ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

娘の引っ越し

2019-02-20 15:09:25 | 旅行
次女が大学を卒業するので、一人暮らしをしていたアパートの引っ越し手伝いに行ってきた。

一人暮らしで荷物も少ないし、同じように一人暮らしをしていた兄の方は手伝いに行かなくても自分でやったので、次女も私がわざわざ行かなくてもできるのではないかと思っていた。

今は、女性スタッフが来て荷物の箱詰めまでやってくれるサービスもあるとか・・・

「なんなら、それを使いなさい」と言ったのだが、どうしても来て欲しいと言う。

「卒業式は来なくてもいいから、引っ越しだけは絶対に来て!」とダメ押しされたので仕方なく・・・そう、仕方なく行くことになった。

なんとなく今回は行きたくなかった。理由は無いのだが、行きたくないという気持ちが強かった。

引っ越しよりも三月の卒業式に行って、娘の晴れ姿を見ながら「やっと卒業。これでお金がかからなくなるぅ」と、うれし涙を拭いたかったのに、なんと娘は卒業式には出ないのだと言う。

仕方がない・・・そこまで言うなら行くかという事で行ってきた。

出発当日の朝、旅の無事を想いながらご先祖さまにお線香をあげた。

浮かない気持ちのまま、お線香をあげて手を合わせた途端、胸いっぱいに安心感が広がる感覚が起こった。

安心感を胸に感じたまま手を合わせていると、胸の奥から「安心して楽しんで来なさい」と言われたような気がした。

そのことですっかり気分は明るくなり、夫に空港まで送ってもらうと、人生初の一人で飛行機に乗ることになった。

58年生きてきて、恥ずかしながら今まで一度も一人で飛行機に乗ることがなかった。
幸か不幸か、出かける時はいつも誰かと一緒だった。

飛行機が苦手で、できるだけ飛行機には乗りたくないのだが、なんせ安心して楽しんでおいでとご先祖様に言われた?ので、今回は一人でも安心して飛行機に乗ることができた。

問題は羽田空港に着いてから・・・方向音痴なので、広くて人が多い東京を通って、間違いなく娘の住む町まで行きつくことができるのかが不安だった。

しかし、これも去年の秋に行った時のことを憶えていたので、なんなくクリア。
何の問題もなくスイスイと娘の待つ町へ着いた。

アパートに着くと、娘は自分でほとんどの荷物の箱詰めをしていて、思っていた通り私がすることはもうあまりなかった。

そこで引っ越し業者が来る日まで余裕があったので、最後に娘の住んだ町をたくさん散策することにした。

たくさん楽しみなさいってご先祖様も言われたしね。
(たくさんとは言っていなかったかな?)

それはそうと、とにかく楽しもうということで、娘がおススメのパスタのお店に行ったりカフェに行ったりと、久しぶりに食べて遊んで楽しく過ごした数日間だった。

すこし旅の思い出の紹介をさせていただきますと、娘の住んでいた町、群馬県高崎市はパスタの町なのだとか。

娘曰く、群馬県は小麦の栽培も盛んで小麦で町おこしができないかと考えていたそうだ。

「小麦粉を使ったお好み焼きは大阪が有名だし、うどんは香川県が有名だし、他になにか小麦粉を使った料理はないものか・・・そうだ!パスタはどうだろう」という会話があったかどうかは知らないが、とにかくパスタを提供するお店が町中に多くある。

そして、毎年「キングオブパスタ」というパスタの一位を決めるコンテストが行われるそうで、最近は優勝したパスタがテレビの全国放送に流れるなどして知名度を上げてきているようだ。

そのキングオブパスタで昨年優勝したパスタも食べて来た。

バンビーナの「えびジェノパスタ」↓



塩味がベースのスープにエビのフリットがのったパスタ。ジェノバソースとレモンの酸味が美味しかったです。

もう一軒。老舗ボンジョルノで娘一押しの「ハーブ豚のカッチャジョーネ」



こちらはキングオブパスタの初代優勝パスタだそうで、見た目からしてこってりがっつり系であり、噂によると普通よりもずいぶん量が多いとか。
噂通り大盛りのパスタが出てきて、最初は全部食べられるか不安だったが、これが美味しくて完食してしまった。

ところでボンジョルノに限らず、群馬のパスタはどこも一皿の量が多いそうで、「ここは普通盛りだわ」と思ったバンビーノでは、周囲のお客さん達がみんな揃って大盛りを注文していたのに驚いた。

「パスタの量が多いのに慣れているから普通だと物足りないんだよ」と娘。

しかし郷に入っては郷に従え、小食で鳴らしている私も群馬のパスタは美味しくて残さず食べることができた。
「やればできるじゃん、私の胃腸」と、お腹をさすってあげた。

美味しかったと言えば意外だったのはコーヒーで、これが街中のカフェは当然のことながら、レストランのドリンクバーのコーヒーも、朝食を食べたホテルのレストランのコーヒーもみんな美味しい。

お土産屋さんをのぞくと、コーヒーのお土産が置いてあるのできっとコーヒーも自信作なのだろう。
(コーヒー、買って来ればよかった)

そして、最後に娘がどうしても私を連れて行きたい場所があるとのことで、行ってきたのが猫カフェ。

P太郎がいなくなってさびしいだろうと、娘はここの猫ちゃん達の写真を何枚も送ってくれていたのだが、その中で私が気になっていた猫に会いに行こうと言う。

会いたかった子、うしまるちゃん(女の子)↓



このポーズは人間がやらせたわけではなくて、うしまるちゃんが自主的にするのだそうで、この時も自分でこのポーズになってウトウト眠りについていた。

娘が「連れて帰りたい」と叫ぶ気持ちが分かるほど、愛くるしい猫ちゃんたちだった。

そして最終日の朝、一抹のさびしさも感じつつ東京に向かう新幹線の窓から「ありがとうございました」と、町に向かって娘と二人でお礼を言って帰って来た。








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