東京8Rで4着となったカナロアガールの関係者コメントです。
◇田辺騎手のコメント 「ペースが遅かった分、良いポジションを取れたのですが、思うように外に持ち出せず、最後の最後だけインから追う格好に。さすがにあそこからではタイミングが遅すぎました」
◇田村調教師のコメント 「うまく良い位置を取れたのですが、かなりのスローペースでしたからね。4番からのマークもキツく、前が開かない苦しい状況の中でやむなくインに潜り込んで脚を伸ばしてくれたものの、さすがに可哀想でした。勝ち馬の上がりは33秒と速く、今日はメンバーも強め。自身ワンパンチ足りないことは否めませんが、スムーズであれば少なくとも3着はあったのではないでしょうか」
◆クラブのコメント 「スタートから2コーナーの入りは絶妙でしたが、スローペースで周囲がバラけず、エンジンがかかって追えたのは直線残り100mを切ってから。勝ち馬には一目置くとしても、可哀想な競馬になってしまいました。なお、このあとは、「今は状態が良いので、もう一度東京での出走を目指していきたい」と調教師。続戦の方向でレース後の様子を窺っていく予定になっています」
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今日のレースに関しては田村先生も田辺騎手も同じ見解で、要するに『外を閉められ前を塞がれインに潜り込んだ時には時すでに遅く…』 という、画面で見たとおりの状況だったようです。こういうことが起こるのが競馬なので、本当は勝てる時に勝っておかなければいけないんですよね。。まあ、当然ながら皆さんそのつもりで『勝てる時』を探しているんですけれど(^^ゞ
それはさて置き田村先生によれば、カナロアガールの調子自体は前走からずっと良いようなので、この後もう一戦、東京コースで勝負をするつもりとのこと。ザッと番組を見てみると、11/21の最終レースに芝1800m戦が組まれていますので、順調であればそのあたりで休み明け3戦目を使うことになりそうです。
その上で、もしも次で結果が出ないようならひと息入れて年を越し、冬場のダートを試す作戦になるかもしれません。現時点でそこまで先回りをする必要はないのですが、そろそろ『もうワンパンチ』のために、あえて条件を変えてあげる後押しが必要なタイミングかもしれません。
東京8R 3歳以上1勝クラス(芝2000m)に出走したカナロアガールは4着でした。
【レース内容】好スタートからインの切れ込み先行勢の後ろ、絶好の位置を確保。1000m通過63.4秒とスローな流れになりましたが、いつもよりかなり前で競馬ができていましたし、未勝利戦を勝った時のような結果を期待したのですが。。4コーナーを回った時点で逃げたエンジェルサークル、2番手キタノインパクトのすぐ後ろにいたのが結果的には命取り、残り200mでインに切れ込むまで前が開かず、残念ながら4着での入線となりました。
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うーん。。仕方がないですかねぇ(^^;)
ペースがスローでしたし、いつもより前にいて直線入り口では2列目で待機、あとは前が開くのを待つだけのカタチは決して間違いではないですから…。不運だったのは、すぐ外にいたディアセオリーが内にモタれ気味に走っていたため、結局さらにインの狭いところに突っ込まざるを得なかったことでしょう。
結果はやや後方にいて外めを回った馬たちが伸びてきたわけですが、これもまた競馬、勝負のアヤと思うしかありません。(そもそも勝ったクロミナンスは強かったですしね…)
ちなみに今日の馬体重は前走からマイナス4の480kg。全然太く見えなかったのは前走同様で、休み明けを一度使った上積みもあったのではと思います。その割に最後で伸び切れなかったのは、(コース取りの話はあるにせよ)正直、少し物足りない気がしないでもありません。
もしかすると、身体ができてきた所為で以前のような切れ味勝負のスタイルが合わなくなってきたのかも…。だとすると、先々週の近況で田村先生が仰っていた「冬場はダートも考えていきたい」とのコメントが信ぴょう性を帯びてきますが、そのタイミングが次かどうかはまた別の話ですかね。
まあ、そのあたりも含めて、まずは関係者コメントを待ちたいと思います。
**2020/10/31東京8R 3歳以上1勝クラス(芝2000m)・良**
京都4R メイクデビュー京都で10着となったゴッドシエルの関係者コメントです。
◇泉谷騎手のコメント 「とにかく一生懸命に走ってくれますね。もう少し内枠であったら良かったかなと。ゴール板を過ぎても止めるのに苦労するくらい走ることに対して真面目な馬です」
◇松永幹調教師のコメント 「とにかく真面目でゲートも自分から入って行くくらいの馬ですからね。ここで一度軽く放牧を挟んで気持ちを整えてあげた方が良いでしょう。決して悲観する内容ではなかったと思いますし、最後までしっかりと走っていましたので、もう少し距離を延ばしていきたいと考えます」
◆クラブのコメント 「ゲートで少々置かれ気味となった上に、終始外めを回らされる形。減量(騎手)の恩恵を活かすことはできませんでしたが、心身ともに成長途上でありながらも最後まで諦めない強い気持ちを見せてくれました。なお、このあとは牧場で適度にリフレッシュを促進。一度実戦を経験したことにより、段々と走りも変わってくるものと思われます」
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泉谷騎手も松永先生も、ゴッドシエルの真面目さには一目も二目も置いてくれています。私自身はあまり言われたことがないですが(^^;)、この真面目さが勝ち上がりにつながってくれるとイイですね。
今日は勝ち負けには参加できませんでしたが、最後までしっかり走り切ってくれたこと、折り合いもついて、きちんと競馬のカタチを作ってくれたことは良かったと思います。
このあとは軽く放牧を挟んでリフレッシュ、次走以降では(母ゴッドフロアー同様に)距離延長を図っていくようなので、内容も着順も前進してくれることを期待したいです。
あとはアレですね、クローバーファーム時代に『坂路に入ると力んでしまう』みたいな事を言われていましたので、むしろコース追いを中心に仕上げてみるのも面白いかもしれません。(あ、ここは素人の思いつきなので、ツッコミは受け付けておりません(^^ゞ)
京都4R メイクデビュー京都(芝1600m)に出走したゴッドシエルは10着でした。
【レース内容】ソロッとゲートを出て中団から後方へ。一応、馬群の後方外めで落ち着いて走ることができ、最初からついて行けない最悪の事態は回避(^^;) 3コーナー手前でペースが上がったところでどうなるかと思いましたが、泉谷楓騎手が促すと外めを通ってしっかり前を追走することができました。4コーナーを回ってからもバテることなく脚を使って上り3Fは35.4秒。勝ち馬から1.1秒差10着での入線となりました。
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むむ、これなら言うほど悪くないかも。。(^^ゞ
今日は泉谷楓騎手で3kgの減量をもらっていましたし、それほど目立つ相手がいない中での10着なので決して喜んでいいとは思いません。でも、最初からついて行けないとか終いバテバテで歩いちゃうとか、最悪の状況も想定していただけに思ったほど悪い内容ではなかったというのが本音です。(坂路で終い14秒が壁になっていたのに、推定上がり3Fの3位はむしろ立派!)
考えてみれば母ゴッドフロアーもデビュー戦で0.6秒差6着のあと、2歳12月の2戦目(阪神マイル)は1.5秒離された10着でしたし、レースを使いつつ強くなっていくのが持ち味かもしれませんしね。いやホント、追い切りで動けない中でのこの競馬なら、これからの成長次第で何とでもなるような気がします。
ただしと言うか、そのためにはと言いますか、とにかく馬体が全然細いですよね。パドックでは(太め残りの馬が多かった所為もあるでしょうが)ゴッドシエルだけがいかにもギリギリの身体つき。。436kgは戦前の想定通りではありますが、やはりあと20や30kgは増えてこないと非力さが目立ってしまうと思います。(簡単に馬体が増えないから困っているのですが…)
とにかく今日は、『一体どんな結果になるか』と内心ドキドキしていました。そんな中、全体的に子どもで非力なところを除けばレースセンスがあるところ、真面目に頑張る姿を見ることは出来ましたし、今後に希望が持てる内容で少しホッとしました。このあとはおそらく外厩でリフレッシュになるのでしょうが、まずはしっかり食べて身体を作り、次走以降の前進につなげて欲しいと思います!
**2020/10/31京都4R メイクデビュー京都(芝1600m)・良**
吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、おもに坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の15-15を開始しています。
◇武井担当のコメント 「調教師にも二度ほど確認してもらい、おもに水曜日と土曜日の2本目に少し速めを登坂。幾らか身のこなしに硬さがありますので、角馬場での準備運動は入念に行っています。口向きに関しては、聞いていたほどの難しさまでは見せていない状況ですが、よく注意をしながら本数を重ね、もうひと回り筋肉のボリュームをつけていきたいと思います。ゲート練習に関しては、曳き役をつけての枠入りと駐立までスムーズに消化。ほどなく発馬練習へと移行する予定です」
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今回の近況で入厩に関する情報があるかと思っていましたが、「もうひと回り筋肉のボリュームをつける」とのことで、まだもう少し時間をかけるようですね。とは言え、口向きに関してもそれほど大きな課題ではなさそうですし、実際には馬房が空き次第入厩かもしれませんけれど(^^ゞ
しかし、先週更新された動画や写真を見ても、ヴィジャーヤの馬体の充実ぶりは本当に目を瞠るものがありますね。素人目には「これからさらに筋肉をつける」というよりも、むしろ少し絞った方が良いんじゃないかと思うぐらい。。実際には必要な筋肉を付ける過程で無駄な肉が落ち、480kgを切るぐらいでデビューのイメージかもしれませんが、とにかく楽しみで仕方がありません。
このところマーテルやラヴマイウェイがトレセンから外厩に戻っていますので、デビューについてはコチラの方が早そうです。具体的には11月前半に入厩をして、12月の阪神開催でデビュー。。これだけしっかり吉澤ステーブルで準備をしているのですから、トレセン入り後はサクッと進んで欲しいと思います(^^)
【吉澤ステーブル在厩時のヴジャーヤ:公式HP(2020/10/23更新分)より】
**2020/10/31東京8R 3歳以上1勝クラス(芝2000m) 14:05発走**
◎ カナロアガール
○ クロミナンス
▲ ヤシャマル
△ アイブランコ
△ ディアセオリー
△ エンジェルサークル
カナロアガールは7枠9番になりました。内枠有利の東京芝2000mではありますが、後方から競馬をするのがほぼ確定的な上に、そもそも頭数が12頭と落ち着いていますからね。18頭立てならど真ん中の9番枠で文句を言ってはいけないでしょう。
問題は枠順よりも、これと言ってレースを引っ張ってくれそうな馬が見当たらないことでしょうか。ゲートが開いてみないと分からない部分が大きいですが、カナロアガールとしては、内側にいる2番、4番、6番あたりがやり合ってくれた方がありがたいです。でも、おそらく平均よりは遅めに流れるんでしょうねぇ(^^;)
しかし、改めてメンバーを眺めてみると結構な粒ぞろいの一戦になっていますね。いずれ上のクラスで頑張るべき馬の言い訳にはならないのですが、正直、何となく嫌な感じがしないでもありません。カナロアガールが争覇圏内なのは確かなものの、見ようによってはどの馬にもチャンスがありそうな…。
いや、あまり負けパターンを考えても仕方がないですし、とにかくカナロアガールらしいレースをして差し切ってもらいたい、それだけを祈って応援したいと思います!
**2020/10/31京都4R メイクデビュー京都(芝1600m) 11:30発走**
◎ ピエトラサンタ
○ テーオーダヴィンチ
▲ ゼンノミチザネ
△ アンブレラデート
△ デアリングウーマン
△ インヴァルナブル
△ フィリウスデイ
☆ ゴッドシエル
ゴッドシエルは7枠15番になりました。。と言っても、まだ本格的に動けていない状況ですから枠に注文はありません。あえて言えば、内でゴチャつく可能性が低い外枠で良かったと思います。
まあ、今回は松永先生も「レースを使っていろいろ分かってくるのでは…」と仰っていて、正直、勝ち負けまでを期待するのは可哀相です。実戦で予想を超える良さが出るのを期待しつつ、まずは無事にレース経験を積むこと、その上でスタートからゴールまでの間に何か光るものを見せて欲しいです。
そんな状況ですので、展開や相手関係を気にする余裕はありません。前評判的にはピエトラサンタ、テーオーダヴィンチ、アンブレラデートあたりが上位のようですが、飛び抜けて強そうな馬はいない感じで。。となると、やはり新馬戦のディープインパクト産駒は怖いのではないでしょうか。
とにかくこの一戦、ゴッドシエルにとって将来の糧となるデビュー戦になって欲しいです!
カナロアガールは10月31日東京8R 1勝クラス(芝2000m)に田辺裕信騎手で出走します。
-調教時計-
20.10.28 江田勇 美南W良 5F 66.5-51.4-37.4-12.7(6) 馬ナリ余力
カインドリー(古馬1勝)馬ナリの外0.2秒先着
◇田村調教師のコメント 「28日にウッドで追い切って併せ馬で先着。前走時からの好調子をしっかりとキープできており、変わらず順調にきています。比較的東京コースで良績を挙げていることですし、鞍上との相性も良さそうですから、そのあたりもうまく後押しになってくれればと思います。とにかくあともうワンパンチ。これはいつも言っていることですが、展開や流れが向いて欲しいところです」
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カナロアガールの出走が確定しました。最近は1勝クラスで『好走はするけれど勝ち切れない』馬の代表みたいになっていますが、得意の東京コース、思い切った騎乗でカナロアガールの良さを引き出してくれる田辺騎手との再コンビで、今度こそは勝利という結果を出して欲しいです。
ネタ的に考えると、田村先生自らが「展開や流れが向いて欲しい」と仰っているのはもはや恒例行事で笑えますが、本来であれば、多少のことがあっても1勝クラスは突破できる馬なんですよね。。それは出資者の欲目だと言われればそうかもしれませんが、プラス16kgの休み明けを一度叩いた今回こそが、そろそろ突き抜けてもおかしくないタイミングなのだと思います。
毎度毎度同じようなことを書いていますが、とにかくもういい加減に勝って欲しい…。いつも入着をしてくれるのはありがたいですが、まだまだ上のクラスを狙って欲しい馬ですから(^^ゞ
**2020/10/31東京8R 3歳以上1勝クラス(芝2000m)出走馬**
【2020/10/11新潟8R 3歳以上1勝クラスでのカナロアガール:公式HPより】
ゴッドシエルは10月31日京都4R 2歳新馬(芝1600m)に泉谷楓真騎手で出走します。
-調教時計-
20.10.28 助 手 栗東坂良 1回 56.2-40.6-26.8-13.8 一杯に追う
◇松永幹調教師のコメント 「ハミを噛んで折り合いはつきにくいですが、かえって競馬のペースのほうがいい場合もありますからね。動きは悪くないですし、真面目な馬で一生懸命に頑張って走ってくれていますよ。入厩時から大きく変わった印象まではないものの、ここにきて筋肉質の体になり着実に体力が付いてきた感じ。当初よりは飼葉を食べてくれますので、今後さらに食欲が増してくれればと思います。今回はマイルを使いますが、母は長いところで走っていた馬。このレースで色々と分かってくるのではないでしょうか。430kg台でレースを迎えたいところです」
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ゴッドシエルの出走が確定しました。
レースは30日京都4R 芝1600mの新馬戦で、無事に抽選を潜り抜けての出走となります。
最終追い切りは栗東坂路で56.2-40.6-26.8-13.8秒を一杯に追って。。ようやくラスト1Fで14秒を切ってきましたが、正直、追い切り時計についてはあまり強調できるものではありません。松永幹先生は「かえって競馬のペースのほうがいい場合も…」とコメントしてくれていますが、今までの経緯を考えると、あまり結果を求め過ぎない方が良いデビュー戦になりそうです。
まあ、「430kg台でレースを迎えたい」と言われるほど、馬体はまだまだこれからといったところですしねぇ。。フレームのサイズを考えれば460kg以上でレースをして欲しいぐらいですから、まずは一度レースを使って実戦での走りを確認するのが今回のテーマなのかもしれません。
ただ、あくまでやってみなければ分からないのが競馬です。特に新馬戦はどの馬も手探りなところがありますから、泉谷楓真騎手の52kgも味方につけて、アッと驚くパフォーマンスを期待したいと思います。
**2020/10/30京都4R メイクデビュー京都(芝1600m)出走馬**
【2020/10/11京都11R 京都大賞典(G2)でのドゥオーモ:公式HPより】