Ononimo'23
米国三冠馬×種牡馬一族、頂点を目指し故郷への挑戦に夢を抱く。
◇牡当歳 鹿毛 2023.01.31生 米国産(Glencrest Farm)
◇父:American Pharoah 母:Ononimo (母の父:ハードスパン)
◇栗東・矢作芳人厩舎予定
◇販売総額 8,000万円 / 総口数 4000口(輸入諸経費含む)
◇プラスビタールスピード遺伝子:不明(検査未実施)
◇Point!:夢の大舞台で頂点を目指すべく誕生したスケールの大きな配合を誇る米国産馬。生まれた時は小さめだった為、現時点ではまだ平均をやや下回るサイズだが、肩や臀部の形状が良く、骨格はしっかりとしており、この1ヶ月でグングン成長。満足いく発育過程を示している。前肢の踏ん張りや窮屈さのない大きな走りなどからは運動能力の高さが窺い知れ、気性は一緒にいて楽なタイプ。当初は芝向きの印象だったが、加齢と共に前腕や後膝が発達してくれば、ダートにも大いなる可能性を秘めるスーパールーキーと言えよう。
◇募集時写真(2023/10/27:Glencrest Farm)
『気になる』という表現が適切かどうかは別にしまして、今回の追加募集馬でこれほど興味をそそられる馬はいないかもしれません。(良くも悪くも?色々な意味で…)
まず、マル外の当歳募集というのは本当に情報が少なくて、未知数にもほどがあるだろ!?という状態で出資を検討することになるワケです。どういう経緯で購入が決まったのかはもちろん、Glencrest Farmがどんな牧場かもわかりませんし、いつ頃日本に来るのかも不明、まだ平均をやや下回るサイズというのがどの程度かもわかりません。
本音を言えば、少なくとも日本に無事到着してから、日本の牧場(育成場)での様子を確認してから考えさせて欲しい…なのですが、矢作厩舎のAmerican Pharoah産駒となれば、それなり以上の早さで売れちゃう気もしますし…。
写真や動画を見る限りでは、確かに馬体はとても良さそう。当歳なので、これからどう変わっていくかは分かりませんが、基本的に私が好きな姿カタチをしています。でもなぁ、好みの問題と強い弱いは別ものだしなぁ(^^;)
未知数ついでの情報になりますが、母Ononimoは未勝利馬で本馬が初仔、つまり繁殖牝馬として全く未知数の母なんですよね。こういう時は血統表だけが頼りだったりするわけですが、同じAmerican Pharoah産駒のメリタテスほど母系がスピード寄りでない印象ですし(Unbridledのクロスに頑張ってもらう感じ?)、日本の競馬にどうマッチしていくかは、それもやってみなければ分かりません。竹内さんの血統診断によれば、確かに母系レベルは高いと思うのですが…。
Ononimo’23
いやぁ、感想をまとめて書こうと思ったのですが、未知数過ぎてなかなか良い感想が書けません(^^;)
円高、輸送費高騰の中での8,000万円/4000口というのが得か損かは別にしまして、この価格帯だと重賞の一つや二つは勝ってもらわないといけないですし、それも含めて短期間で決断するのはなかなか高いハードルです。これがメリタテスのように牝馬だったら、もしも競走馬として成功できなくても母として…と割り切れたりもするのですが、本馬にはそういう逃げ道もないので、短期間で売切れるようなら私には…
矢作厩舎ブランドを信じて、目を瞑ってエイヤッ!といっちゃう作戦もないとは言えませんが、正直、ガバッと大勝負するのはちょっと気が引ける感じです。(もともと優柔不断なので、これはもう仕方がない(^^ゞ)
いやホント、こういうことされると困っちゃうんですよねぇ… 馬は良さそうに見えるだけに┐(´~`)┌
マジックブルーは、レース後はいったんトレセン近郊の島上牧場へ放牧に出ており、近日中に大津市のチャンピオンヒルズへ移動する予定となっています。
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7着だった前走の直後に陣営から「連闘したことですし、様子を見ながら考えていく」とのコメントが出ていましたが、基本的に続戦が濃厚かな?まさかの3連闘はないよね?などと考えていました。
そんな中、レース後に島上牧場に入ったところを見ると、まずはチャンピオンヒルズで様子を確認し、場合によっては時間をかけて馬体強化、フォーム改善、成長促進に取り組むことになるのかもしれません。(もちろん、短期で戻ってくる可能性も)
考えてみれば、もともとエンパイアブルー~レフィナーダの系統は脚元が丈夫ではありませんし、ここで使い詰めて何かがあったら大変です。前走で本馬の将来性がある程度確認できた面もあるでしょうから、(結果的に短期放牧になるとしても)いったんチャンピオンヒルズで落ち着く作戦の方が(私には)安心感があったりします。
そう言えば、マジックブルーはシュウジデイファームから直接トレセンに入るパターンでしたから、チャンピオンヒルズで見てもらうのは今回が初めてなんでした。
先々のことを考えれば、このタイミングで外厩に慣れておくこと、定評のあるチャンピオンヒルズでチェックを受けるのはきっとプラスになるでしょうし、そういう観点でも(いったん放牧で)良かったんじゃないかと思います(^^)
先週はマジックブルーがデビュー戦からの連闘で京都の2歳未勝利戦(ダ1800m)に、セントアイヴスが新潟の萬代橋特別(1勝C/芝2400m)にそれぞれ出走しました。
マジックブルーは、ほとんど見るべきところがなかった前走の3.9秒差12着から、ゲートで出遅れながらも1.2秒差7着に大きく前進。すぐに勝利を!とまでは言えない内容ながら、成長に合わせて使っていけば、まだまだ良くなる雰囲気を感じることができました。デビュー戦直後はどうなることかと思ったものの、次走でさらに前進するようなら楽しみがありそうです。(まさかの3連闘はない…と思っていますが果たして(^^ゞ)
セントアイヴスは前走に続く格上挑戦で4着。確かに以前より馬がしっかりしてきましたし、大外から上り最速で追い込んだ内容には見るべきものがありました。大野騎手が「1勝クラスでもチャンスがある」とコメントしてくれたのも良かったのですが、未勝利馬の格上挑戦は安定して出走できない…という状況は変わっていません。中舘先生は「来月の福島2600m戦へ…」と仰っていますが、今後も良くなる余地ありの馬だけに、何とか出走を叶えてあげたいです。
さて、今週はいよいよバスラットレオンのJBCスプリントです。
コリアスプリントに続く短距離戦、大井の1200mでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、鞍上のマジックマン・J.モレイラ騎手がどんな騎乗をしてくれるのかと興味が尽きません。ちなみにバスラットレオンは香港マイルにも登録されており、レーティング上位で選出される可能性は高いと思います。そして、もしも香港でもモレイラ騎手が乗るとしたら、それを踏まえた戦法、騎乗になるのかな?とか、いろいろ想像しています。
今週の予定はもう一頭、8月の新発田城特別以来となるテラステラです。
前走、新発田城特別では2番人気に推されながら期待を大きく裏切る14着。着差は0.8秒だったとは言え、単なる負け以上に不甲斐ない内容だったのは確かです。ただ、その後チャンピオンヒルズに放牧され、フォーム改善や成長促進に取り組んできた結果、チャンピオンヒルズからは一定の成果が出つつあるとの報告もあり、復帰初戦から巻き返しを期待をしたいところです。
その他では、プライムラインの次走がどこになるのか、リヤンイヴェール、メリタテス、ピークブルームといった馬たちの復帰見通しは?といったところが気になりますが、先週時点でパンサラッサの次走はチャンピオンズカップ(12/3中京)と発表があったので、だいぶ気持ちに落ち着きが戻ってきたのは確かです。
やはり、2023年はパンサラッサ、バスラットレオンの活躍を中心に楽しませてもらったわけで、11、12の残り2ヶ月も、2頭にしっかり締め括って欲しいですからね。もちろん、重賞、G1を勝つのは簡単ではないですが、それぞれ『らしい競馬』で実力を出し切ってもらいたいですし、そうすれば自ずと結果もついてくると思います(^^)
**出資馬の状況**
**2023年総合成績**
【天皇賞・秋】イクイノックスが1分55秒2の驚愕レコードV!世界最強の力で史上3頭目の連覇&G1・5連勝:サンスポZBAT!
(天皇賞・秋、2023年10月29日 15:40、G1、東京11R、芝・左2000m)
第168回天皇賞・秋(3歳以上オープン、G1、芝2000m)は、クリストフ・ルメール騎手の1番人気イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が3番手追走から持ったままの手応えで直線に入ると、弾けるように伸びて驚愕(きょうがく)のレコードタイムで圧勝した。世界ランク1位の力を見せつけ、2002・03年シンボリクリスエス、19・20年アーモンドアイに続く史上3頭目の連覇で、ナリタブライアン、タイキシャトル、アーモンドアイに並ぶG1・5連勝(海外レース含む)を果たした。
また、1着賞金2億2000万円を獲得し、コントレイル(11億9529万4000円)を抜き、JRA獲得賞金(本賞金+付加賞)で歴代トップ10入り。海外も含めた総獲得賞金ではオルフェーヴル(15億7621万3000円)を上回り歴代6位となった。タイムは1分55秒2(良)。
2馬身半差の2着にはジャスティンパレス(6番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にプログノーシス(3番人気)が入った。なお、騎乗予定だった武豊騎手が負傷のため、急きょ代打騎乗となった戸崎圭太騎手のドウデュース(2番人気)は7着に敗れた。
天皇賞・秋を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。通算成績は9戦7勝(うち海外1戦1勝)。重賞は21年東スポ杯2歳S(G2)、22年天皇賞・秋(G1)、有馬記念(G1)、今年のドバイシーマクラシック(G1)、宝塚記念(G1)に次いで6勝目。木村哲也調教師は22年イクイノックスに次いで天皇賞・秋2勝目、C・ルメール騎手は18年レイデオロ、19・20年アーモンドアイ、22年イクイノックスに次いで5勝目。
◆クリストフ・ルメール騎手(1着 イクイノックス)「安心しました。イクイノックスは世界一の馬ですから、世界から注目されています。強さを見せることができました。G1で1番人気に乗ったら、集中しますね。でも、イクイノックスの能力をよく知っていますから、勝つ自信がたくさんありました。だんだん加速してくれました。こういうペースでめちゃくちゃ速いスピードはできないけど、彼は速いペースをずっと維持することができました。ゴールして時計を見た時はビックリしました。競馬ファンの皆さん、そして天皇陛下がスクリーンで見えました。天皇賞は日本で僕にとって大事なレースなので、勝てて良かったです。イクイノックスは全部を持っています。スタートから良いポジションを取れますし、冷静に走れます、最後はすごい脚で伸びてくれます。スタミナもあるし、有馬記念も勝てました。だから、完璧な馬です」
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いやぁ、驚きました。。(°◇°;)
当然ながら、イクイノックスが強いことは事前に分かっていましたから、2馬身半差の快勝劇には何ら驚きはないわけですが、府中の2000mで1分55秒2ってあんた、ゲームじゃないんだから(^^;)
まあ、8レースの2勝クラス(本栖湖特別/芝2400m)で2分22秒台が出るような馬場なので、単純に時計だけを云々するのは『如何なものか』ですが、それにしてもスタートからゴールまで全く不安を感じさせない横綱相撲は圧巻でした。
しかし、これだけ速い時計で走ってしまうと、むしろこのあとが心配なぐらい。。今や日本競馬を代表するイクイノックスですし、彼にとっての本番はジャパンカップだと思いますので、何とか無事に乗り切って欲しいですm(_ _)m
ちなみに今日はジャックドールが先頭に立ち、1000通過が57.7秒でもミドルペース判定でした。そして、1~4着馬が全て1分55秒台というとんでもないレースだったという…。日本の競馬は、どうしても昔の時計感覚が抜けない私には、ちょっと理解ができない世界に突入しているのかもしれません。(こりゃあ、ついていくのが大変だなぁ(^^;))
**2023/10/28東京11R 天皇賞・秋(G1/芝2000m)・良**
天皇賞(秋)【2023年10月29日東京11R】:競馬ラボ
ミスペンバリー’22
賢母が送る最後の産駒、世界を魅了した兄パンサラッサに続け。
◇牡1歳 鹿毛 2022.03.25生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:レイデオロ 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
◇美浦・鈴木慎太郎厩舎予定
◇販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:世界を魅了した兄パンサラッサと同じくキングカメハメハ系種牡馬が配された募集本馬は、賢母が送るラストクロップ。小柄で細身に映った幼少期の馬体は春先頃から急成長を見せ始め、各所の肉付きが増すにつれて性格も勇ましくなり、運動量も増加。ミドルサイズの質感あるフォルムへと変貌を遂げている。人に対して従順な態度を示し、初期馴致も大人しくクリアできた経緯は頼もしく、兄姉それぞれが眩い個性を放つ優秀な血脈から、また新たなヒーローの誕生を予感。ダービー馬である父の色合いも濃く、距離の融通性がありそうだ。
◇募集時写真(2023/10/27:シュウジデイファーム)
27日に全容公開があった追加募集馬のうち、最も気になる…いや、ほとんど出資の意志を固めているミスペンバリー’22について、現時点での感想をまとめておきたいと思います。
まず、募集価格の5,000万円については、ミスペンバリー産駒のこれまでの値付け、キズナ産駒の半兄ロディニア(ミスペンバリー’21)が5,400万円募集だったことを考えると比較的リーズナブルと言いますか、正直、私が想像していたより安い価格での募集でした。馬体を見る限り、半兄ロディニアの同時期よりしっかりしていると感じますし、400万円の価格差は『ミスペンラストクロップ記念割引』とでも考えておきます(^^ゞ
所属が美浦の鈴木慎太郎厩舎になったことについては、(一昨日も書きましたが)クラブも良い意味で随分思い切ったなと…。いや、ミスペン産駒で実績のある矢作先生や藤原先生のところは調教師のご意向優先な部分があるとして、パンサラッサ半弟のレイデオロ産駒であれば、やりたい先生はたくさんいると思うんですよね。
それでもあえて鈴木慎先生ということは、本馬の晩成傾向が強い血統背景に加え、デビューが遅くなりがちで、距離が延びてから良さを発揮するTT型でもあること、つまり、『多少時間が掛かっても馬房事情に左右されず、手をかけて育ててくれる厩舎』といった利点があるとも考えられるので、私は前向きに捉えたいと思っています。
その上で、お願いする立場でこんなことを言うのも何ですが、ミスペンバリー産駒は古くからの広尾会員にとって(パンサラッサの弟という以上に)特別な意味を持つ馬。これまで藤原先生や矢作先生が苦労をしながら向き合ってきた難しさもある馬なので、鈴木慎先生には気合を入れて頑張って欲しいですし、この馬に合ったペースとやり方で、是非とも結果を出して欲しいと思います…って、まだ全然出資したわけじゃないんでした…スミマセン(^^;)m(_ _)m
もうひとつの注目、竹内さんの血統診断にはこんな記述がありました。
「(エタンダール、ディメンシオンを輩出した)ディープインパクトとミスペンバリーの相性の良さを踏襲しながら、パンサラッサで大成功を収めたキングカメハメハを導入するというのが本馬の配合コンセプトです」
なるほどなるほど、私は『今週末は追加募集馬の全容公開、期待のあの馬は!?』の中で、『レディブロンドの母はウインドインハーヘアですから、実はミスペンバリー’22はディメンシオン'22とも血統構成がかなり似通っています…』云々と書いたのですが、要するに、パンサラッサで大成功をしたNureyev≒Sadler's Wellsのクロスを維持しつつ、ディープインパクト要素を組み込んだところが似ているわけで、(ロードカナロアとタイプは違うものの)父レイデオロの本馬も一発の魅力十分の配合だろうと思います。
ミスペンバリー’22
全容公開で新たに提供された情報は大体こんなところかと思いますが、今後、募集開始までに最初の近況報告があるのが通例なので、その際には測尺情報や現時点の調教の進捗などが分かるでしょう。
詳しいことはそれ(追加情報)を待ってから考えるとして、漏れ伝わってきた話によれば、性格は(「人に対して従順な態度を示し、初期馴致も大人しくクリアできた」とあるものの)基本的にはヤンチャで元気一杯系、馬体はおそらく現状430kg前後と推測されるので、気性やサイズを含めたトータルな特徴として、エタンダール、ディメンシオン、パンサラッサといった優秀な兄姉たちとの共通点が多いのではと期待しています。
ここまで書いてしまうと『出資する気満々』なのがバレバレですが、まあ、今さら隠しても仕方がないですし、実際そうするつもりなので(^^ゞ 競走馬への出資は常にイチかバチかではありますが、どうせならたくさん思い入れがある出資をしたいですし、その意味では、私が行く気満々になるのも当然な募集馬だと言えるでしょう(^^)
新潟9R 萬代橋特別(1勝C/芝2400m)で4着となったセントアイヴスの関係者コメントです。
◇大野騎手のコメント 「今日の(重)馬場がこの馬にとっては良い方向に出たのでは。勝負所でモタモタすると聞いていましたが、今日はそのようなところもなく普通に競馬ができましたし、最後もしっかりと脚を使ってくれました。馬場が味方したところもあるのかもしれませんが、1勝クラスでもチャンスがありそうな馬だと思います」
◇中舘調教師のコメント 「ジョッキーがうまく乗ってくれましたが、逃げ切られる形でしたので展開面もあったのではないでしょうか。それに内にもたれるようなところもありましたからね。それでも一瞬、勝てるかと思ったほど。いいレースぶりだったと思います」
◆クラブのコメント 「スタートが決まらず内枠でもあったため、道中は経済コースをまわって脚を溜める形に。直線入口で一番外へ進路を取って行くと、ひと追い毎に脚を伸ばし、このクラスでも4着まで押し上げてくれました。なお、このあとは、「雨が残る馬場を頑張って走ってきましたので、すべては上がりの状態を確認しながら」と調教師。可能であれば、来月の福島芝2600m戦を意識していく予定となっています」
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テレビ画面では3~4角でモタついたように見えたのですが、大野騎手によれば「そのようなところもなく普通に競馬ができました」とのこと。鞍上がそう感じたのであれば良かったですし、重馬場が味方をした面を差し引いたうえで、テン乗りジョッキーから「1勝クラスでもチャンスがありそうな馬」と言ってもらえてホッとしました。
あとはもう本当に、ひとつ勝つタイミングがいつになるかだけ…。
何しろ掲示板に載っても優先権がもらえませんし(JRAの晩成馬イジメルール何とかならんか?)、いかにも何かが起きそうな、来月の福島2600m戦についても出られる保証が全くないと言う。。ルールはルールなので仕方がないですが、「1勝クラスでもチャンスがありそうな馬」だけに、来月も出走が叶って欲しいと祈るのみです。
ところで、もしも福島に出られるとしたら、どんなレースをすることになるのかなぁ…。テンが速くないのでそもそも無理かもしれませんが、例えば減量騎手を配して先行させるとか… いやいや、まずは出ることが先決ですね(^^ゞ
新潟9R 萬代橋特別(芝2400m)に出走したセントアイヴスは4着でした。
【レース内容】ヨレ気味のスタートから内ラチ沿いの後方へ。前半戦はジッと脚を溜め、荒れ馬場で消耗戦となる後半に勝負を賭ける作戦になりました。向こう正面中盤で後方からドーバーイーグルが仕掛けた時も我関せずで後方のまま。コーナーに入って残り600m地点でペースが上がったとき、やや置かれ気味になったのはいつも通りのパターンでした。ただし、直線入り口で大きく大外に持ち出されると、そこからは一頭だけ目立った脚で前を行く馬を次々に交わす展開で、残り200m地点では『これは一発やったかも!?』と思ったほど。残り100mを切って脚色が一緒になったのは残念ですが、最後まで追われて何とかニシノコウフクを交わし、結果、4着での入線となりました。
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いやぁ、面白いレースでした!
見せ場もあったんですけどねぇ(^^;)
重馬場の芝2400m戦。何かが起こる予感もあって、密かに一発を期待していました。
結果は0.5秒差4着ですから、未勝利戦を含めて最も勝利に近づいたレースになったわけで、よくやった!と声を掛けたいところながら、勝負どころで置かれてしまう課題が相変わらずだったこと、そして何より、上り最速を叩き出しながら、喉から手が出るほど欲しかった勝利に届かなかったことは残念です。(ホンネはよく頑張っていると思います(^^ゞ)
格上挑戦初戦だった前走、中山芝2500mの一般戦が1.1秒差の8着、そして今日のレースが0.5秒差4着ですから、条件さえ整えば1勝クラスでも普通に戦えることは分かりました。それだけに、何としてもあと一歩の決め手を身につけたいところですが、まだ馬自身が成長途上なのだとしたら、まあ、そのうち何とかなる作戦でも良いのかもしれません。
いや、現時点でこれだけやれるのであれば、(今日の勝ち馬がそうだったように)一度障害を試してから平地に戻ってきても良いのでは?? とも考えてしまいますし、とても面白いところがある分、今後どうするかが非常に難しい気がします。
中舘先生の『芝の長いところを選んで格上挑戦を続ける作戦』は半分以上成功していると思いますが、今日は勝ち時計が2分31秒3で、上り3Fは36.2秒、スローペースでありながら上りも掛かる消耗戦になったラッキーもあったと思います。果たして今後どうしていくのか?については、引き続き考えて頂ければと思いますm(_ _)m
**2023/10/28新潟9R 萬代橋特別(1勝C/芝2400m)・重**
萬代橋特別【2023年10月28日新潟9R】: 競馬ラボ
京都1R 2歳未勝利(ダ1800m)で7着となったマジックブルーの関係者コメントです。
◇坂井騎手のコメント 「今日は枠内で何度か立ち上がってイレ込んでいて、ゲートが開いても出てくれませんでした。それでも内容を考えれば、ゲートさえ出てくれていれば着はあったと思います。これで1600mと1800mの距離を使ったわけですが、1800mのほうが良かったです」
◆クラブのコメント 「連闘でも+8kgでの出走。枠内で立ち上がり始めたタイミングでスタートを切られてしまい、後手にまわってしまいましたが、後半のレースぶりには進境がうかがえ、ラストも追い上げを見せてくれました。まだまだ精神面で成長が必要な段階ではあるものの、この血統にして早い時期から走れている点も大きく、素質の一端を垣間見た思いです。なお、このあとは、「連闘したことですし、様子を見ながら考えていく」(厩舎陣営)予定になっています」
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坂井騎手の「1600mよりは1800mの方が良かった」については全くその通りだと思います。ただ、前走はあまりも内容がアレだったので、いわゆる参考外、距離適性云々の問題ではなかった気もします。
いずれにしても、坂井騎手に2戦目にして「ゲートさえ出ていれば着はあった」と思ってもらえたのは良かったですし、これなら簡単に見限られることはないだろうと思います。(あくまで多分ですけれど(^^;))
注目の今後については「連闘したことですし、様子を見ながら考えていく」とのこと。矢作厩舎の特長を考えると、おそらく続戦だろうとは思うものの、まずはマジックブルーの状態確認が最優先ということですね。
個人的には『ひょっとしたら3連闘の可能性も?』と考えていましたが、さすがにこの時季にそこまではしないですかね…。クラブのコメントにも出ているように、この系統は基本的に晩成タイプだと思いますし、あまり先を急がずひと息入れて、年が明けてから本格的に勝ち上がりをめざす作戦でも悪くない気がしています。
京都1R 2歳未勝利(ダ1800m)に出走したマジックブルーは7着でした。
【レース内容】ゲート内で立ち上がった時に扉が開いてシンガリからの競馬に。勝ち負けという意味では厳しい出遅れでしたが、こちらの目標はあくまで前走からの前進、最後までしっかり走って競馬に参加することですからね。坂井騎手も慌てず騒がず最後方でリズムを作り、向こう正面に入ってから少しずつ前を追いかけ始める作戦で進めてくれました。その甲斐あってか、勝負どころの3角を過ぎても手応えが怪しくなることは無く、直線に入ってからも何とかこらえて走り切ってくれました。7着という着順は手放しで喜べるものではないですが、散々だったデビュー戦からは明らかに前進してくれたと思います。
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お、これならそんなに悪くない?
さらなる前進があればイケるかも(^^ゞ
東京ダートマイルだった前走は勝ち馬から3.9秒離されての12着でしたからね。それと比べれば、京都1800mダートで(出遅れがあっての)1.2秒差は大きな進歩、前進と言って良いと思います。今回のメンバーには前走2、3着馬も多くいて、決して楽な未勝利戦ではなかったですし、出遅れがなければ掲示板もあったのでは?という内容でしたから。
(出遅れたお陰で、ハイペースに巻き込まれなかった面もありましたけど(^^ゞ)
気になる点としては、ゲート入り後に何度も立ち上がり、結局、出遅れてしまったことですが、これは練習と実戦で克服していくしかないですし、今日のところは、走りの面で大きな改善があったことを喜びたいと思います。
ちなみに今回は先週に続いての連闘策でしたが、馬体重はプラス8の462kg。前走でどんだけ楽をしていたかは別にしまして、実戦を使うことによる上積みが見込めるタイプのようですし、もしもさらなる続戦が可能であれば、次は掲示板以上を目標にしたいところです。(本当はもっと上をめざしたいのですが…)
とにかく今は一歩一歩着実に、あまり欲張らずに競馬を覚えていって欲しいです。厩舎の皆さんや坂井騎手にはご面倒をおかけしますが、そのうちにドンドン良くなる期待感は出てきたように思いますのでm(_ _)m
**2023/10/28京都1R 2歳未勝利(ダ1800m)・良**
サラ系2歳未勝利【2023年10月28日京都1R】:競馬ラボ
島上牧場在厩のジーベックは、16日よりウォーキングマシン入りを開始しています。
◇松田担当のコメント 「疝痛を予防するためにも獣医師より了承を得てマシンに入れ始めており、通常より速度を落としてゆっくり15分の運動を開始しました。傷口はさらに小さくなり、周囲からきれいな皮膚が再生されていますが、歩くことによって、かさぶたから漿液と血が混じったものが僅かに滲むなど、よく動く箇所だけあってとにかく固まりが甘い状況です。よって今はこれ以上運動時間を延ばすこともできず、急がば回れの管理が求められる日々。少し長い目で見守っていただければと思います」
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「急がば回れ」「少し長い目で…」、全くもって仰る通りなのですが、それにしてもモドカシイです。
骨や腱が痛んでいるわけでもなく、言葉にしてしまえばただの『外傷』。傷を負った箇所が悪かったとはいえ、これだけ休んでしまうと、北海道で乗り込んだオツリがほとんど残らないのでは?と心配になります。(ゼロにはならないでしょうが…)
今の状況では、いつになったら傷がしっかり固まるのかもわかりませんし、ましてや調教がいつ始められるかなど全然でしょう。当初は年内には…と考えたりもしましたが、牧場から「少し長い目で」宣言も出ましたので、思いきって来年3月頃にデビューできれば…くらいのスケジュール感に頭の中を切り替えようかと思います(^^;)