次女ピーチが英国へ行ってから早5日。
毎日、ピーチとメールのやり取りをしているのだが、台湾から来た女の子と友だちになったとかで、長男パインが心配していたような憂鬱な気分になることもなく過ごせているらしい。
ピーチがホームステイしている家はロンドン中心部から少し離れた閑静な住宅街にあり、ピーチから送られてくる写真を見ると、まるでテーマパークにいるような素敵な街並みが写っている。
ホームステイをしているお宅では一室を与えられており、その部屋がまたピンクのテレビに白い家具と言った感じで、若い女の子受けするような可愛い造りになっている。
またホストマザーは働く女性だが「何かあったらすぐに携帯に連絡して」と言って携帯電話の番号を渡され、とても親切にいろいろなことを教えてくれるそうだ。
それを知って「良かったね」とメールをしたら、ピーチから返事が来た。
「ただ、ごはんが死ぬほどまずい。あまりにもマズ過ぎて食べらない。だからお腹が空いて、すごくひもじい」
ピーチはうちにいても食べられないものがある子で、上の二人はなんでも食べるのに、なぜだろうと思っていたが、好き嫌いの多いピーチのこと、慣れない海外の食事なら余計たべられないかもしれない。
しかし、それでは忙しいのに食事を作ってくれたホストマザーにあまりにも申し訳ない。
お腹が空けばなんでも美味しく思えるのではないかと思うのだが、そうではないのだろうか。
「料理になんの味つけもない」というピーチに「頑張って食べてごらん」と返信したのだが、果たしてちゃんと食べているのやら・・・
ほかにも台湾人の女の子と一緒に行ったと言う観光名所の写真が何枚か送られてきた。
どこを見てもテーマパーク。
赤い枠が可愛らしい電話ボックスの中で、受話器を耳にあてポーズを取るピーチがいた。
それにしても、写真を見て「ほぉ~、ここがかの有名なバッキンガム宮殿か」と感心するより先に「言葉がよく分からない女の子が二人で観光して大丈夫か?」という心配の方が強い。
心配してもどうしようもないことなので、あとは「祈り」しかないか・・・
ところで昨日、ピーチに英国に行くにあたってのアドバイスをしてくれた姪に会った。
英国でのピーチの様子を話すと「あぁ、私もまた英国に行きたい」と言う。
向こうにいる時は日本の良さを感じても、戻ってくるとそれが当たり前になり、楽しかった外国での生活を思い出すのだそうだ。
ピーチが食べ物が合わずひもじい思いをしているらしいと話したら、姪が言った。
「最初の一か月は食べ物が合わなくて痩せるのよ。でもそのうち美味しいものが色々とあることが分かってきて、一か月を過ぎた頃には日本にいる時よりも太ってくるの。
バターのたっぷり入ったお菓子だとか、生クリームがこんもりと乗った揚げパンだとかね。
恐ろしいくらい高カロリーだけど、これがすごく美味しいの。あ~食べたいなぁ」
うっとりとした目で食べ物のことを話す姪。
姪の母親である妹によると、帰国した直後の姪は、ついたお肉によって鼻が埋没していたのだとか。
「帰国して一か月半が経って、最近やっと鼻が出て来たのよ」と、姪に聞こえない様に小さな声で教えてくれた。
「ピーチよ!美味しいお菓子にはくれぐれも気をつけて」
そう書いて、さっそくピーチにメールしたのは言うまでもない・・・
毎日、ピーチとメールのやり取りをしているのだが、台湾から来た女の子と友だちになったとかで、長男パインが心配していたような憂鬱な気分になることもなく過ごせているらしい。
ピーチがホームステイしている家はロンドン中心部から少し離れた閑静な住宅街にあり、ピーチから送られてくる写真を見ると、まるでテーマパークにいるような素敵な街並みが写っている。
ホームステイをしているお宅では一室を与えられており、その部屋がまたピンクのテレビに白い家具と言った感じで、若い女の子受けするような可愛い造りになっている。
またホストマザーは働く女性だが「何かあったらすぐに携帯に連絡して」と言って携帯電話の番号を渡され、とても親切にいろいろなことを教えてくれるそうだ。
それを知って「良かったね」とメールをしたら、ピーチから返事が来た。
「ただ、ごはんが死ぬほどまずい。あまりにもマズ過ぎて食べらない。だからお腹が空いて、すごくひもじい」
ピーチはうちにいても食べられないものがある子で、上の二人はなんでも食べるのに、なぜだろうと思っていたが、好き嫌いの多いピーチのこと、慣れない海外の食事なら余計たべられないかもしれない。
しかし、それでは忙しいのに食事を作ってくれたホストマザーにあまりにも申し訳ない。
お腹が空けばなんでも美味しく思えるのではないかと思うのだが、そうではないのだろうか。
「料理になんの味つけもない」というピーチに「頑張って食べてごらん」と返信したのだが、果たしてちゃんと食べているのやら・・・
ほかにも台湾人の女の子と一緒に行ったと言う観光名所の写真が何枚か送られてきた。
どこを見てもテーマパーク。
赤い枠が可愛らしい電話ボックスの中で、受話器を耳にあてポーズを取るピーチがいた。
それにしても、写真を見て「ほぉ~、ここがかの有名なバッキンガム宮殿か」と感心するより先に「言葉がよく分からない女の子が二人で観光して大丈夫か?」という心配の方が強い。
心配してもどうしようもないことなので、あとは「祈り」しかないか・・・
ところで昨日、ピーチに英国に行くにあたってのアドバイスをしてくれた姪に会った。
英国でのピーチの様子を話すと「あぁ、私もまた英国に行きたい」と言う。
向こうにいる時は日本の良さを感じても、戻ってくるとそれが当たり前になり、楽しかった外国での生活を思い出すのだそうだ。
ピーチが食べ物が合わずひもじい思いをしているらしいと話したら、姪が言った。
「最初の一か月は食べ物が合わなくて痩せるのよ。でもそのうち美味しいものが色々とあることが分かってきて、一か月を過ぎた頃には日本にいる時よりも太ってくるの。
バターのたっぷり入ったお菓子だとか、生クリームがこんもりと乗った揚げパンだとかね。
恐ろしいくらい高カロリーだけど、これがすごく美味しいの。あ~食べたいなぁ」
うっとりとした目で食べ物のことを話す姪。
姪の母親である妹によると、帰国した直後の姪は、ついたお肉によって鼻が埋没していたのだとか。
「帰国して一か月半が経って、最近やっと鼻が出て来たのよ」と、姪に聞こえない様に小さな声で教えてくれた。
「ピーチよ!美味しいお菓子にはくれぐれも気をつけて」
そう書いて、さっそくピーチにメールしたのは言うまでもない・・・