今回も、前回に引き続きフィレンツェでの街歩きの記録。滞在3日目に行ったミケランジェロ広場や、その下にある庭園、そして夜にちょっと遠出して見に行ったフィエーゾレの花火など。
友人御用達のサンタンブロージョのメルカート(市場)
ここは観光スポットのメルカート・チェントラーレ(中央市場)とは違い、馴染の地元客が大半。
メロンとへしゃげ桃(蟠桃)に目が行く。
なお、標準語イタリア語でメロンは「メローネ」(melone)だが、フィレンツェ弁では「ポポーネ」(popone)だ。生ハムポポーネって、かわいいな~
市場の屋内 フィレンツェ料理が食べられる食堂もあって、そこはいつも混んでいる。
美味しそうなものは色々あったが、結局私は何も買わなかった。選択肢がたくさんあると選べない体質。
市場から出て、立ち寄ったパン屋さん。焼き菓子も色々ある。
木片みたいに見える固いビスコッティは、デザートワインのヴィンサントに浸して食べると美味しい。
日本でも有名なイタリア料理店「チブレオ」のカフェテリア
チブレオのリストランテは、日本にもかつて西麻布に支店があったらしい。バブルと共に消えて行ったのか。
ちなみに、「ちぶれお」と打って変換キーを押したら、「恥部レオ」って出たんだけど、どういうことなの…
チブレオカフェは、さすがチブレオだけあって、落ち着いた雰囲気の洒落たカフェだが、立ち飲みだけなら他のバールと同じ価格
ここは日本人女性がカウンターで働いていて、友人と共にお喋りしながらカプチーノを立ち飲みした。エアコンが壊れていて大変そうだったが、明るくテキパキ働いていて、エライなあ~と感心した。友人はアイスのエスプレッソを飲んでいた。
サンタ・クローチェ教会
サンタ・クローチェ広場は、私にとっては鳩スポット(この時はいなかったが)
駅に向かって歩く。
中国人の友人がやっている衣料品店に途中で寄った。
彼女は再会を喜んで、隣のバールでハイネケンを買ってきてくれた。さすが私をよく分かっている。
彼女を訪ねて店に行くと、いつも売り物をプレゼントしようとしてくれる。ダウンコートとかショールとかもらっちゃったけど、価格設定が安いにしても、そんなんで経営大丈夫なのか…
大きめの書店
食事中の電気自動車
駅付近のサンタ マリア ノヴェッラ教会
サンタ マリア ノヴェッラ教会は、ファサードの丸窓のある上部を、両脇からにょろっとした三角形っぽいパーツが支えているような構造が特徴的だ。ある友人が「サンタマリアノヴェッラって、『のべっら』って感じだよね。のべっとしてる」と言っていた。サンタマリアのべっら教会。
ここが「のべっら」部分
この教会前の広場も、私にとっては鳩(のえさやり)スポット
トルコと違って、イタリアでは鳩にエサをやると怒られることがあるので(場所によっては禁止)、あまりできないが…
スズメもいる。
教会の外壁
鉄道駅周辺のトラム駅
旧市街の狭い路地をグリグリ進む電気のミニバスちゃん
駅前から12番の市バスに乗って、フィレンツェの街並みを一望できるミケランジェロ広場に行った。
ミケランジェロ広場と言えばダヴィデ像
ダヴィデの隣りにクラーク像を置いてみたい(ネットから拝借した写真)
クラーク先生「少年よ、大志を抱け!」
ダヴィデ君「わし、あんたより年上」
ちなみに、フィレンツェの大家さんは、「ミケランジェロ(Michelangelo)じゃなくて、ミケランジョロ(Michelangiolo)が正しい呼び名なのよ」と言って、ミケランジェロ広場を「ミケランジョロ広場」( piazzale Michelangiolo)と呼んでいた。ウィキペディア(イタリア語版)によると、ミケランジェロの名前の呼び方は、「Michelagnolo→Michelangiolo→Michelangelo」と変遷していったらしい。今はミケランジェロが一般的だが、フィレンツェでは、私の大家さんのような年配の層の中には、今でも彼にちなんだ地名を「ミケランジョロ広場」、「ミケランジョロ大通り」(Viale Michelangiolo)と呼ぶ人々がいるようだ。
フィレンツェの美しい街並みが堪能できる。
ドゥオーモ様はやっぱり大きいなあ~
アルノ川に掛かる橋の並び方と形の違いが目を引く。
山の上のフィエーゾレ方面
フォルテ・ベルヴェデーレ(ベルヴェデーレ要塞)方面
広場の一角で開催されていたフィットネス関係のイベント
スパルタなインストラクターの女性が、叱咤激励しながら指導していた。7月の炎天下のフィレンツェでそんなことしたら、死人が出るんでは…
ミケ広場から階段を下りていって、「Giardino della Rosa」(薔薇の庭園)に向かう。
薔薇の季節じゃなくても十分美しいので、訪れる価値はある。タダだし(重要)
ここにはベルギーの著名なアーティスト、ジャン・ミシェル・フォロンの作品がいくつか置かれている。
フォロンの像って、どれもこれもステキよね…うっとりこ~
庭園を出て、さらに階段を降りて行く。
サンニッコロ門
アルノ川
近年のアルノ川は、ヌートリアがいなくて寂しい…
この日は、夜にフィレンツェ近郊フィエーゾレのローマ劇場で無料のコンサートがあって、その後花火大会があるというので、友人とバスで出かけた。7月6日はフィエーゾレの守護聖人サン・ローモロの日で、毎年色々な祝賀行事が行われ、その最後に花火が打ち上げられるらしい。
コンサートの整理券はもうなかったので、花火だけ見ることにして、脇のバールで待機した。
スプリッツにピーナッツとポテチが付いて6ユーロ(現在のレートで約980円)。ちょっと高いけど、花火がかぶりつきで観られるからヨシ。
バールのカウンターで、エスプレッソを普通のデミタスカップではなく、グラスに入れて欲しいと頼んでいるイタリア人男性がいたので、なぜか聞いたら、「グラスの方が飲み口が薄くて、美味しく感じられるから、いつもそちらを頼んでいる」とのことだった。私の大雑把な味覚ではよくわからないが、そう言われたら、そんな気もする。
23時頃にようやく花火が始まった。次第に人が集まって来る。
間近で上がっているので、すごい迫力だった。
なんとかバスに乗れて、無事帰宅した後に友人が作ってくれた夕食
サルシッチャ(生ソーセージ)とポテトなどの付け合わせ。美味しかった。サルシッチャは私の好物のひとつ。
締めに飲んだアマレット(アーモンドの香りのリキュール)
めっちゃ甘レット…
(続く)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます