テラステラは、11月3日(日)東京12R 2勝クラス(芝1400m)に古川奈穂騎手で出走します。
- 24.10.30 助 手 栗東坂不 1回 51.9-37.5-24.1-12.0 末強め追う
ワイワイレジェンド(古馬2勝)末強めを0.8秒追走0.3秒遅れ
- 24.10.27 助 手 栗東CW良 6F 84.4-69.7-55.2-40.5-12.7(6) 馬ナリ余力
- 24.10.24 助 手 栗東CW良 6F 83.3-68.7-54.5-39.6-11.7(8) 馬ナリ余力
サンライズソレイユ(古馬2勝)馬ナリの外0.3秒先行0.1秒先着
◇宮内助手のコメント 「30日に坂路で併せ馬。思ったよりもいいタイムが出ましたし、動きも良かったですからね。調子が良いということでしょう。ただ、今回はどうも背腰に疲れが出やすい感じ。きちんとケアしながらであれば問題ないものの、今までにこのようなことはなかったものですから、強いてあげれば、そのあたりがどうかだと思います。初めての東京コース、できれば前目につける競馬をしたいですね」
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テラステラの出走が確定しました。
レースは3日の東京最終芝1400m戦で、鞍上は本馬に初騎乗の古川奈穂騎手になりました。
最終追い切りでは不良馬場の栗東坂路を51.9-37.5-24.1-12.0秒(末強め)と、テラステラの坂路にしてはかなりの好時計(自己ベスト?)、夏競馬から間隔をとってチャンピオンヒルズでじっくり調整してきた成果が表れているように感じます。
ただその一方で、「今回はどうも背腰に疲れが出やすい感じ。今までにこのようなことはなかった…」と、多少気になるコメントが出ていたりもします。まあ、出走に踏み切った以上、こちらが心配する必要はないのでしょうが、先週(10/24)近況では身体が大きくなった的なことも言われていますし、もしかしたら、4歳秋にしてテラステラに何らかの変化が起きているのかもしれません。
出資者としては、もしも変化があるとしたら、それが好ましいモノであって欲しいと願うわけですが、果たして実際にどうなのかはレースを見てみないと何とも言えません。(多分、大丈夫だと思うのですが(^^ゞ)
ということで、今起きている心身の変化が『成長』であり、今度のレースがさらに強くなる第一歩になって欲しいと思います!
**2024/11/3東京12R 3歳以上2勝クラス(芝1400m)出走馬**
ジーベックは、11月2日(土)東京7R 1勝クラス(ダ1600m)に吉田豊騎手で出走します。
◇岡助手のコメント 「『心房細動などではなかった』(獣医師)ですし、31日朝から坂路入りを再開。馬体や脚元に問題は見当たらず、むしろレースで走っていなかったようでダメージは感じられません。よって相手関係を見渡したうえで、ブリンカーを装着して連闘策へ。先行争いが直接の敗因かどうかは定かではありませんが、出方次第ではちょっと控える競馬をさせてみてもいいのかもしれません」
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ジーベックの出走が確定しました。
本馬は先週の京都7レースで11着に大敗、レース後コメントでも「敗因が分からない」と言われていましたし、少し間隔を開けて想定される敗因についての対策を講じたうえで次走に向かうかと思いきや、そこはさすがに矢作厩舎でした。
まあ、今回は矢作先生から岡助手に、「オープン馬じゃあるまいし、1勝クラスの馬に偉そうなこと言わせるな!舐めたマネしてるとタダじゃおかねえぞ、コノヤロー!!』といった指示(?)が出たかもしれず、まさに『怒りの連闘』といった印象。心房細動などがなかったこと、馬体や気持ちにダメージがないことを確認したうえでの東京遠征となりました。
その上で、岡助手はじめ現場サイドからすれば、何となく前回と同じことをさせるわけにはいかず、まずは1900mからマイルへの距離短縮、ブリンカーの装着、先行策に拘らず場合によっては控える競馬も…と言った工夫をしているようで。。それらの策がハマるかどうかは別にして、『単なる連闘』でないことは伝わりますし、改めてレースぶりを確認したいと思います。
果たしてこの連闘策でジーベックの目が覚めてくれるのか…。何度も怒りを買うようなレースをしていると、そのうちに取り返しがつかなくなることもあり得ますので、是非とも頑張って欲しいです!m(_ _)m
**2024/11/2東京7R 3歳以上1勝クラス(ダ1600m)出走馬**
【2024/10/27京都7R 3歳以上1勝C(ダ1900m)でのジーベック:公式HPより】
ブルータスは、11月2日(土)福島1R 2歳未勝利(ダ1700m)に石橋脩騎手で出走します。
- 24.10.30 石橋脩 美南W重 6F 85.1-68.2-53.5-38.7-12.4(6) 強めに追う
マルチライセンス(古馬1勝)強めの外0.6秒先行同入
- 24.10.27 助 手 美南坂良 1回 58.3-43.0-28.8-13.2 馬ナリ余力
- 24.10.24 石橋脩 美南W稍 6F 83.6-67.0-52.2-37.1-11.5(5) 一杯に追う
リュクススティール(古馬1勝)馬ナリの内0.9秒追走同入
◇高柳瑞調教師のコメント 「30日の追い切りで終いを伸ばしたところ、タレてはいないものの同じような脚色になってしまい、先週同様にワンペース気味の走りでした。今夏よりもしっかりしつつあり、決して雰囲気は悪くないのですが、芝の瞬発力勝負になると勝ち切れるか少々不安もありますからね。よって消去法ではありますが、全体的に相手関係が楽になりがちなダートへ。その走りを確認していければと思います」
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ブルータスの出走が確定しました。
レースは福島のダート1700m戦で、ブルータスにとっては初めてのダート戦。基本的にダート替わりが悪いタイプとは思えませんし、瑞樹先生が『芝でのキレ味勝負を避けたい』となれば、とても自然なレース選択ではと思います。
まあ、芝かダートかについては、馬体の雰囲気からすれば何とも言えないところがある?と感じているものの、デビュー3戦目の今回でダートを試すのは良いタイミングなのでしょう。うまくハマってくれれば初勝利のチャンスがあるわけですし、たとえそうならなくとも、今後の方針、作戦の検討には『ダート適性』を把握しておくことが不可欠ですからね。
「今夏よりもしっかりしつつあり、決して雰囲気は悪くない」とのコメントからは、夏競馬を走っていた頃からの成長が伝わってきますが、それがどれほどのものなのかも含めて、改めてレースぶりを確認したいと思います。
本音を言えば、このメンバーならチャンス充分だと思うんですよねぇ…。スケベ根性の丸出しはあまり良くないことですが、喉から手が出るほど欲しい初勝利がアッサリ転がり込んでくることを(少しだけ)期待します(^^ゞ
**2024/11/2福島1R 2歳未勝利(ダ1700m)出走馬**
【美浦トレセン在厩のブルータス:公式HP(2024/10/31更新)より】
ジョイナスファーム在厩のモダンは、現在は、おもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター1400mを乗られています。
◇稲村場長のコメント 「先週末より普通キャンターを交えて、トータルで2800mほどの調教へ移行。後肢を中心にまだ緩く、今日(30日)のような馬場が悪い日はバランスを崩しやすいものですから、特に注意して乗っています。当面はこのメニューを念入りに続け、基礎固めを行いつつ良化を促していきたいところです」
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確かに馬場が悪いとバランスを崩しやすいですから、大きくて脚元に課題があるモダンのような馬の場合、尚更、注意深く乗らないといけないですよね。いろいろ気を遣うのは大変でしょうが、くれぐれもよろしくお願い致しますm(_ _)m
ということで、まずは怪我(手術)で休んでいた分の乗り込み量を、少しずつでも挽回していくイメージで。。全体的な調教量がそれなりに満たされていけば、きっと心身両面に前向きな変化があるでしょうし、そこまでは焦ることなくじっくりと…。
どうやらまだ『基礎固め』の段階のようなので、こちらも長い目で見守っていこうと思います。
チャンピオンヒルズ在厩のストラテージュは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の15-15を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ全体的に緩さが目立つ状況ですので、しっかりと速めの本数を積み重ねつつ、腰まわりに力強さを出していきたいですね。自身の体をもっと楽に動かせるようになってくれば、それに伴って前進気勢も出てくるはず。心身両面から高めていきましょう」
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まだ緩さが目立つ状況とのことで、これからもたんまり乗り込む必要がありそうです。
その過程で前進気勢が出てくれたら…ということは、今のところ前向きさにも課題があるということですから、出資時に想定していた『ダート短距離でスピード勝負』というタイプでもないのかもしれません。
まあ、そのあたりはこれから進めていく中で変わっていく部分でもありますし、そもそも適性面を気にする段階でもなさそうですから、引き続きガンガン残り込んでいくことで、心身の成長を後押し頂ければと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。適度に15-15前後を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週の木曜日にこれまでと同じ方策で蹄鉄を打ち替えてもらいました。装蹄直後のほうがスムーズな歩様を見せるのはいつもと同じ。ただ、爪が良くなるのを待つだけでは先が見えづらいですからね。左手前で走っている時の重心が僅かに右寄りですので、それが負担になっている可能性もあるのでは。今後はアプローチに変化を与え、走り方の修正によって現状を打破していければと考えます」
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いったん私は、もう復帰できないかも…という最悪の事態まで覚悟をしましたので、想定による対処に加えて「走り方の修正によって現状を打破していければ」というチャレンジなども、できることはダメもとでドンドン試して頂きたいです。
まあ、今でもハロン17~20秒ペースのキャンターは問題なく継続できているわけですし、この機会に走りの質が高まっていけば、万が一復帰できた際にはそれが大きな武器になるかもしれませんからね。
ということで、全体的には今週も大きな進展はナシ。引き続き落ち着いて見守っていきます。
キングエルメスは、29日にチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇甲斐助手のコメント 「久々のレースだったということもあって、どうやら左の肩にかけて筋肉がつってしまい、それが原因で脚捌きに見せていたようです。時間の経過とともに歩様は正常に戻ったのですが、それとは別に古傷の右前繋靭帯部に少し腫れがありますので、数日ほど様子を見守った上でエコー検査を行う予定になっています。まずはその結果を待ちたいと思います」
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レース後の歩様の乱れについては、「久々のレースゆえ、左の肩にかけて筋肉がつってしまった」ことが原因とのことで、どうやら大きな心配はする必要がなさそうです。
ただし、一難去ってまた一難と言いますか、今度は「古傷の右前繋靭帯部に少し腫れがある」らしく、エコー検査で状態を確認することになったようで。。もちろん、左肩云々より右前の古傷の方が嫌な感じは大きいワケですが、とにかく現時点では、腫れが一時的なモノであって欲しいと祈るのみです。(すぐに収まることもありますから…)
今回の近況でスッキリ安心とならなかったのは残念ですが、引き続きよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のエレガンシアは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇木村マネージャーのコメント 「一見すると太っているようにも見えますが、まだキ甲が抜けきっておらず、コロンと幼い体つき。まずは飼葉をよく食べさせて、しっかりと調教を積んでいきたいですね。母は体のラインが細く、カリカリしているタイプでした。それを考えると父が出ているのかもしれません。今週末から速めを取り入れていきましょう」
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「まだキ甲が抜けきっておらず、コロンと幼い体つき」とのことなので、木村マネージャーから言わせると、『まだ全然幼い、これでよく競馬に使ったな…』レベルに見えているのかもしれません。
いや、もちろんそんな喧嘩を売るようなことは仰らないはずで、純粋に本馬がまだ成長途上だということ、伸びしろがたくさんあってこれから鍛えていくのが楽しみ、ということを伝えて頂いていると思うのですが(^^ゞ
いずれにしても、トレセンに入るまでにも相当の時間が掛かりそうで、年内入厩があるかどうか?といった感じかもしれません。やり出せば仕上り自体は早いタイプだと思いますが、あまり幼い時期にいろいろ詰め込むのもアレですからね。
引き続き焦ることなく、じっくり進めて頂ければと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のバスラットレオンについて、出走を予定している11月4日(月)佐賀 JBCスプリント(Jpn1・ダ1400m)の鞍上が古川奈穂騎手に決まりましたので、取り急ぎお知らせいたします。
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バスラットレオンのラストラン、引退レースの鞍上が古川奈穂騎手に決まりました。
矢作厩舎所属のジョッキーとして、自身の初勝利をプレゼントしてくれたバスラットレオンの引退レースでパートナーを務めるのですから、古川奈穂騎手も万感の思いと共に大役をこなしてくれるでしょう。
それに、今回のレースはゴリゴリ勝ちにいくのではなく、最初から最後までとにかく無理をさせないこと、事故などが無いように無事に戻ってくるのが第一ですからね。競馬ですからソロッと回ってくるわけにはいかないですが、そのあたりの微妙な呼吸については厩舎、オーナーサイドの意向を汲んで、所属ジョッキーがしっかりこなすべき仕事だろうと思います。
古川奈穂騎手はG1、Jpn1初騎乗だと思いますが、くれぐれもよろしくお願い致しますm(_ _)m
【2024/10/19東京 富士ステークス(G2/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
サダムノンノ’24
おじに重賞馬エルトンバローズ、希望の星が満開の花を咲かせる。
◇牝当歳 鹿毛 2024.03.05生 浦河産
◇父:レイデオロ 母:サダムノンノ (母の父:ディープインパクト)
◇栗東・杉山晴紀厩舎予定
◇販売総額 3,800万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT
◇Point!:全体のシルエットが美しく、バランスの整った好馬体は一目瞭然。穏やかで人懐っこく、あまり物事に動じない性格ゆえに放牧地でもゆったりと構えているが、ひとたび動き出せば軽快な脚捌きで、祖母ショウナンカラット譲りの力感に富んだ肩、柔らかな腰まわりなどが頼もしく映る。群れの中でも他馬たちと楽しげにスキンシップを図るなどして周囲をしっかりと見渡すことができており、つねに危なげのない走り。活躍の場は短めのダートにも思えるが、おじのエルトンバローズやドグマのように芝で勝ち星を積み上げていっても何ら不思議ではない。
◇最新近況(2024/10/22):北海道・浦河の桑田牧場在厩。日に17時間ほどの夜間放牧で管理されています。
「当歳馬同士7頭で放牧中。生後すぐから好奇心旺盛で、様々なものにグイグイとアプローチをかけるような馬でした。物怖じしない性格はゆくゆく武器になってきそうですよね。穏やかで甘えん坊な性格はそのままで、離乳を経験したこともあって群れのなかでいっそうの落ち着きを見せ、他馬たちの精神安定にも一役買っているなど、しっかりと自立し始めている姿を見せてくれるようになりました」(桑田代表)
◇最新写真(2024/10/22更新:桑田牧場)
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結局、秋の追加募集馬6頭のうち5頭を昨日までに取り上げましたので、この馬についてだけ触れないのは変な感じですからね。残る一頭であるレイデオロ牝馬のサダムノンノ’24について、簡単に感想を書いておこうと思います。
まず、パッと見の第一印象は、毛色も含めてなかなかきれいな当歳だなと。。まだ全体的に緩い感じがするのは仕方がないとして、飛節や繋はアンジュシュエット’24より芝馬っぽく見えますが、まあ、そのあたりは全てこれから成長次第ですからね。父レイデオロでTT型なので、成長進度はゆっくりかもしれませんが、その分長く楽しめる可能性もありますから。
ということなのですが、今回の追加募集馬については、まずは高額マル外勢にどう向き合うかを決めねばならず、続いてキタサンブラック牝馬のことも考えなければいけなくて、正直、この馬をどうするかまで悩む余裕がないと言いますか(^^;)
こういうことを無責任に書くのもアレですが、一般論として『レイデオロ牝馬のプライオリティを下げる』というのは一口馬主界隈の流れでもありますし、即日満口はもちろん、おそらく早期満口にはならないだろうと割り切って、当初から『様子見カテゴリ』に入れておこうかと考えています。(もしも早期満口になったら仕方がない…ぐらいの感じで)
いや、見学ツアー時に社台SSさんからは、レイデオロはこれからなのでよろしく!的なプレゼンもありましたし、個人的にもレイデオロは世間様に言われるほど悪い種牡馬のハズがないと考えていますが、産駒が多少安くなったり、長く様子見ができたりするとしたら、そういうネガティブな評判もあながち悪い話ではないんですよね(^^ゞ
ちなみに血統面に関しては、(竹内さんも血統診断で指摘されているように)ウインドインハーヘアのクロスには重厚さを強調し過ぎるリスクを感じるものの、ショウナンカラットの牝系は基本的なレベルが高いので…。イメージは中長距離でこそのタイプだと思いますが、それはレイデオロのイメージと合っており、一発長打が期待できるかも…という気はしていますm(_ _)m
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!