初日は大きなトラブルもなく、大きなサプライズもなく無事に終了しました。
見学した牧場と馬は以下の通りでした。
■ファンタストクラブ:キャッツアイ’22、レトロクラシック’22
■シンボリ牧場:シンボリバーグ’22
■パカパカファーム厚賀分場:フォーエヴァーユアーズ’22
■木村秀則牧場:ミスペンバリー、パラスアテナ
■様似木村牧場:ハイアーラヴ’22、ディメンシオン’22
私の予想と違ったのは、スマートオランプ’22を見なかったことと、様似木村牧場を初日に回ったことで、あと、ドグマに関しては移動スケジュールの関係で今回は見ないことになったようです。
しかし、久しぶりに米山代表や中村さん、木村さん、顔見知りの会員さんたちと会えてよかったです。
酔っぱらっているのであまり詳しくは書けませんが、中村さんとそれなりに深いお話ができましたし、その一方で、木村さんから、Azさん本気出しいてないですよね!?的な逆襲を受け、不覚にもオロオロとしてしまったことは、なかなか得難い貴重な経験だったと思います。
正直なところ、なるべく当たり障りなく…みたいなことも考えていたのですが、そういうことって誰とも共感できる話ではないのかもしれません。いやぁ、いくつになっても勉強すべきことはなくなりませんねぇ(^^;)
いよいよ本日から『広尾TC・募集馬見学ツアー』が始まります。
詳しい予定は分からないながら、おそらく初日は以下の牧場を見学するのではないかと思います。
■坂東牧場:ドグマ
■ファンタストクラブ:キャッツアイ’22、レトロクラシック’22
■シンボリ牧場:シンボリバーグ’22
■パカパカファーム厚賀分場:フォーエヴァーユアーズ’22
■チャンピオンズファーム:スマートオランプ’22
■木村秀則牧場:?
現在、木村秀則牧場に募集馬は在厩していないものの、ある意味『聖地』と言って良いここを訪れないとは考えにくいので、例えばミスペンバリーやステラリード、レトロクラシック、ハイアーラヴといった繁殖牝馬の見学、さらにはサプライズ企画で秋の追加募集にラインアップされる1歳馬(又は当歳馬)のお披露目があったりするのではと。
木村秀則牧場については私の希望ですので実際は全然違うかもしれませんが、そういう企画で気分を盛り上げつつ、その流れで『うらかわ優駿ヴィレッジAERU』での懇親会に突入する作戦じゃないかと予想しました(^^ゞ
ちなみに私の注目馬は、出資馬であるレトロクラシック’22とシンボリバーグ’22ですが、初日の一番の楽しみはやはり懇親会だったりします。あ、別にお酒がどうこうではなく、あくまで久しぶりに皆さんとお会いするのが…です!
話は変わりますが、昨日は東日本の管制システムに不具合があったとかで、羽田発新千歳行きの飛行機が遅れるなど、結構、予定が狂って面倒でした。
でも、最初に不運があるとその後はスムースに…みたいなことはよくありますし、結果的には無事にホテルで眠れたわけで、考えようによっては悪くないスタートだったんじゃないかと思っています。
この世の中、何事も前向きに考えないとキツいですし、最後にはお目当てのラーメンも力づくで食べましたからね。いやホント、あの行列を突破できたのは、長期休養中の出資馬を待つことで鍛えられた忍耐力のお陰です(^^)
あ、ラーメン、チャーハンについての感想は東京に戻ってからやるつもりです(^^ゞ
島上牧場在厩のジーベックは、大事を取って厩舎周りでの曳き運動15分で様子を見ています。
◇松田担当のコメント 「縫合後の経過は決して悪くありませんが、箇所が関節のちょうど動くところになるため、どうしても治癒に時間がかかってしまいがち。傷口は塞がっているもののまだ若干ウェットな感じですので、ミョウバンを用いて完全に乾いてくるのを促しているところです。『まだウォーキングマシンに入れるのは待ちましょう』と獣医師。引き続き定期的に診てもらいながら、マシン入りのタイミングや運動時間を考えていく予定になっています」
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傷口が「関節のちょうど動くところ」だったというのは不運でしかないものの、まあ、ここで焦っても仕方がありませんからね。肝心の患部が「塞がっているけれど若干ウェット」な状態まできているとしたら、焦らずともあとしばらく待てばきっと良くなってくれるでしょう。(また切れたりしたら最悪ですし(^^;))
ちなみに先週時点では『今年中のデビューが十分可能な範囲じゃないか』と書いたのですが、実際にどうなるかは今後次第。。年内デビューはあくまで個人的目安として設定し、気長に見守っていきたいと思います。
ジョイナスファーム在厩在厩のトゥジュールは、日に2~3時間ほどのパドック放牧を継続しています。
◇稲村場長のコメント 「獣医師の都合により、3回目の治療は今週末から来週にかけてを予定。したがって採血、エコー検査もその直前に行われる段取りとなります。外見や触ってみた感じで言えば、患部の張り自体は少し平らになってきた様子。ただ、その上下も含めてまだ太めの印象がありますね。気温の高さや運動を制限しているぶんのムクミとも考えられますので、まずは次回の診断や検査の結果を待ちたいと思います」
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ひと区切りとなる3回目のPRPが少し延びましたので、詳しいことはそのあとになりますね。
トゥジュールにとってはあまり運動ができない日々が続きますが、テンションがおかしくなったりストレスが溜まったり、といった報告がないのは良かったです。(頭の良い仔なので今後も大丈夫かな)
まだまだ療養生活は長いはずですから、こちらも長期戦のつもりで見守りたいと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のプライムラインは、28日、ウッドを単走で追い切られています。
- 23.09.28 高 倉 栗東CW良 5F 73.9-57.1-40.6-12.5(6) 馬ナリ余力
◇田中克調教師のコメント 「放牧先で夏負けしないよう最大限の注意を払ってもらった結果、歩様の硬さも改善されており、いい状態で帰厩しています。騎乗した高倉騎手も『帰厩後の初時計ですから、これで十分でしょう』とのことでしたし、ここから10月22日京都12R 桂川ステークス(3勝クラス・ダ1400m)に向けてしっかり進めていきたいと思います」
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ひょっとしたら東京遠征もある?と勝手に考えていたものの、やはり10/22京都の桂川Sで復帰の予定になりました。まあ、もともと田中克先生は早い段階から「10月の京都開催を意識」と仰っていましたしね。
帰厩後初の追い切りは高倉騎手を背にCWで73.9-57.1-40.6-12.5秒。高倉騎手がコメントしている通り、目的は脚慣らしと状態確認と思えば十分なものですし、何より以前より良い状態でスタートできているのが心強いです。
ということで、去勢を含めた夏負け対策が本当に成果を出すのはこれからですから、まずは3週間後の復帰戦に向けてしっかり調整して頂き、一気のオープン入りを果たして欲しいと思いますm(_ _)m
【栗東トレセン在厩のプライムライン:公式HP(2023/9/28更新)より】
栗東トレセン在厩のマジックブルーは、27日、ゲート試験に合格しています。
◇宮内助手のコメント 「入り、駐立、発馬まで、全く問題ない内容でした。普段からおとなしくて手間がかからず、それでいて走らせれば前向きさもありますので、今のところは注文がない優等生です。あとは週末あたりから徐々にピッチを上げていく予定ですので、この先どのような反応を見せてくれるかでしょう」
◇岡助手のコメント 「ゲート合格後の状態も良いことから、10月14日京都4R 2歳新馬(ダ1800m)や10月21日京都3R 2歳新馬(ダ1800m)、10月21日東京4R 2歳新馬(ダ1600m)あたりでのデビューを見据えて、このまま進めていく予定になっています」
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ゲート試験に合格するのは楽勝と考えていましたが、シュウジデイファームで言われたのと全く同様に、宮内助手から『優等生』との評価コメントが出たのは素晴らしい。。いや、育成場で高評価だった馬が、トレセン近郊の外厩やトレセンに来てみたら案外…という話はよくありますし、かかわった皆さんが口を揃えて優等生と仰るのは珍しいんじゃないかと思います。
その上で、実戦での脚の速さがどうなのかは、「この先どのような反応を見せてくれるか」以降の話になってきます。私は『多分、大丈夫だろう』と思っているものの、本当にそうかどうかは分からないので…。まずは週末から本格化するであろう追い切り、そこでバッチリ良い動きを見せて欲しいですし、できればデビュー勝ちを期待しつつ応援したいところです。
【栗東トレセン在厩のマジックブルー:公式HP(2023/9/28更新)より】
栗東トレセン在厩のトリフィスは、27日、坂路を併せ馬で追い切られています。
- 23.09.27 助 手 栗東坂良 1回 55.6-39.6-25.7-12.7 馬ナリ余力
リーゼントキャロル(新馬)一杯に0.6秒先行同入
- 23.09.24 古川奈 栗東坂良 1回 54.5-39.4-25.8-12.7 馬ナリ余力
◇金羅助手のコメント 「併せた2歳馬のペースに合わせて馬なりでフィニッシュ。実質的に初めての追い切りになりましたが余裕がありましたね。背中の感じも悪くないですから、クッションを挟んで接着している爪のほうの我慢が何とか利いてくれればといったところでしょうか」
◇岡助手のコメント 「今のところ、爪や歩様は気にならないですね。普段からチャカチャカと元気ですので、逆に少し落ち着きが欲しいくらいでしょうか。ゲート試験から月日が経過していますので、改めて練習を行いつつ追い切りを重ねていければと思います。そのなかで出走のタイミングを模索していきましょう」
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まずは2歳馬を相手に脚慣らし程度の追い切りといった感じですね。
本馬の場合はデビュー戦がいきなり格上挑戦になりますから、坂路54~55秒の終い12秒台後半程度で一杯になってもらっては困るわけで、今後の追い切りの中で、もっともっと能力の高さをアピールして欲しいと思います。
あとは金羅助手が仰る通り、爪の状態が悪くならなければ良いなと。。それについては走る能力とは別なので何とも言いようがないですが、うまく出走枠に空きが出た時にサッと出る必要がありますから、これからの後戻りは絶対に避けなければイケマセン。(そう思っていても起きてしまうのがアクシデントですが…)
いずれにしても、どうやらあと2、3週間のうちにデビューとなる可能性が出てきました。これまで散々苦労をしてきた分も含めて、デビュー戦には思い切り走れる状態で臨んで欲しいと思いますm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩時のトリフィス:公式HP(2023/9/28更新)より】
栗東トレセン在厩のメリタテスは、ここまでは角馬場などで調整されており、29日に追い切りを行う予定になっています。
◇荒木助手のコメント 「27日は比較的落ち着いていましたし、このまま進めていけると思います。北海道からレースが続いていますので、あまり馬を追い込まないように気をつけていきたいですね」
◇岡助手のコメント 「その後の回復状況は良好で、普段から少々うるさいようなところはありますがこの馬らしく元気ですよ。10月8日京都6R 1勝クラス(ダ1400m)を目標に、29日と来週の水曜日に速めを乗って競馬に向かう予定です」
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しかし分からないものですよね、スラッと華奢な牝馬のメリタテスが、こんなにタフに頑張ってくれるとは…。多少テンションが高いのは本馬の個性の範囲内のようですし、どうせならきちんと勝ってご褒美休みといきたいです!
と言いますか、この調子だと1勝クラスを勝つまで休ませてもらえないのかも…
みたいな話は冗談としても、矢作厩舎に限らずリーディング上位の厩舎においては、やはり勝利という結果を求められますからね。。その点、メリタテスも、ある程度使われていく中で期待に応えていきたいですし、そもそも本馬がめざしていたのはもっと上のステージでの戦いですから!(^^ゞ
【栗東トレセン在厩のメリタテス:公式HP(2023/9/28更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。27日朝より15-15を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「馬に元気がありますし、それでいてテンションはそこまで高くない状態。やや突っ込み気味に走っていたフォームも良い時のものに戻りつつありますので、流れは悪くないと思います。『次走は10月28日京都11R スワンステークス(G2・芝1400m)を視野に』と調教師。あと2週間ほどこちらで乗ってトレセンに帰厩することになるかと思います」
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先週の近況では前走の疲れが抜けたことに加え、「短距離のレースを使った後なので気持ちやフォームを整えてあげる感覚で…」との話がありましたが、そこに関しては「やや突っ込み気味に走っていたフォームも良い時のものに戻りつつある」とのことですから、またもやさすがの調整力を発揮して頂けたようで良かったです。
そして注目の次走については、夏に噂されていた南部杯でもBCマイルでもない第三の選択肢、10/28京都のスワンSになるとのこと。スワンSに出走するということは、当然、11/19京都のマイルCSが視野に入っているはずで、そこまでをセットで考えれば、一番の王道を歩むことになったとも言えそうです。
バスラットレオンのような、どんな条件でもソコソコ以上に走ってしまう馬はレース選択が難しいですが、個人的には(バカっ速い時計勝負やキレ味比べは微妙ながら)初心に戻って1400~マイルの王道で勝負するのは良いと思います。まずはスワンSで、もう一度地力の高さを見せてもらい、堂々とG1にチャレンジして欲しいと思います!(内容次第ではマイルCSには行かない?)
【2023/9/10ソウル7R コリアスプリント(G3/ダ1200m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。すでに15-15を再開しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「球節の疲れはスカッと抜けましたので、先週末そして27日朝と2F15-15をやりました。やはり休んでいた後に乗ったぶんの最初の疲れにすぎなかったようですね。27日の午後には脚元もスッキリしており、相変わらず馬は元気いっぱいの様子。今週末は半マイル60秒を切るところへ移行する予定で考えています」
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慎重に一歩ずつ前進する中で、最初のひと山だった「球節の疲れ」もすっかり抜けて、週末からはまた少し負荷を高めていくとのこと。パンサラッサ自身は「相変わらず元気一杯」とのことですし、ようやく軌道に乗ってきたと言いますか、難しい課題を調整し、バランスを取りつつここまで持ってきたチャンピオンヒルズさんには感謝しかありません。
そして感謝と言えば、今週一杯で現場を離れる池田厩務員さんも…
約50年の厩務員人生に幕 池田康宏厩務員と阪神競馬場の深い縁:スポーツ報知
笑顔でターフに別れを告げた。今年のサウジCで世界を制したパンサラッサなどを担当した矢作厩舎の池田康宏厩務員(65)の約50年に及ぶ厩務員人生が、今月9月いっぱいで終わる。担当馬の最後のレースは9月16日の阪神12R。インヒズアイズで2着だった。「最初のレースも2着だったし、最後も2着。G1で2着も多かったし俺らしいね」。思い出の詰まった阪神競馬場でピリオドを打てたことが何よりだった。
競馬の世界に飛び込むきっかけになったのも幼少期を過ごした同競馬場だった。父・康雄さんが厩務員だったこともあり、栗東トレセンが完成するまでは近くの兵庫・宝塚市内の仁川小学校と小浜小学校に通った。父に連れられ、訪れた1973年の朝日チャレンジC。応援していたタニノチカラが勝利し、検量室前で田島日出雄騎手(当時)から手渡された熱気を帯びた優勝馬の勝ち鞍の感触は今でも忘れない。「何て夢のある世界なんだ」。競馬に魅了され、その後の人生が決まった。
1974年から厩務員生活が始まり、担当馬で積み重ねてきた勝利数は136。「父親がバンブーライトで(担当馬の)初勝利を飾ったのも阪神だし、自分がショウテンザンで初勝利をマークしたのも阪神」。第一歩を刻んだのも、この場所だった。偶然にも解散する05年まで所属した松永善晴厩舎と、その後に所属した矢作芳人厩舎での勝ち星は68勝ずつだという。“ラストラン”は勝利で飾ることはできなかったが、レース後にはファンからの「ご苦労さま」という歓声に手を振って応えた。「ありがたいよね。あの感動は忘れられない」と頭を下げた。
今後は趣味のゴルフや温泉巡りで骨休めすると言う。栗東トレセンで、愛きょうたっぷりな軽快なトークが聞けなくなるのは残念だが、野球観戦も大好きな池田さん。甲子園や京セラDなど記者の住む大阪の近くに来た際は、ぜひ飲みに誘って下さい。
(中央競馬担当・戸田和彦)
ドバイやサウジでの勝利は今思い出しても夢のようですが、それらは決して棚ぼたではなく、牧場、育成場、外厩、厩舎で関わった全ての皆さんの仕事の積み重ねがあったからこそなんですよね。と、何だか少し感傷的になってしまいました(^^ゞ
とにかくですね、パンサラッサはそういう様々な思いを背負って次走も元気に逃げてくれるでしょう。そのためにも万全の状態で出走させてあげたいですから、あともう一歩、二歩、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
それにしても池田さん大人気&Tシャツいいな♪
【競馬】2023年9月27日 #パンサラッサ などを担当していた #矢作厩舎 #池田康宏厩務員 の定年退職を記念して作られた「必笑」Tシャツ。カメラマンで池田さんを囲み記念写真を撮りました。最後に花束を笑顔で手にし「国内G1で勝利してこんなことしてもらいたかったわ~笑」 pic.twitter.com/CwWTTvGus8
— 東スポ 写真部 (@tospophoto) September 27, 2023