シュウジデイファーム在厩のMore Than Sacrid’23は、おもに場内でダク、ハッキング3000mを消化しています。
◇岸本担当のコメント 「元気を余して少々子供っぽいところを見せますが、基本的には悠然と構えることができそうなタイプ。いくつかの小さなコースを使い分けて、BTC(軽種馬育成調教センター)入りに向けての下準備を進めているところです。着実にコントロールが利くようになってきました」
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輸入検疫を経てシュウジデイファームへ移動したのが昨年の11/16でしたから、もうあと10日ほどで着地検疫期間が明けますね。シュウジデイさんでは検疫明け早々からBTC入りをすべく準備が進んでいるようですし、その中で「着実にコントロールが利くようになってきた」というのは(検疫期間の有効活用という意味で)ありがたいことです。
本馬に関しては、G1馬の下という血統面、そして雄大な馬体からも大きな期待をしているわけですが、それが実際どうなのか?は全くの未知数ですからね。かなり立派なサイズの馬だけに、特に立上げ期は慎重に進めていった方が良いでしょうし、期待に見合う素質があるかどうかの判断は、少し長い目で見守りつつやっていきたいと思います。
でもなぁ、そんなに簡単に強い馬が出るとは思っていないものの、歩かせると何となくそれらしい雰囲気があるんですよねぇ…。いやいや、現時点であまり先走って思い込むのはやめにしておきます(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のMore Than Sacrid’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
【重要】モアザンセイクリッド'23の毛色変更について:広尾サラブレッド倶楽部
モアザンセイクリッド'23の血統登録検査が完了いたしました。
当該検査において、毛色が「青鹿毛」として正式登録されましたことから、募集馬情報につきましても、「鹿毛」から「青鹿毛」に変更をしております。
なお、外国産馬の毛色につきましては、今回のように日本での血統登録検査にて毛色が変更になることもございますので、予めご理解、ならびにご了承のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
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確かに写真を見ると、鹿毛というには黒すぎますよね。(逆に英国での写真は鹿毛っぽい(^^;))
青鹿毛は鹿毛より極端に珍しい毛色ですし、黒い馬は格好良くてパドックでも目立つので、これで額面通りに強くなってくれたら言うことなし、きっと一般のファンにも人気が出るんじゃないかと思います。
あとは馬名がどうなるか…。2月に入りましたので、そろそろ候補馬名のアナウンスがあるんじゃないかと思いますが、G1馬の半弟にして青鹿毛の大型馬に相応しい、強そうで希望に満ちた馬名に決まって欲しいと思います!(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のMore Than Sacrid’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
【英国・エイドンホール在厩時のMore Than Sacrid’23:公式HP(2024/10/18更新)より】
つい先ほど、More Than Sacred’23への出資申込みを済ませました。
実は私、Belcarra’24への出資を決めた時の記事で、「More Than Sacred’23、パドックシアトル’23についてはいったん判断を保留」と書いていたのですが、その後クエストフォーラヴ’23が満口になったことで、牡馬の有力出資候補は事実上More Than Sacred’23に絞られたわけですし、この期に及んでウダウダするのはちょっと男らしくないかもなと…
加えて昨日、パンサラッサ産駒(第一子)誕生の報告がありまして、何かご祝儀的な行動ができないものかと考えたところ、『ゲンを担いでこのタイミングで出資するしかないだろ!?』という天使の囁きが聞こえてきたのも大きいです(^^ゞ
(外)More Than Sacred’23
兄は菊花賞馬ドゥレッツァ、威風堂々たる強靭さが未来を支配する。
◇牡2歳 鹿毛 2023.05.08生 愛国産
◇父:Bricks and Mortar 母:More Than Sacred (母の父:More Than Ready)
◇美浦・尾関知人厩舎予定
◇販売総額 8,700万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT
◇Point!:母はNZオークス馬、兄に菊花賞馬ドゥレッツァがいる英国産の逆輸入良血馬。馬格があって均整の取れた素晴らしい肉体には強靭さが漲っており、米年度代表馬に輝いた父ブリックスアンドモルタルを彷彿させる堂々とした佇まいやドゥレッツァにも似たシルエットは一目見た瞬間に誰もが目を奪われる。肩や腰にも力強さがあり、雄大にして脚取りは軽やか。落ち着きがあり、素直でフレンドリーな性格にも好感が持て、この血統が物語る通り、ポテンシャルの高さは疑いようがない。芝・ダートは不問。爆発的な成長曲線を描き、最高峰の舞台へと駒を進めたい。
◇最新近況(2024/11/15):シュウジデイファーム在厩。おもに場内でハッキング2000~3000mを消化しています。馬体重491kg(12月下旬測定)
「このひと月で馬体重が大幅に増加。成長分もあると思いますが、おそらくは来日時に減ってしまったものが戻ったのではないでしょうか。まずは場内で周回運動に慣らしつつ、さらに操縦性を高めていきたいですね。大柄でおっとりとした性格のようですが、シャキシャキと歩きますし、雰囲気は良好です」(岸本担当)
◇最新写真(2024/12/13更新:シュウジデイファーム)
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出資を決めた理由はいくつかありますが、一番大きいのは『馬体の良さ』だと思います。
来日後の測尺(12月上旬)では『馬体重452kg、体高162cm、胸囲178cm、管囲20.5cm』とのことだったのが、1/17の近況では491kgと体高、管囲に見合った馬体重に戻りましたし、動画で見る身のこなしがとても良く、私の好みにぴったりはまっているんです。こう言っては何ですが、募集のPOINT!にある「馬格があって均整の取れた素晴らしい肉体…」「肩や腰にも力強さがあり、雄大にして脚取りは軽やか…」といった表現は決して誇張ではないと感じています。
ちなみに『2025・2026年2歳募集馬 どうするMore Than Sacred’23?』にも書いた通り、検討にあたってはクエストフォーラヴ’23とどちらにしようかで悩んでいたわけですが、クエストフォーラヴ’23は今のところ422kgとコンパクトな馬体であり、結果的に本馬を選んだ判断は、かつて尾関先生が仰っていた『本当に迷った時には大きい方を選びなさい』の法則にも沿っていますからね。(単純に大きければ良いってものではないものの…)
本来内国産馬として生まれるべきところ、More Than Sacredがユーロン・インヴェストメンツ社に購入されたため、愛国産のマル外馬としてラインアップ入りしたのは決してプラスではないですが(輸入経費も乗っかりますし(^^;))、これだけの馬体と血統であれば、まあまあ多少のことには目を瞑っても良いだろうと思いました。
まあ、G1馬の半弟とは言えブルックスモルタル産駒で8,700万円は、正直、決してお買い得とは思いませんが、以前から切望していた尾関厩舎への出資が叶うと考えればそれもまたアリ。このあたりで『するする詐欺疑惑』も払拭しておきたいですし、パンサラッサ第一子誕生記念の、とても気分の良いご祝儀出資でもありますからね!(^^ゞ
More Than Sacred’23
血統表を見ると、Welsh FlameからAloeにつながる名牝系にCaerleon、デインヒル、Woodman、サザンヘイローと母系に入って良い仕事をする種牡馬が重ねられ、全体的なレベルをバランス良く押し上げている印象で、ドゥラメンテとの配合からドゥレッツァが出たのも『たまたま』のラッキーパンチではないように思えます。
もちろん、ドゥレッツァのような馬がポンポン出るとは思っていませんが、父Bricks and Mortarでこの馬体であれば、場合によってはダートで上をめざす路線だって選べそう…。いや、ドゥレッツァの半弟ともなれば、最初は芝の長いところが本命でしょうが、私にとってはダートで潰しがききそうなのが大きなプラスポイントだったりしています。
例によって勝手な妄想になりますが、(5月生まれでもありますので)3歳春は適当にお茶を濁しておいて、ジワジワ成長して芝の中距離以上で勝負、チャンスがあれば欧州の芝路線への挑戦も… 場合によってはダート路線で頂点を目指す… なんていう都合の良い作戦を考えたりしています(^^ゞ (そのあたりは尾関先生がうまくやってくれるでしょう!)
しかし、これで24年産世代に続いて23年産世代もマル外が2頭の体制に…
ユーロングループとの関係もあり、今後はこういうことが続いちゃうのかもしれませんねぇ(^^;)
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!
(外)More Than Sacred’23
兄は菊花賞馬ドゥレッツァ、威風堂々たる強靭さが未来を支配する。
◇牡1歳 鹿毛 2023.05.08生 愛国産
◇父:Bricks and Mortar 母:More Than Sacred (母の父:More Than Ready)
◇美浦・尾関知人厩舎予定
◇8,700万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:--
◇Point!:母はNZオークス馬、兄に菊花賞馬ドゥレッツァがいる英国産の逆輸入良血馬。馬格があって均整の取れた素晴らしい肉体には強靭さが漲っており、米年度代表馬に輝いた父ブリックスアンドモルタルを彷彿させる堂々とした佇まいやドゥレッツァにも似たシルエットは一目見た瞬間に誰もが目を奪われる。肩や腰にも力強さがあり、雄大にして脚取りは軽やか。落ち着きがあり、素直でフレンドリーな性格にも好感が持て、この血統が物語る通り、ポテンシャルの高さは疑いようがない。芝・ダートは不問。爆発的な成長曲線を描き、最高峰の舞台へと駒を進めたい。
◇最新近況(2024/10/22):英国キャッスルブリッジ・イースト在厩。現在は、おもにロンギ場でのハンドウォークとトロットが行われています。なお、来日のフライトスケジュールにつきましては、11月4日(月)ロンドン・スタンステッド空港発、5日(火)新千歳空港着予定となっています。
「月日の経過とともにグングン成長を遂げ、今ではゴージャスな体つきに。年が明ければさらに骨格のしっかりした力強い馬に育ってくれそうですよ。放牧地ではリラックスしながらも周囲に気を配り、いつも仲間がどこにいるかを確認している感じでした。もちろん動きも目立つ存在です。今はブレーキング(馴致)を難なく終えて、新しいタスクへ。何ごともうまく受け入れてくれています」(アンドリューミード場長)
◇最新写真(2024/10/14更新:英国)
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さて、大問題の外国産馬が23年産世代にも一頭いるんですよねぇ…
More Than Sacred’23が菊花賞馬ドゥレッツァの半弟なのは大きなセールスポイントですが、それが逆輸入の(外)で、諸経費がたんまり乗って8700万円ですよ!と言われると、さすがにちょっと考えてしまうのは致し方なし…
ただ、馬自身は力強さを感じさせる好馬体をしていますし、兄を管理した尾関厩舎に入ることもプラスポイント。多少割高であろうが何であろうが、本馬自身にお値段なりの魅力を感じるのであれば、必要以上に躊躇わなくてもイイでしょう。
その上で、私の場合はすでに出資をしている馬、今出資検討をしている馬とのバランスを考えなくてはいけません。具体的には、新規出資候補の牡馬筆頭であるクエストフォーラヴ’23との比較とか…
まあ、クエストフォーラヴ’23については見学会でこの目で確認をしていますし、それに対してMore Than Sacred’23が来日するのは11月5日とのこと。すでに馴致は終えているとは言うものの、正直、出否の判断は無事に日本に到着してからにしたいです。(それまでにクエストフォーラヴ’23の方が売切れてしまうかもしれませんが(^^;))
ということで、例によって合田さんの解説を読んでしまうと…
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!
単に馬の話だけでなく、本馬が広尾TCで募集されるに至った経緯なども説明してくれています。
こういう情報ってすごく大事だと思いますし、販売面でもプラスになると思うんですよね。今回はあえて合田さんにお願いしたのでしょうが、外から買ってきた馬(特にマル外のケース)については、今後も積極的な発信をお願いしたいですm(_ _)m