外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(37)~またフィレンツェをうろうろ編~

2025-01-09 20:36:50 | イタリア

 

今回も、前回に引き続きフィレンツェでの街歩きの記録。滞在3日目に行ったミケランジェロ広場や、その下にある庭園、そして夜にちょっと遠出して見に行ったフィエーゾレの花火など。

 

友人御用達のサンタンブロージョのメルカート(市場)

ここは観光スポットのメルカート・チェントラーレ(中央市場)とは違い、馴染の地元客が大半。

 

 

メロンとへしゃげ桃(蟠桃)に目が行く。

 

なお、標準語イタリア語でメロンは「メローネ」(melone)だが、フィレンツェ弁では「ポポーネ」(popone)だ。生ハムポポーネって、かわいいな~

 

市場の屋内 フィレンツェ料理が食べられる食堂もあって、そこはいつも混んでいる。

 

美味しそうなものは色々あったが、結局私は何も買わなかった。選択肢がたくさんあると選べない体質。

 

 

市場から出て、立ち寄ったパン屋さん。焼き菓子も色々ある。

 

木片みたいに見える固いビスコッティは、デザートワインのヴィンサントに浸して食べると美味しい。

 

 

日本でも有名なイタリア料理店「チブレオ」のカフェテリア

 

チブレオのリストランテは、日本にもかつて西麻布に支店があったらしい。バブルと共に消えて行ったのか。

 

ちなみに、「ちぶれお」と打って変換キーを押したら、「恥部レオ」って出たんだけど、どういうことなの…

 

チブレオカフェは、さすがチブレオだけあって、落ち着いた雰囲気の洒落たカフェだが、立ち飲みだけなら他のバールと同じ価格

 

 

 

ここは日本人女性がカウンターで働いていて、友人と共にお喋りしながらカプチーノを立ち飲みした。エアコンが壊れていて大変そうだったが、明るくテキパキ働いていて、エライなあ~と感心した。友人はアイスのエスプレッソを飲んでいた。

 

 

サンタ・クローチェ教会

 

サンタ・クローチェ広場は、私にとっては鳩スポット(この時はいなかったが)

 

 

駅に向かって歩く。

 

 

中国人の友人がやっている衣料品店に途中で寄った。

 

彼女は再会を喜んで、隣のバールでハイネケンを買ってきてくれた。さすが私をよく分かっている。

 

彼女を訪ねて店に行くと、いつも売り物をプレゼントしようとしてくれる。ダウンコートとかショールとかもらっちゃったけど、価格設定が安いにしても、そんなんで経営大丈夫なのか…

 

大きめの書店

 

 

 

食事中の電気自動車

 

駅付近のサンタ マリア ノヴェッラ教会

 

サンタ マリア ノヴェッラ教会は、ファサードの丸窓のある上部を、両脇からにょろっとした三角形っぽいパーツが支えているような構造が特徴的だ。ある友人が「サンタマリアノヴェッラって、『のべっら』って感じだよね。のべっとしてる」と言っていた。サンタマリアのべっら教会。

 

ここが「のべっら」部分

 

 

この教会前の広場も、私にとっては鳩(のえさやり)スポット

 

トルコと違って、イタリアでは鳩にエサをやると怒られることがあるので(場所によっては禁止)、あまりできないが…

 

スズメもいる。

 

 

教会の外壁

 

 

鉄道駅周辺のトラム駅

 

 

旧市街の狭い路地をグリグリ進む電気のミニバスちゃん

 

 

駅前から12番の市バスに乗って、フィレンツェの街並みを一望できるミケランジェロ広場に行った。

 

 

ミケランジェロ広場と言えばダヴィデ像

 

 

ダヴィデの隣りにクラーク像を置いてみたい(ネットから拝借した写真)

クラーク先生「少年よ、大志を抱け!」

ダヴィデ君「わし、あんたより年上」

 

ちなみに、フィレンツェの大家さんは、「ミケランジェロ(Michelangelo)じゃなくて、ミケランジョロ(Michelangiolo)が正しい呼び名なのよ」と言って、ミケランジェロ広場を「ミケランジョロ広場」( piazzale Michelangiolo)と呼んでいた。ウィキペディア(イタリア語版)によると、ミケランジェロの名前の呼び方は、「Michelagnolo→Michelangiolo→Michelangelo」と変遷していったらしい。今はミケランジェロが一般的だが、フィレンツェでは、私の大家さんのような年配の層の中には、今でも彼にちなんだ地名を「ミケランジョロ広場」、「ミケランジョロ大通り」(Viale Michelangiolo)と呼ぶ人々がいるようだ。

 

フィレンツェの美しい街並みが堪能できる。

 

ドゥオーモ様はやっぱり大きいなあ~

 

アルノ川に掛かる橋の並び方と形の違いが目を引く。

 

山の上のフィエーゾレ方面

 

フォルテ・ベルヴェデーレ(ベルヴェデーレ要塞)方面

 

広場の一角で開催されていたフィットネス関係のイベント

 

スパルタなインストラクターの女性が、叱咤激励しながら指導していた。7月の炎天下のフィレンツェでそんなことしたら、死人が出るんでは…

 

ミケ広場から階段を下りていって、「Giardino della Rosa」(薔薇の庭園)に向かう。

 

 

薔薇の季節じゃなくても十分美しいので、訪れる価値はある。タダだし(重要)

 

 

ここにはベルギーの著名なアーティスト、ジャン・ミシェル・フォロンの作品がいくつか置かれている。

 

 

 

 

フォロンの像って、どれもこれもステキよね…うっとりこ~

 

 

庭園を出て、さらに階段を降りて行く。

 

 

サンニッコロ門

 

 

アルノ川

 

近年のアルノ川は、ヌートリアがいなくて寂しい…

 

 

この日は、夜にフィレンツェ近郊フィエーゾレのローマ劇場で無料のコンサートがあって、その後花火大会があるというので、友人とバスで出かけた。7月6日はフィエーゾレの守護聖人サン・ローモロの日で、毎年色々な祝賀行事が行われ、その最後に花火が打ち上げられるらしい。

 

 

コンサートの整理券はもうなかったので、花火だけ見ることにして、脇のバールで待機した。

 

 

 

スプリッツにピーナッツとポテチが付いて6ユーロ(現在のレートで約980円)。ちょっと高いけど、花火がかぶりつきで観られるからヨシ。

 

バールのカウンターで、エスプレッソを普通のデミタスカップではなく、グラスに入れて欲しいと頼んでいるイタリア人男性がいたので、なぜか聞いたら、「グラスの方が飲み口が薄くて、美味しく感じられるから、いつもそちらを頼んでいる」とのことだった。私の大雑把な味覚ではよくわからないが、そう言われたら、そんな気もする。

 

23時頃にようやく花火が始まった。次第に人が集まって来る。

 

間近で上がっているので、すごい迫力だった。

 

 

 

なんとかバスに乗れて、無事帰宅した後に友人が作ってくれた夕食

 

サルシッチャ(生ソーセージ)とポテトなどの付け合わせ。美味しかった。サルシッチャは私の好物のひとつ。

 

締めに飲んだアマレット(アーモンドの香りのリキュール)

 

めっちゃ甘レット…

 

 

(続く)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年イタリア・ヨルダン・... | トップ | 日付不明まとめ書き日記だい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア」カテゴリの最新記事