つい先ほど、Belcarra’24への出資申込みを済ませました。
More Than Sacred’23、パドックシアトル’23とBelcarra’24、これら3頭の中からどれにしようか最後まで悩みましたが、More Than Sacred’23、パドックシアトル’23についてはいったん判断を保留します。(まだ諦めていません…)
ということで、結果的にはすでに出資をしているWildwood’s Beauty’24とあわせ、広尾TCの新たな挑戦(?)とも言える「高額マル外路線」にマルっと便乗することになりました(^^ゞ
(外)Belcarra’24
欧州の格式高き優秀な血脈、念願のクラシック制覇を仰ぎ見る。
◇牡当歳 鹿毛 2024.02.17生 英国産
◇父:Sea The Stars 母:Belcarra (母の父:Estidhkaar)
◇美浦・蛯名正義厩舎予定
◇販売総額 9,000万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:--
◇Point!:怒涛のG1・6連勝で欧州年度代表馬に輝き、種牡馬としても数多のG1馬を送り続けるSea The Starsの良質産駒が登場。母の初仔としては問題のないサイズにあり、気性は温和で落ち着きがあって、プロフェッショナルな態度。放牧地では他馬たちを統率する役割を担い、飛ぶような美しいロングストライドで元気に駆け回っている。優秀な父が色濃く出ているその佇まいは正真正銘のアスリートと言え、適性はマイル以上の距離をイメージ。生まれつきの性質や才能の高さは疑いようがなく、クラシックレースでの展望を抱きたくなるポテンシャルを備えている。
◇最新近況(2024/11/15):エイドンホール在厩。引き続き、昼夜放牧で管理されています。
「初仔にしては馬体にサイズや容積がありますね。骨格もとても正しい造りをしていますし、20エーカー(約24,500坪)の広大なフィールドでもう一頭の当歳馬と一緒に放牧。随所に運動能力の高さを窺わせています。おそらくは3歳時に完成するタイプ。“グレードA”の評価を与えられる素材の良さと言えるでしょう。Sea The Starsは産駒の活躍が目覚ましく、来年の種付け料が25万ユーロ(約4100万円)までアップ。本馬の価値もさらに上がりましたね。父のG1馬たちに引けを取らないぐらい素晴らしい馬です。成長過程も順調ですよ」(テッドヴート代表)
◇最新写真(2024/10/14更新:英国)
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出資を決めた理由ですが、本馬については『2025・2026年2歳募集馬 どうするBelcarra’24?』に書いた通りで、要するにフラフラっと妄想にとりつかれて…。いや、大きな夢はいったんWildwood’s Beauty’24に託したものの、どうせなら(未知数部分も含めて)一発の魅力十分なSea The Stars産駒にも出資をして、米国と欧州、ダブルで楽しもうと考えたからです。
まあ、夢がデッカい分はお値段にも反映されているわけですが、例えば種付け料約4100万円の種牡馬を父に持つ馬が『(諸経費込みで)9000万円です』と言われたら、まあまあそういうこともあるよなと…。
実際には、本馬は種付料が25万ユーロになる前の産駒なので、サラブレッドの価格が原価積み上げ方式で決まるとお考えの方には受け入れられないでしょうが、私はサラブレッドの値段は『あくまでその時点の評価額』と考えていますから、現時点で重賞の一つや二つは鼻歌まじりで勝つかもですよ…ということなら1億円でも全然問題ないんです(^^ゞ
実際には重賞を勝つ馬なんて滅多にいませんし、信じる信じないはそれぞれの自己責任で…ということにはなりますが、そこを乗り越えることで初めて見えてくる風景… みたいなものはある気がするんですよね。(本当か…)
と、そんな話はどうでも良くて、本馬の面白さは何と言ってもドイツ血統とSea The Starsの顔合わせでしょう。
以前も書いた気がしますが、正直、Sea The Stars産駒が日本に合うかどうかは微妙かもしれません。でも、コテコテのドイツスピード血脈を持つ母Belcaaraとの配合であれば、本馬は『欧州=重たい』といった固定観念の枠外に育っていくかもしれず、もしもそうなれば(馬場や競馬のカタチは選ぶかもしれませんが)相当に楽しめるんじゃないかと考えました。
(全然ダメってこともあり得ますけれど(^^:))
Belcarra’24
Wildwood’s Beauty’24の決め手が父Flightlineのインパクトだとすれば、本馬はSea The Starsとドイツ血脈の融合。そしてWildwood’s Beauty’24の夢が米国競馬の制圧(BCクラシック!)だとしたら、本馬は日本の悲願『凱旋門賞制覇』だッ!
みたいな大それたことを本気で言う気はサラサラありません…
ありませんが、少なくともあと1年間はそんな妄想を密かに楽しませてもらうつもりですし、あくまで個人の趣味で細々とやっていきますので、引き続き多少のことはお目こぼしいただければと思いますm(_ _)m
(しかし、24年産世代に早くもマル外が2頭… これはちょっと想定外っすねぇ(^^:))
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!