4/30大井5R C3(ダ1400m)に出走したプライムラインは8着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して逃げを主張、強引に5番を交わしてハナを取り切ったのは事前の作戦だったのだろうと思います。その後はまずまずリズムの良い走りに見えましたし、4角での手応えはコチラが上かと思ったのですが…。直線に入って5番との追い比べになってからは全く伸びず、次々に続勢に交わされての8着入線となりました。
【関係者コメント】
◇石川駿騎手のコメント 「いったん下げると中途半端になると思い、そのまま行かせたわけですが、ちょっと強引すぎました。馬に申し訳なかったです」
◇高野毅調教師のコメント 「気持ち大きめの体で息がもたなかったこともあるのでしょう。上がってきた時はゼーゼー言っていましたからね。すみませんでした。次回は5月17日からの開催を意識。調整し直して仕上げるには、ちょうど良いレース間隔かと思います。今後の馬の様子に加え、相手関係なども見ながらレース条件(距離)を再考していきたいところです」
◆クラブのコメント 「前走比+28kg、新馬戦の時から+12kgでの出走。長期の休み明け、さらには内から競り合うように飛ばして行ったことも影響したようで、最後は息が上がってしまいました。なお、「今回、目一杯走ってきました」(師)ので、ここを使っての変わり身に注目したいところ。「ひとまず上がりに問題はなさそうですが、もう数日ほどしっかりと様子を見たうえで再調整に入る」予定になっています」
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うーん。。どうなんでしょうねぇ(^^;)
今日は前走(昨年8月)からプラス28の464kgでの出走。高野先生は「気持ち大きめの身体」と仰っていますが、前走は大きく馬体を減らしての出走でしたし、成長分を加味すれば『こんなものだろう』とも言えそうです。決してプロに逆らうとかではなく、パドックでも太くは見えませんでしたし、やはり、問題は中身の方じゃないかと思います。
その上で、少し気になったのは、まだ集中力がないと言いますか、気合乗りが今ひとつだったように感じられて、そのあたりは久々の実戦ゆえなのかもしれません。(競馬のこと、忘れちゃいましたかね(^^;))
そんなこんなもあって今日は結果を出せませんでしたが、まあ、今回のレースはいろいろ言い訳が可能な設定だったのも確かです。厳しく見れば、C3で相手を選んでいるようでは…という気がしないでもないですが、それよりも、久しぶりのレースを無事に終えたことが大きな収穫だったとも考えられますから、真価が問われるのは次走なのだと思います。
8着という結果は残念でしたが、今回のレースを叩いたことでプライムラインが目を覚まし、多少強引でも最後まで踏ん張れるようになってくれることを期待します!
**2021/4/30大井5R C3一二三(ダ1400m)17:15発走**
**2021/5/1阪神1R 3歳未勝利(ダ1800m)10:00発走**
◎ ヴァロワール
○ エイシンイルハーン
▲ ウラエウス
△ アローテソーロ
△ アンクルダッシュ
△ メイショウメイスイ
☆ マーテル
マーテルは6枠8番からになりました。通常であれば、『逃げ先行なので内枠が良い』とか、『包まれたくないので外枠が欲しい』とか、枠順決定にあたっての希望があるのですが、マーテルの場合はそれ以前に、とにかくテンションが高まらないように、ゲート内で暴れたりしないように、といった話の方が重要です。
なので、第一希望は一番後にゲートに入る大外枠、次に偶数番の外めの枠がありがたいと思っていましたから、6枠8番ならほぼ希望通りの枠が引けたということになるのでしょう。(ちなみに初戦は3番枠、2戦目は13番枠だったので、偶数番を引けたのはこれが初めて!)
もちろん、偶数番だから大きく前進できるみたいなオイシイ話はないですが、それでも(連闘策とダート替わり以外に)こういう小さなプラス要素を積み重ねていかないと、結局、神さまにお願いするだけになってしまいますからね。
そんな状況ですから、正直、展開その他に注文があるわけではありません。あえて言うなら、できるだけ頭数の落ち着くレースを選んだ背景からも、馬群に揉まれることのない位置で、気分良く走ることができれば…。本気で能力分だけ走ってくれたらアッサリ勝っちゃうかも…みたいな事は考えず、謙虚にダートの走りを見守りたいと思います(^^ゞ
相手関係については、こちらの立場が立場だけに、アレコレ言ってもあまり意味はなさそうです。ただ、上位人気が予想される馬たちと下位の馬たちには結構な差がありそうなので、あまり大荒れのレースにはならない気がしています。(あ、もしもマーテルが勝ったら大荒れになるのかな?(^^;))
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、28日に藤岡佑騎手が騎乗して、坂路で一週前追い切りを消化しています。
- 21.04.28 藤岡佑 栗東坂良 1回 50.5-36.5-24.1-12.2 一杯に追う
- 21.04.25 助 手 栗東坂良 1回 55.5-41.0-27.5-13.3 馬ナリ余力
- 21.04.07 藤岡佑 栗東坂良 1回 53.5-39.0-25.1-12.3 末強め追う
◇矢作調教師のコメント 「時計のかかる馬場でしたが、すごいタイムが出ましたね。鞍上も『リラックスした状態で無理なく登坂。抜群の手応えでいい動きでした。楽しみです』とのことでした。もともと動くタイプではあるものの、前走を使ってからむしろ雰囲気も良くなっていますし、調子はさらに上向き。とても良い状態で5月9日東京11R NHKマイルカップ(G1・芝1600m)を迎えることができそうです。今週これだけ動いていますので、来週はもうサーッと調整する程度でよいでしょう」
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ニュージーランドTは決してメイチの仕上げで挑んだわけではありませんでしたし、5馬身差で圧勝した時から予感はあったのですが、どうやらバスラットレオン、あの時からさらに上の状態でマイルカップに出走することになりそうです。
それは28日の一週前追い切りにはっきりと表れていて、藤岡佑騎手を背に栗東坂路を50.5-36.5-12.2秒の自己ベストを叩き出す好内容、矢作先生が「スゴイ」と表現するほど、最高のデモンストレーションを見せることができました。
ちなみに手応えの表記は「一杯に追う」となっていますが、実際に動画で確認すると、馬の行く気に任せたら最後まで止まらずスゴイ時計になった…という感じで、まさにバスラットレオンのやる気、前進気勢がほとばしっているようでした。矢作先生も仰っていますが、決して時計の出やすい綺麗な馬場を走ったわけではないのにこの時計。単に時計が自己ベストというだけでなく、デビュー以来最高の状態に仕上がっているのではないでしょうか。
もちろん、G1という舞台はデキが最高だから必ず勝てるわけではありません。相手だって全力で勝ちに来るに決まっていますから、むしろ、厳しいレースになるのが当然だと思っています。でも、そういう強い相手たちとも互角以上に渡りあえるのでは…と感じさせるデキにあるのは確かですからね。
ここまで来たら、あと一週間と少しの間を無事に過ごしてもらい、最後の最後までG1制覇の夢を見させて欲しい…。結果がどうなるかは別にして、このまま最高の状態で、悔いのないレースをさせてあげたいと思います!m(_ _)m
デイリー『【NHKマイルC】バスラットレオン圧巻 自己ベスト栗東坂路4F50秒5』
「NHKマイルC・G1」(5月9日、東京)圧巻の自己ベストだ。ニュージーランドT覇者のバスラットレオンは28日、藤岡佑を背に栗東坂路へ。僚馬を並ぶ間もなくパスすると、肩ムチを合図にさらに加速。シャープな脚さばきで、自己ベストを0秒7更新する4F50秒5-36秒5-12秒2をマークした。
全体でも、水曜の同坂路で2番目の好時計。矢作師は「すごかったな。1回使って気が入ってきた」と目を丸くする。「コントレイルに先着するくらいの馬だし、もともと動くけど、それにしても雰囲気はいいな。いい状態でいけそう」と満足そうにうなずいた。5馬身差で逃げ切って重賞初制覇を飾った勢いそのままに、一気に3歳マイル王の座を目指す。
Sponichi Annex『【NHKマイルC1週前追い】バスラットレオン 栗東坂路で2番時計!矢作師「凄かった」』
前哨戦のニュージーランドTを圧勝して意気上がるバスラットレオン(牡=矢作)の1週前追い切りが圧巻。28日の栗東坂路では2番目に速い4F50秒5(1F12秒2)を、ラスト仕掛けるだけで叩き出したのだ。
矢作師は「凄かった。元々、動く馬だけど、それにしても良かった」と豊かなスピード感に思わず目尻を下げたほど。またがったのは本番でもコンビを組む藤岡佑で単走ながら、フィニッシュ地点で同じ矢作厩舎の馬を抜いていく軽快さと手応えにはシビれた様子。「前走はハナに行くのがベストだった。リズム良く走らせるのが大事で東京マイルのイメージも大丈夫」と期待を膨らませていた。
藤岡佑騎手を背に坂路を駆け上がるバスラットレオン(撮影・亀井直樹氏)Photo by スポニチ
ZBAT!競馬『【NHKマイルC】バスラットレオンが坂路で自己ベスト』
《栗東》ニュージーランドTを制したバスラットレオン(矢作、牡)は藤岡佑騎手がまたがって自己ベストの坂路4ハロン50秒5-12秒2。ゴール前で追われると力強い脚取りで駆け上がり、この日の栗東坂路で2番目に速い時計をマークした。矢作調教師は「もともと動くタイプだけど、動きはすごかった。1度使ってさらに気合が出てきたし、当週は微調整でいいと思います」とうなずいた。
デイリー『古川奈穂が休養…左肩に違和感、期限決めず 矢作師「手術も視野に」』
同期トップ6勝を挙げる新人の古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作=が、今週から無期限で休養に入ることが28日、明らかになった。先週のレース後、左肩に違和感があったため。矢作師と協議した結果、今週から騎乗を見合わせて治療に専念することになった。
奈穂は「レース後に違和感がありました。休養して、完全に治して復帰しようと思います。完全な状態で、100%の力で競馬に挑めるように治していきたいです」とコメント。矢作師は「手術も視野に休養します。今週もたくさん依頼を受けていたし、自分の厩舎の馬もいたので乗せたかったのは山々だったけど、プロとして完全な形でなければ、中途半端では駄目だと思うので。ここまでいい雰囲気で来ていたので残念です」と話した。30日に検査をする予定。
すでに各メディアで伝えられている通り、3/13阪神の1勝クラスでバスラットレオンに乗り、ニュージーランドT圧勝劇のお膳立てをしてくれた古川奈穂騎手が、今週から無期限休養ということになりました。
矢作厩舎のバックアップもあって新人トップの6勝を挙げ、これからという時の休養は残念でしょうが、持病の左肩を放置して乗り続ければ、きっと将来に禍根を残すことになるでしょう。何がベストなのかは簡単に言えませんが、個人的には、現時点での「手術も視野に入れた休養」は、将来を見据えた積極策なのだろうと思います。
バスラットレオンのマイルカップ挑戦に騎手として参加をしてくれた古川奈穂騎手。次の日曜日には、彼女にも嬉しい知らせが届けられると良いですね。
【2021/4/10中山 ニュージーランドトロフィー(G2)でのバスラットレオン:公式HPより】
ドゥオーモは、29日にグリーンウッドへリフレッシュ放牧に出ています。
◇野中調教師のコメント 「先週末から坂路入りして普通キャンターを1本。前走後も問題なく調整できています。正式には牧場で立ち上げていく中での状態を見ながらになりますが、今のところ、昨年と同じパターンで7月4日函館11R 巴賞(オープン・芝1800m)から18日函館11R 函館記念(G3・芝2000m)というスケジュールをイメージしています」
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先週予告があった通り、ここは無理せずグリーンウッドへ放牧、函館開催での復帰をイメージした休養に入ることになりました。巴賞から函館記念の流れは昨年経験済みですし、今年は新潟大賞典をパスする分だけスケジュールに余裕がありますから、きっと良い状態で北海道に向かってくれる事でしょう。
最近はなかなか結果に恵まれませんが、元気とやる気があればいつチャンスがきてもおかしくありません。まずはしっかり休んで心身をフレッシュな状態にしてもらい、函館ではドゥオーモらしい豪快な走りを見せて欲しいと思います。
【2021/4/18新潟11R 福島民報杯(L/芝2000m)でのドゥオーモ:公式HPより】
吉澤ステーブル湖南在厩のヴィジャーヤは、ウォーキングマシン45分に加え、週明けよりトレッドミル入りを開始しています。
◇奥場長のコメント 「患部はあともう少しできれいに治ってくれるはず。トレッドミル入りについては、最初は傷の状態にどう影響するのか分からないところもありましたので、まずは常歩から始めて様子を見、今は速歩までペースアップ。時間にして約20分、距離にして3000~4000mをこなしている状況です。初日は入る際にやや警戒していましたが、それもすぐに慣れ、今は大人しく運動を消化してくれています」
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ウォーキングマシンに加えてトレッドミルも始まり、少しずつ運動量が増えてきたのは良いですね。患部の完治まであと僅かとのことですし、ようやく本格的な再立上げの段階に進んでいけそうな雰囲気です。
ちなみにフレグモーネが確認されて休みに入ったのが3/12ですから、結局、たっぷり一ヶ月半は休んでいたことになります。このロスは決して小さくはないですが、きちんと勝ち上がってしまえば別にどうということはありません。再びしっかりトレーニングをこなし、初戦から好勝負ができる状態で戻ってきて欲しいと思います。
あ、まずは池江先生に、吉澤ステーブル湖南からWESTへの移動許可をもらうのが先決ですね(^^;)
マーテルは5月1日阪神1R 3歳未勝利(ダ1800m)に柴山雄一騎手で出走します。
◇武幸調教師のコメント 「休み明けだった前走後も特段のダメージはありませんし、トレセンで追い切り本数を重ねていくのが良いタイプでもなさそうですからね。比較的出走頭数が落ち着いている土曜日のレースに連闘したいと思います。今度は目先をかえてダートへ。レースに行って気難しいところを見せることなく、リラックスして走れるかどうかでしょう」
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マーテルの出走が確定しました。レースは水曜想定時の5/2阪神1R(牝/ダ1800m)ではなく5/1阪神1R(ダ1800m)に。できるだけ頭数の少ないレースを選んだ、ということのようです。
先週4/25の阪神4R(芝1600m)で18着に大敗、レース後に幸四郎先生から「次はダートを試してみる」とのコメントが出ていましたが、まさかの連闘策までは考えていませんでした。ただ、確かに「トレセンで追い切り本数を重ねるのは良くないタイプ」のようですし、出られるならいっそ連闘で、という作戦もアリだと思います。
血統的にもダート替わりが大きなプラスになる可能性はありますから、それも含めて何とか前進を見せて欲しいところです。柴山騎手も2度目の騎乗でですから、前走よりうまくマーテルとコンタクトしてくれるかもしれませんしね。(これはあくまで希望的観測…ですかね(^^ゞ)
まあ、こう言っては何ですが、「休み明けだった前走後も特段のダメージはない」というように、これまでの2戦はマトモに競馬をしていませんから、もしも同じように気難しさが顔を出したら芝でもダートでも一緒でしょう。でも、3度目の競馬、しかも連闘での出走がマーテルの気持ちに少しでもいい影響を与えてくれたら…。
厳しい状況なのは当然ですが、それでも何かが起きて欲しいと祈りつつ、今回もしっかり応援したいと思います!
**2021/5/1阪神1R 3歳未勝利(ダ1800m)出走馬**
【2021/4/25阪神4R 3歳未勝利(牝/芝1600m)でのマーテル:公式HPより】
プライムラインは4月30日大井5R C3一二三(ダ1400m)に石川駿介騎手で出走します。
◇高野毅調教師のコメント 「これまで速めの本数を積み重ね、直近は53.1-37.7を馬なり併走で。休養を挟んでの転厩初戦になりますが、段々と絞れて7割ぐらいのデキにはなりつつある感じです。下級馬が相手ですし、能力は高そうですからね。いきなりでも勝ちに行くようなイメージをもって臨みたいと思います」
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プライムラインが4/30大井5Rに出走する旨、クラブからもアナウンスがありました。
直前追い切りでは4Fから53.1-37.7秒を馬なりとのことなので、一応、それなりの態勢は整ったと思って良いでしょう。高野先生は「7割ぐらいのデキにはなりつつある」と控えめのコメントですが、同時に「いきなりでも勝ちに行くようなイメージ」とも仰っていて、『能力は足りているし、相手を見ると負けたくないが、久々で仕上がり途上なのがどうか…』という微妙な空気感を伝えてくれています。
そうですねぇ、いくらレベルの高い南関・大井とは言え、C3で負けているようでは…と思う一方で、昨年8月以来の実戦&初ダートであることを考えると、ここで勝てなくても悲観する話ではない…ような気もします。まあ、その答えはレースを見てどう感じるか、という事なので、今悩んでも仕方がないんですけどね(^^ゞ
果たして久しぶりのプライムラインがどんなレースをしてくれるのか、今は私の“出資馬”ではないですから、あまり気合を入れ過ぎずに、楽しく観戦・応援したいと思います!
**2021/4/30大井5R C3一二三(ダ1400m)17:15発走**
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先週の競馬では勝ち馬から7秒も離される大差のシンガリ負け。レース後の林先生のコメントも、「この結果はある程度重く受け止めなければいけない」というものでしたから、どういう判断になるかと思ってはいましたが、まさかこのタイミングでの地方転出が本当にあるとは考えていませんでした。
ただ、言われてみれば、未勝利戦の終了期限を気にしながら心身の成長、強化を促していくのは難しいところがありますし、それならいっそ早めに地方で経験を積ませた方が…との考え方もアリではないでしょうか。このやり方だとファンドはいったん解散になりますが、ラヴマイウェイがしっかり競馬をするようになり、地方で結果を出せば中央復帰のチャンスをもらえるわけですし、環境を変えて出直しを図るという意味でも、馬のためには良い選択なのだと思いたいです。
あとは、ラヴマイウェイ自身がどう変わってくれるかですから。。
先のことは何とも予想をしにくいタイプではありますが、まずは名古屋の環境に早く慣れ、素質開花のキッカケになるような、しっかりした競馬ができるようになって欲しいと思いますm(_ _)m
【2021/4/11中山5R 3歳未勝利(芝1600m)でのラヴマイウェイ:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、引き続き周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター2400~3200mを消化。週1回の15-15を乗り込まれています。
◇生田場長のコメント 「現在の馬体重は466kg。背腰に疲れを溜めないように速めは週1回のみとしており、先週末は坂路、28日はダートで15-15を乗りました。コンディションは上昇傾向にありますし、高めのテンションでも牧場の環境下において許容範囲を超えることはなく、折り合いを欠くようなこともありません」
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馬体重はもっと増えても良いぐらいですが、週1回の15-15が始まってもテンションは許容範囲内とのことで、概ね順調に調教が積めているのは確かなようです。
ただ、具体的な去勢効果については、これからさらに乗り込んで、トレセンでの追い切りからレース出走への流れをやってみないと何とも言えないかもしれません。。いや、実際には、さらにレースを重ねつつ、少しずつ実になっていく部分も大きいはずですからね。まずはそこまでたどり着くように、日々のトレーニングをしっかりこなしてもらえればと思います。
パンサラッサは、28日にチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇矢作調教師のコメント 「管の内側の痛みは日ごとに和らいできており、それに伴い、歩様もずいぶんと正常に近いところまで戻りつつある感じです。放牧後も当面の間はゆっくりと体を休ませ、今後の回復状況などと相談をしながら慎重に進めていければと思います」
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まずは、マイラーズC除外の直接の原因となった左前肢跛行、これが大したことではなくて本当に良かったです。すでに「歩様も正常に近いところまで戻りつつある」とのことで、回復という点においては、かなり早いかもしれません。
ただ、何だかんだでパンサラッサも2歳時から今までに15戦を消化しています。その間、適度に休みを入れながらだったとはいえ、ゆっくり長期休養をとったかと言われると、確かにそういう機会はあまり無かったんですよね。今回のアクシデントが、いわゆる見えない疲労の蓄積によるものだとしたら、そして、そのサインをパンサラッサ自身が出してくれたのだとしたら、これを完全オーバーホールの機会にした方が良い気もしてきます。
矢作先生が「今後の回復状況などと相談をしながら慎重に」と仰っているのも、そのあたりを考慮されてのことでしょうから、こちらもあまり早期復帰を望まずに、のんびり待ってあげたいと思います。
【2021/4/25阪神 マイラーズカップ(G2)パドックでのパンサラッサ:公式HPより】