若い頃と違って、最近、物覚えが悪くなったと感じることが多い、今日この頃。
歳をとると、どうしても脳機能が衰えるのは仕方がないが、少しでも機能低下を食い止める方法はないだろうかと色々と調べていたら、「遊び」が脳を最適な覚醒状態にするとあった。
遊びとは、文字通り好きなことをして遊ぶことで、好きであれば一番のおススメは旅をすることだそうだ。
中高年の旅だからと言ってなにも高級ホテルに泊まったり、豪華客船の旅をしなくても、気が向くままに行ったことのない街や場所に身を置くと、五感がフル稼働し始めて、脳を活性化するそうだ。
また旅に出るのは億劫だという人は、楽器演奏でも、絵を描くことでも、ダンスでも、ボランティアでも、今までとは違ったことをするのが良いそうで、とにかくそれをしていて楽しいと思うことが、脳にとって一番良いのだとか。
ただしギャンブルは、脳にとって良い遊びではなく、ギャンブルに限らず報酬や見返りを期待するものは、脳にとって逆にストレスになるそうだ。
遊びは飽きたら止める、旅に疲れたら帰って来る、遊びに目標や結果を追い求めないなど、中高年になったらゆる〜い遊びを楽しむのが、脳にとっては良いらしい。
というわけで、先日の旅は、脳に良かったのかもしれないと分かったので、今回は散歩をすることにした。
とはいえ、散歩ならいつもしているのだが、脳は新しいことで活性化する、、、と書いてあったので、これまでの家の周りの散歩コースではない所を歩くことにした。
街の中心部の札幌駅からススキノまでは、地下歩道で繋がっているので、寒くても天気が悪くてもウォーキングができる。
途中にたくさんある店や百貨店を見て歩くのもまた楽しい。
というわけで、街の中心まで公共機関を使って行き、まず百貨店で目の保養をしたあと、デパ地下で美味しそうなお菓子とお惣菜を買い、地下街の雑貨屋さんで目が釘付けになった花瓶を買った。
目についたお店を見て歩くだけで、知らないうちにずいぶん歩数を稼ぐものだと思う。
歩き疲れた頃に、行く前にリサーチしておいた安くて美味しいと評判の店に入って休憩をしたが、視覚と聴覚、味覚、触覚に嗅覚の五感が刺激されて、大満足の散歩になった。
たまには、こんな散歩もいいなぁ。
ポットの方が目立ってしまったが、左にあるのが買った花瓶。
(ポットは父が若い頃に使っていた古いもので、穴が開いているので実用はできないが、形が可愛いので飾っている。父の形見になってしまったが・・)
花瓶のレトロな感じが好きで買おうと思ったのだが、あまりに安くて値札を二度見してしまった。
なんと、お値段110円。
昔から雑貨が大好きなのだけど、最近は物を減らすようにしているので、雑貨(花瓶)なんて買うのは久しぶりだった。
庭に花が咲いたら、この花瓶に挿して飾りたいと、今から楽しみにしている。