グランソヴァールが白嶺Sに登録されました。
登録馬は27頭と多くなっており、当然ながら除外の可能性もありますが、近況報告時に尾関先生からコメントがあった通り、今回は除外になることも想定したうえでの登録です。
もしも抽選をクリアすれば出走することになるでしょうが、除外になった場合は障害練習を始める可能性もあり、出否に関しては来週の出馬投票を待つしかなさそうです。(まだ疲れが残っているとのことなので、そもそも出走態勢が整うかどうかも微妙な情勢のようですから(^^;))
そうですねぇ、東京ダートのマイル戦が今のグランソヴァールにとってどうなのかは別にして、登録メンバーの顔触れを見ると、もう一度平地でどこまでやれるかを見てみたい気もしてきます(^^ゞ
**2021/2/7東京10R 白嶺ステークス(3勝C/ダ1600m)登録馬**
*追記:よく確認をしたら、グランソヴァールは2/7中京のトリトンSにも登録があります。こちらの登録は14頭なので、少なくとも除外になる心配はありません。いやぁ、本当にどうするんでしょうねぇ(^^;)
**2021/2/7中京10R トリトンステークス(3勝C/芝1600m)登録馬**
昨日の『広尾TC・14周年記念特別募集のご案内!』の中で、ゼロカラノキセキ’20について全然触れなかったのが気になりまして、一応、簡単な感想みたいなところを書いておこうと思います(^^ゞ
まずは血統表ですが、ゼロカラノキセキはスイートマカロンの仔なので、当然ながら叔父であるグランソヴァール(父ダンカーク)とかなり似通っています。半兄ゼロカラノキセキ’19は父マジェスティックウォリアーですから、スイートマカロンにアメリカのダートスピード血統を組み合わせるやり方は共通ですね。
ちなみにダンカークは2020年の種牡馬ランキング37位、マジェスティックウォリアーは44位。中央成績に限るとマジェスティックウォリアーが32位でダンカークが33位。中央ダートに限定するとマジェスティックウォリアーが15位でダンカークが21位という成績になっています。
全体的のランキングではダンカークが上回っているものの、中央に限るとマジェスティックウォリアーが上にくる。。ただし、ダンカークはグランソヴァールの父として(スイートマカロンとの配合における)成功例がありますから、字面の比較で甲乙は付けにくい感じです。
そうなると(半兄との比較において)マジェスティックウォリアーとダンカークの違いは好みの問題かもしれず、やはり写真や動画などで馬自体がどう見えるかがポイントになるのでしょう。
■ゼロカラノキセキ’20
■グランソヴァール(スイートマカロン’16)
■ゼロカラノキセキ’19
ここからは完全に予想だけの話になります。
まず、初仔であるゼロカラノキセキ’20は2歳1月中旬で436kgと牡馬にしては割りとコンパクトですが、半妹の20年産はもっと大きく出ているのではと思います。母ゼロカラノキセキも480kg以上で競馬をしていましたから、勝手に馬格充分な芦毛の牝馬をイメージしています。
その上で半兄が募集価格1200万円(2000口)だったことを考えると、20年産は募集総額1000万未満の1000口募集になるのではと(周年記念ですし)。。期せずしてリーズナブルな価格帯のゼロカラノキセキ’20と比較的高額のステラリード’20が一緒に募集となりますが、その方が選択肢としてわかりやすいかもしれませんしね。
昨日も書いたように、私は(現時点では)この世代に牝馬を追加するつもりがなく、また、お値段安めの馬は比較的早期に売切れる傾向を考えると、『おそらくゼロカラノキセキ’20には縁がないんだろうなぁ』と、全容公開前から何となくそう思ってしまっています(^^ゞ
29日にクラブから源泉税・損益分配に関する書類が届きました。そして、その中に同封されていたのが以下の一枚、『広尾サラブレッド倶楽部14周年記念特別募集のご案内』です。
そう言えば昨年は『広尾サラブレッド倶楽部13周年記念特別募集』があり、グレイスフルソング'19、レディバウンティフル'19が募集されましたから、今年14周年記念募集があっても驚けない… いや、むしろこの時季に周年記念の追加募集があることぐらいは想定しておくべきでした。
13周年記念があるなら14周年記念があるのは当然です。(一般的には15周年はもっと大々的に募集があっても不思議ではありません)それから3月初旬募集開始という時季的なことを考えると、もしかしたら高額種牡馬種付用のガソリン投入企画かもしれず、だとすると一概に『募集時期を揃えて欲しい』的な話ではないですからね。あとは単純に、毎年クラブに出し抜かれて驚くのは口惜しいかなぁ(^^;)
とにかくですね、14周年記念募集の対象はステラリード'20とゼロカラノキセキ'20の2頭で、概要は以下の通りとなっています。
広尾サラブレッド倶楽部リニューアル14周年を記念して、3月7日(日)より、2022年2歳馬2頭を対象とした、特別募集を行います。つきましては、本募集馬および募集に関する今後のスケジュール等をお知らせいたします。
◆募集馬プロフィール
ステラリード’20 牡1歳 2020年2月24日生
鹿毛 新ひだか産
父 モーリス 母の父 スペシャルウィーク
栗東・矢作芳人厩舎入厩予定
ゼロカラノキセキ’20 牝1歳 2020年3月26日生
芦毛 新ひだか産
父 ダンカーク 母の父 キンシャサノキセキ
美浦・尾関知人厩舎入厩予定
◆オフィシャルサイトにおける詳細
(管理予定調教師、募集価格、立ち写真等)の発表
2月19日(金)夕刻 全容公開予定
◆申込受付 <先着順による受付>
3月7日(日)より<先着順>にて受付開始
インターネット ・・・ 3月7日(日)10時~
電話 ・・・・・・・・ 3月8日(月)11時~
ちなみに今回の記念募集馬は牡馬一頭牝馬一頭の組み合わせなので、私の立場はかなり簡単です。20年産馬については現在までにアスカビレン'20とキョウエイカルラ'20に出資済みですから、今後は(7月の本募集含めて)牡馬を中心に検討していくと決めていましたので。
ということで、クラブも今回募集の目玉と位置付けているであろうステラリード'20の血統表です。
■ステラリード'20
一応、血統表は載せましたが、ステラリード'20は言わずと知れたカイザーノヴァ全弟なのであまり説明の必要がありません。サンデーサイレンス18.75%持ちのモーリス産駒は見た目にわかりやすいですし、このところ母ステラリードが繁殖牝馬として『ノッている』のも心強いです。
それに、何と言っても兄に続いての矢作厩舎入りが決まったのは大きいですねぇ…。現在の広尾TCにおけるパパ、いや矢作先生の存在感は群を抜いていますし、20年産世代についても『キョウエイカルラ'20との矢作厩舎セットで勝負をしたい』と目論む会員さんがたくさん出てくるのは容易に想像ですますからね。
そうなると、次は募集価格が気になりますが、正月二日の記事『2021年出資作戦、大まかな方針はσ(゚、。)?』の中で、私は本馬について「カイザーノヴァ全弟。半姉パラスアテナも今後の活躍が見込めるため、全兄の募集総額1800万円を大きく上回る設定になりそう。母ステラリードの血が完全に覚醒した感があり、カイザーノヴァの活躍次第では5000万円級の募集になる可能性も…」と書きました。
ただし、5000万円級の募集価格は7月の本募集までにカイザーノヴァが『重賞勝ち』あるいは『クラシック好走』級の活躍をした場合の想定なので、さすがに現時点ではそこまでにはならなそう。そうですねぇ、あまりお値段にこだわるのも何ですが、常識的には3000万円程度の攻防ではと予想します。
あ、でも、よく考えてみるとアレですね、印刷物が今回届いたリーフレットのみで全容公開が2/19だとすると、カイザーノヴァの共同通信杯の結果で募集価格を変えるという荒業が可能かも?? もちろんカイザーノヴァには勝って欲しいわけですが、その思いは出資者以上にクラブが強く抱いているかもしれません(^^ゞ
いずれにしても、全容公開の2/19まであと3週間。現役出資馬の応援は当然として、新たな出資について検討する楽しみが増えました!(この感覚がすでに病気なのかもしれません…)
栗東トレセン在厩のパンサラッサは、28日、坂路を併せ馬で追い切られました。
-調教時計-
21.01.27 助 手 栗東坂重 1回 51.2-37.5-24.6-12.2 一杯に追う
スマートセラヴィー(古オープン)馬ナリを0.6秒追走0.1秒遅れ
◇矢作調教師のコメント 「いつも通り元気が良く動きも良好。いい意味で変わりなく順調です。今回も馬体重ほど大きく見せないスラッとした印象で、もう少しふっくらしてもいいかなとも思いますが、現状でちゃんと動けているわけですからね。この馬体の感じでもよいのではないでしょうか。2月7日小倉11R 関門橋ステークス(オープン・芝2000m)に向かう予定です」
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22日に帰厩をしたパンサラッサが、早速坂路でハードな追い切りをこなしています…と言っても、目標レースは来週の関門橋Sで、これが一週前追い切りになるワケですからね。一週前に大きな負荷をかけるのはいつも通りのパターンですし、その中で今週の根岸S(G3)に出走するスマートセラヴィ―を追いかけて、栗東坂路を51.2-12.2秒(一杯)なら充分合格点の内容だと思います。
ちなみに芝2000mのレースは前走アンドロメダSが4着で、その前のオクトーバーSが2着と最後に踏ん張り切れない競馬が続いています。ただし、関門橋Sは同じ芝2000でも小回り小倉コースになりますから、距離を気にせず多少強引なレースをして良いのかもしれません。
デキに関しては心配なさそうなので、あとは相手関係がどうかだけ。。いや、小倉のオープンなら相手に関わらず勝ちにいくしかないですから、ここはバシッと久々の勝利を決めて欲しいと思います!
【チャンピオンヒルズ在厩時のパンサラッサ:公式HP(2021/1/12更新分)より】
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、28日朝より騎乗を再開しています。
◇尾関調教師のコメント 「レース内容の割には少々お疲れ気味のようですが、大きなダメージなどはない状況。さすがに中長距離は極端すぎますので、来週2月7日東京10R 白嶺ステークス(3勝C・ダ1600m)に特別登録を行い、出走の準備をしてみようかと思います。もし除外になれば、一度障害練習を挟んでみるのも手かと。場合によっては平地を叩いてから障害に向かうパターンもありですし、とりあえず権利を持った状態で、どちらでもいけるよう考えておいてもよいのではないでしょうか。さらに乗ってみての感触も含めて方向性を定めていきましょう」
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多少の疲れがある中で、一応、来週の白嶺ステークスに登録していく作戦になりました。ただし、除外の場合は障害を試してみても…とのことなので、絶対に出走したいということでもななさそうです(^^;)
もちろん、まずは白嶺S出走をめざして調整されるのでしょうが、何となく尾関先生はグランソヴァールに障害センスありと感じておられるようですし、出否についてはなかなか微妙な判断になるのかもしれません。
障害については、実際に練習をさせて感触を掴まないと何とも言えない部分が大きいですし、個人的にはどうせ試すなら早い方が良いという気もしています。障害練習が刺激になって平地で復活するケースもありますから、積極的に、攻めの姿勢で取り組んでみても面白いのではと思います。
【2021/1/23中京 豊明ステークス(3勝C/芝1400m)でのグランソヴァール:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、28日朝より本格的にピッチを上げ始めています。
-調教時計-
21.01.28 助 手 栗東坂稍 1回 55.4-40.2-25.7-12.6 一杯に追う
◇野中調教師のコメント 「ひとまず帰厩後の様子に問題はなく順調にペースアップできています。疲れは取れており、左トモの感じなども思っていた以上に良くなっていますので、2月21日小倉11R 小倉大賞典(G3・芝1800m)に向けて、この調子で負荷をかけていきたいと思います」
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21日に帰厩したあとは、28日が実質一本目の追い切りでした。一杯に追って55.4-12.6秒はそれほどの時計ではないですが、ベテランになってからのドゥオーモは坂路で好時計を連発するタイプではなくなっていますし、「疲れがなく思った以上に良い状態」とのことですから心配はないでしょう。
野中先生も改めて「小倉大賞典に向けて負荷をかけていく」と宣言してくれましたので、あと約3週間でしっかり調子を上げていけると思います。そして、2021年初戦が良いスタートになると嬉しいです!
【2020/10/11京都11R 京都大賞典(G2)でのドゥオーモ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のゴッドシエルは、27日、坂路を馬なりで計時しています。
-調教時計-
21.01.27 助 手 栗東坂重 1回 55.3-40.6-26.5-13.6 末強め追う
◇松永幹調教師のコメント 「前半はハミを噛んでムキになって走っていましたが、それでも徐々に我慢が利くようにはなってきており、コース入りしてもゆったりと、以前よりはリラックスして走れるようになりつつあります。こうやって少しずつでも着実に良化が進んでくれればと思います。2月13日、14日の週での出走をひとつの目標に速めの本数を重ねていきましょう」
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帰厩後一本目の追い切りは、栗東坂路重馬場を55.3-13.6(末強め)の内容。。確かにデビュー前よりマシになってはいますが、まだ強気になるほどの時計が出ているわけではありません。できれば全体時計をもう少し詰めるか、終い1Fを何とか12秒台で走れるようになって欲しいところです。
とは言え、実戦では思った以上に終いで伸びてくれたのも事実です。松永先生は実戦とトレーニングによる地力アップをバランス良くやっていく方針のようですから、2/13又は14のデビュー2戦目では、勝てないまでも前走とはひと味違うパフォーマンスを見せて欲しいと思います。
ちなみに次走は距離延長になると思いますので、2/13なら阪神5R(芝2000m)か小倉7R(芝2000m)、2/14なら小倉5R(芝1800m)が有力かなと?? 現時点では簡単に勝てるレースは無いでしょうが、母が前走10着から巻き返して勝った、2月小倉の2000m未勝利戦は面白い選択肢だと思います。
栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、28日朝、坂路で52秒台をマークしています。
-調教時計-
21.01.28 助 手 栗東坂稍 1回 52.7-39.4-26.5-13.4 馬ナリ余力
21.01.27 助 手 栗東坂重 1回 64.8-46.5-29.3-13.8 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「予定通り、28日朝に追い切りました。この調子で日曜そして来週の火曜と速めの本数を積み重ねていきたいと思います」
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今の栗東坂路の稍重がどういうレベルかは分かりませんが、帰厩後実質追い切り一本目で52.7-13.4秒(馬なり)ならカイザーノヴァにしては上々の時計でしょう。この後追い切りを重ねるごとに状態は上がっていくでしょうし、その中で、チャンピオンヒルズでのトレーニングの成果が出てくるようならさらに楽しみです。(多分、出てくるのではと期待しています)
共同通信杯には朝日杯FS2着のステラヴェローチェを筆頭に素質馬、期待馬が集まっているようで、一週前に行われるきさらぎ賞より濃いメンバー構成になりそうですが、カイザーノヴァの場合、将来を考えれば相手を云々するより自分のスタイルを磨いていくことの方が大事ですからね。
ステラヴェローチェさんに一目置くのは仕方がないとして、経験は浅いけれど無敗なので…系の人気馬には、中団からの末脚勝負でガツンと一発かまして欲しいと思います(^^ゞ
【2020/12/20阪神11R 朝日杯FS(G1)でのカイザーノヴァ:公式HPより】
吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、先週同様、おもに坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇佐藤マネージャーのコメント 「口向きに加えて息遣いなどにもだいぶ向上が見受けられるようになってきました。様々な点で着実に前進が窺える状況ですので、このまま13-13での強めの調教の本数を乗り込んでいくことにより、トレセン帰厩が可能な状態にまで整えていけるものと思われます」
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「このまま13-13を乗り込んでいくことで、トレセン帰厩が可能な状態に…」ということは、まだトレセンには入れないということですから、こちらも頭の中を切り替えた方が良さそうですね。ここまで課題解決に一つずつ、少しずつ取り組んできた流れを大事にするためにも、一旦、デビュー時期を云々するのは忘れたいと思います。
その上で、口向きや息遣いなどの向上が見られるのはとても良いことです。普通は多少練習したからと言って簡単にクセが治ったりしませんし、ヴィジャーヤには頭の良さ、地道に練習を続ける辛抱強さがあるのでしょう。
果たして次に池江先生のコメントが聞けるのはいつ頃になるか、焦らず騒がず気長に待ちたいと思います(^^)
【吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤ:公式HP(2021/1/22更新分)より】