もともとお蕎麦が大好きな私は、実は大晦日の年越しそばが楽しみで仕方がありません。何故、大晦日にそばなのかは全然知らないながら、この日ばかりは、他の人の意見が何であろうと、無条件にそばを食べられるのですから。。
みたいな話はさて置きまして…
今年のそばは、何故か相性の良い福島県は会津の『地鶏だしそば』にしました。
今年も天ぷらは自分で揚げました。ネタは海老さんとホタテさんです(^^)v
おそばは無難な五割そば。洗練され過ぎず田舎風過ぎず、ツルっとのど越しの良いそばでした。
先ほど『福島県とは相性が良い』と書きましたが、そりゃあ、クレッシェンドラヴとパンサラッサが合計三つも重賞を勝たせてもらったのですから、これはもう相性が悪いはずがありません。
近所のスーパーの年越し用そばコーナーには、そば処の信州はじめ、様々なそばが置かれていたものの、『会津』の文字を見た時に、こんな事で少しでもご恩返しができるなら…という気持ちに自然になりましたからね。(これ、広い意味での一日一善になりませんかね(^^ゞ)
私の大晦日は、一杯のそばを食べてホッとして、ようやく年越しのカウントダウンになります。
今年もいいろいろなことがありましたが、平和で穏やかな大晦日が迎えられて本当に良かったです(^^)
2021年もあと一日を残すのみとなりましたので、大晦日恒例の目標達成度確認をしたいと思います。
目標(1) 年間勝利数 9勝以上!
目標(2) 年間出走数 54走以上!
目標(3) 年間総賞金 2億4千万円以上!
目標(4) 8着入着率 70%以上!
結果(1) 年間勝利数 6勝!
結果(2) 年間出走数 49走!
結果(3) 年間総賞金 2億5千652万円!
結果(4) 8着入着率 36.7%!
2021年成績の月別明細はこちらです。
4つの目標のうち、獲得賞金以外は全て目標を下回る結果に終わりました。ただし、これをあえて打率で言うと4打数1安打の2割5分ですから、決して褒められたものではありませんが、4タコを喰らうよりは全然マシ、何とか帳尻をあわせることができた1年だった、というぐらいのことは言えるかもしれません。
と言いますか、どんなに格好をつけても実質的な飯のタネは賞金ですから、年間総賞金できっちり目標を超えられたのは、やはり大きなことなんですよね。年間2億4千万円は決して低い目標ではなかったですし、(その大半をパンサラッサとバスラットレオンの2頭で叩き出したとはいえ)頑張って2億5千万円以上を稼いでくれた馬たちに改めて感謝したいと思いますm(_ _)m
また、今年はニュージーランドT(G2)、京王杯2歳S(G2)、福島記念(G3)と重賞を三つも勝つことができました。これは、重賞どころかオープン競走に出走することさえままならなかった5~6年前とは大違いで、(様々なご意見はあるでしょうが)見た目の成績については、広尾TCもだいぶ格好がつくようになってきたと思います。
例年届かないのが当たり前になってしまった勝利数目標についてですが、基本的にどの馬にも一つは勝って欲しいと考えると、なかなかこの目標を下げたくはないんですよね。月に一回は出資馬の勝利を見たい…と考えると尚更ですし。。まあ、目標を下回ったのは確かですが、勝率12.2%なら普通の水準はキープしていますので、すごく悪いわけではないと思いたいです(^^ゞ
その一方で8着入着率の36.7%、これは非常に低い水準でありまして、重賞やリステッドで勝利の美酒を味わえた反面、9着以下、二桁着順のレースをたくさん見せられた1年でもありました。特に2018年産世代(3歳世代)の『チーム気性難』にはこれでもかとツラい思いをさせられましたから、全体的には良い時と悪い時の振れ幅が非常に大きい、ジェットコースターのような1年だったと言えそうです。(単純に、パンサラッサとバスラットレオンに救われた1年だったのかも(^^;))
■出資馬成績年別集計表(ブログを開設した2009年以降)
年度別の成績を眺めてみると、獲得賞金が過去2番目の高水準だった反面、掲示板率、8着入着率が過去最低と、非常に振れ幅が大きい1年だったことがよく分かります。これは総勢8頭という規模になった3歳世代が、矢作厩舎のバスラットレオン、カイザーノヴァ以外メタメタな成績だったからですが、さすがに来年以降は大きく改善したいところです。
これは毎年同じなのですが、重賞勝ちなどの派手な活躍は嬉しいものの、やはり、どの馬にも(勝てないまでも)頑張って良いところを見せて欲しい、未勝利戦や下級条件でも良いので、できるだけ納得感のあるレースが増えて欲しいと願っています。最終的に未勝利で終わる馬がいるのは仕方がないですが、良いところが全く出ない姿を見続けるのはツラいですからね。
その意味では、来年は大きなレースにチャレンジしつつ、条件戦でも堅実に着を拾っていくような、もっとバランス良く盛り上がる1年にしたいです。もしかしたら、すごく贅沢な話をしているのかもしれませんが、過去の実績を見ると、8着入着率が6割7割あるのは珍しくないですし、やはり、全体的な底上げは狙っていきたいと思います!
今年はコロナ禍が継続していたものの、夏場の第5波以降は新規感染者数が落ち着き、また、いわゆる感染症予防対策をやりながらの生活にもだいぶ慣れてきましたので、何となく落ち着いた気分で年を越すことができそうです。サラリーマンとしても一口馬主としても、また、ただの酔っ払いとしても『来年が今年より良い年になるように』と祈りつつ(^^)v
*20201年元日の記事はコチラ → 『2021年 とりあえず一口馬主の目標設定!』
12/30になりましたので、今年もやりますこの1年の出資馬振り返り。。いろいろなことがありましたが、アッという間の1年だったのは昨年同様です。きっと2022年も『気が付けばアッという間』なのだと思いますが、そんなスピード感の中でも、できるだけ良い1年にするためにはジタバタ頑張るしかありませんからね(^^;)
そんなこんなで、今年活躍した馬も、あまり活躍できなかった馬も、来年こそはの気持ちで応援したいと思います。では、新たな気持ちで前に進むために、例によって年功序列で2021年を振り返っていきます。
■ドゥオーモ(牡8) 野中賢二厩舎
【ドゥオーモ】遅くなりましたが、思い出がたくさんあり過ぎて…
2016年から数々の艱難辛苦を乗り越え、オープン馬になってくれたドゥオーモが引退しました。今年も5戦を走ってくれて、(着順こそ往年のようにはいきませんでしたが)何だかんだで4百万円以上を上積みし、1億円馬になったのですから素晴らしいです。やはり、ドゥオーモは私に特別な経験を与えてくれた功労馬、最後まで頑張ってくれたことに改めて感謝したいと思いますm(_ _)m
■クレッシェンドラヴ(牡7) 林徹厩舎
クレッシェンドラヴの2021年は2戦のみ、しかも11着と14着ですから、お世辞にも充実の1年だったとは言えません。あの時、ああしていれば… こうしていたら…的な話もありますし、何より陣営から『年齢的な衰え説』が出る状況になってしまったのは残念です。明ければ8歳になるとは言え、身体についてはまだまだ若々しさがあるはずですので、再び闘争心を呼び覚まし、年明けのAJCCでは『年齢的な衰え説』を払拭するパフォーマンスが見たいです。
■グランソヴァール(牡5) 尾関知人厩舎
【グランソヴァール】競走馬登録抹消、今後は誘導馬として活躍を!
『Online Racing Salon Vol. 20 Hiroo no Reiwa 尾関知人調教師と共に ※後編』
グランソヴァールの2021年は波乱万丈でした。2月の白嶺S8着をもって障害戦に矛先を向け、飛越センスと平地の脚を生かしてデビュー後4、2着と好走、将来は障害オープン、重賞も狙えると期待をしたのですが、残念ながら右前浅屈腱炎を発症し引退となりました。そして、尾関先生はじめ関係各位のご尽力により、引退後は中山競馬場の誘導馬として活躍することが決まっていたにもかかわらず、その姿を見るまえに急性心不全で亡くなってしまうという…。今思い出しても言葉が見つからず、残念無念で仕方がありませんm(_ _)m
■カナロアガール(牝5) 田村康仁厩舎
カナロアガールについては、来年1月までにあと一走をめざしており、もしも出走が叶えばそれがラストランと決まっています。今年1年で4走し、いずれも彼女らしい走りができなかったこと、牝馬は(繁殖入りのため)6歳3月までとの原則を考えると、今さら細かいことをアレコレ言う気にはなりません。とにかく良い状態でラストランに出走し、一瞬でも良いので、彼女らしい目の覚めるような末脚を見せて欲しいと思います。(あの脚が復活したら勝っちゃうかもしれませんけれど(^^ゞ)
■パンサラッサ(牡4) 矢作芳人厩舎
4月のマイラーズCのゲート裏で坂井騎手が歩様に違和感を覚え、直前で発走除外になったのはショックでしたが、その後の休養中に脚元の不安(骨瘤が悪さをしていたとの話だったみたいで…)がなくなり、結果としてオクトーバーS、福島記念の連勝につながったのですから、競馬は何が幸いするかわからないものです。年末にはグランプリ有馬記念で堂々とした逃げを打つなど、完全に自分のカタチをつくりあげることができましたし、賞金も1億円近くを上積みするという、パンサラッサにとってまさに飛躍の1年になりました。いやぁ、春先に福島民報杯を除外になって口惜しがっていた馬が、まさかこんなに注目されることになるとは…。(^^ゞ
■カイザーノヴァ(牡3) 矢作芳人厩舎
カイザーノヴァは2月の共同通信杯で6着でしたが、その時の相手はエフフォーリア、シャフリヤール、ステラヴェローチェといった馬たちで、しかもそれぞれ0.7秒、0.3秒、0.2秒と着差は僅差、上り3Fに至ってはエフフォーリア、シャフリヤールと並んで推定2位(33.4秒)でしたからね。その後骨折で長く休んだとはいえ、正直、10月以降の2勝クラス4連戦でこれほど苦労するとは思っていませんでした。原因はおそらく気持ちの問題だと思いますし、矢作先生も年明けからバンバン使ってキッカケを作るつもりのようなので、早くスランプを乗り越えて、カイザーノヴァらしい豪快な末脚を見せて欲しいと思います。
■バスラットレオン(牡3) 矢作芳人厩舎
2021年後半の主役がパンサラッサだとすると、前半戦の主役は間違いなくこの馬でした。2020年朝日杯FS4着の実績はダテではなく、シンザン記念3着のあとに挑んだ1勝クラスでは、鞍上古川奈穂騎手に初勝利をプレゼントする逃げ切り勝ち。続いて挑んだG2ニュージーランドTでは藤岡佑騎手を背に軽快な逃げ、ゴール地点で後続に5馬身差をつける圧勝でした。ただ、3番人気に推されたG1マイルカップの発走直後に落馬したのがケチのつきはじめで…。ダービー出走を実現してくれたのはイイとして、休養を挟み、飛躍を期待された秋競馬でまさかの3連続二桁着順となったのは、かなり大きな誤算でした。バスラットレオンは来年のトップバッターとして京都金杯に出走する予定になっていますので、今年後半の悪い流れを断ち切り、是非とも反転攻勢の狼煙を上げて欲しいと思います!
■ヴィジャーヤ(牡3) 池江泰寿厩舎
【ヴィジャーヤ】引退通知、できるだけ早く戻って来るように!!
ヴィジャーヤは3月にデビュー直前まで行ったのですが、そのタイミングでフレグモーネが出て、休養に入らざるを得なくなったのが痛かったです。その後は休んだことで気が抜けてしまったのか、療養生活のストレスで何かが変わってしまったのか、落ち着いていた口向きや折り合いの課題が悪い方向に進み、結局、8月の未勝利戦に間に合わせて1戦するのがやっとでしたからね。正直、全くの不完全燃焼でしたから、園田競馬で中央再登録(再ファンド)をめざすチャンスがもらえた時は少しだけホッと。。ただ、去勢手術をして臨んだ園田でのデビュー戦、発走後に制御不能なほど内ラチにすっ飛んでいくなど、前途多難な様子が窺えたのはとても心配です(^^;)
■リナーシェ(牝3) 武幸四郎厩舎→四位洋文厩舎
気性難目白押しのこの世代にあって、いつも真面目に一生懸命走ってくれたのがリナーシェです。2歳でデビューした時の感触からは、充分に勝ち上がりが意識できましたし、その後の成長次第で上のクラスもめざせると考えていたのですが…。残念ながら、常に馬体重を気にしての調整を余儀なくされるなど、肝心の成長が見られなかったため、月日を重ねるごとに勝ち上がりへの道が遠いものになってしまいました。リナーシェは生まれ故郷の桑田牧場で繁殖牝馬になりますので、もしかしたら産駒が募集されることがあるかもしれません。いや、産駒が募集されるかどうかにかかわらず、今後も母リナーシェを応援したいと思います。
■ゴッドシエル(牡3) 松永幹夫厩舎
【ゴッドシエル】引退通知、レースに出るまでが楽しかった(^^ゞ
気性難にもいろいろなパターンがありますが、ゴッドシエルの場合は常にテンションが高く、力を抜いて楽に走ることが全くできないという珍しい(?)パターン。そのため食べたものが身にならず、結構な馬格がありながら、調教を始めると身体がドンドン減って430kgほどで競馬をすることが繰り返されました。父エピファネイア、母父ハーツクライでサンデーサイレンス4×3、血統的にも期待が大きかっただけに非常に残念な結果でしたが、今は金沢で頑張っているようなので、何とか北陸の地で初勝利を飾って欲しいと思います。
■マーテル(牝3) 武幸四郎厩舎
マーテルの場合は、鞍上がマトモに競馬をさせられないほどの、気性難を絵にかいたような馬になってしまいましたので、5月という早い時期の引退判断も致し方なかったと思います。育成時代の順調さ、血統的な期待もあって、何とか落ちついてくれたら…と考えていたのですが、ジョッキーや助手さんが危険を感じるレベルでは手の施しようがないですからね。ドゥラメンテ牝馬が全てこのパターンとは思いませんが、ドゥラ牝馬に出資の際は慎重に…と、何となくそう考えてしまう部分はあるかもしれません(^^;)
■ラヴマイウェイ(牝3) 林徹厩舎
【ラヴマイウェイ】厳しい結果に再ファンド取り下げ… 8/19名古屋2R・6着
ラヴマイウェイの気性難もかなり珍しいパターンで、シュウジでファームでは真面目に走っていたのに、テンコートレセンや美浦では反抗してマトモに調教ができないという…。結局、テンコートレセンから北海道に逆戻りをした時には鼻血が出そうになりましたが、それでも林先生や関係各位のご努力により、4月にデビューまでたどり着くことはできました。ただ、調教で走ろうとしない馬に実戦で勝てと言うのは宝くじを当てるようなもので…。結局、デビュー2戦目のタイムオーバーをもって、名古屋転出による成長待ち、中央再登録資格の取得をめざす方針となりましたが、名古屋でのレースにおいても精彩を欠き、早々に再ファンド取下げとなったのは残念でした。。いやぁ、本当に馬は難しいと言いますか、ハイアーラヴヴ’20には姉の真似だけはして欲しくない…と思っています(^^;)
■キングエルメス(牡2) 矢作芳人厩舎
19年産世代は4頭に出資をしましたが、結局、2歳デビューを果たしたのはキングエルメスのみでした。しかし、そのキングエルメスが6月に新馬勝ち、クローバー賞ではトボけて5着に負けたものの、ひと息入れたあとの京王杯2歳Sを見事に勝ってG2ゲット! 同じステラリードの牡馬ながら、半兄カイザーノヴァよりだいぶ扱いやすそうですし、スピードに乗ってもあまり頭の高さが気にならないなど、今後の成長次第では、まだまだ大きな活躍が期待できそうです。京王杯後に骨片除去手術、休養となったのは残念ですが、今のところ順調に回復しているようなので、改めて来春、さらに大きな舞台での勝利をめざしていきたいです!
以上、今年出走してくれた13頭の出資馬についいて、ごく簡単に振り返ってみました。
2歳デビューを果たした19年産馬がキングエルメスのみというのはアレですが、アシタカは1月中に矢作厩舎に入る見込みですし、アンジアンは既にデビューをめざしてトレセンに入っています。ハキが引退となってしまったのは仕方がないとして、まずはアシタカとアンジアンに良いかたちでデビュー戦を迎えて欲しいと思います。
それはさて置き、2021年はこれまで頑張ってきた古馬勢の引退などもあり、新旧交代の波が一気に押し寄せてきた感じがします。逆に言えば、パンサラッサやバスラットレオンの活躍が顕著だったとも言えますが、それでも、あえて古豪クレッシェンドラヴには最後まで新旧交代に抗って欲しい気が… と、勝手な期待をかけて申し訳ないですが、ここ数年のドゥオーモがそうだったように、ベテランが一頭いるのといないのとでは、何となく安心感が違うんですよね(^^ゞ
来年の話はまたおいおい考えるとして、どの馬も(もちろん関係者の皆さんも)本当にお疲れ様でした。
これからデビューをめざす馬、波に乗ってガンガン行きたい馬、復活をめざして頑張る馬と立場はいろいろですが、きっと来年が今年以上の良い1年になるよう、引き続き反省と精進、一日一善に励みたいと思います(^^)
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/12月28日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
12/19時点ではエピファネイアが首位、ディープインパクトは4位でしたが、終わってみれば、ホープフルSで産駒ワンツーを決めたディープインパクトが2位エピファネイアに6千万円近い差をつけてリーディング獲得。AEIも2.59という高い水準で、『G1を勝とうと思ったらディープインパクト産駒に出資を!』の法則が、今年も崩れることはありませんでした。
もともとディープインパクト産駒は早熟ってワケではない(と社台SSの方は仰っていました)ですが、2歳戦も後半になるとそこそこ仕上がってくる馬が増え、そうするとキラーアビリティやジャスティンパレスのような馬が自然に出てきちゃうんですよね。これは外野の勝手な感想ですが、コマンドラインなども、わざわざ6月の新馬戦なんか使わずに、もっとゆっくりやってあげれば良かったのに…と思ったりするものの、まあ、そこにはノーザンファームなりの理由があるんでしょうね。
それはさて置き、日本競馬界の今後を担う種牡馬としては、やはりエピファネイアの存在感がひときわ目立つ結果に。エピファネイアも早熟タイプではないですから、2歳戦からこれだけ成績を残せたことは、すごく大きなプラスになったと思います。。いや、もう充分以上に高い種牡馬になっていますので、今さらプラスも何もないんでしょうけれど(^^;)
いずれにしても、近い将来、シルバーステート、キズナといったディープ直子と、エピファネイア、ロードカナロア、ドレフォン、モーリスなど非ディープ系の争いが益々激しくなりそうです。どちらの系統がリーディングをとるかは分かりませんが、一口馬主的には来年以降も混戦になって欲しいですし、昨年、今年と続いている新種牡馬の活躍が来年以降もあると楽しいです。
ちなみに、来年産駒がデビューする新種牡馬はディープ直子のリアルスティール、サトノダイヤモンド、非ディープだとサトノクラウン、マインドユアビスケッツ、デクラレーションオブウォーなどなど。何となく、2歳戦からバンバン勝つイメージではない名前も多いのですが、それはドレフォンやシルバーステートもそうでしたからね。
混戦であればあるほど意外な種牡馬が台頭する可能性も高まりますし、とにかく混戦、最後の最後まで緊張感のある2歳チャンピオンサイアー争いが見たいです。広尾TCには、そんな中から掘り出し物を探してもらうと嬉しいのですが、最近はその役目を矢作先生にお願いしているフシもあり…。あ、むしろその方がハズレが少ないからOK…とか言っちゃいけないんですかね(^^ゞ
ZBAT!競馬『【東京大賞典】オメガパフュームが力でねじ伏せ4連覇の偉業達成!』
第67回東京大賞典(G1、3歳以上、ダート・右2000m)は、ミルコ・デムーロ騎手の1番人気オメガパフューム(牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)が中団追走から馬群が固まると、一気に前を射程圏にとらえ、4コーナーで大きく外にふくれながらもクリンチャーとの競り合いを力でねじ伏せ先頭ゴール。2021年を締めくくるダート頂上決戦を制し、史上初の同レース4連覇の偉業を達成した。タイムは2分4秒1(良)。
半馬身差の2着にはクリンチャー(3番人気)、さらに2馬身遅れた3着にウェスタールンド(7番人気)が入った。
◆M.デムーロ騎手(1着 オメガパフューム)「ものすごく緊張しました。とても気持ちいい、感謝しています。馬に“ありがとう”の気持ちが大きいです。状態バッチリです。翔吾先生が良い仕事をしてくれました。競馬場に着いたとき馬主さんに会って、緊張しました。スタート出遅れないように(笑)。直線で斜行したから危なかったけど、馬の気持ちが強かった。4連覇することはものすごく強い馬じゃないと出来ないから素晴らしいことです」
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オメガパフューム、3歳から6歳まで4連覇って、とにかくスゴイですね(°◇°;)
ちょうど1年前の東京大賞典(広尾TCからはハンズレジェンドが出走していました)の時にも、『3連覇スゴイ!』という記事を書いたのですが、今度はなんと4連覇ですからね。当然、これは史上初の快挙ですし、いくらダート馬は息が長いと言っても、ちょっとやそっとでは破れない記録になったと思います。
しかも今年の勝ちっぷりは、4角で大きく外に振られながらも、パワーと勝負根性で内から抜けてきたクリンチャーを捻じ伏せるという、非常に強い内容でした。完全に地方交流の中距離に的を絞ったローテで活躍しているので、普通の馬だと思わない方が良いのかもしれませんが、こういう勝ち方を見てしまうと、つい、ダート馬に出資するのも悪くない…と考えたりしちゃいます(^^ゞ
今のところ、ダート中距離で交流競走に出られそうな出資馬はいませんが、もしかしたら、レトロクラシック’20あたりはそういう路線で活躍する可能性があるのかも…。いや、それを言うならステラエージェント’21にも… みたいな話はこの辺にして、とにかくオメガパフュームの大賞典競走4連覇を称えたいと思います!m(_ _)m
**2021/12/29大井9R 東京大賞典競走(G1/ダ2000m)・良**
カイザーノヴァが鳥羽特別(1/8中京・芝1200m)に登録されました。登録馬は16頭ですから、このまま行けば、函館2歳S(5着)以来の1200m戦出走ということになりそうです。
前走後に矢作先生から「力があることは分かっている。復活への足がかり、きっかけを作りたい」との話がありましたから、当然ながら、ここで距離を短縮するのもその一環、キッカケを掴むための一手なのだと思います。
そうですねぇ、素人目にも『骨折休養のあと、本来の走りが見られないのは気持の問題では?』と感じられましたから、ここで一発短距離戦らしいビシッとした流れを経験させることで、カイザーノヴァの闘争心を呼び起こす…といった作戦でしょうか。
レース間隔をつめて使う短距離戦ですから、イチかバチかの要素もありそうですが、今のカイザーノヴァにとっては大きなチャンスかもしれません。何とかしてこの一戦できっかけを掴み、再び傍若無人な走りで楽しませて欲しいです!
**2022/1/8中京9R 鳥羽特別(2勝C/芝1200m)登録馬**
バスラットレオンが京都金杯に登録されました。登録は29頭と多くなっていますが(金杯は例年多いですけど)、バスラットレオンは除外の心配がないので助かります。
問題はそういうことよりも、とにかくバスラットレオンが立ち直っているかどうかで…。
秋3戦は京王杯AH・15着、富士S・12着、武蔵野S・13着と散々な成績に終わっていますが、本当に心配なのは着順よりも内容で、直線早々に自分から諦めてしまうようなレースぶりに見えたんですよね。
なので、もちろん、道中気分良く走れるかどうかも大事ですが、私としては、たとえ厳しい展開になったとしても最後まで粘れるかどうかに注目したいと思っています。(札幌2歳Sや朝日杯FS、シンザン記念も厳しい展開でしたが、最後まで踏ん張っていましたから…)
ちなみに馬の状態については、28日の坂路で4F 50.8-37.4-24.6-12.1秒という、これで走らないわけがないだろ的な好時計を出しています。これだけのスピードがあるのに最後まで踏ん張れない状況が続くようだと、つい距離を縮めたくなるものですが、その手を使うのはまだ早い…との判断を含めての京都金杯でしょうから、まずはG2勝ちの実績があるマイル戦での復活を期待したいと思います。
年明け早々から、2022年のバスラットレオンを占う大事なレースになりそうですが… いやホント、有馬記念が終わってホッとする間もなく緊張感が味わえるのは、考えてみればとてもありがたいことかもしれません(^^ゞ
**2022/1/5中京11R 京都金杯(G3/芝1600m)登録馬**
引き続き新規感染者は低位を推移しているとは言え、このところオミクロン株の拡散ムードが出てきていますし、さあ!大々的にBNK(忘年会)を、という雰囲気にはなっていません。ただ、全面的に自粛をするほどではく、先日は久しぶりに会う昔の同僚、後輩とBNKっぽく品川で飲むことになりました。
私の場合、気心の知れた仲間同士であれば、どちらかというと庶民的な店飲むことが多いのですが、この日はせっかくの都会(?)品川なので、それなりにきれいなお店に行ってみようとの話になり… いや、それなりにきれいな店ってどんな店?という点については、要するに、赤ちょうちんホッピー系ではなく、感染予防対策などもマニュアル化されていて安心なお店…みたいなイメージです。はい、すみません、あまり明確な基準はありませんでした(^^ゞ
とにかく、この日お邪魔をしたのは品川駅港南側にある跳魚(はねうお)さん。なかなか小ぎれいな居酒屋さんで、名前から分かる通り、お魚系の料理が売りのお店でした。
という事で、最初のビールが来る前に、こんなものを見せてくれました。
ハキハキと手慣れた感じのお嬢様系スタッフさんの説明を聞きつつ、気に入った魚があれば『これを焼いてくれ』とか『こいつを煮付けてくれ』とか、つまりはそういう系統のお店だったんですね。なかなか本格的でありがたいサービスですが、その場でスパッと決められない傾向のある方は、迷って右往左往してしまうので要注意です。
結局、我々が何どう頼んだかはさて置きまして、とにかくビール!
からの、刺身の三点盛りです。
魚自慢のお店だけあって、刺身はどれも美味しかったです。
確か、注文するときに『内容は全てお任せで…』にしたと思うのですが、鯛と鮪と鰤ですからね、まさに王道中の王道と言って良い組み合わせで、人によっては『無難過ぎるだろ!』的なツッコミが出るかもしれないぐらいです。
でも、こういうオーソドックスなお刺身ほどお店の実力が出やすいと言われる中、楽々と水準をクリアしてくれましたから、『全てお任せに一片の悔いなし!』といった印象を持つことができました(^^)
続いては、枝豆さんを挟んだあとに…
登場したのがコチラです。
冒頭、ハキハキと手慣れた感じのお嬢様系スタッフさんに頼んでおいた、鮭のハラスが無事に焼き上がりました。
様々な魚のカマや半身などがある中に、鮭ハラスが潜んでいるのを発見し「これを焼いてくれ」と頼んだ後輩も、なかなかどうして渋いところを突いてきます。もっと見た目が派手な魚を頼んでも良かったのですが、この日は日本酒と焼酎をちゃんぽんで嗜むメンバーでしたから、こういう万能型のお酒のお供はすごく便利なんですよね。
どの部分を誰が食べたかはさて置きまして、なかなか美味しいハラスでした(^^)
そしてこちらは、クリームチーズの仙台味噌漬け。滑らかなクリームチーズが味噌漬けになると、すごく濃厚なお酒のお供になるんですね。。そういえば、このあたりからお酒のペースがグンと上がっていったような…
ちょっと不思議な見ためですが、こちらはポテトサラダの上にしめ鯖がのったものです。(すみません、この時点で酔っ払っていたわけではないのですが、完全に名前を失念いたしましたm(_ _)m)
ポテトサラダの上にしめ鯖… 確かにどちらも好きですし、美味しいので何の文句もないのですが、『これ、別々に食べても良いんじゃね?』との疑問は最後まで解けませんでした。
そうですねぇ、決してペースが上がったお酒のせいにするつもりはないのですが、誰がどういう経緯で頼んだのかも含め、謎多き一品だったのは確かです。いや、味は本当に美味しかったので、全然大丈夫なんですけれど(^^;)
そんな時、優しいお出汁の玉子焼きに出会うとすごくホッとできたりします。
さらには、定番であり、王道でもあるエイヒレさんも!
エイヒレさんが出てきた時点で、我々は、完全にお酒に特化して残りの時間を過ごすことになってしまいました。もちろん全ては自己責任ですし、それはそれで盛り上がったのでOKなのですが…。やはり、ガイドラインを守った少人数の小ぢんまりBNKであろうがなかろうが、時節柄、あまり飲み過ぎるのはよろしくないんでしょうね(^^ゞ
ということで、最後にグダグダ感が出たことには目を瞑るとして、やはり、久しぶりのメンバーでやるBNKは良いものです。第3波の真っ只中だった1年前は、そもそも外で飲むことが憚られる状況でしたから、それを考えれば夢のよう。。やはり、何だかんだと理由をつけて、飲める時に飲んでおいた方が良いのかもしれませんm(_ _)m
(個人でやれる感染防止対策、飲み過ぎ注意が重要なのは言うまでもありません!(^^;))
跳魚(はねうお) 品川店
港区港南2-5-3 オリックス品川ビル B1F
03-5783-0202
ZBAT!競馬『【ホープフルS】キラーアビリティが2歳中距離王!横山武はG1年間5勝目』
第38回ホープフルステークス(2歳、牡・牝、G1、芝2000m)は、横山武史騎手の2番人気キラーアビリティ(牡、栗東・斉藤崇史厩舎)が勝ち、世代の主役へ一気に躍り出た。また、キラーアビリティに初騎乗だった横山武騎手はエフフォーリアで制した有馬記念に続くJRA・G1連勝で、年間では5勝目を挙げた。タイムは2分00秒6(良)。
1馬身半差の2着はジャスティンパレス(4番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にはラーグルフ(8番人気)が入った。なお、1番人気に支持されたC・ルメール騎手のコマンドラインは12着、JRA平地G1完全制覇がかかった武豊騎手のアスクワイルドモアは10着に敗れた。
◆横山武史騎手(1着 キラーアビリティ)「2週連続で調教に乗せていただき、走る馬と感じていました。口向きの難しさの不安もありましたが、リラックスしていいポジションで走ってくれました。1、2コーナーで(ハミを)噛んだけど、向こう正面で思ったより早く(力みが)抜けてくれて、これなら…と思いました。(有馬記念を勝ったエフフォーリアと)同じオーナーさんで、エフフォーリアも強かったけど、この馬も強かったです。感謝しています。まだ子供で後ろ脚(の力)もまだまだで、気持ちだけで走っているところもあるのでオンとオフがはっきりしてくれば、もっともっと走れる馬だと思います。(自身は今年G1・5勝目)年間100勝とG1制覇を目標にしていましたが、想像以上に勝たせていただき、関係者のみなさん、頑張ってくれた馬に感謝しています」
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キラーアビリティさん、お見事でした!
スタートしてスッと好位のインを確保、道中をロスなく立ち回って直線入り口で先行2頭に並びかけ、あとは抜け出すタイミングを計るだけという、どこかの教科書に載っていそうなほど、全てがうまくいった完璧な勝利でした。
新馬戦でレッドベルアームの5着、萩Sでも朝日杯FS3着のダノンスコーピオンに負けているように、安定して走るという点ではこれからなのかもしれませんが、今日はレースセンスの高さ、操縦性の良さも見せましたし、横山武史騎手がコメントしているように、今後の成長次第でかなりの活躍が期待できそうです。(さすがに2番人気に推されるだけのことはありますね)
1番人気のコマンドラインはスタート後にポジションを失い、かなり後方でゴチャついたように見えました。ハッキリとはわかりませんでしたが、もしかしたら他馬と接触していたような…。いずれにしても、経験の浅い2歳馬には厳しいレースになってしまったわけで、ダメージが残っていなければ、いずれ巻き返してくるでしょう。
ちなみに2着にはジャスティンパレスが入り、(コマンドラインは大敗したものの)終わってみればディープインパクト産駒のワンツーフィニッシュ。エピファネイア産駒のサトノヘリオスは13着でしたから、結局、2歳リーディングは逆転しちゃいましたかねぇ。。何となくそんな気がしていたんですよねぇ。。別に悪いことではないのですが、どうせなら若手に頑張って欲しかったかも…です(^^;)
最後に少し余計な事を書きますが、この世代の中距離路線はまだ混戦が続くかもしれません。だからアシタカにもチャンスがあるとは言いませんが、昨年のエフフォーリアやシャフリヤール同様、年が明けてから一気に台頭する馬が出てきそうな気がします(^^ゞ
**2021/12/28中山11R ホープフルステークス(G1/芝2000m)・良**
クレッシェンドラヴは27日に美浦トレセンへ帰厩。1月23日中山11R アメリカジョッキークラブC(G2・芝2200m)に向けて調整を進めていく予定になっています。
◇林調教師のコメント 「年明けの入厩になるとスケジュールが押せ押せになってしまいますからね。年内の検疫最終日にあたる27日、トレセンに戻しました」
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クレッシェンドラヴがトレセンに戻ってきました。目標レースは予想通り1/23中山のAJCC(G2)ですから、帰厩後3週間の時間がしっかり確保できますし、きっと良い準備をしてレースに臨むことができるでしょう。
2021年は、クレッシェンドラヴにとっては不本意な1年になってしまいました。明けて8歳となる2022年がどんな1年になるかは、今度のAJCCの内容、結果に左右される部分が大きいだろうと思います。林先生はじめ、厩舎の皆さんも復活に向けて気合が入っているでしょうし、何とかこの一戦で『クレッシェンドラヴここにあり!』を見せて欲しいところです。
ステイゴールド産駒らしい気難しさを抱えながら、重賞を2勝して、有馬記念でも8着に入って…。やはり、この馬の能力は大したものだと思いますので、何とかもう一度、チームクレッシェンドラヴの底力を発揮して欲しいと思います!