースにつきましては、今後の状況も含めて正式に定めていく」(師)ことになりました」
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吉田豊騎手のコメントを見て、改めて『良かったなぁ…』としみじみ感じています。パンサラッサ以外の日本馬5頭には、当たり前のように外国人ジョッキーが乗っている中で、矢作先生が吉田豊騎手にすべてを託し、託された吉田豊騎手は難しいレースだったにも拘らず完璧な回答を出すという、まるで創作された物語のような出来事でしたから。。
そう言えば、サウジのダートを選んだ理由を『自分のフィーリング』、サウジカップの意義を『一番儲かるレース』とあえて仰っていた矢作先生も、これほどうまく事が運ぶと考えておられたかどうか…。もちろん矢作先生のことですから、チーム一丸となって勝利をめざしていたのは間違いないですが、私なんぞと違って勝負の厳しさ、競馬の難しさを骨の髄まで理解しておられるはずですし、『こんなに綺麗な逃げ切り勝ちが見られるとは…』というのが本音かもしれません。
いずれにしても、これだけ完璧にハマったレースをここ一番で出来るというのは、間違いなくパンサラッサが強い馬であることの証明です。今年のサウジのダートは昨年までより時計が掛かっていた気もしますが(合田さんによれば、昨年までとはメンテナンスが変わったとのこと)、そんな馬場をものともせずに、芝・ダートで海外G1を勝つなんて空前絶後の快挙ですし、こうなったら悪乗りをして『ワールドカップでもう一儲け』もアリなんじゃないかと思えてきました(^^ゞ
まあ、ドバイやさらに先の話は矢作先生や厩舎の皆さんに決めて頂くとして、今日は(ひと眠りしたあとに(^^;))池田さんにデッカイ勲章がきたことを喜びつつ、あんなことやこんなことを妄想して過ごしたいと思いますm(_ _)m (米山さん、木村さんも喜んでるだろうなぁ。。)
【サウジC】新たな歴史の1ページ!パンサラッサ&吉田豊騎手が逃げ切り戴冠!:競馬ラボ
2月26日(土)、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップ(G1)(1着賞金1000万ドル ダート1800m)は、吉田豊騎手騎乗のパンサラッサ(牡6、栗東・矢作厩舎)がハナを切ると、いい手応えで直線を向き、迫る後続の追撃を抑えて優勝した。
2着はアメリカのカントリーグラマーが入り、3着は道中内から押し上げたカフェファラオ(牡6、美浦・堀厩舎)が入った。
4着には2番手から粘り込んだジオグリフ(牡4、美浦・木村厩舎)、5着はクラウンプライド(牡4、栗東・新谷厩舎)。チャンピオンズC勝ち馬ジュンライトボルト(牡6、栗東・友道厩舎)は7着、ヴァンドギャルド(牡7、栗東・藤原英厩舎)は11着だった。
勝ったパンサラッサは父ロードカナロア、母ミスペンバリーという血統。一昨年秋に福島記念を勝って重賞初制覇を果たすと、昨年3月のドバイターフでG1初制覇。前走は香港カップで10着だった。日本馬による世界最高額賞金レースの優勝はこれが初めてとなる。
馬主は広尾レース(株)、生産者は北海道新ひだか町の木村秀則氏。
Photo by 競馬ラボ
【サウジC】日本の韋駄天パンサラッサが歴史的勝利!世界最高賞金約13億円をゲット!:デイリースポーツ online
「サウジC・G1」(25日、キングアブドゥルアジーズ)
世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億6000万円)を誇る決戦を、日本が誇る韋駄天が制した!“世界のYAHAGI”が送り出したパンサラッサが力強く押し切り、日本馬による当レース初制覇を果たした。
最内枠から好発を決めると、いつも通り果敢に主導権を握った。ジオグリフ、カフェファラオら好位を固めた日本のライバルを引き連れて迎えた勝負の直線。二枚腰を発揮して粘り込むと、最後は後方から猛追した米国馬カントリーグラマーを封じ込め、歓喜のゴールへ。殊勲の吉田豊はVの瞬間、右手を天に突き上げガッツポーズ。インタビューでは「日本の皆さんこんばんは。サウジカップ勝ちました~」と満面の笑みで応えた。
【サウジカップ】パンサラッサで大金星の矢作調教師「こんなことが起こるなんて…」次走はドバイWC挑戦も : スポーツ報知
◆サウジカップ・G1(2月25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル=13頭立て)
世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億6000万円)を誇るG1に日本馬6頭が挑み、吉田豊騎手とコンビを組んだパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)がスタートを決めて逃げ切り、昨年3月のドバイ・ターフに続くG1・2勝目の大金星を挙げた。レース創設4年目にして日本馬初勝利の快挙となった。3/4馬身差の2着には後方から追い上げた米国のカントリーグラマー(デットーリ)。勝ち時計は1分50秒80。
パンサラッサは昨年3月のドバイ・ターフでG1初制覇。同12月には香港Cに挑戦して10着に敗れたものの、豊富な海外経験が生きた。コースこそ違えど、ドバイ・ターフと同じ左回りでワンターンの1800メートルという最適条件。20年12月の師走S(11着)以来2度目の砂投入にも臆することなく、G1・2勝目を再び中東でつかんだ。矢作厩舎は昨年のレッドシーターフハンデキャップをステイフーリッシュで制覇すると、今年は1351ターフスプリント(バスラットレオン)に続く2勝目。2年続けてサウジカップデーで存在感を示した。
矢作芳人調教師(パンサラッサ=1着)「この世の中で、こんなことが起こるなんて信じられないです。馬と厩舎スタッフを誇りに思います。(レースは)やることは一つ、逃げること。今日はスタートが決まったことが大きな勝因だったと思います。(ここ2年ほどの海外での好成績は)挑戦を繰り返して、経験を積んで、チームが熟成して完成形に近づいてきたのではないかなと。(次走はドバイ・ワールドCかと聞かれ)これからオーナーと相談になりますが、可能性はあると考えています」
競馬サウジカップ、日本馬が初制覇…パンサラッサが逃げ切り勝ち : 読売新聞
競馬のサウジアラビア国際競走が25日、リヤドのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億6000万円)をかけたメインのサウジカップ(GI・ダート1800メートル)に日本馬6頭が出走し、吉田豊が手綱を取ったパンサラッサ( 牡おす 6歳、栗東・矢作芳人 厩舎きゅうしゃ )が鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。日本馬がサウジカップを優勝するのは初めて。
【サウジカップ】パンサラッサがV、3~5着も日本馬!!レベルの高さ見せつけた:スポニチ Sponichi Annex
サウジアラビア国際競走が25日、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1・サウジカップ(ダート1800メートル)はパンサラッサ(牡6=矢作)が制した。日本馬として初優勝。世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億5000万円)をゲットした。
2着には米国のカントリーグラマーが入ったが、この馬以外の上位は日本が占めた。カフェファラオ(牡6=堀)が3着、ジオグリフ(牡4=木村)が4着、クラウンプライド(牡4=新谷)が5着。層の厚さを見せつけた。
PANTHALASSA パンサラッサ wins the world's richest race for Japan, and Yoshito Yahagi is the man! 🇯🇵🇸🇦🏆@thesaudicup | @JRA_WorldRacing | #競馬 | #サウジカップ | #パンサラッサ | #TheSaudiCup pic.twitter.com/0jXeBeBVnm
— World Horse Racing (@WHR) February 25, 2023
#サウジカップ#パンサラッサ#矢作芳人厩舎
— 八倉多加人(やくら施術院) (@takajin20102021) February 25, 2023
池田さん
おめでとうございます ㊗️
僕も携われて感無量です。#やくら施術院pic.twitter.com/Hj2rhXF96X
🎌パンサラッサが🇸🇦G1サウジCを逃げ切り⚡️ 💰1着賞金1000万ドルを獲得‼️ 世界のヤハギがまたも歴史的快挙💯 2着に🇺🇸カントリーグラマーが追い込み、🇯🇵ジオグリフとカフェファラオが3着争い、🇯🇵クラウンプライドも5着続く@thesaudicup #TheSaudiCup
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) February 25, 2023
🎥@RacingTVpic.twitter.com/Y5eeKwURCr
1351ターフスプリント(G3/芝1351m)で優勝したバスラットレオンの関係者コメントです。
◇坂井瑠星騎手のコメント 「スタート、道中ともに良かったですし、直線の手応えも良く、ずっと反応してくれました。ドバイに続いて日本の馬でまた海外重賞を勝たせていただき、心に残るレースになりました。サウジで初めて勝つことができて、すごく嬉しいです」
◇矢作調教師のコメント 「バスラットレオンとジョッキーのおかげ。スタッフも含めてみんなが1つになってやってきた甲斐がありました。装鞍所の目の前を他馬がどんどん通りかかるものですから、いつもよりもイレ込みがキツかったのですが、パドックに行く前ぐらいには落ち着いてくれましたからね。頭のいい馬だなと思います。本馬、そしてみなさんに感謝しています。ありがとうございました」
◆クラブのコメント 「スタートから押してハナに立つ先行策。道中はレシステンシアにマークされる形となりましたが、直線に向いてリードを広げると、ゴール前で外から迫る昨年の2着馬カサクリードの追い込みを一杯に凌いで先頭ゴール。ドバイのダートに続き、今年は芝でも海外重賞制覇となりました。なお、このあとは、「3月25日(土)ドバイ・メイダン ゴドルフィンマイル(G2・ダ1600m)に転戦する方向で上がりの状態を確認していく」(師)予定となっています」
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まだ興奮冷めやらぬ状態が続いていますが、落ち着くのには時間が掛かりそうなので、寝る前に関係者コメントチェックをやってしまいます。(別に誰に頼まれたわけでもないのですが、少しでも冷静になるために(^^ゞ)
まずは矢作先生が「スタッフも含めてみんなが1つになってやってきた甲斐があった」と仰っていること、この姿勢こそが素晴らしい勝利の源泉なんですよね。もちろん一番目立つのはバスラットレオンと坂井騎手なわけですが、それはあくまで最後の締め括り役としてであり…。今さらの話かもしれませんが、牧場や外厩、厩舎の皆さんが繋いできた襷を受けて、アンカーとして仕事をするのがジョッキーと考えれば、やはり、「スタッフも含めてみんなが1つになって…」という気持ち大切なのだと思います。
その上で、ドバイに続いてサウジでも勝ったことで、バスラットレオンに負けず劣らず『リュウセイ・サカイ』の名前は世界に知られることになったのではないでしょうか。日本ではようやく最近になって(続けてG1を勝ったこともあり)認知度が高まり、評価をされ始めた印象ですが、いずれは日本より世界における評価の方が高い…みたいなことになるかもしれません。
いずれにしても、G1・フェブラリーS出走をやめて(出るという話はハッキリしていませんでしたが)までチャレンジしたレースで、きっちり結果を出したチーム矢作の仕事は今回も素晴らしかったと思います。次走はゴドルフィンマイル連覇をめざすことになるでしょうが、人馬ともにすごく勢いに乗っていますから、きっと良いレースをしてくれるだろうと思います(^^)
【1351ターフスプリント】バスラットレオンが逃げ切りV 矢作調教師「本当にショウヘイ・オオタニのような二刀流」:東スポ競馬
[G3・1351ターフスプリント=2023年2月25日(土曜)キングアブドゥルアジーズ競馬場、芝1351m] 現地時間25日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたG3・1351ターフスプリント(芝1351m)は、坂井騎乗のバスラットレオン(牡5・矢作)がスタートを決めてそのまま逃げ切り勝ち。海外重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは1分17秒49(良)。
アタマ差の2着には外から追い込んだカサクリード(牡7・米=Wモット厩舎)、3着には地元のラーエド(牝6・沙=B・アルスバイエ厩舎)が入った。
鞍上の坂井は「とてもハッピーです。スタートが良かったですし、道中も良かったです」とコメント。
一方の矢作調教師は「この馬は本当にショウヘイ・オオタニのような二刀流で、自分でも(芝、ダートの)どちらがいいか判断がつかない。距離と馬場が合うと考えて挑戦したが、ジョッキーとの相性以上にリュウセイ・サカイという騎手が成長しているんだと思う」と喜びを語った。
今回が引退レースのレシステンシア(牝6・松下)は2番手から運ぶも5着。ラウダシオン(牡6・斉藤崇)は9着、連覇を狙ったソングライン(牝5・林)は後方から競馬を進めるも10着に敗れた。
【1351ターフS】バスラットレオン海外重賞2勝目 矢作師「大谷翔平のように二刀流」 : スポーツ報知
◆1351ターフスプリント・G3(2月25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・芝1351m=11頭立て)
日本馬4頭が挑み、バスラットレオン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)が坂井瑠星騎手を背に逃げ切り勝ちを収め、昨年のソングラインに続く日本勢連覇を果たした。勝ち時計は1分17秒49。他の日本馬は引退レースのレシステンシア(ムーア)が5着、ラウダシオン(ムルザバエフ)が9着、連覇を狙ったソングライン(ルメール)が10着だった。
バスラットレオンは国内外合わせて重賞3勝目。昨年は初の国外遠征でドバイのゴドルフィンマイル・G2を制覇した。その後の英仏G1は4、7着に敗れたが、豊富な海外経験を生かし、再び中東でタイトルをつかんだ。鞍上の坂井瑠星騎手にとってもゴドルフィンマイルに続く海外重賞2勝目。矢作厩舎もステイフーリッシュで昨年のレッドシーターフハンデキャップを制しており、サウジで2年連続の勝利となった。
矢作調教師「この馬は大谷翔平のように、二刀流だと思います。自分でも芝とダート、どちらがいいか判断がつかないくらいです。(このレースを選択したのは)距離とサウジの馬場適性を考えて。できれば逃げたいとジョッキーと作戦が一致して、その時点でいい勝負ができるのではと思っていました。相性がいいのもありますが、それ以上にリュウセイ・サカイというジョッキーが成長しているのだと思います。(この後は)オーナーと相談になりますが、メインとしてはゴドルフィンマイルを考えています」
🇸🇦1351ターフスプリント(G3)は🇯🇵バスラットレオンが昨年2着の🇺🇸カサクリードを際どく振り切って逃げ切り🥇 海外重賞2⃣勝目を手にしました。連覇を狙ったソングラインは発馬後手で不発、引退戦のレシステンシアは5着@thesaudicup #TheSaudiCup
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) February 25, 2023
🎥@RacingTVpic.twitter.com/jyNRE5HKTX
キングアブドゥルアジーズ8R サウジカップ(G1/ダ1800m)に出走したパンサラッサが優勝しました!!
【レース内容】ポンとゲートを出て無理なくハナへ。この時点でやることの半分は達成できた気分でした(^^) その後もマイペースで後続を引き連れて、パンサラッサはとても気分良く走っているように見えました。3角あたりで強敵テイバの手応えが怪しくなっても吉田豊騎手の手綱は動かぬまま。。4角付近でやや差を広げながら直線に入った時には、これはひょっとして…というムードになったと思います。直線に入ると追い縋る後続勢は先行していた日本馬たち。そのライバルたちを抑え切ったと思いきや、残り100mで外からカントリーグラマーが伸びてきたのはさすがでした。それでもパンサラッサは強豪カントリーグラマーの追撃を凌いでの完勝劇、吉田豊騎手はL・デットーリ騎手とのドバイターフ同着因縁にケリをつけるという、ベストなカタチで世界最高賞金レース制覇を達成しました!
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ヨーシ、ヨシヨシっ!
行けぇぇぇぇーーーーっ!!
ヨッシャそのままーーーっ!!!
ダァーッシャァーーーーッ!!!!。゚( ゚^∀^゚)゚。
それにしても、こんなことが本当に現実世界で起こるんですね(。・_・。)
あまりにも凄すぎて言葉がないと言いますか、バスラットレオンの海外重賞2勝目に続き、今度はパンサラッサが海外G1・2勝目ですからね。それも僅か数時間のうちに起きてしまうのですから、世の中何がどうなっても不思議はないっすね…。いや、もちろんすごく嬉しいですし、勝利のあとの池田厩務員さんの号泣シーン、吉田豊騎手の高揚した表情、矢作先生や岡助手の喜ぶ姿を見れば胸が熱くなるのですが、それよりも、今この瞬間は『マジっすかぁ… ホントに勝っちゃったよ(°◇°;) 』という気持ちの方が強いかもしれません。
レースの振り返りなどは落ち着いてからにするとして、とにかく、レース前に心配されていたことは、諸々全部含めて全く関係ありませんでした。。というぐらい、考え得る最高のカタチ、完璧な逃げ切り勝ちだったと思います。単に大逃げで目立つ云々の話ではなく、パンサラッサが世界に通用する強い馬であと証明できてうれしいです(^^)
まだ気持ちがフワフワしているので、とりあえず今はこの辺にしておきますが、まずは矢作先生、厩舎の皆さん、吉田豊騎手、あと現地の米山さんはじめクラブの皆さん、本当にありがとうございました、そしておめでとうございます!
ちょっとコレ、今後はどうすればいいんでしょうね。。何だかもうよく分からなくなってきました(^^ゞ
競馬サウジカップ、日本のパンサラッサが逃げ切り勝ち…日本馬初制覇 : 読売新聞
競馬のサウジアラビア国際競走が25日、リヤドのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億6000万円)をかけたメインのサウジカップ(GI・ダート1800メートル)に日本馬6頭が出走し、吉田豊が手綱を取ったパンサラッサ( 牡おす 6歳、栗東・矢作芳人 厩舎きゅうしゃ )が鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。日本馬がサウジカップを優勝するのは初めて。
【サウジカップ】パンサラッサがV、3~5着も日本馬!!レベルの高さ見せつけた:スポニチ Sponichi Annex
サウジアラビア国際競走が25日、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1・サウジカップ(ダート1800メートル)はパンサラッサ(牡6=矢作)が制した。日本馬として初優勝。世界最高の1着賞金1000万ドル(約13億5000万円)をゲットした。
2着には米国のカントリーグラマーが入ったが、この馬以外の上位は日本が占めた。カフェファラオ(牡6=堀)が3着、ジオグリフ(牡4=木村)が4着、クラウンプライド(牡4=新谷)が5着。層の厚さを見せつけた。
【サウジカップ】矢作マジックが炸裂!吉田豊騎乗、パンサラッサ逃げ切りで日本勢初勝利の快挙(競馬のおはなし):Yahoo!ニュース
現地時間2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー8R・サウジカップ(G1・ダ1800m・1着賞金1000万ドル=約13億円)は、吉田豊騎乗、パンサラッサ(牡6・栗東・矢作芳人)が逃げ切りで日本馬初勝利の快挙を達成した。2着にカントリーグラマー(牡6・米・B.バファート)、3着にカフェファラオ(牡6・美浦・堀宣行)が入った。勝ちタイムは1:50.8。
日本から参戦した、C.ルメール騎乗のジオグリフ(牡4・美浦・木村哲也)は4着、D.レーン騎乗のクラウンプライド(牡4・栗東・新谷功一)は5着、R.ムーア騎乗のジュンライトボルト(牡6・栗東・友道康夫)、M.バルザローナ騎乗のヴァンドギャルド(牡7・栗東・藤原英昭)は敗退。
<芝ダートG1勝利で二刀流> 吉田豊騎乗、パンサラッサが逃げ切りを決めて日本勢サウジカップ初勝利の快挙を達成した。スタートを決めてダッシュ良くハナへ。軽快なスピードを見せて先手を奪うと、後続を引きつけての逃げを展開。直線では二の脚を使ってしぶとく粘り込み、後方から追い込んできたカントリーグラマーの追撃を振り切った。パンサラッサは昨年ドバイターフでG1制覇を飾っており、芝ダートの国際競走でG1制覇と二刀流ぶりを発揮。同馬を管理する矢作芳人調教師はレース前の公式会見でレース選択について「自分のフィーリングです」と話しており、矢作マジックが見事に炸裂した。