外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(41)~フィレンツェから日帰りでお出かけ編~

2025-01-27 19:26:24 | イタリア

 

 

万里の長城のように果てしなく続いた(大げさな)2022年の旅行記も、ようやくゴールが見えてきた。今回の日帰り旅行編と、次回の帰国編で終わる予定だ。ふふふ、うふふふ、うふふふふふ…(コワいわ)

 

フィレンツェから日帰りで出かけたのは、同じトスカーナ州のカステルフィオレンティーノとシエナ。シエナは観光しに行ったのだが(一応)、カステルフィオレンティーノには友人に会いに行き、ついでに近郊のサンミニアートにも連れて行ってもらった。

 

 

カステルフィオレンティーノ(Castelfiorentino)サンミニアート(San Miniato)

 

ネットで見つけたカステルフィオレンティーノ→フィレンツェの地図(微妙)

 

同じくネットから拝借したカステルフィオレンティーノとサンミニアートの位置関係が分かる地図

 

 

カステルフィオレンティーノは、フィレンツェ県にある人口1万7千人余りの町で、シエナ行きのローカル列車でフィレンツェから45分くらいの距離だ。メジャーな観光地であるシエナと違って、特に見るべきものはないが、友人が住んでいるので、以前も一度訪れたことがある。今回も列車に乗って、その友人に会いに行った。彼女は猫を飼っているので(重要)、見せてもらうのが楽しみだった。イタリアでは、ヨルダンやトルコと違って、路上で猫に出会うことはめったにないからねえ…

 

普通列車(treno regionale)は、フィレンツェSMN駅のホームに向かって左の端っこ辺りから出る。

 

なお、普通列車(主に州内を走る各駅停車)のチケットは、券売機や窓口だけではなく、駅の売店(Tabacchi)でも買える。

 

この日乗った列車は2両編成で、観光客でいっぱいで座れなかった。

 

シエナに向かっているらしい、浮かれたムードの外国人観光客たちを見ていたら、私もシエナに行きたくなった(後日行った)。

 

12時前にカステルフィオレンティーノに到着

 

 

友人が車で迎えに来てくれていた。まずサンミニアートに連れて行ってもらって、おススメのピッツェリーア(ピザ屋)でお昼を食べて少し観光し、それからカステルフィオレンティーノに戻ってきて、自宅にお邪魔することになった。サンミニアートには旧市街があって、それなりに見所があるのだ。カステルフィオレンティーノから車で20~30分程度で着いたように思う(うろ覚え)。

 

旧市街に近い駐車場

駐車場がすでに趣深い。

 

駐車場付近の風景も緑豊かで目に優しい。

 

旧市街(centro storico)に入る。

 

由緒ありげな教会

 

教会は素通りして、その近くのピッツェリーアに直行

 

 (説明書き)

  やり方: 

 1)テーブルを選んで

 2)カウンターで注文して

 3)出来たらすぐに呼ぶから

 4)美味しく召し上がれ!

 ・・・で、近々また来てね!!

 

テラス席のテーブルで食べる。

 

ここは切り売りピザの店なので、少しずつ選んで食べられる。天然酵母を使ったパン風の生地が美味しい。いっぱいこぼしちゃったけど。具がいっぱい乗ったピザって、食べるの難しいよな…

 

この店はアランチーニも美味しいという話で、友人は私に食べさせたかったようだが、あいにく夜しかないとのことだった。

 

ピザにはビールと相場が決まっている。

 

ピザもビールも友人のおごり。大したお土産持ってこなかったのに悪かったかな(いつものパターン)

 

この店には、以前日本人が働いていたそうで、その人の置き土産があった。

招かれた~

 

 

食後は旧市街を散策した。

 

 

司教座の神学校(Seminario vescovile di San Miniato)

 

 

イタリアの歴史ある町は、歩いているだけで楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

聖マリア・アッスンタと聖ジェネージオ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta e di San Genesio)

 

大聖堂は中に入ってみた。田舎の大聖堂のわりに意外に立派で(失礼な)、パイプオルガンもあった。

 

 

サンミニアートの旧市街、なかなか良かった。なお、さっき気が付いたが(おそ)、サンミニアートは白トリュフの産地として有名で、毎年秋に「トリュフ祭り」が開催されるらしい。(参考記事

 

 

サンミニアート観光を終えて、車でカステルフィオレンティーノに戻り、友人宅にお邪魔した。広くて静かでひんやり涼しく、フィレンツェと違って、蚊がいなかった。

 

 

はじめましての猫さん

 

おしりを撫でたら、喜んでくれた。

 

 

こちらは、お久しぶりの猫さん

「お前誰ニャ。どこかで見たことがあるような気がするニャ…」とか思ってそうな顔つき(きっと違う)

 

 

ビールやワインを飲み、アイスクリームやナッツなどをいただく。

 

プラムも食べ放題

 

 

 

帰りはフィレンツェに近いエンポリの駅まで送ってもらったが、駅の窓口でチケットを買おうとしたら、電車がストで(イタリアあるある)、1時間半後の21時過ぎまでないということだったので、結局フィレンツェまで送ってもらってしまった。翌日仕事なのに、夜遅くまでお世話になって気の毒な事をした。次は泊まりで行きたいが、いつになるかな(お金持ちになったら…)

 

 

 

シエナ 

 

シエナには、帰国の前日に行った。カステルフィオレンティーノに出かけた以外は、ずっとフィレンツェでだらだらしていたから、帰る前にちょっとくらい別の街に行っとかなきゃ!と思ったからだ。と言っても、1人で出かけて2~3時間街中を徘徊しただけで、ちゃんと観光しなかったので、イマイチさえない小旅行で終わった。

 

シエナはメジャーな観光地だから、ガイドブックにもネットにも情報がいくらでもあると思うので、ここでは私が徘徊していて適当に撮った写真を並べる程度にしておく。

 

フィレンツェSMN駅付近のSITA社のバスターミナルで、シエナ行きバスに乗った。

 

片道8.4ユーロだった。ポッジボンシ経由だったので少し時間がかかり、シエナに着いた時はもう13時を過ぎていた。家から出たのが11時過ぎだったからな…

 

バスの車窓から見えるトスカーナの風景

 

 

シエナ到着

 

バスターミナルのそばにある郵便局がステキ

 

シエナの特産物が買えるスーパー

 

 

 

 

ちょっと立ち寄った「ナンニーニ」(老舗のお菓子屋兼バール 参考

NANNINIって、Nが多すぎないか。

 

 

ナンニーニは、看板の下によく見たら日本語表記がある。日本人観光客が多かった時代の名残か。お土産にシエナ名物のリッチャレッリ(ricciarelli アーモンド風味のクッキー)を買おうと思ったが、高くて重いのであきらめた。

 

うろうろ開始

 

 

 

カンポ広場へ

 

久しぶり~

 

 

マンジャの塔は以前登った気がするが、もうよく覚えていない(記憶力よわこちゃん)

 

よく覚えてないんだから、また登ればいいようなものだが、お金も登る根性もないので素通り。

 

窓辺の花がステキ

 

 

 

 

ランチに入ったバール

 

パニーノとビール

 

パニーノはトマト・ハム・レタス入りで、オーロラソースがかかったいた。普通に美味しい。ビールはモレッティ。

 

 

食後はうろうろ再開

 

 

 

 

 

名前の知らない広場

 

旧市街の外の風景

 

ドゥオーモ様

 

やはりいつ見ても美しい。

 

装飾の突起部分が気になる。

 

ライオンと生首も気になる。

 

 

ドゥオーモも以前行ったことがあるし(例によってよく覚えてないが)、シエナのはフィレンツェのドゥオーモと違って有料なので、外観を眺めるだけにした。

 

 

お客がいっぱいのお菓子屋さん

 

シエナ名物のパンフォルテ(スパイスやドライフルーツ、ナッツなどがたっぷり入った、歯の弱い人に厳しそうなネットリ系焼き菓子)やリッチャレッリ(歯が弱い人にも優しい焼き菓子)が並ぶ。

 

ここにはリッチャレッリのバラ売りがあったので、友人への土産に少し買って帰ったら、喜んでくれた。

 

帰る前に、バールに入って休憩した。今度はグラスの白ワイン

 

ワインは2ユーロだった。座り料金なし。シエナの物価は、フィレンツェよりも若干安そうだ。

 

バールで道を尋ねてバスターミナルへ。タバッキでチケットを買い、15時10分のフィレンツェ行きのバスに飛び乗った。

 

フィレンツェ到着

 

当時帰国に必要だった新型コロナの陰性証明を取るため、前日PCR検査を受けた医療機関(FANFANI)に結果を取りに行くのが17時までだったので、シエナからの帰りを急いだのだ。17時に間に合い、無事に受け取れた。陰性でよかった…

 

というわけで、次回は帰国編。あと1回だ~がんばろう~

 

 

(続く)

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年イタリア・ヨルダン・... | トップ |  2022年イタリア・ヨルダン・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア」カテゴリの最新記事