シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F39秒台で登坂。普段からやんちゃをするわけではありませんが、調教時にうまくコントロールしてあげる必要がありますからね。テンから飛ばしていって、終いでちょっとタレるようでは困りますので、なるべく前半は脚を溜め、終いに活かす乗り方で学習を重ねているところです」
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今回も岸本さんから「調教時にうまくコントロールしてあげる必要がある。テンから飛ばして終いでちょっとタレるようでは困る」と、現在の課題が『騎乗者の指示に従って走る』ことだというのがよく分かります。
まあ、確かに走る能力がどんなに高くても、自分勝手にブッ飛んでいくようでは競馬では勝てませんからね。能力が抜けていればパンサラッサのような競馬をすることも考えられますが、ああいう競馬は普通はできませんから(^^;)
あとは、「なるべく前半は脚を溜め、終いに活かす乗り方」の学習が本当に進んでくれたらありがたいですが、こういう勉強というのは競馬をやってみないと結果が分からなかったりしますしね。。練習ではできたのに、本番になるとどうしてもブッ飛んでしまうみたいな… と、あまり先回りして心配してもいけませんけれど。
いずれにしてもまだ時間はたっぷりありますので、今やるべき勉強をしっかりやり、秋の王道デビューをめざしていって欲しいです。写真を見ると馬体に迫力が出てきましたし、基本的な能力は十分だと思いますので(^^)
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/6/28更新)より】
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、今週もおもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒程度を織り交ぜて登坂。坂路に入ると一目散に行こうとしますので、再び矯正馬具をつけて頭の位置やコントロール面に配慮しながら調教を進めています」
◇鈴木慎調教師のコメント 「休むことなく乗れていますが、いま少し調教を進めて心身のバランス良化を図りたいところ。だんだんと良くはなっているもののまだ気持ちが先走る感じですので、成長を待ってあげたいと考えます」
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岸本さん、鈴木慎先生のコメントを見ると、マードラドはだいぶ難しいタイプのようですね。
現状、坂路に入ると勝手にすっ飛んでいきそうになる、勝手にビュンビュン走って終いが甘くなる…みたいなことでしょうから、このままデビューさせるとロクなことにならないかもしれません(^^;)
鈴木慎先生が、「いま少し調教を進めて心身のバランス良化を図りたい」「気持ちが先走る感じなので成長を待ってあげたい」と仰る気持ちはよく分かりますし、能力が高そうな馬だけに、ここは慎重に進めていきたいところです。
この感じだと、あえて北海道デビューは狙わずに、秋の王道デビューをめざすパターンの方が良さそうです。レイデオロ産駒なので、できれば芝の中距離路線が嬉しいですが、そうなると益々折り合いが大事になってきますからね(^^)
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています。5月下旬の馬体重は465kgです。
◇岸本担当のコメント 「トラックだとリラックスして走れますが、坂路だとまだテンからワーッと行って、終いが甘くなることがありますね。とても前向きでスピードがありそうですが、良くも悪くも敏感なところがありますので、調教メニューにメリハリを利かせながら、さらに成長を促していければと思います」
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「とても前向きでスピードがありそう」なのは良いですが、「坂路だとまだテンからワーッと行って終いが甘くなる」とも言われていますので、まだまだ勉強すべきことがたくさん残っているということですね。
まあ、テンションの高さや敏感なところが勉強でどうにかなるかは微妙ですが、しっかり調教を積み、騎乗者とのコンタクトを通じて指示通り走ることの大切さを覚えていけば、単に成長を待つだけ以上の進歩を示してくれるかもしれません… と口で言うのは簡単ですが、正直、マードラドは結構難しいタイプだろうとは思います(^^;)
それでも走る能力は相当に高そうですし、結局のところ、それがあるかどうかが一番重要ですからね。落ち着いて走ること、上手に競馬することを覚えても、そもそも速く走れなければどうにもなりませんので…。
ということで、マードラドは臨機応変に、状況に応じて器用に立ち回るタイプではなさそうなので、ある時期に『自分なりの戦法を確立し、それにハメればとんでもなく強い…』みたいなタイプをめざすべきかも。。いや、半兄パンサラッサがそだったように、気性が激しい馬は放っておいてもその方向に進んでいくのかもしれません(^^)
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、引き続き、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「15-15から終いの時計を1つ、2つ詰めるように登坂しています。先週来場した調教師によれば、『調教では良いスピードを見せていますが、まだバーッと行くなど気持ちのコントロールに課題を残す現状。メンタル面の成長も見ながらデビュー時期を考えていきたい』とのことでした。終いに脚を溜めるような調教を心掛けていきます」
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「15-15から終いの時計を1つ、2つ詰めるように」ということは、3F42~3秒を基本に速めの本数を重ねている感じでしょうか。(あるいは、日によってもっと速くなることもあるかな?)
いずれにしても、引き続き順調にトレーニングを積めているのは確かなようですし、その中で「良いスピードを見せている」というのは良い情報。その一方で、「まだバーッと行くなど気持ちのコントロールに課題を残す」とも言われており、鈴木慎先生としては、自信を持って送り出せる時期を見極めたい、と考えておられるのかもしれません。
その上で、動画を見ると確かにまだ幼さが残っていて、全体的に成長途上なのは明らかです。素人が表現するのはなかなか難しいですが、早くから使えそうでも待った方が良いことがあるかも…といった感じで。。
いずれにしても、本馬については鈴木慎先生、シュウジデイファームの皆さんがとても大事に考えてくれているのが伝わってきます。「終いに脚を溜めるような調教を心掛けている」というのもその表れだと思いますし、将来的には、そういう周囲の期待にばっちり応えられるレベルに強くなって欲しいです(^^)
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/5/17更新)より】
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。4月下旬の馬体重は468kgです。
◇岸本担当のコメント 「終い13秒程度も交えながらの調教へ。ムキになるところがありそうでしたが、少しずつペースを上げていくなかでも落ち着きが出てきましたし、乗りやすくなってきましたね。潜在的なスピードはありそうですので、当面はそれを活かせる体力強化と成長促進に努めていきたいと思います」
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結論は岸本さんが仰る通り「潜在的なスピードを活かせるよう体力強化と成長促進に努めていく」、つまりは既定方針である『現時点の動きが良くても晩成タイプなので焦らずやっていく』作戦でOKなのだと思います。
調教ペースが自然と13秒程度まで上がってきている中、当初心配されたテンションの高さが落ち着いて「乗りやすくなってきた」のは良い傾向ですし、馬体重が468kgまでジワリと増えているのも好材料。何だかんだで兄パンサラッサ(デビュー時458kg)と同じくらいのサイズ感になってきた、ということでしょうか。
今回、私の出資馬でシュウジデイファームに在厩している馬の近況を見比べると、一番進んでいるのがアスゴッドで、その次にマードラドとエレガンシアがいる、という感じになっています。
アスゴッドは夏デビューをめざすことになるかもですが、マードラドもエレガンシア同様にデビューは秋以降になるでしょうから、今はとにかく順調が第一。兄パンサラッサがそうだったように、デビュー時から能力全開でなくてもOKですから、成長とともにだんだん強くなっていく、長く活躍できる馬になって欲しいと思います(^^)
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、2F15-15を乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「まだ全体的に子供っぽい印象ではあるものの、15-15の本数を重ねていくなかで少しずつ集中できるようになっています。それに伴い、行きっぷりも結構良くなってきていますよ。晩成タイプと見ていますが、プロセスとしては順調に推移しているように思います」
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前回(4/12)近況で鈴木慎先生の『もう少し時間をかけた方が良さそう… 現時点では未完成でも力はある』とのコメントが紹介されましたが、プロセスは順調でも『晩成タイプなので焦らずやっていく』方針が既定路線になりそうです。
本馬がミスペンバリーの仔であり、パンサラッサの弟であることを考えれば、この方針は当然そうなるだろうと思いますし、トレーニングを継続する中で集中力が出てきたこと、行きっぷりが良くなったことをまずは喜びたいと思います。
その上で、個人的にはステラ産駒のエレガンシアよりマードラドの方が頭が高いことは多少気になっておりまして…。パンサラッサも決して頭が低い方ではなかったですが、早期デビューを狙わず時間をかけてやるのであれば、そのあたりの矯正にも(できる範囲で)取り組んで頂けたらと思います。(簡単ではないでしょうけれど)
ヴェルサイユリゾートファームに移動したお母さんも元気なようですし、とにかく頑張れ!です(^^)
ミスペンバリー、大放牧地へ♪
— Yogiboヴェルサイユリゾートファーム (@Versailles_Farm) April 26, 2024
みんなと仲良くやれるといいなぁ…#ミスペンバリー#あだ名は#ペンペンか#バリィさん pic.twitter.com/q2cmXmUmg9
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の2F15-15を開始しています。3月下旬の馬体重は461kgです。
◇岸本担当のコメント 「気持ちも乗っている感じで、特に問題なく最初の15-15に対応してくれました。先日来場した調教師によれば、『もう少し時間をかけた方が良さそうですが、着実に良くなりつつありますね。現時点では未完成でも力はありそうです』とのこと。血統的にも奥行きがあるということでしょう」
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馬体重は1月下旬とほぼ同じ461kgでした。ミスペンバリー産駒の場合、大きくなり過ぎないことが成功のポイントだったりしますので、このまま460~470kgをキープしつつトレセンに入るぐらいでちょうど良いかもしれません。(パンサラッサはデビュー時458kgだったので、概ねそんなイメージで(^^ゞ)
初めての15-15に関しては、これまでの経緯から全く心配していませんでしたが、案の定「特に問題なく最初の15-15に対応してくれた」とのこと。今後に向けては『気持ちの乗り過ぎ』が心配ですが、今のところは落ち着きを増す方に進んでいると感じますし、あまり詰め込み過ぎずに進めていけば大丈夫な気がします。
そんな中、鈴木慎先生が本馬を見て「もう少し時間をかけた方が良さそう」との感想を述べられたようです。
やれば動けそうだからと言って先を急がないのもミスペン仔成功の重要ポイントだと思いますので、鈴木慎先生のこの感想はとてもありがたいと言いますか、是非ともそれでお願いします!といった感じです(^^)
ここまでとても順調ですし、水準以上に動ける手応え充分なわけですが、宿命的に目標が高い馬なので…
ミスペンラストクロップでパンサラッサ半弟となれば、どうしても期待先行になりがちですが、本馬には本馬なりの個性と成長曲線があるはずで、今後のトレーニングの中で最適なデビュー時期を設定頂ければと思います。
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/4/12更新)より】
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン15~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「ときおり終いハロン15~16秒を織り交ぜての調教をこなしており、スピード対応も十分で動きも良好。ひとまずこれくらいのメニューであれば最後まで楽ですね。やや頭の高い走りではありますが、フォームが乱れているというよりは、この馬の走り方といった感じでしょうか」
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いやいや、これはどうなんでしょう…
「スピード対応も十分で動きも良好。ひとまず15秒程度であれば最後まで楽」。。パンサラッサの弟がこんな言われ方をしてしまうと、逸る気持ちを抑えようと思ってはいても、どうしてもアレですよね(^^;)
「やや頭の高い走り」については程度問題だと思いますし、そもそもパンサラッサも決して頭が低い方ではなかったですからね。頭が高めでストライドとピッチの中間ぐらいでスピードに乗っていくタイプだとしたら、軽快な逃げで多くのファンを獲得した兄の個性を少なからず受け継いでいる可能性がありそうです。(比べちゃ可哀相ですけれど…)
兄との比較はさて置くとして、馬体を見るとだいぶそれらしくなってきましたし、これなら水準以上の活躍をして良いのかも。。鈴木慎先生が本馬をどのように導くのかも含め、益々今後の動向から目が離せなくなりました(^^)
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/3/15更新)より】
ミスペンバリー’22の競走馬名は「マードラド : Mar Dorado」に正式決定。スペイン語で“黄金の海”。父名(黄金の王)と兄名(唯一の海)より連想しての命名となりました。
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「日によっては終いのみハロン16秒になることも。だんだんとムチッとした体つきに成長してきましたね。立ち上がったり、難しいところを見せたりはしませんし、坂路では綺麗に走ってくれていますよ。現段階だけでいえば、洋芝が合いそうな印象を受けています」
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競争馬名はマードラド。響きが強そうですし、特別な馬感があって良い名前ですね(^^) 将来、この名前がパンサラッサに負けないぐらい有名になってくれたら嬉しいですが、今そこまで望むのはさすがに酷というもの。。あまり先走って勝手な思いを詰め込み過ぎないように、落ち着いて見守りたいと思いますm(_ _)m
とは言え、調教については順調にこなしているようですし、その中で「だんだんとムチッとした体つきに成長してきた」と、馬体に実が入って良い身体つきになってきたのは動画や写真からも窺えます。
そして岸本さんからは「現段階でいえば洋芝が合いそうな印象」とのコメントも…。前回の近況では鈴木慎先生の「このまま順調なら比較的早めのデビューを狙っていけるかも…」というコメントも紹介されていましたし、そう言われると、『じゃあ北海道デビューが既定路線になりますかね?』みたいなことをどうしても考えてしまいます。
あとはとにかく順調に、怪我などが無いようにと願うのみ。。ひとつお兄さんのロディニアが可哀相なことになってしまいましたし、もともとミスペンバリー仔が脚元要注意なのは確かですからね。
逆に言えば、脚元さえしっかりしていれば、パンサラッサやディメンシオンのような活躍が期待できるポテンシャルがあるワケで、何なら、種牡馬としてまだモヤモヤしているレイデオロの代表産駒を狙っていって欲しいです! あ、いけない、いけない…。そういう勝手な思いを詰め込み過ぎず、落ち着いて見守ることにしたんでした(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/2/19更新)より】
シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー’22は、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。1月下旬の馬体重は462kgです。
◇岸本担当のコメント 「元気は元気でも立ち上がったり、変なことはしない馬。まだ頭の位置は高めですが先頭でも走れますし、行きっぷりはイイですよ。コンパクトにまとまっている体はパンサラッサ寄りとも言えるでしょう。先月末に来場した調教師によれば、『順調そうですね。少しずつ馬体に実が入り、成長が窺えます。気性面も常識の範囲内ですから、このまま順調にいけば、比較的早めのデビューを狙っていけるかもしれません』とのことでした」
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馬体重が前回の448kgから462kgとなりましたが、これは、ちょうど同時期のパンサラッサと同じぐらいの数字です。まあ、だからどうだという気はないですが、せっかく優秀なお兄さんがいるのですから、共通点を探してほくそ笑む的な楽しみ方をしてもバチは当たりませんよね。(そればかり気にするのもアレですが(^^ゞ)
そして、気になる気性面に関しては、岸本さんから「元気は元気でも立ち上がったり変なことはしない馬」と、引退式でも立ち上がるなど常に変なことをしようとしていたパンサラッサよりむしろ大人しいのかもと…。そういうところも含めて兄と比較されてしまうのは、若干可哀相ではありますが、本馬に関してはそれが宿命ですからね。
肝心の走りに関しては、「まだ頭の位置は高めながらも先頭で走れるし、行きっぷりはイイ」とまずまずの評価。この部分については、まだ兄と比較するのは本当に可哀相なので、馬体などを総合的に見た上での「コンパクトにまとまっている体はパンサラッサ寄りとも言える」との岸本さんコメントだけで満足しておきます。
それはさて置き、今回近況の注目ポイントは何と言っても鈴木慎先生のコメントでしょう。
『順調。気性面も常識の範囲内、このまま順調なら比較的早めのデビューを狙っていけるかも…』ですから、もしかしたらミスペンバリー産駒としては異例の夏デビューがあるのかも…。本音を言えば、この血統は(たとえ夏から行けそうでも)秋以降のデビューで充分だと思うのですが、それもこれも、全部含めて今後の順調度次第ですね。
実は鈴木慎先生には、きっとそのうちにご面倒をおかけする気がしていますが、今後、気性面や脚元などで一筋縄ではいかなくなるケースも充分に考えられますので、是非とも粘り強く面倒を見て頂けたらありがたいです。パンサラッサのように、挫折や苦労を乗り越えるたびに強くなる、そんなところも受け継いでいる気がしますので… あ、全て順調なのが一番ですけどm(_ _)m