アシタカは、4月2日阪神9R アザレア賞(3歳1勝クラス・芝2400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 22.03.30 助 手 栗東坂良 1回 53.8-38.8-24.6-12.2 一杯に追う
リーゼントフラム(古馬1勝)一杯に1.0秒先行0.1秒先着
◇荒木助手のコメント 「30日に坂路で先行して後ろから突いてもらい、終いで併せる形。ポテンシャルの高い馬ですから12秒くらいの時計はすぐに出ますが、併せた時に右に逃げる感じの動きがありましたので、やめさせないようにあえて追って伸ばしました。この2戦はまだしっかりと走っていない分、疲れはなく、引き続き体調は良好ですからね。未勝利戦は節の関係で除外になりそうでしたので、少頭数の特別戦に向かい、さらに経験を積みながら前進を図っていくことになりました」
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アシタカの出走が確定しました。
レースは未勝利戦ではなく阪神2400mのアザレア賞(1勝C)で格上挑戦になりますが、翌日の阪神4R 未勝利戦(芝2400m)だと除外になるとの判断により、あえて特別戦に出走することになったようです。
まあ、アザレア賞は例年どおりの少頭数、18頭と頭数が揃った翌日の未勝利戦よりずいぶん走りやすいだろうとは思います。それに、アシタカの現状は実戦経験を積みながら前進を図るというもので、未勝利戦だろうが1勝クラスの特別戦であろうが、経験を積むのが目的ならあまり関係ない… とも言えますからね。(全く同じではないでしょうけれど(^^;))
それはさて置き、アシタカは3/12のデビュー戦から連闘、そして中1週で今回の出走となりますから、一戦一戦でダメージを負うほど真剣に走っていないのは確かです。それでも前走などは、岩田康誠騎手が『無理をさせずに競馬を教える騎乗』に徹してくれたおかげで、最後まで何となく脚を使って、真ん中より上の着順では戻ってきましたからね。
加えて最終追い切りとなった30日の坂路では、(後ろから突いてもらって)53.8-38.8-24.6-12.2秒という今までで一番良い時計を出しました。これが連闘させた効果、気持ちが乗ってきたことの現れだとしたら、距離延長となる今度のレースで大きな変わり身があってもおかしくないと思います。(陣営もそれなりの手応えはあると思いますので…)
前走後に岩田騎手が「背中の感じが良く走ってきそうな馬。次はさらに良くなるはず」とコメントしてくれましたし、まずはベテランの感触を丸々信じてみようかと、そして坂井瑠星騎手の勢いにも期待をしつつ応援します!
**2022/4/2阪神9R アザレア賞(1勝C/芝2400m)出走馬**
【2022/3/21中山5R 3歳未勝利(芝2200m)でのアシタカ:公式HPより】
カイザーノヴァは、4月3日中山10R 両国特別(2勝クラス・芝1600m)に内田博幸騎手で出走します。3/30の馬体重は474kgです。
◇鈴木慎調教師のコメント 「前走はテンションこそ落ち着いていたものの、走り自体は上滑りしてしまい、道中で脚を溜めることができませんでした。競馬でのダメージがほとんど見られないことからも、力を出し切っていないように感じます。今朝(31日)は美浦に来ていた坂井瑠星騎手に軽く乗ってもらい感触を窺ってもらったところ、『疲れは感じないが、走りは良かった頃に比べると体が使えていない印象。首の高さは別として、2~3歳の時よりも背中の使い方や後肢の踏み込みにもうひとつ力強さが感じられない』とのこと。今後は強めの調教だけではなく、ゆったりとした調整の中で全身を使って走るトレーニングをしていきたいと考えています。この中間は運動とプールのみ。レース中の擦り傷があった程度で馬は元気にしてくれていますので、連闘策を試みます」
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カイザーノヴァの出走が確定しました。
先週に続いての連闘になるので、当然ながら中間は軽めのみ。先週のレースでは単に頭が高いという以上にフォームがバラバラな印象を受けましたので、どこまで変わってくれるか心配ではありますが、とにかく少しでも前進を見せて欲しいです。
ただ、今回も前走同様の内容だと、このまま出走を続けていても先が見えない…という判断になるかもしれません。調教に跨ってくれた坂井騎手も心配しているように、走りそのものが崩れてしまっているようだと、レースを使い続けても馬がツラいだけになってしまいますので。。その場合は少し時間が掛かっても仕方がないと覚悟をした上で、何かを大きく変える必要が出てくるのではないでしょうか。
今現在、本馬の半姉パラスアテナは『障害転向を前提としない障害練習』に取り組んで、今まで使っていなかった筋肉の強化に加え、気持ちの前向きさを取り戻すチャレンジを行っていますが、カイザーノヴァにもそういうレベルの刺激を与えた方が良いのかもしれません… みたいな話は、今度のレースが終わってから考えるべきでしたね(^^ゞ
転厩初戦だった先週のレース内容が『あまりにも…』だったので、つい弱気になってしまいました。
どういう結果になるか、やってみなければ分からないのが競馬ですから、まずは連闘による変わり身に期待をしつつ応援します。その上で、次につながるキッカケがつかめるようならありがたいです。
**2022/4/3中山10R 両国特別(2勝C/芝1600m)出走馬**
今日は桜花賞の追いきりで美浦に来ていた坂井瑠星騎手にカイザーノヴァの調教をお願いし感触を見てもらいました。良かった頃と比べるとまだ課題は多いですが色々な意見を取り入れて改善していければと思います🐎#坂井瑠星#やっぱりイケメン pic.twitter.com/FVr7kYnFLe
— 鈴木慎太郎厩舎 (@s_suzukistable) March 31, 2022
あまりにも衝撃的な出来事なので、会員向けの情報掲載は控えます。ただ、本ブログのこれまでの経緯から、やはり本件をスルーするわけにもいかず、要点だけを簡単に書いておきます。
私も出資をしているレトロクラシック’20(競走馬名ドンカルロ)については、当歳11~12月頃に『馬の取り違え』が発生しており、実際には別馬(他の馬主さんの所有馬)だったことが判明したとのこと。これを受けてレトロクラシック’20(競走馬名ドンカルロ)は募集取下げ、出資金等は全額返金措置がとられます。
実際のレトロクラシック’20についてはコンディション確認等を行い、改めて再募集をする予定とのこと。その際、募集取下げ前の出資者には優先権が設定されるようです。
会員向けの情報にはお詫びや再発防止策等も記述されているのですが、それについても掲載を控えます。また、我々がレトロクラシック’20だと思っていた馬は他の馬主さんの所有馬であり、該当馬についての情報も非開示となります。
今後の手続きや再募集に関しては、順次クラブから詳細が示されることになりますが、まさか『馬の取り違え』が自分の出資馬に起こっていたとは想像もしていませんでしたし、今はただただ残念としか言いようがありません。(昔から『たまにある話』と言えばそうなのですが、正直、他人事だと思っていましたので…)
この状況ですから、何を書いても言っても微妙なことになってしまうのでしょうが、ひとつだけ確実なのは、木村秀則牧場の木村さんやスタッフの皆さんにはずっとお世話になってきましたし、楽しい思いをたくさんさせてもらっています。そのことへの感謝の気持ちは全く変わらないですし、これからもずっと応援していくつもりです。
木村さんからのお詫びにあった再発防止策などについては、クラブも一体でサポートして頂きたいですし、反省は反省として、あまり下を向かずに頑張って欲しいと思っていますm(_ _)m
吉澤ステーブルWEST在厩のアンジアンは、おもに坂路でハロン17秒ペースのキャンター1本を消化。機を見て、速めを乗り込まれています。
◇佐藤マネージャーのコメント 「筋肉や毛づやにまだ良化の余地を残している状況ではありますが、馬体重が442kgまで増えるなど、一定の改善が見られましたので、30日の朝、終いをスーッと13秒くらいまで伸ばして乗りました。ここにきて良いカーブを描き始めているのは確かですし、厩舎陣営も『4月中にはトレセンに戻してやっていきたい』とのこと。ここからさらに状態を上げていければと思います」
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先週の432kgから10kg増え、今週は442kgだったとのこと。経験上、馬体重に一喜一憂しなければいけない状況自体があまり良いパターンではないのですが、それでも身体が増えたと聞くとホッとするのは確かです。
そんな中、佐藤マネージャーから「一定の改善が見られました」とか、「ここにきて良いカーブを描き始めているのは確か」といった前向きなコメントが出てきたのは嬉しいです。単に馬体が膨らむだけだとアレなのですが、状態面と馬体の両方が良化しているのであれば、ようやくアンジアンも本格的に成長し始めたのかもしれませんからね。
厩舎サイドは『4月中にはトレセンに戻したい』のが希望のようですが、藤原厩舎も馬がたくさんいますので、予定通りに馬房が回らない可能性もあるでしょう。そうなったらなったで仕方がないのですが、アンジアン自身の成長と藤原厩舎の底力が噛み合った時にどうなるかを見てみたい… と、心からそう思いますm(_ _)m
ちなみに、矢作厩舎の快進撃が大きく目立った今年のドバイミーティングでしたが、実は藤原英厩舎の2頭もさすがの活躍を見せていて、ドバイシーマクラシックをシャフリヤールが優勝、ドバイターフではヴァンドギャルドがパンサラッサとロードノースをあと一歩まで追い詰めました。特に、パンサラッサが作るペースに惑わされず、後方待機に徹したヴァンドギャルドの作戦は見事というしかなく、もしもゴールが数メートル先にあったら…と思うと冷汗が流れる気分です。
ということで、『この一戦』にかけた時の藤原先生の鋭さは相変わらずですから、アンジアンも何とかして『藤原先生の作戦でどうにかなる範囲』まで実力をつけていって欲しいです!(まだ道のりは厳しそうですけど(^^;))
【2022/2/20阪神4R 3歳新馬(ダ1400m)でのアンジアン:公式HPより】
パンサラッサは28日(月)に無事帰国。同日のうちに兵庫県三木市の三木ホースランドパークに移動しています。
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一躍G1馬として注目されることになったパンサラッサが帰ってきました。
思えば福島記念を勝ったあと、GC(先週の結果分析だったかな?)の解説者様が『(タイムもメンバーも低調だが)ローカルG3なら今後も面白い存在』みたいなことを宣っていたんですよね。。いや、皆さんお仕事ですから言われたことには何の文句もないですし、『それ見たことか!』なんて言う気はさらさらないのですが、なんだか不思議な気はします(o´艸`)ムフ (もしも私の記憶違いだったらスミマセン、あらかじめお詫びをしてきますm(_ _)m)
とにかく、遠征前と後ではガラッと立場も注目度も変わりましたので、『果たして次走がどこなのか問題』については(出資者に限らず)様々な意見があると思います。もちろん、最後は矢作先生とオーナーサイドで出した結論に沿って応援するだけなのですが、個人的には、宝塚記念で国内の強豪と戦うところを見てみたい…という気がしてきました(^^ゞ
まあ、国内最強と目されるエフフォーリアはムチャクチャ強いですし、阪神芝2200mがパンサラッサにとってベストの舞台かどうかは微妙ながら、相手の土俵に一歩踏み込んで勝負をするのも海外G1馬の宿命みたいなところがありますからね。。確かにロードノースと決着をつけて凱旋門賞への足掛かりを…というロマンも素晴らしいとは思いますが、一方で、パンサラッサが宝塚記念に出れば、春のグランプリは近年にないほど盛り上がるとも思うんですよね。
そうですねぇ、例えば有馬記念でパンサラッサをかなり深追いし、結局5着に負けたタイトルホルダーは今度はどうするのかな?とか、(大阪杯の結果次第ですが)そこにジャックドールやレイパパレが絡むとどうなるのかな?とか…。
香港QE2に参加できればそれが一番面白かったのですが、コロナで無理と言われたらどうしようもないですから、ここは国内凱旋レースに目を向けて、さらなる進化を証明するぞと!! どうですかね、ダメですかね(^^;)
ちなみにスポーツ報知さんによれば、ドバイゴールドカップを勝った直後に矢作先生が『ロイヤルアスコット(ゴールドカップ)挑戦』を示唆したステイフーリッシュは、結局、「春は日本の競馬を盛り上げるために宝塚記念」に向かうとのこと。。もしもそうであれば、パンサラッサも「日本の競馬をさらに盛り上げるために宝塚記念」となる可能性はあるでしょう。
矢作先生の「ロードノースが行くなら…」発言後に取り沙汰されているロイヤルアスコットに関して言えば、もともと『ステイフーリッシュと一緒にパンサラサも…』という面がなかったとは言い切れませんし、さすがにパンサラッサ一頭だけを連れていくってことにはならない気がするんですよね。(まさかのバスラットレオンと一緒パターンはあり得ますが(^^;))
やはり、厩舎の先輩ステイフーリッシュがそうであるように、『春は国内のレースに出走し、再び海外に行くのは秋以降に…』という流れが自然だろうと、あくまで個人的にはそう思います。
スポーツ報知『【注目馬動向】ステイフーリッシュは宝塚記念を視野 秋は再び海外へ』
サウジアラビアのレッドシーターフハンデキャップ・G3に続き、ドバイ・ゴールドカップ・G2も制したステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ステイゴールド)は、状態を確認してからとなるが、宝塚記念・G1(6月26日、阪神)に出走する予定。そして、今秋は再度、海外遠征を検討していることが分かった。3月30日、矢作調教師が明らかにした。
同馬は3月28日にドバイから帰国し、現在は千葉県白井市の競馬学校で輸入検疫中。今後の状態を確認してからとなるが、春のグランプリで雄姿を披露する。また、秋の海外遠征の選択肢は凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)、メルボルンC・G1(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル)、ブリーダーズCターフ・G1(11月5日、キーンランド競馬場・芝2400メートル)など世界のビッグレースが候補に挙がっている。
僚馬のアルクオーツスプリント・G1(12着)のエントシャイデン(牡7歳、父ディープインパクト)も状態を確認してからとなるが、谷川岳S(5月7日、新潟)で復帰する予定で、同馬も秋には再び海外遠征を行う見込み。なお、ドバイ・ターフ1着同着のパンサラッサ、ゴドルフィンマイル1着のバスラットレオンの今後の日程については未定。
ステイフーリッシュについて矢作調教師は「本当に頑張ってくれた。状態を確認してからになりますが、春は日本の競馬を盛り上げるためにも宝塚記念に、と思っています。そして、秋はまだレースは決まっていませんが、海外遠征する予定です」と、今後もワールドワイドの遠征プランを続けることを明らかにした。
閑話休題、新ひだか町では木村さんもすっかり超有名人!?
新ひだか町役場にてパンサラッサのドバイターフ祝勝幕 pic.twitter.com/eYwPEEb04a
— 紙峠オグリビー (@kamitoge4319_jp) March 29, 2022
バスラットレオンは28日(月)に無事帰国。同日のうちに兵庫県三木市の三木ホースランドパークに移動しています。
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広尾TCの2頭はその日のうちに成田経由で関西国際空港へ、そこから三木ホースランドパークへ移動ですから大変だったと思いますが、無事に帰国できて本当に良かったです。
このあとしばらくは英気を養うことになるのでしょうが、私の希望的観測によれば、ドバイでそれほどダメージが大きいレースはしていないと思いますし、普通に考えれば凱旋レースは安田記念じゃないかと思います。
いや、もっと良いレースがあればそれでもイイのですが、一年前のマイルカップで置き忘れたものも回収したいですし、ドバイ登録の第一希望がドバイターフだったことからも、陣営はバスラットレオンをダート一辺倒にするつもりはないと思うんですよね。完全復調なったバスラットレオンが東京マイルでどんな競馬を見せるのか、将来の種牡馬入りを明るいストーリーにするためにも、今のところ安田記念が良いんじゃないかと思っています。
かなり先走った内容になってしまいましたが、矢作先生的にはどうなんでしょうね。もっと良いアイデアがあるのかなぁ。。ひと捻りするなら地方交流競走(かしわ記念)とか、まさかこの馬もロイヤルアスコット(クイーンアンS)とか??(^^;)
スポーツ報知さんによれば、「ドバイ・ターフ1着同着のパンサラッサ、ゴドルフィンマイル1着のバスラットレオンの今後の日程については未定」となっていて、オーナーサイドとの協議はこれからなのでしょう。ただ、バスラットレオンの将来に、『クイーンアンS挑戦』がどれほどの意味を持つかと考えると、なかなかそういうことにはならない気もします。
スポーツ報知『【注目馬動向】ステイフーリッシュは宝塚記念を視野 秋は再び海外へ』
サウジアラビアのレッドシーターフハンデキャップ・G3に続き、ドバイ・ゴールドカップ・G2も制したステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ステイゴールド)は、状態を確認してからとなるが、宝塚記念・G1(6月26日、阪神)に出走する予定。そして、今秋は再度、海外遠征を検討していることが分かった。3月30日、矢作調教師が明らかにした。
同馬は3月28日にドバイから帰国し、現在は千葉県白井市の競馬学校で輸入検疫中。今後の状態を確認してからとなるが、春のグランプリで雄姿を披露する。また、秋の海外遠征の選択肢は凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)、メルボルンC・G1(11月1日、フレミントン競馬場・芝3200メートル)、ブリーダーズCターフ・G1(11月5日、キーンランド競馬場・芝2400メートル)など世界のビッグレースが候補に挙がっている。
僚馬のアルクオーツスプリント・G1(12着)のエントシャイデン(牡7歳、父ディープインパクト)も状態を確認してからとなるが、谷川岳S(5月7日、新潟)で復帰する予定で、同馬も秋には再び海外遠征を行う見込み。なお、ドバイ・ターフ1着同着のパンサラッサ、ゴドルフィンマイル1着のバスラットレオンの今後の日程については未定。
ステイフーリッシュについて矢作調教師は「本当に頑張ってくれた。状態を確認してからになりますが、春は日本の競馬を盛り上げるためにも宝塚記念に、と思っています。そして、秋はまだレースは決まっていませんが、海外遠征する予定です」と、今後もワールドワイドの遠征プランを続けることを明らかにした。
一般社団法人umanowaさんが、木村さんとの祝勝写真をツイートしてくれていました。
改めてになりますが、木村さん、そして牧場の皆さん、ドバイターフ優勝おめでとうございます!
「平常心でレースを観ようと思いましたが、最後の直線は声が出ました。よく逃げ切ったねと褒めてあげたいです。」と、木村秀則代表。
— 一般社団法人umanowa (@umanowa) March 27, 2022
写真は半姉ディメンシオンと2/3生まれの当歳(父ロードカナロア)と。
レース前日には、母ミスペンバリーも最後の産駒を出産しました。
これからが益々楽しみです。 pic.twitter.com/lHqE7vLe4P
コロナ禍が拡がって以降、木村さんにもすっかりご無沙汰をしてしまっていますが、その間に木村秀則牧場生産馬は快進撃を続け、ついにはパンサラッサが海外G1・ドバイターフを制すという大活躍。。ドバイターフに関しては、「平常心でレースを観ようと思いましたが、最後の直線は声が出ました。よく逃げ切ったねと褒めてあげたいです」とのことで、そりゃあそうですよねぇ、あんなレースを見て冷静でいられるわけがないですよね!
ということなのですが、ツイートされた写真の中に、なんとディメンシオンとディメンシオン’22が写っているという特別モロ出し大サービス! これは絶対に木村さんのサービス精神の現れだと思いますが、とにかく母子ともに元気そうで良かったです。(ちなみに、某師匠が某所で某〇〇さんに確認したところ、ディメンシオン’22は牡馬だそうです。ただし、某師匠はかなりの泥酔状態だったと考えられるため、誤情報である可能性も捨て切れませんので悪しからずm(_ _)m)
また、ドバイ祭りの前日、つまり3/25にはミスペンバリー’22(父レイデオロ)が誕生したとのこと。こちらの性別は分かりませんが、いよいよ22年産が(数年前から言われていた)『ミスペンバリー最後の産駒』となるようです。加えて、翌日のパンサラッサ勝利により、自動的に『G1・ドバイターフ勝ち馬の下』になったわけで、好むと好まざるとに関わらず、これからずっと注目され続けることになるでしょう。(募集価格もG1馬の下に相応しいレベルになりそう(^^;))
いつも一生懸命に馬の良いところを見つけて説明してくれる木村さんにお会いするのが楽しみだった展示会も、今ではすっかり開催されなくなってしまいましたが、元気そうなお姿が確認できただけでも良かったですm(_ _)m
話は少し変わりますが、エンパイアブルー’22に出資をしたことで、現在のところ私の出資馬は20年産7頭(打ち止め)、21年産2頭という構成に。。21年産馬には、これまた自動的にG1馬の弟になったミスペンバリー’21も控えていますし、ステラリード×レイデオロの牡馬も注目を集める存在です。
2頭ともに、どう考えてもお値段が安くなる要素は少ないでしょうし、また、ついついステラエージェント’21に追加出資をしてしまった関係で、現時点でこれ以上のご祝儀出資をしないよう自らを戒めなければイケマセンが… いや、クラブ側からすれば、『今さらそんな堅いこと言うなよ、この遊びで守りに入ってどうすんだよ!』かもしれませんけれど、まあ、遊びはお小遣いの範囲でやらないと遊びになりませんからね(^^ゞ
下の表は、一応、昨日時点での残口数に更新していますが、ステラエージェント’21のようなケースもありますので、(特に矢作厩舎のエンパイアブルー’21など)狙っていて様子見中の募集馬がいる方は、頻繁なチェックをオススメしますm(_ _)m
*広尾TC 2020/2021年産募集馬ラインアップ*(太字太枠は出資済・残口は3/29 12:45時点)
*広尾TC関連の主な木村秀則牧場生産馬*(太字太枠は出資馬、太字下線は15周年記念募集馬)
競馬実況web『【ドバイワールドカップデー】出走の日本馬21頭が帰国 [News]』
2022ドバイワールドカップデーに出走した日本馬のうち、21頭は、きのう3月28日(月)に帰国した。なお、骨折が判明したコパノキッキング(せん7、栗東・村山昭厩舎)は現地で治療中、クラウンプライド(牡3、栗東・新谷功一厩舎)は直接アメリカへ移動する予定。
【成田空港15:47着 輸入検疫のため19:05に競馬学校へ入厩】
ヴァンドギャルド (牡6、栗東・藤原英昭厩舎)
ヴェローチェオロ (牡4、栗東・須貝尚介厩舎)
オーソリティ (牡5、美浦・木村哲也厩舎)
グローリーヴェイズ(牡7、美浦・尾関知人厩舎)
コンバスチョン (牡3、美浦・伊藤圭三厩舎)
シュネルマイスター(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)
ステイフーリッシュ(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)
ユーバーレーベン (牝4、美浦・手塚貴久厩舎)
レッドルゼル (牡6、栗東・安田隆行厩舎)
【関西空港18:54着(成田空港経由)
輸入検疫のため23:25に三木ホースランドパークへ入厩】
エントシャイデン (牡7、栗東・矢作芳人厩舎)
シャフリヤール (牡4、栗東・藤原英昭厩舎)
ステラヴェローチェ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)
セキフウ (牡3、栗東・武幸四郎厩舎)
ソリストサンダー (牡7、栗東・高柳大輔厩舎)
チェーンオブラブ (牝5、美浦・小笠倫弘厩舎)
チュウワウィザード(牡7、栗東・大久保龍志厩舎)
バスラットレオン (牡4、栗東・矢作芳人厩舎)
パンサラッサ (牡5、栗東・矢作芳人厩舎)
フルフラット (牡5、栗東・森秀行厩舎)
ラウダシオン (牡5、栗東・斉藤崇史厩舎)
レイワホマレ (牡3、栗東・高柳大輔厩舎)
(JRA発表)
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ということで、バスラットレオンもパンサラッサも無事に日本に到着、昨日のうちに三木ホースランドパークへ入厩したとのことです。。(別に文句ではないですが、こういう情報はJRAが発表するからソレを見て… ではなく、予定だけでも良いので、できればクラブから伝えられたいかなぁ。。忙しいとは思いますが、頑張って欲しいなぁ(^^;))
それはさて置き、バスラットレオンはまだしも、パンサラッサについては、ロイヤルアスコット開催に行くとか行かないとか、早くも次走についてのああだこうだが始まっています。具体的な方針はこれから検討なのでしょうが、次走がどこであろうが日本でゆっくりする時間をとってあげたい気持ちは強かったので、何はともあれ無事に戻ってきてくれて安心しました。
2頭とも本当によく頑張りましたから、まずは存分にリフレッシュして欲しいです(^^)
ドバイターフ(G1)でパンサラッサ!!
— 広尾サラブレッド倶楽部 (@HirooTC) March 29, 2022
ゴドルフィンマイル(G2)でバスラットレオンが勝ちました🐴🎖
これまでの2頭の道のりを思い出すと…胸が熱くなりますね🥹
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます📣
引き続き応援よろしくお願いします🙏
※更新が遅くなり申し訳ありません。 pic.twitter.com/0EQiU0rzxT
パンサラッサとバスラットレオンの素晴らしいレースの影響により、もしかしたらこういうことになるのでは?と思っていたのですが、案の定、先週末まで『満口直前』表示だったステラエージェント’21がアッという間に満口になりました。
いやぁ、確かに矢作厩舎の総合力は世界から注目されるレベルですし、魅惑のGunRunner産駒ステラエージェント’21のデキも素晴らしいとは思うものの、まだこれからどう成長するかが分からない明け1歳馬ですし、皆さんもう少し冷静に行動されるかと… と、残200口アナウンスの時点で、慌てて追加出資をした私が言えることではないですね(^^ゞ
ちなみに3/25に更新された動画と写真を下に載せていますが、ステラエージェント’21が良い馬であることは間違いないと思います。もちろん、それと競馬はまた別の話でありまして、どの馬もパンサラッサのように稼ぐわけではないことも承知の上、あえてリスクをとってこの時季に出資をしたわけですから、あとはもう全てを含めて自己責任というヤツです。(今のところ、残口が一気に減ったことに気づいてよかった…と思っています(。・_・。))
ということで、私はこの馬に大きな期待をしています。初期馴致が始まるまでのあと数ヶ月~半年間も、素晴らしい素質を秘めた出資馬の成長を見守り、応援し、そして妄想を楽しませてもらう予定です!(^^)
【三嶋牧場(野深分場)在厩のステラエージェント’21:公式HP(2022/3/25更新)より】
「ドヤッ」とのことですが、プロフィールやデキを考えれば、いずれ満口になるのが当然の馬ですからね。つまりはタイミングの問題だったわけで、それを矢作厩舎の皆さんがドバイでつくった感じですね(^^)
ドヤッ😤 https://t.co/JqVZjswiyA pic.twitter.com/ALYqTexSVR
— HIRO (@greendandy0202) March 29, 2022
パンサラッサがロイヤルアスコットに行くかもしれない、そんな情報がある中で、ドバイターフのパンサラッサは果たして『溜め逃げ』だったのか… という議論も行われているようです。その件に関しては、レース直後は私を含む多くの方が、「いつものパンサラッサと違う溜め逃げだった」と感じていたと思うのですが…。
その後ドバイターフのレースラップが明らかになるにつれ、「実は結構なハイペースで飛ばしていて、見た目大逃げにならなかったのは、後続勢が想定よりついてきて差がつかなかっただけ」との見解も聞こえてくるようになり、今現在は、どうやらそうした見方が主流になっていると思われます。(本ブログにも、フィンチリーさんやななしの素人さんから、そういった主旨のコメントを頂いていますm(_ _)m)
ということで、改めてドバイターフのレースラップを元に、パンサラッサがどんな競馬をしたかをおさらいしてみようと思います。(どんなにおさらいをしても、今から2着になったりしないので気が楽です(^^))
まずはドバイターフのレースラップは以下の通りだそうです。
0-0400m 24.29
0-0800m 47.06
0-1200m 69.60(1.09.60)
0-1600m 92.68(1.32.68)
0-1800m 105.77(1.45.77)
比較対象がないとアレなので、同じ芝1800mの中山記念のラップを参考にのせておきます。
0-0400m 23.9
0-0800m 46.3
0-1200m 69.1(1.09.1)
0-1600m 92.9(1.32.9)
0-1800m 106.4(1.46.4)
フムフム。。こうして並べてみると、確かに楽なペースで逃げていたわけではない事はよく分かります。
ちなみに0-400mの比較では、中山記念が23.9秒だったのに対してドバイターフは24.29秒。出だしがゆっくりだったようにも見えますが、日本では助走区間のタイムをとらないので、その分の差し引きで相殺されてしまうレベル。。逆に、その差約0.4秒を助走区間の取り扱いによるものとして1000m通過タイムを試算すると、中山記念の57.6秒に対してドバイターフは57.93秒となり、ほぼ遜色ないハイペース逃げを敢行していたことになるんですよね。(私の計算が合っていればですけど(^^ゞ)
*助走区間のタイムをとらない:ご存知の方も多いと思いますが、日本ではゲートが開いてから計測区間に入るまでに助走区間(約5m)があり、その間のタイムは計測されません。
そうなると、パンサラッサはいわゆる自分の競馬、ハイペースで消耗戦に持ち込むスタイルをやったことになるわけですが、確かにパンサラッサをぴったりマークした強豪カーネルリアムは直線でバテて脱落しましたし、他の先行勢も全く勝ち負けに絡めませんでしたからね。逆に、「掛かるのが怖くて」後方待機に徹したヴァンドギャルドには展開がどハマリだったと言えそうで、結果として(比べるわけではないですが)オクトーバーSにおけるプレシャスブルーのようなレースができたのかもしれません。
一方で、断然人気に応えられなかったシュネルマイスターに関しては、ルメール騎手が「直線で加速せずワンペースの走りになり、最後は疲れてしまった。原因は分からない」とコメントしていますが、これこそ消耗戦の沼に引き込まれ、力を出せなかった馬の典型的なパターンに思えますので、強いシュネルマイスターに実力を発揮させずに勝つ!という観点では、パンサラッサと吉田豊騎手は最高の仕事をしたと言って良いでしょう。
そんな中、シュネルマイスターと同じ位置から競馬をして、最後にパンサラッサと1着を分け合うことになったロードノースの強さには本当に驚きました。陣営がレース前にアピールしていた通り、長期休養明けを一度叩いてフレッシュかつ絶好調でレースに臨んだことも大きいのでしょうが、そもそも昨年の勝ちっぷりが素晴らしかったわけですし、もしも相手ホームのロイヤルアスコットで再戦となれば、その時はドバイターフ時以上の強敵になること間違いなしですね。
ここまでレースラップを元に振り返ってみましたが、ロードノースが想像以上に強かったことに加え、もともと強いヴァンドギャルドが『時々出てきてしまう展開どハマリ馬』化したことで、ゴール前3頭雁行の大接戦になったと考えると、パンサラッサはよく凌ぎ切って残してくれたものだと、改めて感心してしまいます。
ただ、吉田騎手や矢作先生の現場の実感としてパンサラッサがいつもと違っていたこと、思ったほど最初から行く気になっていなかったことは、それはそれで真実なのだろうと思います。例えば1000m通過タイムの比較にしても、中山の芝1800mはスタートしてから坂を越えての時計なわけで、平坦なメイダンと『タイムが同じぐらいだから…』とはいきませんよね。
いやぁ、この手の分析もやり出すとキリがなくなりますねぇ。。(^^;) でも、何らかの結論を出さないと終われない雰囲気なので、あえて大雑把に、私なりの解釈を書いてしまいます。(想像も入ってますm(_ _)m)
レース前、陣営が想定していたのはハイペースで逃げて消耗戦に持ち込む『中山記念パターン』だった、つまり、溜め逃げするつもりは全然なかったのだと思います。ただ、初めてのナイター競馬、初めての海外競馬(パドックから本馬場に入ってすぐにスタートするなど日本とは違ったやり方)への戸惑いがあり、パンサラッサの行きっぷりがいつもほどでなく、結果的に中山記念パターンより(平均ペース逃げだった)オクトーバーSパターンに少しだけ近づいてしまったのではと…。
それでもピッタリついてきたカーネルリアムを着外に沈め、中団待機のシュネルマイスターに力を出させなかったのですから、当初の目的は概ね達成できたわけです。あの時さらにペースを上げていたらどうなっていたか…については全然わかりませんし、消耗戦だったかどうかについては『概ねそうだったと思う』としか言いようがありませんが、それがどうであれ、自ら勝ちにいって最後まで凌ぎ切ったパンサラッサの強さが光るレースだった、これだけは間違いないと思っています。
レース後のコメントで吉田騎手が、「逃げ馬に乗っていて、ゴールの瞬間に勝ち負けが分からない時は大体差されているもの…」と語っていましたが、本当によく残してくれましたし、臨機応変にパンサラッサの力を引き出してくれたことには感謝しかありません。ロードノースとヴァンドギャルドの強襲には肝を冷やしましたが、やはり、初めての海外遠征でG1を勝つなんて、簡単にはさせてくれませんよねぇ。。(できちゃいましたけど(^^ゞ)
それにしても、本当にロイヤルアスコットにいきますかね?? どうするんでしょうねぇ…
スポーツ報知『【ドバイ・ターフ】「ドキドキでした」吉田豊騎手のパンサラッサは同着でG1初制覇』
ゴール前の混戦はパンサラッサ(右)とロードノース(中)が1着同着。左は3着のヴァンドギャルド
◆ドバイ・ターフ・G1(3月26日、メイダン競馬場・芝1800メートル=14頭立て)
JRAの海外馬券が発売された芝の中距離G1は、逃げたパンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が、後方から追い込んできた昨年覇者のロードノース(セン6歳、英国・Jゴスデン厩舎、父ドバウィ)と1着同着。ゴール前の大接戦に加わったヴァンドギャルド(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)は惜しくも3着に敗れた。シュネルマイスター(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キングマン)はいつもの末脚を発揮できず8着に終わった。勝ち時計は1分45秒77(良)。
日本馬の関係者コメントは次の通り
▼パンサラッサ(1着)
矢作芳人調教師「ナイターの競馬のせいか、思ったほど馬が行かなかったですが、その分の粘りは大したものでした。恐らく負けてはいないと思っていましたが、同着でも嬉しいです」
吉田豊騎手「馬が以前と変わってきた感じです。返し馬では少しイレ込んでいましたが、レースでは落ち着いていました。ゲートの中でも前走のように大人しく、うまくスタートを切ることが出来て自分のペースで行けました。後ろから他の馬も来ていてドキドキでしたが(勝てて)良かったです」
▼ヴァンドギャルド(3着)
藤原英昭調教師「騎手はしっかりと乗ってくれました。最後は勝ったと思いましたが、残念です。ヴァンドギャルドは100%の力を発揮してくれました」
ミカエル・バルザローナ騎手「ゲートは普通に出ましたが、ひっかかりそうな雰囲気があったので、後方で脚をためる競馬となりました。良い脚で追い込んできてもう少しでしたね。馬はよく走ってくれました」
▼シュネルマイスター(8着)
手塚貴久調教師「状態は良かったですし、直線もスムーズに外に出せたので正直なところまだ敗因がつかめていません。道中で揉まれたのが影響したのかもしれません。人気に応えられなくて申し訳ありません。また馬を作り直して頑張ります」
クリストフ・ルメール騎手「良いポジションで冷静に走ってくれましたが、直線で加速せずワンペースの走りで、最後は(馬が)疲れてしまいました。原因は分からないです。残念です」